地球の犯罪者に飽きたところよ!(多部未華子)パンツDEタイホ!(大倉忠義)回転する性的遊具(八乙女光)
どSのSはSadism(サディズム)のSである。
どSのどはdreadnought(イギリス海軍の戦艦=弩級戦艦のモデルシップである)のどである。
ちなみに戦艦「大和」は超弩級戦艦である。
つまり・・・それまでの戦艦の常識を越えた戦艦がど級戦艦である。
しかし、大和から見れば弩級戦艦は普通の戦艦になってしまう。
世の中には超どSの人間も存在するわけで・・・もはやどSは普通のSなのである。
「どSというほどのサディズムは感じられないなあ」と言う人に訓示しています。
で、『ドS刑事・第7回』(日本テレビ20150523PM9~)原作・七尾与史、脚本・徳尾浩司(他)、演出・中島悟を見た。変死した放送作家は「コートの下は裸」という露出狂の男の話が好きだった。「変態」を笑うというのはストレートな表現である。しかし、その「お笑い」の中には様々な段階が含まれている。本来、心の病は・・・正常と異常の境界線が曖昧である以上・・・好みの問題と深く関わっているのである。この物語の根底にはサディズムへの嘲笑があるともいえるし・・・そこはかとない愛着もあるわけである。
神聖なるサドを否定したりすれば・・・頭から蒸気が噴き出すサド信者には許し難いチャレンジだが・・・嘲笑がサディズムの一種だと考えれば・・・あんたも好きねえと言う他ないんだな。
ちなみに・・・キッドは黒いパンストが大好きだし、脱がせたパンストで両手首を縛り、両腕を頭の上にあげさせて両方の腋の下を舐めあげながら・・・そこまでだっ。
・・・変態人格は脳内座敷牢に隔離しましたのでご安心ください。
川崎青空警察署の管内で連続失踪事件が発生する。
共通する特徴は二点。
第一に失踪者の衣服だけが残されていること。
第二に残された衣服の側には「ミステリーサークル」が発生していること。
八人目の失踪者が報告されたことにより、刑事一課長・白金不二子(吉田羊)は強行犯捜査係に事件として捜査を命じるのだった。
一方、お食事処「BARBER 代官山」のお茶の間で食後のお茶を楽しんでいた黒井マヤ巡査部長(多部未華子)はテレビ番組に出演中のUFO研究家の田宮ユウホウ(手塚とおる)が失踪事件に言及したことに関心を持つ。
幼稚園のばら組時代に田宮ユウホウの著書「ぼくらの頭上にUnidentified Flying Object(未確認飛行物体)がいる!」を愛読していたマヤは「宇宙人に誘拐された可能性がある」という田宮の指摘に激しく同意するのであった。
代官さまこと代官山巡査(大倉忠義)は「宇宙人による誘拐説」を鼻で笑うが、マヤの信者である代官山の母(岸本加世子)に大声で叱られ耳がキーンとなるのだった。
マヤは代官さまと一緒に田宮の主宰する「UFOイベント」に参加する。
田宮に暗示をかけられた代官さまは・・・「キーン」という宇宙からのメッセージを聞きとる。
もちろん・・・それは耳鳴りに過ぎなかったが・・・たちまち田宮の信奉者となる代官さま。
奴隷に信仰の自由を許さないマヤは不快を感じるのだった。
サディズムは複数分野で機能する言葉であるために定義が錯綜している。
限定的な意味では嗜虐における加害者の性的倒錯を示すが、虐待を好む嗜好そのものを指す場合もある。
つまり、苛めるのが好きか、苛めると性的興奮を感じるかという問題である。
もちろん・・・その区別がつかない人もお茶の間には多数存在するのだ。
・・・誰に説明してるんだよ。
マヤは好きな人をいじめたいタイプであり、同時に人の苦悶する顔のマニアでもある。
もちろん・・・代官さまを苛めるのは好意の表現である。
代官さまが息も絶え絶えの状態の時に優しく抱いてもらうのがマヤのうっとりポイントなのだ。
・・・だから誰に説明しているのだっ。
マヤは田宮が「現場に残されていたミステリーサークルはピクトグラム(絵文字)タイプだった」と言う言葉に反応し、捜査関係者しか知り得ない「魚の形」を描いてしまったことで犯人であることを確信する。
イベント会場で田宮がファンの一人とアイコンタクトをしたのを見逃さなかったマヤは・・・追跡を開始する。
男は武藤(松嶋亮太)というリサイクルショップ「ムトー」の経営者だった。
リサイクルショップで失踪者のしていたネックレスと同じ形のものを発見したマヤは失踪者の関係者の聞き込みを開始するが・・・代官さまは単独捜査を申し出る。
仕方なく、少しうざい浜田巡査(八乙女光)をパートナーとして代用するマヤだった。
失踪届けを出した失踪者の婚約者は「花嫁が結婚式場から逃げ出したくなるタイプの男」だった。
一方、代官さまは田宮から次に宇宙人が現れる場所を聞き出す。
現場で張りこみを開始した代官さまは・・・着衣を残して失踪してしまうのだった。
刑事までが失踪・・・。
捜査員一同は本気モードになるのだった。
それでいいのかよ。
失踪直前に田宮が代官さまと会っていた目撃情報を掴んだマヤだったが・・・田宮には当日のアリバイがあった。
しかし・・・有栖川係長(勝村政信)は失踪現場近くの防犯カメラに・・・武藤の車が映っていたことを突き止める。
情報屋から・・・武藤が田宮の夜逃げを手伝った過去があることを聞きだしたマヤは二人の共犯を確信するために・・・浜田代理に回させるのだった。
「もっと・・・もっと」
「もっと・・・もっと」
「ちっ」
田宮は人気回復のために宇宙人誘拐事件を必要とした。
武藤は夜逃げ屋として失踪を代行していた。
二人は共犯となったのだった。
「宇宙人が誘拐したのなら・・・借金取りも諦めるしかないものな」
「そんなことはないね」
「・・・あ、あなたは・・・」
「たとえ銀河の果てに逃げても取り立てますよ」
「・・・ウシジマくんとその手下・・・」
失踪人不足に悩んだ田宮は代官さまを誘拐して産業廃棄物処理場で処理することを企んだのだった。
拳銃で武装した田宮はパンツ一丁(窓から逃げ出す間男の正装)の代官さまを盾にするが・・・マヤはまとめてお仕置きするのだった。
パンツ一丁で犯人を逮捕した代官さまの雄姿を撮影するマヤは性的快感を覚えるのだ。
マヤと代官さまの愛がどこに向かっていくのか・・・知ったこっちゃないけどな。
関連するキッドのブログ→第6話のレビュー
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