だけど涙が出ちゃう・・・だって女の子だものっ(稲森いずみ)泣いてる暇あったら仕事してくださいっ(渡辺麻友)
基本的に本が好きな人は読書家だよな・・・読書家は人と話しているより本を読んでいる方が好きなんだよな。
だから・・・口下手だったりするよね。
もちろん、例外はあって・・・話上手な読書家はいる。
キッドは口が上手いとよく言われたけど・・・本当は口下手なんだよな。
本当は口で言うより手の方が早いと思ってる。
でも、人前で手を出すと弾圧される世の中だから仕方なく喋るんだよな。
・・・何が言いたいんだ。
年上のヒロインが言うべきことを言わないで鬱屈していく感じが・・・本当にお茶の間に伝わっているのかなあ・・・って思って・・・。
リーダーの孤独だよな。
大阪都構想は無理があったよなあ。
第一、東京が都なのは天皇陛下がいるからなんだよな。
大阪市特別区分割構想くらいにしておけばよかったんだよな。
まあ・・・元は金髪の人だからな。
浪速のことは夢のまた夢なんだな。
で、『戦う!書店ガール・第6回』(フジテレビ20150519PM10~)原作・碧野圭、脚本・渡辺千穂、演出・白木啓一郎を見た。ダブルヒロインと言えば連続テレビ小説の常套手段である。「ふたりっ子」とか「だんだん」とか主役が双子というこれ以上なくストレートなものもある。「あまちゃん」はダブンヒロイン異種格闘技戦の様相を呈していたわけだ。あまちゃんとママというダブルヒロインであり、あまちゃんとユイちゃんというダブルヒロインであり、あまちゃんと夏ばっぱであり、あまちゃんと大女優であり・・・ある意味、ダブルヒロインのパロディーであったのだ。今度は宮崎あおいと波瑠のダブルヒロインである。連続ドラマでは「抱きしめたい! I WANNA HOLD YOUR HAND」のW浅野(浅野温子・浅野ゆう子)が金字塔と言えるだろう。今季の月9も主人公は別にいるが沢尻エリカと有村架純のダブルヒロインと言えないこともない。しかし・・・基本、母と娘か・・女友達がベースなんだな。
今回は・・・上司と部下・・・これは結構チャレンジではなかったかな。
途中で三田(千葉雄大)を挟んだ恋の三角形バトルも盛り込んだが・・・基本的に三田がキモオタで熟女好き設定なので・・・ときめきはなかったようだ。
下積み生活の長いベテラン書店員とお嬢様育ちの若手書店員の対立と仲間意識の芽生えが基本軸だが・・・少し・・・うまくはまらなかったかなあ・・・と思う中盤戦である。
年上のヒロインを少し、善人設定にしすぎちゃったんじゃないか・・・ま、いいか。
原作は結構、長編なのでどこまでとりこむかのバランスの問題もあったと妄想できる。
まあ・・・短期決戦のダブル・ヒロインの難しさも感じる・・・ここまでなのであります。
もう少し・・・分析したい気もするが・・・体力的に無理なんだな。
ペガサス書房初の女性店長として・・・苦節の歳月が無駄ではなかったと理想の書店作りを開始する吉祥寺店の西岡理子店長(稲森いずみ)・・・。
しかし、父親で元せんべい屋店主の達人(井上順)が倒れ・・・店長会議を欠席したことから・・・徐々に明らかになるペガサス書房の裏事情である。
エリア・マネージャーに昇格した野島元店長(木下ほうか)は吉祥寺店を始め、上野店、錦糸町店の三店舗の閉鎖という任務を負っている。
ペガサス書房の谷田部社長(山中崇)はネットストア化を目指し、実店舗の縮小と人員整理を目指していたのだった。
売上の下落率がワースト三位という実績を残した野島は・・・人望の厚い理子が業績を上げないように・・・策略を巡らし始める。
商売は下手だが・・・陰謀は得意だったらしい。
雑誌「NOTICE」の理子のインタビュー記事に細工して・・・萩原麻美(鈴木ちなみ)、遠野由香(木﨑ゆりあ)、日下圭一郎(伊野尾慧)たちが理子に反感を持つように仕向けるのだった。
一方、理子は吉祥寺店の七月閉店を指示され・・・我を失う。
書店員たちの行く末を考えるあまり、思考停止に陥った理子は書店員トリオの不満への対応にしくじり溝を深めて行く。
ユニコーン堂の田代(田辺誠一)からのスカウトの申し出を断った理子。
しかし、それを目撃した野島は書店員トリオに「店長は自分だけが・・・沈む船から逃れようとしている」と吹き込む。
理子は野島は無能だが・・・悪人ではないという思いこみから・・・店舗閉鎖後の書店員たちの転職先確保を相談するが・・・野島にはまったくその気はないのだった。
「店長・・・吉祥寺店は閉鎖されるんですよね」
書店員トリオに問い詰められて言葉を失う理子。
「どうして・・・それを・・・」
「野島さんから聞きました」
口止めされていた野島からの情報漏洩にうろたえる理子。
「何故・・・そんなことを・・・」と野島に尋ねる。
「だって・・・大事なことだから・・・とっくに君がみんなに話したと思いましたよ」
「・・・」
どうしても・・・野島の悪意を受け入れられない理子。
そこには・・・このバカにそんな悪だくみができるはずはないという硬直した思考が渦巻くからである。
普段の理子の言動から・・・不審を感じた北村亜紀(渡辺麻友)は三田とともに人気雑誌「NOTICE(論評)」の出版社に乗り込み、真相を究明するのだった。
野島の陰謀に気がついた亜紀は理子に身の潔白を明かすように進言する。
しかし・・・理子は上司であるエリアマネージャー野島に書店員たちの今後を託す希望を持っているため・・・歯切れが悪いのである。
スカウトの件で嫉妬に狂った三田は田代にかみつく。
だが「君はそばで彼女をささえてくれ」と軽くいなされるのだった。
本社に向かった理子は谷田部社長の意向を確かめる。
「リストラしか道はないのでしょうか」
「ペガサス書房が生き残るための決断だ・・・実力ある人材を確保して・・・実力不足の人員を整理する・・・残ったメンバーを守るためだ」
「しかし・・・人材は育てるものではないのでしょうか」
「そんな余裕は・・・ないのだよ・・・君には管理職としてキャリアを積んでもらいたい」
「・・・」
そういう状況を知らない書店員トリオは移動願いを提出して欠勤するのだった。
小幡伸光(大東駿介)は亜紀と交際中だが「男尊女卑は仕方ない」とある意味、危険な言葉を口にするのだった。
亜紀は反発を覚え、三田とともに書店員トリオの説得に乗り出す。
しかし・・・野島に洗脳されたトリオは疑心暗鬼に陥っていた。
ここで文芸書担当時代の萩原麻美の愛読書「サヨナライツカ/辻仁成」(2001年・・・2010年に中山美穂をヒロインとした映画が公開されている)が紹介されるがあくまで理子を尊敬していた麻美の回想としてのアイテムである。
約束したブックカフェ店員の高田愛子(工藤綾乃)の出番をつくるための待ち合わせ場所にトリオは現れない。
まだまだ・・・野島の正体を認めたくない理子は協力を呼び掛ける。
「一緒に社長にかけあってください」
「まだそんなこと言っているのか・・・私は三店舗をつぶせと命令されているのだ・・・そうでないと私がリストラされちゃうんだよ」
「・・・仲間じゃないですか」
「馬鹿な・・・私は別れた妻子に養育費や学費を渡さねばならない・・・守るものがあるんだよ」
「しかし・・・私には・・・彼らを解雇するなんてできません」
「じゃ・・・君は・・・ここにいる必要ないじゃないか・・・」
「・・・」
追い詰められた理子は閉店後の店内で泣き伏す。
そこへ・・・現れた亜紀。
「みんなにがんばろうって言ったけど私じゃダメでした・・・」
「・・・」
「やはり・・・理子さんじゃないと・・・誰よりも本が好きで・・・この店を愛している・・・」
「無理なのよ・・・現実は理想通りにはならないの」
「じゃ・・・なんで泣くんですか・・・口惜しいからでしょう・・・口惜しかったら・・・恰好悪くても粘って粘って・・・最後まで戦いましょう」
「・・・」
しかし・・・亜紀の言葉は理子には届かない。
理子の心を動かしたのは・・・父親が懸命にリハリビする姿だった。
「お父さん・・・」
「死んだら終わりだけど・・・生きている以上・・・がんばらないとな」
「・・・」
理子は覚悟を決めて店長会議に乗り込む。
「初の女性店長となり身が引き締まる思いでございます。皆さん・・・今後・・・三店舗が閉鎖になることをお聞きおよびでしょう・・・しかし・・・無能な前任者のせいで売上の落ちた店舗の幕引きのための店長になるのは真っ平御免です」
「なななななななななんだと・・・」と野島。
「社長・・・私にチャンスをください・・・売上を倍増させ・・・店舗を存続させるチャンスを・・・」
「・・・」
騒然とする会場。
社長は謎を秘めた表情で理子を見つめるのだった。
おや・・・この光景は裏番組の社長と美人マネージャーとかぶっているのでは・・・。
ちなみに・・・自分のことをかわいいと思っている人は60%と予想したまゆゆだが・・・答えは10%・・・じゃ・・・残りの90%は自分を美人だと思っているのか・・・。
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