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2015年4月 2日 (木)

食の軍師~おでんのちくわぶに天下三分の計は関係ありません(津田寛治)

そこかよ・・・。

春ドラマの先陣をきってるからな・・・。

TOKYO MXだけどな。

グルメとドラマというジャンルは基本しょうもない感じがするんだが・・・。

「ランチの女王」もあるじゃないか。

「女くどき飯」はレビューしなかったけどな。

「孤独のグルメ」とか「深夜食堂」とか・・・おいしいものがあれば・・・あとは雰囲気で・・・というのがなんか嫌だ。

嫌なのかよっ。

まあ・・・おいしいものはドラマで見るより・・・自分で食べた方がいいよね。

結局、食いしん坊かっ・・・。

で、『食の軍師・第1回』(TOKYO MX201504012330~)原作・泉昌之、脚本・田口佳宏、演出・宝来忠昭を見た。トレンチコートの男・本郷(津田寛治)が基本的にあまり高級ではないが美味しい「食」を求め・・・できるだけスタイリッシュに「食事」をするというだけの話である。なぜか・・・ライバルであるパーカーの男・力石(高岡奏輔)が同じ「店舗」に現れ・・・どちらが格好良く食べることができたかの戦いとなる・・・その時、本郷の脳内では食の軍師・諸葛亮孔明(篠井英介)が策を授けるという幻想が展開するのである。

ほら・・・やはり・・・しょうもないじゃないか。

初回のテーマは「屋台のおでん」である。

かねてから目をつけていた屋台にやってきた本郷。

しかし・・・ふらりとやってきた力石に先手をとられる。

熱燗

コンニャク

大根

ゴボウ巻

・・・である。△、○、□にこだわる本郷はしてやられた感に身悶えするのだった。

闘志を燃やす本郷の注文は・・・。

熱燗

ハンペン

ゆで卵

ちくわぶ

白い・・・白いぞ。

東京育ちには意外なことだが・・・ちくわぶもはんぺんも関東ローカルである。

キッドなんてすき焼きにもちくわぶ入れちゃうのに・・・。

外道だな・・・。

ちなみに・・・ハンペンは白身魚と山芋、ちくわぶは小麦粉であるのでかぶっているようでかぶっていないのだ。

一矢報いた気分の本郷だが・・・白石は攻め込む。

ばくだん(玉子巻)

牛スジ

しらたき

なんとなく・・・関西系の匂いがする。

しかし・・・本郷もばくだん、牛スジ、しらたきは好物なのだった・・・ゆで卵食べてるけどな。

こってり、こってり、あっさりの組み合わせを求めて・・・本郷がたどり着いた正解は・・・。

タコ(足)

イカ巻き

昆布

・・・なんとなく・・・破れかぶれな感じがする。

しかし・・・本郷はいい勝負に持ち込んだ気になり・・・止めの「ふくろ」(餅入り巾着)に狙いを定める。

ここで二人の女性客が参入。

力石セットである「コンニャク、大根、ゴボウ巻」を注文。

なんとなく・・・自分の女を獲られた気分になる本郷・・・見ず知らずの女性たちである。

そこで・・・力石が・・・。

ふくろ

二人の女性が同調・・・。

ふくろはネタ切れとなる。

「くそ」

敗北感におそわれた本郷は・・・。

ちくわぶ(二回目)

・・・好きなんだな・・・。

しかし・・・女性客たちは・・・。

「ちくわぶって意味わかんないわよね」

「だよね」

ここは東京じゃないのか・・・。

とにかく・・・痛撃を浴びた本郷は・・・熱燗をおかわりして・・・悪酔い・・・醜態をさらして二日酔いである。

本郷は・・・おでんに敗れたのである。

なんのこっちゃ・・・。

第一、つみれだ・・・なぜつみれをオーダーしないのだっ。

そして、厚揚げで・・・じゃがいもだろうがっ。

そもそも春なのに・・・おでんかよっ。

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