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2015年3月24日 (火)

今日の日はさようなら(杏)明日の日を夢見て(長谷川博己)

お似合いの二人というものは客観的なものである。

美男美女とか・・・馬鹿さ加減とか・・・そういうものがなんとなくフィットしていると誰かが思うのである。

しかし・・・自嘲的な感じで・・・本人がその言葉を使う時もある。

「私にはあんたのようなクズがお似合いかもね・・・」なのである。

「私が美人過ぎるから・・・イケメンすぎるあなたにしか似合わないのよ」となどと言えば殴られる可能性がある。

一方で相性のいい二人というのは主観的なニュアンスがある。

「なんとなくうまがあうんだよな」などとつぶやいてもそれほど問題はない。

「二人の相性はバッチリって占いの本に載ってた」というのも本人がそう思いたい場合が多い。

相性のいい二人がお似合いであること。

これが自他ともに認めるナイスカップルである。

お似合いなのに相性最悪と思っている二人は・・・馬鹿馬鹿しさが漂うんだよな。

つまり、夫婦喧嘩は犬も食わないのである。

で、『デート〜とはどんなものかしら〜・最終回(全10話)』(フジテレビ20150323PM9~)脚本・古沢良太、演出・武内英樹を見た。「恋愛ドラマはあたらない」と言われて久しく・・・刑事ドラマや医療ドラマだらけになったお茶の間ビジネスなのだが・・・ついにしびれをきらしたのか・・・今回は恋愛して恋愛して恋愛しまくっているわけである。そして・・・やはり・・・視聴率的にはいろいろアレで・・・視聴率上位は「相棒13」とか「DOCTORS3~最強の名医~」とかである。その中で・・・(月)のコレはかなり頑張っている。「恋愛していなさそうな感じ」がそこそこ受け入れられたのだろう。そもそも「恋愛」が苦手な人々のパロディーだしな。キッドのレビューで言えば(火)の「まっしろ」は「ナースのお仕事」と同じ構図なのにストレートに表現できずに大失敗。(水)は「怪奇恋愛作戦」だとしてもおふざけである。「残念な夫」はリアルすぎたし、「○○妻」はいつものように奇をてらっているだけ。(木)は恋愛に至る前後の人生の話でロマンチックがすぎたかもしれない。(金)の「セカンド・ラブ」は素晴らしい恋愛ドラマだった。(土)の「学校のカイダン」は小学生向けとしては最高である。ラストのキスシーンでは男子小学生の悲鳴があがるインパクトだ。(日)の「花燃ゆ」は王道なのだが大河としては邪道すぎるとも言える。まあ・・・恋愛がちょっと恥ずかしい時代・・・もはや虚構にまで腰が引けてしまうのかもね~・・・。大丈夫か、日本・・・まあ、余計なお世話か。

21年前・・・「数学者・藪下小夜子・講演会」で在りし日の母親・小夜子(和久井映見)の言葉を拝聴する小学生の藪下依子(内田愛→杏)である。

「ピュタゴラスはアルケー(万物の根源)は数であると主張しました。宇宙は法則によって支配され、それは数式で示されます。人間が生まれるのも死ぬのもすべては数によって支配されているのです。皆さんが誰かと恋におちるのも数によって定められています。それを運命と呼んでも良い。もしも・・・運命を変える力があるとすれば・・・それは人知を越えた神の数式に他ならない。つまり・・・運命を変えたいのなら神の数式を解かなければならないということです」

万福寺駅から電車に乗った母と娘。

娘は切符の数字で四則演算を行い10にする遊びがお気に入りである。

3478

たちまち解を得るちび依子だった。

8×(3-7÷4)=10

一応、計算してみよう。

7÷4=1.75

3-1.75=1.25

8×1.25=10

以上である。

「正解ね」

「私、この切符が欲しい」

「ダメよ」

娘を甘やかさない母である。

そこに・・・ちび巧(山崎竜太郎→長谷川博己)が現れる。

おそらく、アリス・コンプレックスが発動し、幼女に好意的になったちび巧・・・ちなみにちび佳織(高野友那→国仲涼子)がチョコレートを渡せなかった翌年である。

事情を察したちび巧は自分の切符をちび依子に渡してしまう。

(二人の秘密だよ)的なニュアンス発生である。

母と子が途中駅で下車すると・・・巧は切符を紛失したことを母の留美(風吹ジュン)に告げる。

ニートの気配が漂うのだった。

キセルはしないが・・・母親には迷惑をかけても恥じるところのない巧なのである。

ホームで巧と目を合わせる依子。

少なくとも・・・依子は・・・この時、恋に落ちたのである。

2年後のバレンタインデーで依子がチョコを渡せなかったのは・・・初恋の人・巧がどこにいるか・・・分からなかったからである。

そして・・・時は流れた。

谷口務(平田満)・留美夫妻の再出発のための結婚式から数日後・・・。

依子と鷲尾(中島裕翔)はお食事デート中である。

「鷲尾さんは食欲があって気持ちがいいですね・・・谷口さんは食が細くて・・・」

「もう・・・谷口さんのことは忘れてください・・・」

「できるでしょうか」

「いい方法があります・・・谷口さんとのことをノートに書きだすんです。昔の恋人を客観的に見ることができる手法です」

「やってみます」

こうして・・・巧との思い出をノートに認め始める依子。たちまち・・・ノートは一杯になり・・・。

ちなみに・・・依子は巧を・・・いつ初恋の人だと気がついたのかという問題がある。

恐ろしい記憶力を持つ依子なのである。

おそらく・・・谷口家で・・・巧の昔の写真を見た時には確信していたであろう。

つまり・・・依子はずっと片思いをしているのである。

それが片思いと自覚しているかどうかは別として。

一方、巧は佳織と自宅でデート中である。

依子が自分色に染めた書架を染め直す佳織。

二人はアーティストの事務所を立ち上げると同時に絵画教室を共同経営する準備に入っている。

「助かるよ・・・藪下さんは分類がメチャクチャだから・・・」

「あのさ・・・もう藪下さんの話はしないでくれる・・・サプライズパーティーが終わったら、もう電話するのも・・・会うのもやめて」

「・・・わかった」

巧は明らかに依子に恋をしているが・・・今は・・・身を引いている状態である。

自分はともかく依子にとって鷲尾の方がベスト・パートナーだと考えるからだ。

もちろん・・・佳織と交際していることが嫌なわけではない。

男だからな。

二人の女を愛するなんて造作もないのである。

しかし・・・本当に好きなのは・・・。

サプライズ・パーティーとは・・・鷲尾が企画した依子の三十歳の誕生会である。

俊雄(松重豊)にも島田宗太郎(松尾諭)にも相談し、宗太郎はノリノリでバースデイケーキマンになるのだった。

「その日・・・プロポーズしたいと思います」

「そうか」と俊雄は父として目を潤ませる。

会場は・・・絵画教室である。

そして・・・三月二十二日・・・依子の三十才の朝が来た。

亡霊の小夜子は依子の誕生日を祝福する。

しかし・・・日曜日なのに・・・鷲尾からデートのお誘いがないのだった。

仕方なく電話する依子。

「どうしているかなと思いまして」

「日曜日なのに・・・急な商談が入って・・・すみません」

「いえ・・・」

仕方なく、俊雄に電話する依子。

「ごめん・・・今日は剣道仲間から飲み会にさそわれて」

「そうですか」

二人はサプライズ会場の準備に向かっている。

「あらあら」と嘲笑する小夜子。

「しっ」

仕方なく、巧に電話しようとして思いとどまる依子。

ノートに・・・巧との思い出を筆記しまくるのだった。

一方・・・依子との完全なる別れに苦しみを感じる巧。

気分転換のために街へ出るのだった。

何しろ市庁舎前の書店で「南くんの恋人」でおなじみの内田春菊のサイン会があるのだ。

購入した書籍にサインをもらい市営バスに乗り込んだ巧はレジャーとしてのバス・ツアーを楽しむ依子と遭遇するのだった。

映画「卒業」と同じ構図で・・・後部座席で肩を並べる二人。

「谷口さん・・・何をしているのです」

「ちょっと本を買いに」

「もう・・・ひきこもりとは言えませんね」

「ええ・・・あ・・・誕生日おめでとうございます」

うっかりなのか・・・それともそれだは言いたかったのか・・・サプライズを無視する巧。

「あ・・・ありがとうございます」

「藪下さんは・・・」

「レジャーです」

「ああ・・・路線バスの旅的な・・・じゃ・・・鉄道でも・・・」

「切符は好きです」

「切符・・・」

「ポンポコポーン」

「なんじゃそりゃ」」

依子は・・・おそらく巧は忘れているであろう・・・記念の品を取り出す。

「四則演算で10になります」

「そうですか」

依子は巧の反応にガッカリする。

サプライズのことが心にかかり巧はそれどころではないのである。

思わず切符を落してしまう巧。

ドタバタと拾おうとして巧は依子の左手の薬指を踏み、依子は巧の鼻を頭突きする。

「鼻血が・・・」

「まったく・・・」

前の席に座っていた老女(白石加代子)が巧にティッシュを差し出す。

「仲がよろしいのね」

「私たち・・・そういうのじゃありません」

「お互いに別の人と付き合ってますから」

「そう・・・お似合いに見えたから・・・」

「とんでもない・・・お互いに別の人と恋を楽しんでいます」

「恋が楽しい・・・」

とにかく・・・魔法使いのおばあさんにしか見えない老女は微笑む。

「恋は楽しいものかしら・・・むしろ、苦しいものでしょう。恋が楽しいなんておままごとみたい・・・私なんか・・・そりゃあ・・・ひどい相手と結婚して・・・苦しい思いをしてきました・・・でも・・・相手に死なれてみると・・・淋しくて淋しくて死にたくなるくらい・・・恋なんて・・・底なし沼のようなものよ・・・けして、足を踏み入れないで」

依子の誕生祝いにと・・・真っ赤な林檎を一個くれる老女だった。

老女が去った後でつぶやく依子。

「恋が苦しいなんて・・・」

「ありえないよなあ・・・」

巧も嘯くのだった。

その頃、巧の不在に気がついた佳織は巧に電話をかける。

「どこにいるのよ」

「マナー違反ですよ」

「誰かと一緒?」

「藪下さんと・・・」

電話は切れる。

次に依子の携帯に着信がある。

「大変です・・・お母様が自宅で倒れたそうです・・・すぐに帰りましょう」

「いや・・・たいしたことないと思うけど・・・」と事情を察した巧。

「何を言っているのですか」

依子は巧と共に谷口家に急行するのだった。

もはや・・・明らかに巧は・・・依子の鷲尾との婚姻を無意識に拒絶しているのだった。

しかし・・・サプライズ・パーティーは滞りなく進行する。

「ハッピーバースデー」

「留美さん・・・寝ていないと」

「いえ」

「鷲尾さん・・・商談は」

「いえ」

「お父さん、飲み会は」

「いや」

「いいんです・・・依子さんをみんなでだましたんですよ」

「え」

「サプライズパーティーだよ」とバースデイケーキ。

「どなた?」

「とにかく・・・ろうそくを・・・」

漸く・・・自分の誕生日をみんなで祝ってくれていると理解した依子。

「うれしいです・・・こんな・・・誕生日・・・生まれて初めてです」

バーベキューパーティー開催である。

宗太郎はお祝いに「恋という名の奇跡に乾杯」を歌うのだった。

ラリラリラン

ほろ酔い

匂いがつかない

あの歌をきかせて

好きな人がおると

ユリーフランキーは重めなの?

「なかなかいい歌だった」

「佳織と巧、鷲尾と依子さんの幸せを見て・・・勇気をもらった俺は離婚寸前のあいつとやり直すことに・・・」

顔はほとんど見せないが明らかにヤンキーな宗太郎の妻(石川ひとみ)である。

「実は・・・私もお見合いを・・・」と俊雄。

見合い相手はニ十五歳年下の看護師(羽村純子)だった。

務も教育評論家として再生する意欲を見せているという。

そして・・・巧も働くことに・・・。

依子は感激した。

「恋の力は偉大です・・・若年無業者が働きだすなんて・・・」

「さて・・・そろそろ・・・鷲尾くんと二人で・・・続きを」

「皆さん、ありがとうございました。こんな素晴らしい誕生祝いを・・・夢のようです。これも鷲尾さんのおかげです・・・谷口さんとデートしていた頃は想像もできませんでした」

「君もひどかったけどね」

「何がです」

「いつもにらみつけて」

「にらんでいません」

「口をとがらせて」

「アヒル口です」

「アヒル口だって」

熱くバトルを始める二人。

「おいおい・・・やめろよ・・・まるで夫婦漫才みたいな」と宗太郎。

「夫婦って言うな」と俊雄。

「大丈夫です」と鷲尾。

「私も気にしてませんから・・・だって依子さんと鷲尾さんはアツアツですものね」と佳織。

しかし・・・サッカー観戦デートではサッカーのこと。ボーリングデートではボーリングのことしか語れない依子。ただならぬ空気の重圧は高まり続ける。

「ここでやります」とついにプロポーズに踏み切る鷲尾。

「結婚してください」

「ありがとうございます」

「それは・・・イエスってこと」

「イエスです」

一同が束の間の安堵をするのだった。

鷲尾は指輪を取り出すが・・・死ぬほど腫れた薬指は受け付けないのである。

「あなたが踏んだから」

「君が手を出すから」

「お前たち・・・バスで何やってんだ」

佳織の女の直感が炸裂する。

「どうして・・・今日に限ってバスにのるのよ・・・」

「本当に偶然なんだ」

「偶然なら余計にタチが悪いわ・・・それって運命じゃない」

ヤンキー女は運命に弱いのである。

「なんで・・・谷口さんの思い出ばかり・・・」

「あのノートがいけないんです」

すでにノートは四冊目に突入していた。

「ひどい・・・依子さんの頭の中は谷口巧でいっぱいだ」と泣きじゃくる鷲尾。

「お前ら・・・頭にくるな」と佳織。

「結局・・・お前ら・・・好き合っているんじゃないか」

「そんなことはない・・・鷲尾さんといると楽しいし、谷口さんといるのは苦痛です」

「佳織と一緒にいると安らぐんだ」

「私とは苦しくなかったってことでしょう」

「そうだな・・・恋って苦しいものだからな」

「恋が・・・苦しい?」

「プロポーズは・・・撤回します」

「私も」

「どうして・・・」

「だって・・・お前たち恋をしてるじゃないか」

「ししててまなせいんよ」

「息もピッタリだし」

「多数決をとろう」

依子と巧以外・・・依子と巧の交際に賛成なのだった。

「そんなの・・・ダメだ・・・僕が彼女を幸せにできるはずがない・・・鷲尾くん・・・彼女を幸せにしてやってくれ」

「私のような心のない人間が・・・谷口さんと付き合ったら・・・谷口さんを壊してしまう・・・佳織さん・・・谷口さんを幸せに・・・」

「すげえ・・・すげえ・・・愛の告白だよ・・・最高のロックンロールだよ」

「こんなのはじめて・・・なんていう思いやりの暴走なの・・・バリバリ伝説すぎる」

「・・・うらやましいです」

「そういうことだ・・・解散」

土下座した二人を残し・・・退出する一同だった。

残された二人は禁断の果実を見つめる。

手にとりかじってみる依子。

一つのリンゴを君と二人でかじる

君の方が少し大きくかじる

そして二人で仲良くかじる

このリンゴは魔法使いのおばあさんからもらったもの

お金を払わなかったのでおつりももらえなかった

間接キスの後でついに唇を交わす巧と依子だった。

「よくもお彼岸ネタをパスしたわね」と微笑む小夜子。

俊雄にナース姿をサービスするのだった。

あまりにもかわいそうな噛ませ犬の二人は・・・なんとなく意気投合するのだった。

留美は務の家で赤い下着を装着する。

「どんなに・・・苦痛でも・・・その人がいなくなったら・・・生きている意味がないと思う気持ち・・・それが恋なのかもしれません」

「そんな・・・底なし沼は・・・こわすぎる」

寄り添う二人に・・・モーツァルト作曲の歌劇「フィガロの結婚」の「恋とはどんなものかしら」が流れ出す。

恋とはどんなものなのか

知っているなら教えてほしい

僕の胸を疼かせるもの

これが恋ってやつですか

僕にはとんとわからない

なにしろもやもやしています

とにかくなにかが欲しいような

うれしいような

せつないような

氷の世界

灼熱地獄

右往左往するばかり

昼も夜も区別なく

そわそわして

ため息ばかり

それでもまだ見ぬ幸せが

すぐ近くで待っている

そんな希望に急かされる

これが恋ってものですか?

四月になって・・・桜の季節。

依子と巧はデートをする。

依子は春に合わせてカエルで装うのだった。

満開の桜の木の下で依子は巧に問いかける。

「まだ見ますか」

「もう少し見ましょう」

巧はそっと依子と手をつなぐ。

依子は初恋の人を手中におさめたのだった。

「あなたにしては上出来ね」

桜の下から小夜子が囁いた。

ちなみに螺旋を描いてふりだしに戻るということでは「問題のあるレストラン」とまったく同じ展開である。ま・・・この形式はある意味、無難だもんね。

関連するキッドのブログ→第9話のレビュー

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コメント

あなたに恋をしてみました
初めて会った日から~♪
この歌詞は暗示的だったんですね

高等視聴者とは程遠い私には
リンゴのたとえはわかる気がしますが他の暗示的な描写は理解しきれずにいて
その部分で満足度が変わってしまうとしたら残念なのですが
二人が互いを思いやって身を引く言葉のやり取りには気持ちはわかっていた分
感動よりも佳織さんや鷲尾君が気の毒で感動よりもいたたまれない気がしてしまいました
お雑煮の回のようなどんでん返しを期待していたので最終回はやや予定調和な気がしてしまいましたが
全編を通してみれば
月9らしさを否定したところから始めて
どんなドラマよりも純粋なラブストーリーで素晴らしかったです
冬ドラマレビューお疲れ様でした

投稿: chiru | 2015年3月24日 (火) 23時53分

cherryblossomシンザンモノ↘シッソウニン↗・・・chiru様、いらっしゃいませ・・・大ファンheart04

ねぎらいのお言葉ありがとうございます。
今季もなんとかやりとげることができました。
春から夏は長丁場なので
死力を尽くしたいと考えています。

どうしてこんなに早く 運命の人に会わせるの?
・・・でございますからね。

29才ではなく8才だったので
依子の人生は巧によって
狂わされていたということもできます。
その「恋」がなければ
ノーベル賞をとっていたかもしれないのですから。

あの日のことを
依子が忘れている可能性もありますが
巧が憶えている可能性もあります。
そういうことは視聴者の記憶力レベルの話でも
ございますからねえ。

今回は時系列のシャッフルが激しくて
かなりの記憶力を要求しているので
憶えているのが前提のような気もします。

ある日・・・巧が
「君は忘れたかもしれないけど・・・その切符を
プレゼントしたのは僕なんだぜ」
「お金を払ったのは留美さんですけどね」
と依子が微笑む。

そういう夫婦の会話があるような気がします。

お茶の間の同情を一身に集めた
鷲尾くんと佳織さん・・・。
ま・・・いけすかない体育会系野郎や
横浜のヤンキー女が
どうなろうとしったこっちゃないと
一部のおタクの皆さんはは思うかもしれませんが・・・。
なんだかんだ・・・お似合いの二人ですよね。
年の差は広がりましたけどね~。

まあ・・・こういう結末は
最初からわかっていたので
神の選ばない組み合わせに
感情移入はなさらぬことですな。

主人公とヒロインが結ばれてこそ王道のハッピーエンドでございますから。

白雪姫が七人の小人と結婚したりするのは
アレですからな・・・。

巧は猟奇的な趣味があるので
実はかなり猟奇的な彼女である依子には
最初からまいっている・・・。
カエルのコサージュなんて・・・
かわいくてかわいくて
「なんだそれ」と言ってしまうのでございます。
ツンデレなんですぞ~typhoon

投稿: キッド | 2015年3月25日 (水) 03時24分

キッドさん、こんにちはhappy01

最終回の凄さに、デートロスの真っ最中です。
回想の入れ方も上手かったけど、
これまでの伏線の回収も完璧ですよね。
二話での土下座プロポーズを思いだす二人の土下座。
「本当の愛とは、相手の幸せを願うものだから」
by鷲尾が、ここで活きてますね(^_^;)

何と言っても、無言でリンゴをかじりあうラブシーンが、
文学的でもあり、映画的でもあって、殊玉でした。
(まさか太郎がこのフリだったとは)

月を見上げて、互いの価値観を確認しあう二人
(素直じゃないですよね)からの、電車。

キッドさんのレビューで、なるほどと思いましたが、
もし巧だと気づいていたとすれば、
バレンタインの涙の意味もより深いものとなりますね。
「心が無い」と言われ続けた傷は、
相当つらかったのでしょうね。
大好きな人への想いを、心の底に秘めてしまうくらいに。
自分を好きだと言ってくれる人に縋ってしまうくらいに。
(だから、正月時点では鷲尾くんは眼中に無かったと)

(一話の中華街と同様に)桜を見上げるラストシーンも、
依子が、普通に綺麗になっていたのが良かったですね。
恋の力か。

桜もちらほら咲き始めていますね。
大変だとは思いますが、春ドラマもよろしくお願いします。

お疲れが出ませんように、ご自愛くださいconfident

投稿: mi-nuts | 2015年3月29日 (日) 13時20分

crown✭クイーン・オブ・ザ・ランチ✭mi-nuts様、いらっしゃいませ✭親切百回接吻一回✭parking

お気遣いありがとうございます。
出来たての桜もちをお召しあがりくださいませ。

始れば終わるので
終わった後は淋しいのですな。
しかし、それが人生の醍醐味でございます。

時間軸を修正すると
発想の大胆さがよくわかります。
長い長い初恋。
その成就までの苦悶。
好きな人に出会えなかった間の焦燥感。
出会ってからの苦渋の連続。
想いが叶わない諦念。
気持ちが通じ合ったかもしれない希望を秘めた・・・
華やかな幕切れ・・・。
依子だけでも緻密に構成されています。
これに巧の心情を加え
両親、恋のライバル、三枚目を配置して・・・。
シャッフル・・・職人芸ですな。

リンゴは何と言うこともなく
フランス映画の香りがいたしますよね~。

キッドは思わず「リンゴ/よしだたくろう」
「白雪姫の毒リンゴ/泉谷しげる」
「氷の世界/井上陽水」
とフォーク名曲集が脳内を騒がせましたことを
ご報告しておきます。

好きな人に
「心がない」なんて言われたら
毒リンゴがほしくなる気分でございます。
その優しさを密かに
胸に抱いている人は
いつかノーベル賞でも
もらうつもりでがんばってるんじゃないのか・・・
なのでございます。

巧ラブで膨れ上がった気持ちと
若年無業者に対する絶望的失意の
アンバランスに震える依子・・・。

これはもう・・・心がふるえるキャラクター設定です。

そういう二人のありのままの気持ちを
見抜いてくれる
二人のライバルと・・・
「彼」の母親と
「彼」の親友・・・。

優しさに満ちたこの世界・・・。

愛でございますよねえ。

灰色の世界を・・・
一瞬・・・
染め上げる桜色・・・

初恋の人に手を握られて
そのひとときを噛みしめる依子。

奇跡でございますよね。

mi-nuts様が春ドラマでも素晴らしい作品に出会えることを
お祈り申し上げます。cherryblossom

投稿: キッド | 2015年3月29日 (日) 15時56分

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