まれ・・・めったにないいい名前(松本来夢)でも人間ってそれだけでは生きていられない(戸田恵子)マチルダさ~ん(中川翔子)
ヒロインの土屋太鳳はまだおあずけである。
だから・・・もう一回くらいレビューするだろう・・・連続テレビ小説第92シリーズである。
現代劇で美少女のヒロインは朝ドラマでは視聴率的に厳しいのが普通である。
その理由はあえて語らない。
ここではキッドのブログにおける脚本家・篠﨑絵里子について振り返っておく。
ここまで表記は誤字である篠崎絵里子になっている。
「﨑」だと検索しにくいからな。
初登場は早い。「クロサギ」(2006年)である。
当時のレビューは短いが・・・原作ものとはいえ・・・豪華メンバーでなかなかに見せるドラマだった。
次が「有閑倶楽部」(2007年)である。超有名原作で・・・そこそこという感じ。
そして「だいすき!!」(2008年)である。キワモノドラマだが・・・構成力とセリフに手堅い手腕を感じさせた。何と言っても「鹿男」を視聴率的に圧倒したところが・・・凄いのだった。
この年の夏ドラマはキッドじいや的に「CHANGE」「コード・ブルー」「Tomorrow」というお嬢様三本立てというイベントがあったわけだが「Tomorrow~陽はまたのぼる~」がレビュー対象になっている。オリジナルということでやや主題の展開にたどたどしさが残ったが・・・相変わらず手堅いのである。
「キャットストリート」は爽やかな印象を残している。
手堅い総合力が発揮されたのが「スマイル」である。素人のような脚本家がグダグダにしたドラマを受けて最終回直前に起用され・・・なんとか立て直すという力量を示す。
「ヤマトナデシコ七変化♥」はまた原作もので・・・無難な印象だが・・・ドラマとしてアニメを越えられなかった感じは仕方のないところかもしれない。
「恋とオシャレと男のコ」は深夜なので特に言及しない。
「東野圭吾ミステリーズ・最終回・再生魔術の女」「花の鎖」「紙の月」と・・・湊かなえや角田光代などの文芸あるいはミステリもこなすようになる。
そして映画「あしたのジョー」である。ものすごくまとめたよね。
つまり・・・なんにせよ・・・手堅いという脚本家なんだな。
そして・・・キッドはなんだかんだ・・・高めの評価をしているという・・・。キッドじいや中心だけどな。
まあ・・・そういうわけで・・・きっと手堅い朝ドラマになると考えます。
で、『まれ・第1回』(NHK総合20150330AM8~)脚本・篠﨑絵里子、演出・渡辺一貴を見た。語り・戸田恵子である。大河ドラマがシャア(池田秀一)なのに朝ドラマがマチルダ・アジャンって・・・しかも、元夫婦だ・・・あの世代なのか。ただし・・・ブリブリな感じでナレーションしています。ヒロインがパティシエになるというスイーツなメルヘンだからかっ。
父・津村徹(大泉洋)、母・津村藍子(常盤貴子)という強力な両親の元に生まれて来た希(松本来夢→土屋太鳳)である。
「希」とは織った布であり、糸からすれば成ったものだ。そこから・・・成りたいと願うことや、珍しいものといった意味が派生してくる。しかし・・・稀な望みとなれば・・・実現が困難な夢想のニュアンスも生じるわけである。
はたして・・・まれなドラマになるのかどうか・・・手堅い脚本家だけに・・・奇妙な感じがいたします。
で・・・両親は「素敵な夢を実現させる子になってもらいたい」と願ったわけである。
ひょっとしたら入浴剤を発明するのか・・・だれがお湯が緑色になる話をしろと・・・。
しかし・・・そう願う父親が・・・ものすごく・・・夢見がちな男・・・しかも実行力なしのダメ親父だったために・・・希は・・・ちょっとねじくれた子供に育ってしまったのだった。
いきなり・・・自己破産である。
津村一家は夜逃げ同然で・・・石川県・能登半島に都落ちである。
まあ・・・藍子夫人はお風呂に沈められなくてよかった。しかし、そうなれば借金返済なんてあっという間じゃないのか。・・・おいっ。
とにかく・・・闇金ウシジマくんが絡んできそうな父親の性格設定なのだった。
「お父さん、正座しなさい」
「一発あてるからね」
「やめてよ・・・地道にコツコツしてよ」
親に小言を言う小学生である。
まあ・・・ヒロインの幼少時代なのでこんなものなんだな。
成長すると・・・ヒロイン・トリオには蔵本一子(清水富美加キター!)や寺岡みのり(門脇麦)が加入する。
一家は縁あって寂れた民宿に転がりこむのだが・・・経営者が桶作元治(田中泯)と桶作文(田中裕子)というこれまた重厚な布陣である。
とにかく・・・共演者は・・・なんだかんだ豪華の極みなんだな・・・キッドの好みで言うと中村ゆりか、中川翔子、ふせえり、鈴木砂羽、おりかえして柳楽優弥、小日向文世、ガッツ石松、篠井英介、中村敦夫である。
うっとりします・・・。
とにかく・・・やはり・・・手堅く始ったのです。
一回くらいは・・・かわいいよ、まれかわいいよを言いたいと思うのです。
関連するキッドのブログ→マッサン
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コメント
じいや、最高級のおかゆセットをありがとうございました。
お陰様でくうの風邪もだいぶ回復いたしました。
だから夜桜パーティもそろそろOKですわ。
やっと洋酒から日本酒に戻ったよパーティということで、桜醸造酒「希」をお届けいたしました。
おつまみは…和菓子もいいけどケーキもね…
あらら結局、洋ものかいっ…
って事で、いつの間にか新朝ドラが始まってしまいましたわね。
そっか…脚本家は堅いのか…
あまりイイ印象は無かったのだけど
>素人のような脚本家がグダグダにしたドラマを受けて最終回直前に起用され・・・なんとか立て直す>「スマイル」
と言われたら、もの凄い腕の持ち主のように思えてきました(笑)
まぁ現代ものですしね…AKだし、「ん」も付いてないし…まったり見る予定です。
とりあえず、泯さまが出ているだけで嬉しいのでした。
4月期もよろしくお願い致しまする。
投稿: くう | 2015年3月31日 (火) 00時48分
桜も満開となり
確定申告も終わり
卒業式も終わり
学生たちは宿題のない春休みを満喫。
春のパーティーも近付き
お屋敷のキッチンでは
ただ今、各種ベリーのスイーツ製造中でございます。
ストロベリーのムース
ブルーベリーのタルト
ラズベリーのチーズケーキが仕上がったので
ご賞味くだされませ。
この脚本家は手堅いのですが
裏を返せば地味なので
インパクトにかけるのかもしれませんな。
展開がものすごくベタなので
「あまちゃん」かっと何度か叫びそうになりましたぞ。
まあ・・・朝ドラマはそういうお約束も必要ですからな。
輪島の朝市は・・・ある意味、定番のようなものですし。
とにかく・・・にぎやかなメンバーが
嬉しい感じでございます。
相棒妻がミラクル三井につっこむという
テレ朝な展開にもうっとりでございましたし・・・。
とにかくガッキーを死守した「スマイル」の
ピンチヒッターぶりが好印象の脚本家です。
この辺りで花開いてもらいたい気もするのですな。
はたして・・・コンテンポラリーな朝ドラになるのかどうか・・・そこが見所ですな、
四月期は週中盤から週末にかけての処理が大変そうな気がいたします。
とにもかくにもよろしくお付き合い下されませ。
投稿: キッドじいや | 2015年3月31日 (火) 02時04分
『Mother』→『Woman』→『まれ』と、田中裕子がどんどんダークになってゆく…(~_~;。
「家族割引」ってのも『あまちゃん』のオマージュなんでしょうか。ガッツ石松が「ok、ok!」って寸止めするだけででニヤニヤしてしまうのだから、視聴者チョロい!って思われているかもなぁ……。
投稿: 幻灯機 | 2015年4月 2日 (木) 20時17分
まあ、うっかりさんの時点で闇ビジネスの関係者でしたからね。
今回はある意味、かたぎの人でございます。
家族割引と聞くともうパッカーンしか思い浮かびません。
まあ・・・子役時代はあくまで
主人公のキャラクターの紹介ですから
フリとしてはノーマルですねえ。
キッドとしては常盤貴子を見ているだけでも
満足な朝でございます。
チョロいのでございます・・・。
投稿: キッド | 2015年4月 3日 (金) 03時32分