猛獣使いは命がけ(相葉雅紀)ストーカーがいっぱい(有村架純)甘いの嫌い(沢尻エリカ)裏切りの領収書刑事(山口紗弥加)ミニスカ女子大生ポリス(足立梨花)
真野ちゃんの背中を鑑賞できる「実写パトレイパー」を凌いで三週目に突入したぜっ。
猫がいなけりゃネズミたちが大騒ぎだからな。
探偵さんを呼んでまずは盗聴器探索回収だよな。
赤外線センサーを取り付けるか仮面ライダーを配置するかだよな。
二度あることは三度あるだったな。
三度目の正直じゃなかったな。
もう・・・くりかえしのギャグでしかないよな。
ごめんですんだら警察いらないよな。
高円寺じゃないよねっ。
だって毎日電車に乗る度・・・。
クレジットされたニャンコ星人、万歳!
・・・寝不足なのか。
だって・・・四月なのに真夏日なんですもの。
で、『ようこそ、わが家へ・第3回』(フジテレビ20150427PM9~)原作・池井戸潤、脚本・黒岩勉、演出・中江功を見た。地獄というものを信じなければ人間は生きた人間を生きながら埋めたりするのだが生前の苦痛が永遠に続くことはないのと違い死後の責め苦は永劫に続くのである。そこには情状酌量も執行猶予もない。地獄の鬼たちは年中無休で罪人をお待ちしています。約束された阿鼻叫喚。信じる信じないは各自の自由である。
目には目を。歯には歯を。生き埋めには生き埋めを。
防犯カメラに映っていたのは・・・ダンボールで遮蔽した「名無しさん」の姿だった。
監視カメラの秘匿に失敗した健太(相葉雅紀)だった。
まあ・・・監視されてたら設置作業は隠蔽できないよね。
「家族の誰かが誰かに話した可能性がある」と明日香(沢尻エリカ)は指摘する。
まあ・・・盗聴されているなら問題外だけどね。
「じゃあ・・・話した相手が・・・名無しさん」
「あるいは・・・その関係者ね」
溺れるものは藁をも掴む・・・低い可能性に縋る健太である。
帰宅した健太を待っていたのは悪戯電話で大量に注文された宅配ピザだった。
認知症の疑いのある母親の珪子(南果歩)は四万円ほどの料金を素直に払うのだった。
「ピザがいっぱいってテンションあがるよね」・・・母の血を引く妹の女子大生・七菜(有村架純)は猜疑心より食欲だった。
「えええ」と小心者で吝嗇な一家の主である太一(寺尾聰)は少し驚くのだった。
太一は録画された監視映像を家族に見せる。
「名無しさんは・・・監視カメラのことを知っていた・・・誰かにカメラのことを話したでしょう」
「いいえ」
全員に心あたりがないのだった。
しかし・・・母親は近所の主婦たちにストーカーのことを話していたし、父親は会社の同僚に、妹は親友に・・・絶対、カメラのことを話している。
そもそも・・・健太も明日香に話しているのだ。
「軍隊を持たなければ戦争は起きない」という発想は・・・人間の心をここまで無防備にするのである。
いや・・・倉田家の人々が少しバカなんじゃないかな。
監視映像には自宅周辺の不審車両も映っていた。
その車は・・・陶芸教室の講師・波戸清治(眞島秀和)のものだった。
母親は・・・下村民子(堀内敬子)を通じて波戸から・・・ブローチをプレゼントされていた。
お茶の間では・・・「盗聴器?」の囁きが交わされるのだった。
電源、発信器、周辺機器の小型化で・・・盗撮カメラも盗聴器も超小型化された時代である。
今もあなたは監視されている可能性があります。
無邪気に波戸を賛美する母親に・・・波戸との不倫関係疑惑を抱く健太は嫌悪感を伴った不安を抱くのだった。
「ぼ・・・ぼくは・・・お父さんの方が・・・いいいいいいいいい男だと思う」
健太の言動に微妙な反応を示す家族たちだった。
健太は家族の危機意識の低さに絶望するのだった。
ナカノ電子部品に出勤した太一は領収書探偵の総務部契約社員・西沢摂子(山口紗弥加)から真瀬営業部長(竹中直人)の新たな不正の証拠を進言される。
電子部品商談会で販促ブースを共有するアサヒ電子と折半しているはずのコンパニオンの人件費をアサヒ電子が全額支払い、真瀬営業部長が架空請求で半額分を横領していると言うのである。
「今度の営業会議・・・社長や役員の前で真瀬営業部長を直接追及すれば・・・言い逃れできないと思います」
「よし・・・がんばろう」
太一は臆病者ではなくて・・・無能なのではないかと・・・そろそろお茶の間も気がついている。
案の定・・・営業会議で・・・真瀬営業部長は身の潔白を証明する。
しかも・・・証明したのは西沢摂子だった。
太一は飼い犬に手を噛まれ、三度目の土下座である。
しかし、全裸謝罪はなかった。社風じゃないんだな。
倉田家では母親が封筒に入れた十万円の半額が消えている事件が発生する。
「まさか・・・名無しさんが・・・家に忍びこんでいる・・・」
「警察に通報しよう」
「いや・・・もう一度よく調べてから・・・」
父親がそう言うのは・・・家族を疑っていることになるのだが・・・本人も家族も無頓着である。
みんな津波が迫って来ても見なかったことにするタイプなのだ。
お茶の間で神経質な人が悶絶死するレベルだな。
明日香にせっつかれ・・・健太は母親と不倫しているかもしれない・・・波戸と対決するのだった。
「どうして・・・家の近所で・・・長時間・・・駐車しているのですか」
「・・・」
「あなたが嫌がらせの犯人ですか」
「そんな・・・愛している人に嫌がらせなんか」
「ああああああああいしてるって・・・」
「僕はストーカーじやない・・・あなたのお母さんが好きで・・・つきまとっているだけなんです」
「スススススススススストーカーじゃないですか」
「・・・」
無罪放免である。
「なんで・・・追求しないのよ」
「自分の母親を愛しているなんて言われたら・・・もう・・・どうしていいかわからない」
「この根性無し」
一方、七菜の親友・保原万里江(足立梨花)は七菜にしつこく迫る辻本正輝(藤井流星)に文句を言って撃退するのだが・・・。
「今は就職の面接で大事な時期なんだから・・・邪魔をしないで」
・・・などと明らかに言わなくてもいいことを言ってます。
結局・・・名無しさんは正体不明のままである。
蟹江編集長(佐藤二朗)から「母の不倫観察日記」の連載を依頼された健太は断固拒否するのだった。
夜の摂子であるシルビアちゃんの店にやってきた健太は・・・父親の勤務する社名を耳にする。
「知ってると思うけど。うちは就業規則で派遣社員でもアルバイトは 禁止だから。バレたら解雇だよ?」
「・・・」
真瀬営業部長である。
摂子は弱みを握られていたのだった。
ま・・・それ以外にはこうならないのである。
しかし、二人が父親をおとしめているとは気がつかない健太だった。
だが・・・嫉妬した蟹江編集長は二人の密会を盗撮するのだった。
ま・・・タウン誌の編集者なんて・・・基本、探偵みたいなものだからな。
成す術なく帰宅した健太をいつになく緊張して怯えた七菜が待っていた。
「私の靴がないの」
「靴?」
「片方だけなくなってたの」
「・・・」
「きっと名無しさんが家に忍び込んでるんだよ」
「ここここここここここわいこといいいいいいいうなよ」
しかし、二階で物音がして・・・ゴルフクラブで武装する健太だった。
二階には机の上に置かれた白いハイヒール。
そして猫のガスがいた。
ガスの首輪にメモが装着されている。
(おじゃましました)
健太は恐怖でメモを持つ手が震えるのだった。
2015年度倉田家嫌がらせ事件容疑者ランキング
①位 ニット帽の男(名無しさん)
②位 真瀬営業部長
③位 明日香
④位 シルビア
⑤位 健太(二重人格)
⑥位 七菜(夢遊病)
⑦位 万里江(嫉妬)
⑧位 珪子(認知症)
⑨位 下村夫人(意地悪)
⑩位 ガス(ニャンコ星人)
関連するキッドのブログ→第2話のレビュー
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