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2015年1月17日 (土)

ウロボロス〜この愛こそ、正義。なーんちゃって(上野樹里)

毎度おなじみの幻想の特権階級ものである。

たとえば、政権与党か巨悪だとすると・・・日本の過半数以上は悪にくみしているわけである。

悪を抹殺するためには国民の半分を虐殺しなければならない。

そのためには国民の半分が決起しなければならないのだ。

それは無理だと小学生でもわかるために・・・この国では革命が起こらない。

さらに・・・革命が起こったとして・・・革命に参加した全員が支配階級になることはシステム上できない。

そうなると権力闘争が起きて新たなる支配階級が出来上がる。

その闘争に勝利する自信が多くの人にないので革命は起こらない。

中学生くらいになるとわかる話である。

そうなれば・・・一部の成績優秀者は・・・地道な努力で官僚となる。

そうでない人は・・・なんとなく不満を抱えながら・・・こういうドラマを見るのかもしれない。

多くの人間は悪にまみれて生まれ悪にまみれて生きて行くしかないのだから。

で、『ウロボロス〜この愛こそ、正義。・第1回』(TBSテレビ20150116PM10~)原作・神崎裕也、脚本・古家和尚、演出・石井康晴を見た。ウロボロスは「尻尾食い」の意味である。古代から伝承される紋章で様々な分岐があるが・・・基本は蛇が口で尾を咥えた円である。つまり、○を蛇の首尾であらわしている。これは世界が一つであることを意味している。次に蛇が竜となっている場合がある。竜は雌雄一対となり雌竜が雄竜を雄竜が雌竜の尾を咥え○になっている場合と、∞の両輪を形成する場合がある。前者はこの世の二極化を示す。勾玉二つの陰陽の文様などはこのバリエーションである。後者は世界の永遠性を示す。ここまでくるとその意味するところは善と悪の永遠の葛藤や・・・男女の営みを示すようになる。どちらにしろ・・・それは不完全なものが抱える完全なるものへの憧憬を含んでいる。なにしろ・・・滅びぬものなどこの世にはないからである。

児童養護施設・まほろばの施設職員・柏葉結子(広末涼子)が何者かに殺害された。

柏葉結子を慕っていた二人の少年は金時計を持つ男が事件を闇に葬ったのを知りつつ、なす術なく時を過ごす。

しかし・・・二人はウロボロスのペンダントに復讐を誓っていた。

二人の少年は・・・事件の背景に・・・警察権力と闇社会の癒着があることを感じていた。

金時計を持つ男を追い詰めるために二人は・・・光と闇に別れて潜伏する。

やがて、嗅覚に優れた龍崎イクオ(南出凌嘉→生田斗真)は新宿第二警察署刑事課の警察官に・・・。画力に優れた段野竜哉(小林喜日→小栗旬)は裏社会の下部組織・松江組の若頭となっていた。

イクオは警察情報を竜哉に流し、竜哉はイクオに暴力団情報を流し、お互いの手柄にして出世街道を昇っている。

すべては・・・社会の上流に潜んでいる金時計の男を捜し出し、柏葉結子の仇を討つためなのである。

竜哉とイクオにとってはそれだけが正義・・・その他のことは悪なのだ。

しかし・・・金時計の男の正体はまだ謎に包まれている。

犯人検挙率第一位のイクオの相棒となったキャリア組の日比野美月刑事(上野樹里)は検挙率とイクオの能力の落差に不審を感じる。

しかし・・・妙に鼻が利くイクオに食生活を見抜かれ・・・思わず「嗅ぐな」と命じるのだった。

美月の父親の日比野圀彦(光石研)もキャリア組で警視庁勤務だが・・・何故か、娘とは疎遠らしい。

しかし・・・イクオの周辺に何故か姿を見せる。

偶然なのかどうかはまだ不明である。

イクオと美月の上司である三島刑事課長(吉田鋼太郎)は好人物らしいが油断はできない。

隣接する新宿第一警察署刑事課の蝶野刑事(滝藤賢一)はイクオの成果に不審を感じている。油断はできないが殉職もしそうである。

新宿で男性の転落死体が発見される。

美月は「自殺」と見なすが・・・死体の口臭を嗅いだイクオは「自殺する前に餃子なんか食べるでしょうか」と疑問に思うのだった。

餃子好きなら食うだろうとお茶の間の半分は突っ込んだことだろう。

転落死した西田の遺族を訪問したコンビは・・・傷心の母娘と出会う。

娘の由紀菜(山田望叶)は「父親は誕生日のプレゼントを買ってくれる約束をしていた・・・自殺なんかしない・・・誰かに殺されたんだ・・・想像の翼をひろげたから分かる」と主張する。

イクオの中に幼い日の悪夢が蘇る。

「生きていたかったら・・・この件は忘れろ」と告げた金時計の男。

美月は「買えなくなったから自殺したのかもしれない」とは言わなかった。

一方、転落現場近くで車上荒らしが発生し、防犯カメラの映像から常習犯の沢渡(中村蒼)が容疑者として浮上する。

しかも・・・映像の中の沢渡は・・・転落の瞬間を目撃しているかのようだった。

沢渡の捜索を開始するイクオと美月。

一方、竜哉は手下の深町(ムロツヨシ)から対立組織の坂田組の情報を入手する。

転落死した西田は坂田組が黒幕の坂東運輸の社員だった。

坂田組は銃の密輸に手を染めており・・・西田の死はそれに絡んでいる。

西田は何らかの企業秘密を知ったために殺されたのだった。

口封じの魔の手は残された母娘にも及ぶ。

母娘は埠頭の水中から発見されるが・・・情に溺れた坂田組員の失策で・・・由紀菜は息を吹き返す。

「お母さんも死んだんでしょ・・・犯人を殺して」

「警察は人殺しはできないんだ」

「じゃ・・・あたしはどうすればいいの」

唇をかみしめるイクオと美月。

しかし・・・坂田組の西田殺しの犯人は殺害され・・・麻薬がらみのトラブルで沢渡が捜査線上に浮かぶ。

だが・・・イクオは・・・沢渡が犯人とは思えなかった。

イクオに公衆電話から電話する沢渡。

「俺やってないっす」

「俺もそう思う」

「俺見ちゃったんす」

「何を見た・・・」

「・・・」

「沢渡」

沢渡は死体となって発見される。

死体からは麻薬が発見され・・・走り書きの遺書も残されていた。

しかし・・・麻薬の匂いを嗅いだイクオは・・・真犯人を直感する。

捜査にあたった警視庁四谷北署の石森警部(嶋田久作)が同じ匂いをさせていたのだった。

坂田組と癒着していた石森警部は・・・西田殺しに手を貸し・・・顔を沢渡に見られていたのだった。

「犯人はあなたですよね」と深夜の人気のない路上で石森警部を問いつめるイクオ。

「ゲストの被害者が中村蒼で真犯人が俺って・・・結構、豪華だろう」

「ですね」

「警察ってのは・・・犯罪するにはもってこいの組織なんだ・・・一緒に甘い汁・・・吸おう」

「お断りします」

「じゃ・・・死んでもらうぜ」

だが・・・竜哉がバイクで駆けつけ・・・石森は捕獲される。

「聞きたいことがあるんだ」

「なんで・・・お前が・・・こいつと・・・」

「質問しているのは俺だ・・・まず指を一本切り落とす」

「え」

「こいつと違って・・・ヤクザは何でもやれるんだ」

「何が聞きたい・・・」

「金時計のこと・・・知らないか」

「金時計組か・・・噂には聞いたことあるな」

「金時計組」

「風もないのにぶらぶらしてるんだ・・・すごいエリート集団だから・・・」

「なんじゃそりゃ」

「それ以上のことは知らない」

「そうか・・・じゃ・・・さよなら」

「質問に答えただろう・・・」

「反省してても死ね・・・後悔してても死ね・・・償いたくても死ね・・・ 選択肢なんて他にねえんだよ・・・腐った警察官は殺す」

「えええええ」

石森の頭蓋は自分の拳銃の銃弾で粉砕された。

由紀菜は親戚の家に引き取られることになった。

その耳元に囁くイクオ。

「犯人ぶっ殺したよ・・・これは二人だけの秘密だよ」

「刑事さん・・・ありがとう」

由紀菜は微笑んだ。

「あの子に何を言ったの・・・」

「それは秘密です」

「油断できないわね・・・」

美月はイクオに疑いを持つ。

美月の耳元で蝶野刑事が囁いた。

「あいつの目・・・あれは刑事の目じゃないよね・・・あれは犯罪者の目だ」

「つまり・・・犯罪刑事ってこと」

「それは・・・テレビドラマの話だろう」

「でも・・・刑事が善人とは限らないし・・・犯罪者が悪人とは限らないのよね」

「警官がそれを言っちゃダメですよ」

「でも・・・そういうドラマみたいデス」

これって・・・谷間発生か?

とにかく・・・路上で尋問はやめてほしいよね。

ありえない話がありえない感じになるから・・・。

百舌鳥が枯れ木で桜吹雪の果てだけに・・・。

関連するキッドのブログ→アリスの棘

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