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2015年5月 5日 (火)

弱虫で臆病者で腰抜けで(相葉雅紀)乳牛じゃないの牛乳なの(有村架純)チュパチュパ(沢尻エリカ)領収書刑事の逆襲(山口紗弥加)生足じゃありません(足立梨花)

もはや・・・完全に(月)「ようこそ、わが家へ」ということだな。

まだ、迷ってたのかよ。

山田孝之の「REPLAY & DESTROY」があったしな・・・ま・・・「ウシジマくん」の続篇の方が見たかったね。

チャカチャカしすぎなんだよな。

ま・・・それがおしゃれな感じなんだろう。

何がかっこいいかは人それぞれだしな。

うえって感じだったけどな。

・・・おいっ。

25歳のハーフのなんちゃって高校生(小林涼子)のために見るけどな。

・・・見るのかよっ。

で、『ようこそ、わが・第4回』(フジテレビ20150504PM9~)原作・池井戸潤、脚本・黒岩勉、演出・谷村政樹を見た。某国から大陸間弾道ミサイルが飛来して東京が火の海になっている時に「憲法九条が改正される危険がある」とか「徴兵制が復活する惧れがある」とか「日本が戦争する国になります」とか「晩御飯のおかずは何にしよう」とかそういうレベルの危機感のなさを展開する我らが倉田一家の皆さん。まあ・・・じたばたしたって殺される時は殺される時代だという考え方もありますね。

「サラリーマン着服の裏ワザ全部教えます」的な悪の手引書要素の強い雇用者もの作家の原作から主人公チェンジでホームドラマ化されたこのドラマ。

すべてが生ぬるいが・・・キャストが豪華なので・・・それなりに楽しめる。

謎解きとしては「事件」も「犯人」も散りばめられてそれなりに妄想できるのでミステリとしては成立しているのだった。

本当は犯人が複数いると見せかけて・・・実は単独犯というのが王道だが・・・もはやそれは難しい感じになっている。

少なくとも・・・家族それぞれに悪意を抱かれる理由があり・・・ストーカー(つきまとい)を犯罪と考えれば・・・横恋慕のために七菜(有村架純)や珪子(南果歩)につきまとう辻本(藤井流星)や波戸(眞島秀和)はすでに犯人である。

犯罪者ということでは・・・ナカノ電子部品の真瀬営業部長(竹中直人)は完全にクロである。

そういう中で健太(相葉雅紀)が名無しさんと呼ぶニット帽の男を真犯人と考えると・・・登場人物の中で・・・健太と面識のない男はすべて容疑者ということになる。

しかし・・・ニット帽の男が顔出しで登場しているとは限らないのである。

それどころか・・・ニット帽の男は名無しさんではない・・・という可能性もあるのだった。

とにかく・・・正体不明の何者かが・・・家を眺め、盗聴器を仕掛け、花壇を荒らし、十万円を盗み、犯行声明をFAX送信し、猫をポストにいれ、猫の首輪にメモを残し、ハイヒールを移動させ、母親と陶芸教室の講師の密会写真を届け、健太に監視カメラだの盗聴器発見装置だの無駄な出費を強いる・・・そういう人に恨みを買ったら困ったことになるからまずいよなあ・・・と誰もが感じる恐怖や不安を煽りたてるのである。

不特定多数の誰かになりすます・・・顔を持たない人間の・・・悪意が香り立ちますな。

そうです・・・あなたがそうなのかもしれません・・・的な。

加害者も被害者も判然としないのが世の中の実相なのだから。

ハイヒール事件により、木下巡査(夙川アトム)を通じて二人の所轄の刑事が事情聴取に現れる。

「玄関の鍵は付け替えた方がいいかもしれません」

刑事は当たり障りのないアドバイスを残し去っていった。

家宅不法侵入されたというのに「犯行時刻は六時から九時の間」を言いたがる主婦や「息子の歯ブラシを間違えて使った」と言われて反論する父親に唖然としたらしい。

とにかく・・・靴の左右の区別のつかない珪子は・・・少しおかしい。

一家団欒でうどんを食べる倉田一家。

「怖くて痩せるダイエットみたい」とのほほんな妹・七菜である。

「おもち入れる?・・・おかめうどん」とやはりおかしい珪子。

「そりゃ・・・ちからうどんだろう」とたしなめる太一(寺尾聰)・・・。

「おかめうどんって何がはいってるの」と七菜。

「わかめでしょう」と完全におかしい珪子。

「時々、母さんが犬山イヌコにみえる」と思うしかない健太だった。

健太は偶然につかんだ真瀬と領収書刑事・西沢摂子こと熟女パプ「マダム・ジュセフィーヌ(ナポレオン夫人=フランス皇后)」のシルビア(山口紗弥加)の密会画像を太一に見せる。

契約社員もアルバイト禁止の社則に違反した領収書刑事の裏切りの理由を察知する太一だった。

「弱みを握られて脅されたって寸法かい」

「おっかさんの介護にお金がいるんですよ」

「そいつは・・・なんとも・・・困った話だね」

「旦那・・・すまないねえ」

「なんとか・・・工夫しねえとな」

「工夫・・・」

「こうなりゃ・・・真瀬の野郎をはめてやろうじゃねえか」

時代劇かっ。

本筋とは関係ないので・・・サラリーマンの裏事情をまとめておく。

①真瀬部長はカリタ印刷にカタログとパンフレットを発注。カタログだけを納品させ、パンフレットの代金は水増し請求し、カリタ印刷からキックバックさせ着服。

②領収書刑事はパンフレットの配布先とエドヤ運送の配達記録から真瀬の不正を暴く。

③真瀬はシルビアから情報を入手し隠蔽工作。

④営業会議で総務部長の太一が真瀬を告発。

⑤真瀬は領収書刑事に無実を証明させる。

⑥ここで密会を暴露する太一。

⑦領収書刑事と口裏を合わせ真瀬を人情家に仕立てる。

⑧社則違反を不問とすることに成功

・・・結局、真瀬はお咎めなしである。

キックバック・・・それは魚心あれば水心なのだ。

シルビアは母の介護費用について貯金を切り崩すことで対応する・・・できるなら最初からしておけ。

まあ・・・基本的にどうでもいいけどな。

真瀬のスパイである配送課長の平井(戸田昌宏)は二人を監視して犯人に立候補である。

とにかく容疑者を増やす方針なんだな。

一方、街角で老婆に暴言を吐く通行人(遠藤要)と遭遇する健太と明日香(沢尻エリカ)・・・。

「素性が知られなきゃみんな無法者ね」

「誰もが名無しさんの時代か」

名無しさんの大胆な行動から・・・明日香は盗聴の可能性を指摘する。

「犯行時間に留守だと知っていた可能性があるわ」

「そんな・・・」

しかし・・・思い当たることが多過ぎる健太だった。

円タウン出版社の蟹江(佐藤二朗)の紹介で古物商を訪れる健太と明日香。

「盗聴は犯罪ですよ」

「いえ・・・盗聴器を発見したいのです」

「なるほど・・・つまり・・・ワイヤレスマイクの探知装置をお求めですな」

「ええ」

「ワイヤレスマイク?」

「盗聴器にもピンキリですが・・・一般的に多いのはマイクとトランスミッターを利用したシステムです」

「トランスミッター?」

「つまり・・・送信機ですな。概ねFM放送と同じ電波を発信します。盗聴は受信範囲で受信機つまり、スピーカーとレシーバーで行います」

「はあ・・・」

「そこで・・・ワイドバンドレシーバーつまり・・・周波数の広帯域受信機で発信器の電波を検知するのが・・・無線式盗聴器の発見器・・・これなんか五万円でお手頃です」

「ご・・・五万円」

「一生ものよ」

「編集長・・・前借りお願いします」

「キミね・・・仕事もしてないのに・・・前借りはね・・・ホトケの顔も三度までだからね」

健太のせいで愛しのシルビアが店から消えたとは知らない蟹江編集長である。

知らぬが仏なのだ。

勇者ヨシヒコにもそろそろ会いたいよね。

家族の留守を狙い盗聴器検索を開始する健太と明日香。

しかし・・・実は盗聴器内蔵が疑われるブローチを持ちだす珪子である。

だが・・・コンセントボックス擬装型盗聴器を発見する健太と明日香だった。

「これ・・・」

「しっ」

風呂場で密談する二人。

「このタイプは電源に困らないから・・・連続盗聴が可能なのよ・・・」

「どうして・・・そのままに」

「盗聴されていることに気付いたことを秘密にしておけば名無しさんは油断するわ」

「どうして・・・君はそんなに気がまわるんだ」

「あなたが・・・うかつすぎるのよ」

「・・・」

多くのお茶の間は明日香に同意するのだった。

風呂場で密会している二人を連続帰宅で急襲する珪子と七菜だった。

「明日香さんて・・・プロレスラーみたい」

「よく言われます」

「明日香さんて・・・プロレスラーみたい」

「よく言われます」

しかし・・・太一は・・・。

「明日香さんって・・・エヴァンゲリオン」

「え・・・そっち」

「よく言われます」

「そっちもか」

まあ・・・もう・・・どうでもいいがな。

緊張感のない一家は・・・息子の彼女のような明日香を歓待するのだった。

「ストーカーは情報によって対象を支配しようとします」

「難しいのね」

「たとえば・・・スマホ普及によって利用しなくなったガラケーとかは・・・個人情報の宝庫ですからね」

あわてて・・・それぞれの古い携帯をチェックする倉田一家。

七菜の携帯電話は消失していた。

そこには・・・どうやら・・・リベンジポルノ的画像があったらしい。

またか・・・有村架純には何をしてもいい演出かっ。

明日香帰宅後に・・・また・・・五万円が紛失していることが発覚である。

そして・・・何者かが・・・一家団欒を盗聴している様子が描かれるのだった。

健太は明日香の指示で仕掛けた室内盗撮カメラの映像をチェックする。

そこには・・・つづくである。

七菜のスマホに・・・何かが着信する・・・つづくである。

帰宅途上のはぐれ刑事純情派じゃなかった明日香が歩道橋の下りにさしかかると何者かが背後から明日香を突き飛ばす。

転落し・・・出血する・・・明日香・・・つづくである。

これは・・・ひきの嵐か・・・。

2015年度倉田家嫌がらせ事件容疑者ランキング

①位 ニット帽の男(名無しさん)

②位 配送課長

③位 通行人

④位 編集長

⑤位 健太(人格障害)

⑥位 七菜(ストレス)

⑦位 古物商

⑧位 珪子(にゃーす2号)

⑨位 第一話に登場したがその後登場しない人

⑩位 ガス(ニャンコ星人)

関連するキッドのブログ→第3話のレビュー

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コメント

キッド様の容疑者ランキングが楽しくてたまりません!

なんかこう、タイムリープ機能が作動してそうなドラマですね。どうした、どうした?
お父さんの会社の件は少し進展したので良かったです。

自分、嵐のメンバーは5人とも大好きですが、全員のドラマをまじめに見ていると、見守り倒れ(造語)になりかねないので、大野君以外のドラマは見たり、見れなかったり…。
「ラストホープ」は、情報が多くて見るのに大変でしたが、「ようこそ」は何か…涼しい感じです。

「えれなっちょはバカ殿に腰元役で出てた」みたいな台詞に喜んじゃう自分としては、健太に関する描写の少なさに驚くばかりです。
デザイナーっぽいインテリアの自室とか、幼なじみの親友とかが、「その人」を形作るアイテムになると思うのですが。
な~んにも出てこニャイ…。

でも、まだ見続けます。七菜ちゃんが、「お兄ちゃんって意外と頼りがいあるんだね」と言ってくれるその日まで!(誰目線よ)

次回も、ランキングは変動するのでしょうか

投稿: なつ | 2015年5月 8日 (金) 00時25分

カイブツクンノトモダチハ?~なつ様、いらっしゃいませ~ヒロシクンデス

ランキングはドラマの展開とともに変動いたします。

キッドの多重人格群が一人一票で投票しております。

ニット帽の男はホームの男と同一人物として集計しているので不動の一位ですが・・・別人かもしれません。

タイプリープと言うか
タイムループの可能性がありますな。

太一パートなんて・・・順番入れ替えても
成立しそうですし。

何回、不法侵入を許せば気が済むのかですな。

我が家ならすでに侵入者は山中に埋葬されていますし。

花壇の周囲に高圧電流を張り巡らせていないなんて。

信じられない~のでございます。

大野君のドラマはキッドのブログでも「魔王」とか「鍵」とか「死神くん」とか完走レビュー率高いのですよねえ。

ブラックユーモアが漂うからでしょうな。

他のメンバーはそこそこです。

しかし・・・相葉くんは
惜しい感じのドラマが多いのでございます。

めぐりあわせというか・・・
スタッフの読み切れなさが根底にあるのかな。

今回も主役としては
ものすごくおざなりな感じが漂いますよね。

それは領収書探偵の出番の多さが物語っています。

ま・・・原作ありきですが・・・。

相葉ドラマなので・・・。

健太(5)、明日香(2)、七菜(1)、その他(2)の配分が妥当なのに・・・。

健太(2)、明日香(1)、七菜(1)、その他(6)くらいになってますからな。

その他の(3)くらいがシルビア、太一、真瀬ですから・・・。

なんじゃこりゃあ~ですぞ。

ま・・・それが相葉ポジションなのかもしれません。

健太が妹に兄萌えされる日を信じて・・・
今回はなんとか完走したいと考えます。

投稿: キッド | 2015年5月 8日 (金) 23時53分

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