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2015年2月22日 (日)

バカだけど可愛い子(広瀬すず)美人で賢い子(石橋杏奈)その和解(杉咲花)

民衆が愚かなのか賢いのか・・・それは難問である。

同じように蓑虫が間違っているのか正しいのかも難問である。

ジャンヌ・ダルクが聖女なのか魔女なのかも難問だ。

様々な難問が世界にはあふれている。

こうした難問に平気で答える人が賢いのか愚かなのかも難問なんだな。

一つだけ言えるのは正解を知るものなどいないということだ。

正解を知っているからと他人の意見を否定する人は不正解なのである。

「人種差別」が間違いなら「人それぞれに個性があること」も間違いだ。

相容れぬ人々と相容れぬ人は相容れていないのである。

そういう人が群れになると恐ろしいことになります。

隔離して監視するべきでしょう。

なるべく穏便に。

で、『校のカイダン・第7回』(日本テレビ20150221PM9~)脚本・吉田智子、演出・南雲聖一を見た。鮮やかに掌を返すその他大勢の登場人物たち。そんな馬鹿なという人たちは現実を知らない馬鹿なのである。数年前、政権交代があった時、新政権は期待されたが期待は裏切られたのである。たちまち政権交代である。新政権はまたしても期待されるわけである。とにかく・・・同じ国民が掌を返しているのである。それでいいのである。次々と総理大臣が交代するのも政治。長期安定政権もまた政治なのである。多くの国民はあまり深く考えず、その時に期待できる誰かを期待する。このドラマではそれがデフォルメされて描かれているだけで・・・世の中というものはそういうものなのである。

明蘭学園高等学校の生徒会長・ツバメ(広瀬すず)の演説(スピーチ)には演説台本があり、別人のスピーチ・ライターがいた。

ツバメの言葉に感動していたと信じていた人々はそれが見知らぬ誰かの言葉だったことにショックを感じる。

オレオレ詐偽の被害者が感じる嫌悪感である。

息子だと思っていたら赤の他人だったのだ。

騙された自分にも騙した相手にも嫌悪感を感じるのだ。

民衆の動揺に付け込む学園の女王・麻生南(石橋杏奈)は演説台本を証拠としてツバメに突きつけるのだった。

ツバメは事実を否定できないのだ。

革命家は一瞬にして詐欺師に転落したのだった。

あわてたツバメは丘の上の洋館に潜む車椅子の怪人・雫井彗(神木隆之介)に面会する。

「これは・・・どういうこと・・・」

「鍵を閉め忘れちゃった」

「え」

「原稿を盗まれた以上・・・すべては終わりだ」

「どういうこと・・・」

「革命は失敗・・・謀反人は死刑」

「そんな」

「残念だったな」

「でも・・・せっかく・・・ここまで」

「ここまできたのにって・・・どこまできたのさ・・・生徒会役員を味方につけ、クラスメートを仲間につけ、ついにはプラチナエイトも切り崩した・・・残るは女王ただ一人・・・学校のっとりは目前だ・・・それでお前はのっとった学校をどうするつもりだったんだ」

「私は・・・」

「ほら見ろ・・・お前は何一つ成し遂げていない・・・自分が何をしたいのか・・・そんなこともわからないバカなんだ」

「・・・」

「だから・・・革命ごっこは終わりだよ・・・御帰りはあちら」

翌朝・・・布団の中に引き籠るツバメ。

ツバメの祖父の徳次郎(泉谷しげる)は声をかける。

「学校にいきなさい」

「いきたくてもいけないんだよ」

「それは・・・ある程度経験をつまないとな」

「何の話」

「あの男と付き合いだして・・・お前は変わった・・・やることやってんだろう」

「やってません」

「一度くらい失敗しても・・・またトライすればいいんだよ」

「・・・」

「習うより慣れろだぜ」

仕方なく登校するツバメだった。

ツバメに対する敵意は半端ないのだった。

一般生徒はもちろん・・・プラチナエイトや生徒会役員たちもツバメに冷たい。

副会長油森(須賀健太)や会計玉子(清水くるみ)までがツバメから目をそらす。

ツバメに対する失望は期待していた自分自身への失望に他ならないからである。

権威を回復した学園の女王はすべてを王政復古するのだった。

バスも娯楽室も特権階級の手に戻って行く・・・。

切羽詰まったツバメは車椅子の怪人と出会ったベンチへ向かう。

しかし・・・怪人は女王のロールスロイスに乗り込むのだった。

「えええええ」

女王は謝礼金を取り出す。

「はい、百万円」

「ふふふ」

「あなたのことは調べさせてもらったわ」

「・・・」

「本名は・・・イセザキ・トオルなのね・・・」

「俺のことはどうでもいい・・・」

「手を組みたいの・・・あんな子に私の学園を渡せないもの」

「これはもらっておくよ」

怪人は謝礼金を受け取るのだった。

外部の人間によって混乱をもたらした件でスクールカウンセラーすみれ(野波麻帆)に事情聴取を受けるツバメ。

「知らない人に・・・ついていったの」

「・・・はい」

「そして・・・いろいろされたのね」

「されてません」

ツバメは洋館を訪ねる。

しかし・・・扉は閉ざされていた。

「屋敷の持ち主は海外にいるそうだ・・・そこには誰も住んでいないんだよ」

生徒会顧問教師(金山一彦)の出番は確保されたのだった。

だが・・・革命家として目覚めたツバメはレンガによる実力行使で窓ガラスを叩き割るのだった。

「おいおい・・・器物損壊に不法侵入で完全に犯罪だぞ」

「どうして・・・」

「だから言ったろう・・・遊びは終わったんだよ」

「私は・・・あなたのことを・・・」

言葉を飲み込むツバメだった。

信じていた・・・なのか。それとも・・・好き!・・・なのか。

学園ではツバメ追放のための署名活動が始っていた。

生徒の総意としてツバメの退学が歎願される勢いである。

しかし・・・キングの夏樹(間宮祥太朗)とみもりんこと美森(杉咲花)はツバメの身を案じる。

「このままでいいのか」

「本当に私たちを騙していたの」

「言葉は教えてもらったけど・・・言ったことは・・・私の本心・・・心からの気持ちだった」

「・・・」

副会長油森(須賀健太)や会計玉子(清水くるみ)はついに追放反対の署名活動を始める。

しかし、「お前たちまで洗脳されたのか」と仲間に罵られる始末である。

金時教頭(生瀬勝久)はツバメに自主退学届の提出を命じるのだった。

「もう・・・この学校に君の居場所はないだろう」

その頃、女王と怪人は密会していた。

「あなたの本当の狙いはなんなの」

「・・・」

「何故、あんな子を唆したの」

「学校をぶっつぶすためさ」

「何よ・・・それ」

「君こそ・・・どうしてあんな子のことを気にするんだ」

「・・・」

「君は何でも持っている・・・ひとつのことを除いては」

「私が何を持っていないって言うのよ」

「愛されていない」

「何ですって」

「美しく賢い君が愛されていないのにそうでないものが愛されるなんておかしいよな。あの子が愛されるのはバカだからだもの。でも・・・それが君を傷つけた。君はうらやましくてひがんであの子をいじめたわけだ」

「・・・」

「だって君は・・・愛されたくて愛されたくてリストカットしちゃうかまってちゃんだもの」

女王は隠していた傷跡を怪人に目敏く指摘され蒼ざめる。

「これは違うよ・・・」

ツバメに同情するキングとミモリンが集う。

「追放反対の署名・・・集まりが悪いみたい・・・」

「仕方ないよ」

キングもミモリンも追放反対に署名していた。

そのことを知った女王は唇をかみしめる。

ツバメの元へ怪人からの着信がある。

「なによ・・・」

「女王を捜せ・・・大変なことになるかもしれない」

「大変なことって・・・」

「あそこかもしれない」

女王の側近だったミモリンは最悪の状況を察するのだった。

夜の校舎の屋上に佇む女王。

かけつける反乱トリオ。

「何しに来たの・・・まさか私が飛び降りるとでも」

「よかった」

「近付かないで飛び降りるわよ」

「え」

「私たちはあなたを心配しているのよ」とミモリン。

「裏切り者のくせに・・・私はただ・・・自分のテリトリーを確かめていただけ」

「テリトリー」

「そうよ・・・私の支配する学園・・・あなたが追放されるこの地よ」

女王はプラチナエイトの指輪を投げつけると・・・立ち去る。

「女王の家には大きな鏡があるの・・・女王の親は音楽家で世界中を飛び回っている・・・彼女にあるのは大きな鏡だけ・・・だから心がからっぽになってしまたのかも」とミモリン。

ツバメは女王の孤独を感じるのだった。

ツバメは様々な気持ちのこもったビンタを怪人に炸裂させる。

「ひどいじゃないの」

「なにがだよ・・・まあ・・・白雪姫風の女王様は毎日毎日・・・世界で一番愛されているのは誰と問いかけていたんだろうさ・・・おとぎ話とちがって鏡は答えてくれないんだ」

「・・・」

「前にも言っただろう・・・男はみんな動機が不純なもてたいためのロックンローラー」

「百恵ちゃん・・・」

「女はみんないっそいきなり消えたらどのくらい私を探してくれるかなチヤホヤしてよチヤホヤしてよねえチヤホヤぐらいできるでしょうなんだって」

「ソニンちゃん・・・って誰が昔の歌手の話をしろと」

「答えはでたのかい」

「答え・・・」

「それを明日スピーチするんだ」

「そんな・・・今さら・・・私の話なんてみんな聞いてくれないし」

「ジャンヌダルクは百年戦争で農民の娘なのにフランスを救うために戦った・・・ところが王様は彼女を裏切って魔女として火炙りにしたんだ・・・でも火炙りにされたその潔い姿を見て民衆はまた立ち上がる」

「ええと・・・私に死ねって言うの」

「いいや・・・最終兵器はこの僕さ」

「えええ」

「黒幕の登場はなんてったって盛り上がるもの」

ツバメは指示用イヤホンを受け取るのだった。

教頭は理事長兼校長の誉田蜜子(浅野温子)が取材のために外出中のタイミングを狙ってツバメの自主退学届を受理しようと目論む。

ツバメの最後を見届けようと集まる生徒たち。

ツバメの後援者たちは無力だった。

「さっさと退学しなさいよ」と女王。

「・・・」

「あの男の正体を教えてあげる・・・あの男はね」

「ここにいます」

「え」

塔の上に現れる車椅子の怪人。

「愚かな奴らよ・・・みんなバーカだなあ。貴族たちに虐げられた時は黙ってうつむき・・・革命者が現れれば追従し、革命が失敗したら裏切られたと嘆き・・・自分ってものがないのかよ。クルクルクルクル風見鶏か。ノータリンか。烏合の衆か。いや・・・蓑虫か。風に揺られてブーラブーラか。知ってるか。蓑虫はガになるんだぜ。しかもガになるのは雄だけなんだ。雌は大人になっても羽根も足もない。ずっとずっと蓑の中。蓑の中で一生を過ごし最後は蓑から落ちて死んでいくんだ。自分で何もしない奴はみんなメスの蓑虫だ。裏切られた。騙された。誰にだよ。バカの言葉に踊らされたのは自分じゃないか。だけど・・・踊ったのはそれが正しいと思ったからだろう。正しいと思ったのは自分自身なんだろう。だったら騙されたなんて怒るのはおかしいじゃないか。それは自分自身を裏切ったのと同じだ。影でこそこそ言ってる奴らが矢面にたっている奴をアレコレ言うのはおかしいだろう。騙されたことで自分を責めるな。人を信じることができたと自分を褒めてあげればいい。本当のことなんか誰にも分からない。車椅子に座ってたら足が不自由に決まってるとか・・・どうしてそう思う」

怪人は立ち上がる。

「クララも立つし、俺も立つ。さあ・・・驚いたついでにバカの話も聞いてやってくれ・・・たった五行の辛抱だ」

唖然とする一同。

ツバメは語りだす。

私の夢は学園をみんなが笑いあえる場所にすること

そのためにどうすればいいかをみんなで一緒に考えること

一人残らずみんなが愛されること

そのために自分を愛したい

自分を愛せない人に他人を愛することはできないと思うから

見つめ合う女王と生徒会長。

女王はツバメの追放嘆願書を破り捨てる。

みもりんは指輪を女王の掌に戻す。

「こんなものに意味はない・・・こんなものなくても私はあなたと一緒にいるから」

女王は微笑んだ。

「お前たち・・・何をしている」

教頭が登場である。

「私・・・退学しません」

「何」

ツバメは退学届を破り捨てる。

「私がポイッと捨てたんじゃありません・・・風が攫っていったのです」

「ゴミは屑籠にね・・・」

生徒たちはまたもや一致団結したのだった。

教頭は歯ぎしりである。

校長はツバメの担任教師(金子ノブアキ)に教頭の動向を探らせていた。

「そう・・・あの子が返り咲いたの・・・」

校長は特別採用枠の成果をマスメディアに売り込みにかかるのだった。

校長もまだ正体を明かしていないのだった。

丘の上の洋館で怪人に感謝するツバメ。

「ありがとう」

「いや・・・御蔭で俺も起つことができたよ」

「・・・」

何が勃ったのか・・・想像して赤面するツバメ。

なにしろ・・・ツバメは怪人に恋をしているのだから。

一人になった怪人は剣を抜く。突き刺したのは第一期トクサの記念写真。

そこに写るのは若き日の怪人の姿だった。

「これで・・・学校を消滅させる手筈は整った」

つづくのである。

関連するキッドのブログ→第6話のレビュー

今回はみのむし様を思わず思い出しましてございます(じいや談)

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コメント

あまりのあまりな感じで、ソフトバンクにMNPしようかと思ってしまう今日この頃です(笑)。

ていうか、石橋杏奈の膝小僧というのも強烈だったのですが。

なんの欄でしたっけねここ(~_~;。

投稿: 幻灯機 | 2015年2月25日 (水) 20時36分

movie✪マジックランタン✪~幻灯機様、いらっしゃいませ~✪マジックランタン✪movie

ふふふ・・・。

ドラマは世界革命史のダイジェストみたいなことになっていて
神木隆之介の怪人演技もなかなかなのですが
男子たるもの
ヒロインの圧倒的な可愛さに
萌えるしかないのですな。

わ・か・り・ま・す~。

さらに女王様、眼鏡っ子、そしてちびっ娘と
強烈な萌え要素満載の脇役陣。

土曜日はまさに目の保養地でございますtyphoon

投稿: キッド | 2015年2月26日 (木) 01時03分

まだ途中見なので第二次コメントでこんにちは。
ですねーですねー>萌え脇役

「なぜこのコはこんなに愛されるのかしらね」

当初計画では能年玲奈が予定されていたが「女子高生役は無理」と事務所側が辞退……という噂を聞きましたが、あててみたら大正解! どう考えても広瀬すず(その声色と口調!)じゃなきゃヤダヤダヤダ…という感じ「なんだしー」♪

しかし石橋杏奈には早くつのだじろう原作のドラマで主演させてあげてほしい。いますぐ(笑)。

投稿: 幻灯機 | 2015年3月 2日 (月) 22時41分

movie✪マジックランタン✪~幻灯機様、いらっしゃいませ~✪マジックランタン✪movie

ドラマとしてはいろいろとアレな本作ですが
とにかく一部お茶の間は
絶対に見逃したくない気持ちになるという
アレですね。

校長は誰の代弁者なのでしょうか。

能年玲奈がやってできないことはないでしょうが・・・
そうなると結構、スルーしている
リアリティーのないエピソードが
問題になってくる予感・・・。

主人公が踊らされている感じが
主体性の問題としてもっとクローズアップされてきますよねえ。

きれいごとばかり
いわされてんじゃねえよ・・・と言っちゃいそう・・・。

石橋の杏奈氏の
ピンクの忍者装束・・・いいですねえ。
ピュンピュン丸のさゆりかっ。

「恐怖新聞」的ホラーも。

まあ・・・なんでもできますな。typhoon

投稿: キッド | 2015年3月 3日 (火) 06時19分

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