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2015年3月 3日 (火)

人は誰でも恋をするもの(杏)俺になんの断りもなくいやらしい事しやがって(長谷川博己)

人は自分が愛しているものを貶されると怒りを感じる。

それは本当に愛しているのが自分自身だからである。

「愛するより愛されたい」も「愛されるより愛したい」も嘘で「愛しているものに愛されたい」が本音である。

親が子供を愛し、子供が親を愛するのが原点だからだ。

「恋」は「愛」ではない。

欲しいものを手に入れたいという欲望。

欲しいものを手に入れるためには自分さえも犠牲にできる心の病だ。

「ゴリラーマン/ハロルド作石」を愛読する男は「マンハッタンラブストーリー」の主人公を極端な無口に設定したりする。

「愛するより愛されたい」と聞いて「愛されるより愛したい」を思い出す人はKinKi Kidsのファンだ。

「パシフィック・リムの点数低すぎ」と思う人はおタクだ。

みんな・・・自分の愛するものを愛してもらいたいのだ。

それは・・・自分を好きになってもらいたいから。

まあ・・・誰にも愛される誰かなんて・・・無理なのだが。

で、『デート〜とはどんなものかしら〜・第7回』(フジテレビ20150302PM9~)脚本・古沢良太、演出・石川淳一を見た。谷口巧(長谷川博己)の書棚では「ゴリラーマン」が何度か目につくように配置されている。コミックのジャンルの一つである「ヤンキーもの」はどこか屈折を感じさせる。そもそもコミック作家たちはみんなおタクでヤンキーにカツアゲされる存在である。しかし、コミックの読者には一定数のヤンキーがいる。つまり、ヤンキーもののコミックはおタクがヤンキーに媚びを売っているビジネスなのだ。・・・おいっ。教育評論家の父と絵画教室経営の母を両親とするサッカー少年が・・・本人はあまり、ヤンキー的ではないが・・・友人にはヤンキー兄妹がいて・・・ヤンキーたちがなんとなく活躍するゴリラーマンを愛読するというのは屈折のひとつの象徴なのである。おタクは心の底ではヤンキーに憧れているんだなあ。

十三年前・・・チビ依子(内田愛)は胃潰瘍で入院中の母親が実は末期がんと知り、病室で生前の小夜子(和久井映見)に問い正す。

「嘘をついたのですか」

「あなたのためよ・・・お母さんが死んだら・・・あなたはショックを受けるでしょう。まあ、私はあなたにとってどうでもいい人かもしれないけど」

ショックで泣きだすチビ依子。

「ウソよ・・・あなたに泣かれるのが面倒くさかっただけなの・・・私のためについたウソなの・・・ごめんね」

小夜子はチビ依子を抱きしめる。

チビ依子は・・・母親のために泣かないと決めた。

2015年1月初旬・・・。

巧は藪下依子(杏)に母・留美(風吹ジュン)の病状を説明する。

「空腹時に痛みがあって食欲がないんです・・・検査で異常はなかったんですが」

「それは心配ですね・・・セカンド・オピニオンを求められることを推奨します」

「どこか・・・いい病院をご存じないですか」

「わかりました・・・しばらくお時間いただけますか」

「はい」

依子から紹介された中央医療センターで留美は医師から検査の結果を知らされる。

「胃潰瘍だったそうです」と巧は依子に報告する。

「胃潰瘍」は依子にとって邪悪な記憶を思い出させる病名だった。

手術が必要な状態だったために・・・入院し1月19日に手術することになる留美。

それ以来・・・沈みがちな様子を醸しだすのだった。

入院中の留美を見舞った依子は・・・。

「あなた・・・本当に巧と結婚してくれるの」

「今、結婚についての契約条件を協議中です」

「でも・・・好きじゃないんでしょう」

「・・・」

「いえ・・・責めてるけじゃないの・・・ただ・・・ニートを押しつけるみたいで・・・あなたに申し訳なくて」

依子の中で疑惑が確信に変わるのだった。

依子は父・俊雄(松重豊)に末期がん患者への対応について意見を問う。

「お母さんがガンだと分かった時は茫然としてしまって何も考えられなくなった。お母さんが逝った後で・・・ああしてやればよかった、こうしてやればよかったと後悔したよ。今もずっと後悔している」

依子は・・・巧に同じ後悔をさせたくなかった。もちろん・・・巧に好きになってしまったからであるが・・・本人に自覚があるのかどうかは不明である。

「何を言ってるんだ」と巧。

しかし・・・ヤンキー兄妹は・・・。

「そういえば・・・絵画教室を私に継いでほしいとか・・・」と島田佳織(国仲涼子)・・・。

「この間、巧の母ちゃん・・・葬儀社から出て来たぞ・・・まさか・・・自分で葬式の手配を」と宗太郎(松尾諭)・・・。

「この間の夜・・・土地の権利証とか・・・整理していた」と巧も思い当たってしまう。

「巧さんに心配をかけたくないので嘘をついているのではないでしょうか」と依子。

「そんな・・・」

「医師に聞いても守秘義務があるので教えてくれないでしょう・・・私たちは留美さんが隠したいと思うならそれに合わせるべきです」

「でも・・・」

「私たちは留美さんの生きている間にできることをするべきです」

「・・・」

「結婚の報告をして安心させてあげましょう」

「う」

結婚についての条件について真剣に検討を始める二人だった。

「この朝食のメニューって・・・」

(月)米飯、豆腐とわかめの味噌汁、サケの塩焼き、納豆

(火)トースト、サラダ、ヨーグルト

※ただし、第二火曜は野菜しか食べない日

(水)米飯、ホウレン草の味噌汁、野菜の煮物、たくわん、納豆

(木)トースト、玉子焼き、サラダ

(金)米飯、ジャガイモの味噌汁、アジの干物、納豆

※ただし、第一金曜は野菜しか食べない日

(土)米飯、ネギの味噌汁、焼き海苔、たくわん、納豆

(日)トースト、スクランブルエッグ、サラダ

「お小遣いが一月五千円って・・・」

「充分、文庫本が買えます」

「セックスは週三回、二十一時からって・・・」

「何回だったらできるのです」

「そういう問題じゃない」

「休憩をはさみましょう」

「もう・・・恥ずかしいんだから~」と一人身悶える巧。

階下で入院の支度をしている留美は巧の父親の写真を見ていた。

「いつ頃・・・亡くなったのですか」

「誰が」

「この方・・・巧さんのお父様ですよね」

「死んでないわよ・・・十三年前に出ていっちゃったの」

「え」

「籍もそのままだし」

巧を問いつめる依子だった。

「あんなの父親じゃない・・・音信不通だよ」

「戸籍上の父親なら結婚後は私の義理の父になります・・・放置できる問題ではありません」

「谷口勉・・・元・教育評論家だよ・・・今はどこにいるかも知らない・・・死んでる可能性もある」

「生きています・・・ブログをなさっています」

「え」

「世捨て人の晴耕雨読日記」

管理人のプロフィール

谷口務・1953年11月2日生まれ

元・教育評論家

元・神奈川県青少年教育促進委員

「映画評論なんかしやがって」

「チャットができます」

「やめろ」

「お父さんが家出した原因は・・・」

巧だった。教育評論家の息子がニートでは世間体が悪い。

父子喧嘩が夫婦喧嘩になり家庭内暴力で警察に通報され父は家を出たのだった。

巧の父親の家を訪問する二人。

谷口務(平田満)はすきま風の入る貧しい部屋に棲む警備員だった。

「藪下依子と申します」

「まあ・・・入りなさい・・・落花生しかないけど」

しかし・・・部屋を観察した巧は女ものの化粧品、日本ある歯ブラシ、二人分の寝具、赤と黒の女性用下着などを発見し・・・女の影に激怒するのだった。

「帰ろう・・・母はずっと一人だったのに・・・あの男は若い女とよろしくやってんだ」

「分かりました」

とにかく・・・十三年前・・・依子は母を亡くし・・・巧は父親と喧嘩別れしていたのだった。

夜を徹した協議は続く。

「慰謝料は欲しい・・・僕には生活力がないし・・・だけどどうして離婚のことまで」

「離婚後の子供の親権ですが」

「子供の親権は譲れない」

「私がお腹を痛めた子供ですよ」

「育てたのは僕だ・・・毎日、幼稚園の送り迎えをして・・・」

その頃・・・兄妹は鷲尾豊(中島裕翔)を呼びだしていた。

「ラストチャンスだ・・・明日、二人は入籍するから」

「・・・」

佳織と二人きりになった鷲尾は問いかける。

「あなたは・・・それでいいのですか」

「・・・」

「巧さんのこと・・・好きなんでしょう」

「こっちが・・・いくら好きだって相手が好いてくれなかったら・・・みじめになるだけよ」

「・・・」

ついに・・・合意に達した巧と依子。

「明日、帰りに婚姻届を区役所からもらってきます」

翌日、鷲尾は依子を呼びだすのだった。

「もしも・・・巧さんが婚姻届にサインしなかったら・・・僕にもチャンスをください」

「え」

「僕が依子さんを好きだっておわかりでしょう」

「いいえ・・・そういう通達がなかったので」

「え」

その頃、巧は手術前の母と会話をしていた。

「もしもの時は・・・行政書士に頼んであるから」

「たかが胃潰瘍の手術で大袈裟だなあ・・・ああ・・・なんだかお腹がすいちゃった・・・食堂でなんか食べてくるよ」

顔で笑って心で泣いている巧は屋上で号泣である。

「お母さん・・・死んじゃ嫌だよ・・・」

依子が病院に到着する。

留美は夫の写真を見つめていたのだった。

板橋区都市計画課長としての勤務中の俊雄は娘からの電話に応じる。

「十三年前に離別した配偶者の写真を今も大事に保管し見詰めている人物の気持ちを類推して教えてください」

「もう一度・・・言ってくれ」

依子はバイクで巧の父を迎えに行くのだった。

兄妹が病院に到着する。

「合意したのか」

「一応」

そこへ・・・依子が務を伴って到着する。

「あの人・・・なんだかすごく懐かしい感じだぞ」と兄。

「巧くんのお父さん・・・」と妹。

「死を目前にした配偶者と逢いたがっている配偶者が面会することを止める権利はありません」

「たとえ・・・そうだとしてもこんな奴・・・」

突然、土下座をする務。

「すまない・・・しかし・・・彼女が末期ガンと聞いて頭が真っ白になってしまった・・・私にできることは・・・彼女を看取ることだけだ・・・」

「わざとらしいんだよ・・・わざと貧乏暮らしなんかしやがって・・・」

「全部・・・あなたのせいではないですか」

「・・・」

「面会を許してあげないのなら・・・婚姻届を破ります」

しかし・・・巧は婚姻届を自ら破り捨てる。

「家族の再生なんて余計な御世話だ。なんでもテキパキしやがって・・・まるで、母さんが死ぬのを望んでいるかのようじゃないか。僕はもうやめた。茫然として何が悪い。母さんが死ぬって聞いて冷静でいられるか。結婚なんてしなくていい。母さんのそばにずっとついている。母さんだってそれを喜んでくれるはずだ」

「死ぬって誰が死ぬの」と留美。

「末期がんなのか」と務。

「いやねえ・・・胃潰瘍よ」

そこへ・・・看護婦が迎えにやってくる。

「手術の時間です」

「看護婦さん・・・母は胃潰瘍なんですか」

「そうですよ」

「守秘義務ですね」

しかし・・・手術はあっという間に終わる。

「先生」

「手術は無事終わりましたよ・・・三、四日で退院できます」

「え・・・本当に胃潰瘍なんですか」

「もちろん・・・」と主治医は部下に「どうだ、今夜一杯」と問う。

「いいですね」と応じる若い医師。

「ハハハハハ」と和気藹々で去る医師たち。

「守秘義務・・・」と依子。

「これって胃潰瘍じゃね」と妹。

「胃潰瘍だな」と兄。

「誰が・・・末期がんなんて・・・」と務。

一同は依子を見る。

依子は目をそらす。

「君だ・・・君が言い出した」

「・・・だって留美さんが」

アヒル口からキス顔を通りこして唇をつんと尖らせる依子だった。

病室にて一同は術後の留美を囲むのだった。

「どうして・・・身辺整理なんか」

「手術となれば気も弱る。死を前に覚悟するのは人として素晴らしいことだ」

「安心したらお腹すいちゃった・・・あなたの家にあった落花生おいしかったなあ」

「千葉産だからな」

「え」

「十三年ぶりじゃ・・・」

「五年前にバッタリ会って・・・それ以来。週一くらいでね」

「なんで黙ってたんだ」

「照れるものね」

「まさか・・・あの下着って」

「あれは父さんが買ったんだ」

両親がセックスして自分が生まれたことを知ってショックな小学生のような気分になる巧だった。

留美と務の仲睦まじい姿に何かを感じる依子である。

帰宅途中の依子は父に電話をした。

「頭が真っ白になって茫然として悲しみで何もできなくても・・・お母さんは幸せだったと思います・・・だから・・・悔やむ必要はありません」

「・・・ありがとう」

親子水入らずの病室。

「パシリムに35点なんてつけやがって・・・」

「何点ならよかったんだ・・・40点以上はやれんぞ」

「40点はアバターだろう」

「アバターは85点だ」

「なんて・・・センスがないんだ」

世捨て人と高等遊民・・・似たもの父子だった。

「働きたくないから・・・結婚する・・・不埒だが・・・それも生き方だろう・・・しかし、妻を支えて家庭を守るより・・・外に働きに行った方が・・・楽だぞ」

「・・・」

依子の部屋を鷲尾が訪問する。

「どうなったのでしょうか」

「婚姻届は破棄されました」

「それなら・・・僕とお付き合いして下さい」

「・・・」

そこへ・・・ゴミ箱から婚姻届を回収した巧が到着する。

笑いもせず・・・泣きもせず・・・見つめ合う三人。

全員、ゴリラーマン状態である。

鷲尾にとって悲しいことに・・・けして修羅場にはならないのだった。

なぜなら・・・予告編で話は結納にまで進んでいるのだ。

次週は二回目の結になります。

関連するキッドのブログ→第六話のレビュー

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コメント

キッドさん こんばんは(^-^)v
聞き流してましたが なかなかいい朝食メニューでしすね!!
好物ばっかりです(*^-^)
見習いたいけれど絶対に無理そう
しっかり家を守るのは外で働くよりずっと大変で気分転換もままならず一般人には難しいです
まぁ高等遊民なら問題ないと思いますが

今回も時間軸が微妙にいったりきたりしたテクニカルな展開で楽しめました
リーガルは堺さんのワンマンショー的な一面がありましたが
そしてその傾向の強い第1シーズンが私は好きでしたがデートは主役以外の役者さんの演技に魅せられていてより面白みがあるような気さえしてきました
ハセヒロの演技がもう大好きで見ていてとっても楽しいです♪

来週 2回目の結でそのあとはどんな風にラストに向かうんでしょうか?

残りあと3話くらいな気がするし
素人の私が気にすることではないですが
あまりにこのドラマ完成度が高い気がするので構成も気になったなってしまいました

いつも予想を超えてくるので
残り少ない話数 堪能したいと思います(^-^)v

投稿: chiru | 2015年3月 4日 (水) 23時40分

シンザンモノ↘シッソウニン↗・・・chiru様、いらっしゃいませ・・・大ファン

ホテルの朝食と旅館の朝食が
交互になっているようでございますね。

つけものは沢庵しか食べないとか・・・。
ある意味で偏食でございます。
キッドは大根の味噌汁が好きなので
メニューに加えたいですな。

警備員の息子が自宅警備員(ひきこもり)なので
一同爆笑でございました。

人はおでかけしたがるものですからな。
キッドは365日でかけなくても平気ですが
一度もためしたことはありません。
なんだかんだ・・・用事がありますからねえ。

13年前に母が死んだり
父が家出したり
運命が二人を引きよせている・・・わけですな。
そして・・・手術に向かって
二人はいろいろとお互いのことを知る。
ハセヒロもまた幼い大人。
そして・・・杏は大きな小学生なのですねえ。
しかし・・・ハセヒロには
無理だった東大卒で就職もしているだけに
お姉さん的ポジションに。
でも年下だから
言いたいことは言う。
「全部あなたのせいでしょう」
しかし・・・最後の最後で
「君が言った」と一矢報いるハセヒロ。
小学生の喧嘩ですな。

「愛のない結婚」に向けて
合意も入籍準備もできたので
「結納」と
トントン拍子ですな。

今回はお見舞いデートとか、夫の父にご挨拶デートとか
彼の家で徹夜デートとかいろいろぶっこんできましたが
来週はバレンタインで結納デートなんですな。

三十歳までに結婚が依子の目標なので
最終回は依子の誕生日結婚式ということになります。

まあ・・・もう・・・お互いに
好きだろうとお茶の間は思いますが・・・
愛のない結婚式、愛のない新婚旅行
愛のない初夜、愛のない新婚生活と・・・
建前としては愛のない愛のくらしが待っているんですな。

最後の二話は
フリオチになってくるかもしれませんねえ。
まあ・・・きっと愛のないハッピーエンドが待っていることでしょう。

投稿: キッド | 2015年3月 5日 (木) 03時52分

キッドさん、こんにちは

「いのち短し、恋せよ乙女」ですよね。
舞台調の芝居で始まったなあ、と思っていたら、
「芝居がかっている」父のフリだったとは。

この親にして、この子あり、と
終わってみれば、なんだかほのぼの親子。

結納も結婚式も一筋縄ではいかないでしょうし、
楽しみしかありませんわ。

普通にお互いの部屋に行き来しているし、
お泊まりというか、朝帰りなのに、
サラッと流したのは、そういうことなのか、と
つい深読みしてしまいました。
画面に映っていないところの生活が感じられるって、
素敵ですね。

冬ドラマも佳境に入ってきていますが、
ゴーストライターの「間違えて刺しちゃったけど、
私悪くないもん」が強烈すぎる、と感じた今週です

投稿: mi-nuts | 2015年3月 8日 (日) 10時30分

✭クイーン・オブ・ザ・ランチ✭mi-nuts様、いらっしゃいませ✭親切百回接吻一回✭

数学者くずれの依子はデータ主義でございますからねえ。
三十路前が結婚適齢期と決めてるようですな。
誕生日を迎えて未婚なら・・・絶望なのですな。

あのクールな表情の奥で
あせりにあせりまくっているのでしょう。
ムキーッな感じで。

巧はとにかく虚構の上では
一通りの体験を観念的にすましている。
ただ・・・実体験がないのですな。
父親の論理的資質と母親の芸術的才能が
世間的には悪い方向でミックスされている。

そういう意味では
天才数学者と公務員のミックスされた依子は
父親より一階級上の国家公務員になって
まあまあの配合です。

潜在している可能性から
巧と依子の子供は
丈夫な天才でノーベル賞を獲得する可能性がありますな。

人の命は短いけれど無限の可能性を秘めているという・・・。

両親が仲睦まじくなった巧としては
さらに崖っぷちでございます。

もう・・・とにかく・・・依子にすがるしかない。

まあ・・・依子との実体験が
巧の隠された可能性を引き出すことも考えられます。
なにしろ・・・百聞は一見にしかずですからな。

DTには分からないKKがあったりしますから・・・。

実感こそが虚構の糧ですしねえ。

ふふふ・・・ゴーストライターのキムラ緑子さんは
http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-6b16.html
あの一言のためにキャスティングされてたんでしょうねえ。

いけず~でございました。

投稿: キッド | 2015年3月 8日 (日) 15時01分

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