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2015年6月24日 (水)

かもしれない女優たち(真木よう子)売れるか辞めるか(水川あさみ)オール・マクラではありません(竹内結子)

もうひとつの別の世界の話である。

2015年に女優の竹内結子、真木よう子がいない世界である。

そして・・・女優の水川あさみは「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」に主演しているのだ。

まあ・・・「スター・ウォーズ」の七作目はこれから公開されるので・・・水川あさみが主演していないとは言い切れないのだが・・・。

どちらにしろ・・・水川あさみはこの世界の水川あさみではなく・・・恐ろしいことに映画「金田一少年の事件簿・上海魚人伝説」(1997年)で楊麗俐を演じていないのだ。ドラマ「のだめカンタービレ」(2006年)の三木清良も演じていないのである。

恐ろしいことだな。

まあ・・・いなければいないで・・・小倉優子、中村愛美、浅見れいな、ソニン、中島美嘉とかがその穴を埋めたかもしれないな。

どういう人選だよっ。

で、『竹内結子真木よう子水川あさみかもしれない女優たち』(フジテレビ20150623PM10~)脚本・バカリズム、演出・関和亮を見た。もうひとつの別の世界は歴史改変ファンタジーの産物である。歴史ではもしも・・・ヒトラーが早死にしていれば歴史が変わっていたかもしれないというのは禁句である。とにかくヒトラーは実在していたわけである。だが・・・妄想の世界では・・・そういうもしもの世界は常套手段なのであった。だって面白いんだもん。

Kamoj001女優・真木よう子は1982年に千葉県で生まれた。2005年の映画「パッチギ!」のチョン・ガンジャ役で注目を集め、ドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」の笹本絵里、大河ドラマ「龍馬伝」のヒロイン・お龍などを演じたスターである。

しかし・・・こちらの世界の真木よう子は「パッチギ!」のオーディションで落選・・・売れない女優として2010年を迎えてしまう。本来は「SP THE MOTION PICTURE‎ 野望篇」が公開された年である。しかし・・・こちらの世界の真木よう子はラーメン屋でアルバイトしながら・・・小劇場の無名劇団の舞台に立ち、映画やドラマでその他大勢の脇役を演じているしがない女優なのだった。世界は歪み始めたのである。バイト仲間の女の子・三浦紗英(生越千晴)はそんなよう子の舞台を見て「素敵でした」と感激してくれる。しかし、一般人の紗英は「竹内結子さんに会ったらサインもらってください」とおねだりするのであった。

鬱屈する・・・よう子である。

やがて・・・よう子はアルバイトをバーテンダーにジョブ・チェンジ。そこで知り合った雑誌の編集者はよう子が日記として描いているコミック「日刊真木よう子」に注目するのであった。

「子供の頃の夢は女優か・・・漫画家でした」と語るよう子。

ある日・・・コンビニで見た週刊誌の表紙に紗英の顔を発見し・・・驚く。

原宿でスカウトされた紗英は人気モデルになっていた。

紗英が連続ドラマのヒロインに決定したと知り・・・よう子の気持ちはドス黒く染まるのだった。

女優・水川あさみは1983年に大阪で生まれる。1997年、映画「金田一少年の事件簿・上海魚人伝説」で楊麗俐役を掴むと、「仄暗い水の底から」「渋谷怪談」「深紅」などに出演。ドラマ「西遊記」のヒロイン・凛凛を演じて人気女優となり、「のだめカンタービレ」の三木清良で実力を発揮する。しかし、世界の歪みは進行し・・・「金田一少年の事件簿・上海魚人伝説」のオーディションに落選した水川あさみは・・・映画やドラマでその他大勢の脇役を演じているしがない女優になってしまったのだ。

バイト先のお客さんに「竹内結子さんに会ったらよろしく言ってくれ」と言われて困惑するのだった。

水川あさみと同期の女優・白石奈緒(奥村佳恵)は舞台「ガラスの仮面」で姫川亜弓を演じて注目され・・・いつの間にかスター女優になっていた。

奈緒は昔と変わらぬ友情をあさみに示そうとするが・・・それが苦痛でしかないあさみ。

「同情するなら役をくれ」と思うのだった。

ある日・・・病院の受付Aと病院の受付Bという端役で隣り合わせる真木よう子と水川あさみ・・・たちまち意気投合するのであった。

「なんで売れる子は売れるのかしらね」

「みんなマクラよ。マクラでマクラでオールマクラなのよ」

「よく言った」

スターとなった白石奈緒や三浦紗英を妬みまくるドス黒い二人である。

そんな・・・あさみの唯一の救いは恋人である。

最悪・・・女優を辞めて結婚してもいいか・・・と思い始めるあさみ。

女優・竹内結子は1980年に埼玉県で生まれた。1996年に原宿でスカウトされた結子は堂本光一の相手役でデビューすると、映画「リング」「黄泉がえり」などヒット作に恵まれ、ドラマ「ランチの女王」「プライド」などでトップ女優となる。2010年にはドラマ「ストロベリーナイト」の姫川玲子で実力を発揮するのだった。しかし・・・世界の歪みは竹内結子にも波及するのだった。原宿でスカウトされにもかかわらず・・・スターダストプロモーションという事務所名がなんとなく恐ろしくて連絡しなかったのである。騙されてひどい目に会いそうな感じもするものな。

こうして・・・普通の女子高校生、普通の女子大生となった結子は出版社に入社・・・地味な編集者になってしまったのだ。

モデルで女優の三浦紗英にインタビュー取材をする結子。

「原宿でスカウトされて・・・」と語る紗英。

(私だって・・・)とふと思う結子だった。

「演技には興味があったんですか?」

「真木よう子さんという尊敬する女優さんがいて・・・」

(誰だよ・・・それ・・・)

取材から帰った結子は上司から単行本の出版企画の提出を命じられる。

提示されたのは・・・コミック「日刊真木よう子」である。

売れない女優の書いたマンガなんか売れるかよ・・・と思った結子。

しかし・・・「真木よう子」の名を口にした三浦紗英の人気にあやかることを思いつく。

帯の推薦文に・・・「三浦紗英」の名前があれば・・・売れるかもしれない。

こうして・・・「日刊真木よう子」は出版され・・・好調なセールスを示す。

編集者・竹内結子、漫画家・真木よう子の誕生である。

出版を祝って祝杯をあげる結子とよう子。

そこへ・・・あさみがやってくる。

「私も女優を辞めて・・・結婚しようと思うの」

しかし・・・あさみの恋人の画像を見て蒼ざめる結子。

あさみの恋人は結子の交際相手だった。

修羅場である。

そこへ・・・結子の上司が「映画化決定」の話を持って現れる。

勝者となった・・・感じのよう子に・・・敗者として意気投合する・・・結子とあさみ。

しかし・・・結子にも「社長賞」が贈られるという話になる。

あさみは・・・唇をかみしめる。

結子もよう子もいたたまれぬ思いに苛まれるのだった。

だが・・・あさみにかかった一本の電話が・・・世界を揺り戻すのだった。

すこし・・・反対側まで・・・。

「私・・・スター・ウォーズのオーディションに・・・合格しちゃった・・・」

「えええええええええええ」

ほんの少しの勇気と根気があれば・・・。

人生は美しいフィクションとなるのかもしれない。

関連するキッドのブログ→素敵な選TAXI

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コメント

『宇宙戦艦ヤマト2』が『さらば宇宙戦艦ヤマト』の続編だとと何故か真剣に思って「死んだ人が生き返るアニメだから嫌い」ということを言った人がいたりするので、今回のドラマも作り手の思っていることと全然違う目(感覚)でボーっと観ているお茶の間が一杯あったのかなぁなどと思ったりしました(~_~;。
(そもそもお茶の間というものがまだ存在するならばですが)

尻ポケットのエピソードが秀逸(笑)。

意外にも小松利昌(この人こういう名前だったのかー)が白フレーム眼鏡ひとつでこういう使い方ができるんだなぁと思って一番面白かったところです。

投稿: 幻灯機 | 2015年6月28日 (日) 09時22分

movie✪マジックランタン✪~幻灯機様、いらっしゃいませ~✪マジックランタン✪movie

古代くんが古代くんが死んじゃうっ!

森雪が真剣に叫ぶ時・・・キャラクターは生きているのですな。

お茶の間の子供たちは
脱ドラマ的なドラマで・・・虚構に目覚める場合があります。

ドラマなんてみんな嘘さ・・・と気がついた時
世界は覚醒するのでございます。

「あまちゃん」が本当の世界で
こちらはその劇中劇に過ぎないかもしれないのですから~。

小松利昌といえば「高校入試」「セカンド・ラブ」などで
職員室こそに存在感がありという人ですな。

女優さんはトイレなんかに行かないんだという嘘を
信じているお茶の間よ永遠なれ!typhoon

投稿: キッド | 2015年6月29日 (月) 04時40分

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かもしれない女優たち 真木よう子、水川あさみ、竹内結子が、ターニングポイントで違う道を歩んでいたら・・・というパラレルワールドの物語。 真木よう子と水川あさみは売れない女優。 竹内結子は編集者。 そんな3人の人生が交錯し、最後は成功を手にする。 真木よう子は漫画家として成功。 竹内結子は真木よう子を担当したことで出世。 水川あさみはスターウォーズに出演して女優として成功。 要するにハッピーエンド。 気持ちいい結末です。 出来すぎた話なんだけど、あざとさは感... [続きを読む]

受信: 2015年6月24日 (水) 12時59分

» かもしれない女優たち (2015/6/23) 感想 [ディレクターの目線blog@FC2]
フジテレビ系『かもしれない女優たち』(公式) 『バカリズム脚本!竹内・真木・水川がどん底人生を生きる』の感想。 とあるスタジオ玄関に颯爽と入ってくる女優・真木よう子、水川あさみ、竹内結子。女優としての輝かしい経歴を振り返りながら、楽屋へ入ると…そこは、真木が女優としてターニングポイントであった作品のオーディションでチャンスをつかみ損ねてしまった世界。水川が...... [続きを読む]

受信: 2015年6月25日 (木) 12時42分

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