愛があるなら年の差なんてって言うのなら告白しなさいよ(渡辺麻友)刺されちゃった(千葉雄大)リバース後もんじゃ(稲森いずみ)
「天皇の料理番」じゃなくていいのかよっ。
石橋杏奈が文句のない美人で黒木華がそうでもないが賢い女という澱みのない展開で・・・あえて語る必要のないドラマでした。
立身出世を遂げた人が・・・昔はどうしようもない男だったというファンタジーだからな。
あくまでフィクションだしな。
明治・大正・昭和という激動の時代があるじゃないか。
あまり激動していないエリアの話だからな。
東京に原爆が落ちたわけでもないしな、ガ島で将兵が餓死していた時も美味しい料理を作っていたわけだしな。
それ以上はやめとけ。
とにかく・・・あれはあれで楽しく見ればいいんじゃないの。
まあ・・・(木)(金)があるから・・・これ以上はボリューム増やせないよな。
とにかく・・・このドラマの脚本家の変態ぶりを見逃すことはできない・・・ただそれだけだ。
で、『戦う!書店ガール・第3回』(フジテレビ20150428PM10~)原作・碧野圭、脚本・渡辺千穂、演出・木内健人を見た。このドラマのヒロインは二人いる。一人は本が好きで好きでたまらないお嬢様の北村亜紀(渡辺麻友)で一人は書店員として筋金入りのアラフォー女・西岡理子(稲森いずみ)である。理子は結婚適齢期の終末にあたり・・・それなりに危機感を持っているが・・・出版社の営業をしている柴田(長谷川朝晴)に裏切られ・・・自我が崩壊し、柴田の相手が亜紀であると思いこんだあげくに自爆して果てる。一方、亜紀は茫然とする暇もなく生まれて初めて告白した相手の三田孝彦(千葉雄大)に好きな人が言われ失恋のショックを味わうのである。
しかも・・・三田の片思いの相手が副店長の理子なのである。
亜紀(23)、三田(26)、理子(40)である。
実年齢で言うと、渡辺麻友(21)、千葉雄大(26)、稲森いずみ(43)だ。
実年齢で20歳以上年上の女に恋愛バトルで敗れては発狂したくなること間違いなしだ。
ちなみに脚本家は稲森いずみの一個年下なのだった。
願望か・・・変態の願望そのままかっ。
とにかく・・・三田をめぐる三角関係は・・・大手書店「ペガサス書房」吉祥寺店に幽かな波風をたてるのだった。
折しも・・・吉祥寺周辺に万引きの常習犯が出没中なのである。
「まさか・・・三田さんの好きな人って・・・副店長じゃないでしょうね」
「それは・・・君には関係ないだろう」
「ありますよ・・・自分の好きな人が好きな人なんですから」
「・・・」
もちろん、亜紀や理子と同じように・・・三田も人より本と付き合っている時間が長いタイプなので・・・好きな人に告白なんて簡単にはできないのだった。
おわかりでしょうか・・・このドラマはしょうもない人たちのしょうもない話なのである。
とにかく・・・新人歓迎会での大失態を修復するために・・・亜紀を食事に誘う理子。
恋仇と仲良く食事なんかできるかと思う亜紀だったが・・・三田が喜んで参加するので仕方なく・・・三人で会食なのである。
三田はあなたを崇拝しているこ光線を照射するのだが・・・十四歳年下の男が眼中にない理子にはまったく通じない。
仕方なくヤキモキする亜紀なのである。
そこにライバル店ユニコーン堂の書店員で紫のバラの人である田代(田辺誠一)が現れ、さりげなく理子をデートに誘うのだった。
恐ろしいことに・・・柴田の件であれほど逆上した理子はサラッと田代と意気投合するのだった。
三田はモヤモヤし・・・それ以上にモヤモヤする亜紀だった。
萩原麻美(鈴木ちなみ)、日下(伊野尾慧)、遠野由香(木﨑ゆりあ)の書店員トリオは亜紀の異常に気がつき・・・たちまち失恋したと勘づくのだった。
普通の人たち、恐るべしなのである。
「なんで・・・よりによって・・・あの人(おばさん)を・・・」
「君は・・・あの人(神様)の素晴らしさを知らないんだ」
平行線をたどる亜紀と三田。
そんなある日・・・頭の悪い女子高生の素行を注意した亜紀は・・・逆恨みされて擬装万引の罠を仕掛けられる。
万引き犯はチームプレーで盗品を消し去ったのである。
「ひどいわね・・・言いがかりつけて・・・」
「土下座しなさいよ」
「土下座、土下座」
進退窮った亜紀・・・。
そこに理子が現れて・・・。
「謝罪はしますが土下座はしません・・・それ以上、おっしゃると強要罪になりますよ」と騒ぎを鎮めるのである。
亜紀は・・・理子の美点を認めるのだった。
そんな亜紀に対して編集者の小幡(大東駿介)は一方的な好意を寄せる。
「僕はあなたが好きです」
「え」
「本当はもっとロマンチックな告白をしたかったのですが・・・あなたがファミレスでいいと言うので」
「私・・・失恋したばかりなんです」
「米国で一人ぼっち・・・デブでブスではてしない物語だけがトモダチだったと言う・・・あなたを好きになった男です・・・あなたの気持ちが変わるまでおしまくります」
「・・・」
小幡→亜紀→三田→理子という恋の追いかけっこなのだった。
しかし、理子は紫のバラの人とのデートに熱中する。
東京に転勤してきた田代に対して東京案内デートである。
隅田川川下りでスタートするが・・・田代は超船酔い体質で・・・リバーでリバースなのである。
東京スカイツリーに到着するが・・・理子は高所恐怖症だった・・・おいっ。
おしゃれなパンケーキの店は行列で二時間待ち・・・結局、もんじゃ屋に落ち付く二人。
「よければ・・・僕とつきあってくれませんか」
「でも・・・」
「ゆっくりで・・・いいんですよ」
「ゆっくりと・・・」
もちろん・・・本当はあまりゆっくりとしていられない理子なのだが・・・基本的に・・・四十歳まで独身だったある意味ダメ女なのである。
ゆっくりと微笑むのだった。
そして・・・リバースの後のもんじゃなのである。
もう・・・それがやりたかっただけなんだな。
小幡の登場でモヤモヤからの脱出を決意する亜紀は・・・三田を煽るのだった。
「本当に好きなら告白するべきです」
「僕は見守っていたいんだ」
「逃げてるだけでしょう・・・告白もできないなんて・・・本気じゃない証拠です」
「・・・」
ダメ男に何を言ってもダメだけどな。
とにかく・・・亜紀は・・・三田と理子が上手く行ったらあきらめて・・・小幡との交際を視野に入れ・・・三田が玉砕したら・・・三田に再度アタックという腹黒さを露呈するのだった。
ものすごいヒロイン設定だぞ。
このように・・・理子は田代を・・・亜紀は田代をキープしつつ・・・三田の動向が待たれる展開である。
その頃・・・本社に呼び出された店長(木下ほうか)は社長から深刻な事態を申し渡される。
吉祥寺店に戻った店長に話しかけた理子は・・・監視モニターに万引き犯を発見するのだった。
駆けつけた理子・・・あろうことか・・・万引き犯はナイフを取り出すのだった。
そんな・・・万引き犯はいないだろうというお茶の間の絶叫の中・・・理子を守ろうと飛び出した三田は・・・刺されてしまうのだった。
若い男の子が命がけで守ってくれる・・・変態ロマンスの極みである。
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