ラーメン大好き小泉さん(早見あかり)マシマシで(美山加恋)激辛で(古畑星夏)
小粒ながら谷間の確保が困難な夏ドラマ・・・。
先行スタートの一角・・・サバイバルをかけて登場である。
え・・・これがレギュラーになる可能性あるのか。
なんといっても楽そうだ・・・おいっ。
深夜ドラマというものは前衛的であってほしいと思う。
そういう意味では深夜ドラマの三大テーマに縛られすぎると・・・プログレッシブな感じが薄れる。
①B級グルメ・・・「深夜食堂」的なまったり感で勝負すると・・・睡眠薬になってしまう。
②裏社会・・・「ウシジマくん」を越えないよね。
③ホラー・・・なかなか怖くならない。
ホラー要素の中にはファンタジー要素があるので「みんな!エスパーだよ!」とか「牙狼〈GARO〉 -魔戒ノ花-」とか傑作や秀作も登場する。
裏社会には風俗産業もあり・・・「LOVE理論」など底辺の恋愛ものと言う展開がある。
B級グルメは「食の情報」という逃げ道が邪魔になってくることがあるので要注意なんだな。
「食の軍師」とかうんちくはもういいよ・・・という気分になる。
まあ・・・このブログでは基本的にスルーしたいジャンルなのである。
だって・・・深夜にお腹がすくのは危険だもの・・・。
で、『ラーメン大好き小泉さん・第1回』(フジテレビ201506272340~)原作・鳴見なる、脚本・久馬歩、演出・松木創を見た。東日本大震災の混乱の中、「私はアイドルにはむいてなかった」とももいろクローバーを脱退した早見あかりである。そのためにももいろクローバーはももいろクローバーZになってしまったのだ。あれから四年・・・時々、ゴールデンにも登場し、朝ドラマにも進出したが・・・「ウレロ☆未確認少女」シリーズとか、「アゲイン」とか「セカンド・ラブ」とか・・・深夜に花開くあかりんだった。
「ラーメン大好き」と言えば小池さんだから・・・小泉さんはもじりである。しかし・・・小泉さんにはかなり・・・おタクでアイドルな響きがあるわけである。
初回を見る限り・・・美少女全開のキャラクター・・・しかも・・・ラーメンマニア・・・文句ありません。
謎の転校生・小泉さん(早見あかり)をこよなく愛する美少女マニアの女子高校生・大澤悠を演じるのが名子役だった美山加恋(18)だ。
成長してからは大人しい暗めの役柄が多かった美山加恋だが・・・「山田くんと7人の魔女」で脱皮して・・・キャピキャピの女子高生を演じている。これが・・・「ウルトラQ」のカネゴンレベル(最上級)の可愛さなのである。・・・そのたとえはどうかなっ。
小泉さんの・・・異常性は「ボケ」なので・・・大澤悠は「ツッコミ」である。
二人のラーメンに対する姿勢は漫才なのである
「一人でラーメンを食べたりするんだ」
「つるんで食べるものではありません」
「そんなあ~」
・・・かわいいよ、加恋、かわいいよ・・・かわいいよ、あかりん、かわいいよ・・・の連打なのである。
これに・・・大澤悠のクラスメートで「小泉さんて・・・転校してから・・・クラスに馴染もうとしないし・・・苦手」と言う中村美沙(古畑星夏)が第三の女として加わる。初回では明らかにされないが・・・原作的には激辛マニアなのである。古畑星夏は「きょうは会社休みます。」で綾瀬はるかの恋敵を演じた(18)である。
今回はツインテールの女子高校生になっているのであった。
もちろん・・・全員、なんちゃって女子高校生なのだ。
女子高校生とラーメン・・・無敵だ・・・無敵の香りがする。
下校時に小泉さんを目撃した大澤悠は親友の中村美沙の制止を振り切ってアタックを開始。
大澤悠につきまとわれながら小泉さんが到着したのはラーメン店「金色不如帰」だった。
小泉さんの食べっぷりに快感を感じる大澤悠なのである。
「そんなにおいしかったの・・・」
「三種のスープが絶妙で・・・とくにはまぐりの濃厚な味は・・・個性を際立たせています」
ラーメンに関しては饒舌になる小泉さんに・・・大澤悠は萌えるのだった。
小泉さんのストーカーとなった大澤悠は小泉さんを尾行して・・・ついに「ラーメン二郎 八王子野猿街道店」にまでやってくる。
「ラーメン二郎」愛好家・・・ジロリストの集う店舗で・・・大澤悠は傍若無人なセリフを連発。
「大ブタ・・・マシマシ(増量大)で」
小泉さんのオーダーを真似する大澤悠にジロリストは注意する。
「およしなさいよ・・・」
「私・・・お腹ペコペコだから大丈夫です」
・・・やはりカネゴンだ・・・。
そして・・・お約束の想定外の大盛り。
「えええええ」
しかし・・・小泉さんは極太麺の野菜上盛りなどのテクニックを見せつつ・・・完食である。
思わず拍手喝采のジロリストたち。
「うえ~ん・・・もう無理です~」
大澤悠は半分くらい食べ残す。
「しょうがないなあ・・・次は小ブタにしなさいよ」
優しい店主である。
しかも・・・大澤悠の食べ残しを・・・小泉さんは食べてくれるのだった。
大澤悠・・・感謝感激である。
「これからも一緒にラーメン食べてください」
おねだりする大澤悠。
「おことわりします」
ラーメン以外にはつれない小泉さんなのである。
「ああん・・・まってってば~」
カネゴンだな。
とにかく・・・楽しいぞ~。
見終わると・・・部屋の鍵をしめ・・・深夜でも開いているラーメン屋に向かうキッドだった・・・だから、やめろってば。
関連するキッドのブログ→セカンド・ラブ
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