HEAT(栗山千明)VSホテルコンシェルジュ(西内まりや)マリアンヌ!(AKIRA)火の用心!(佐藤隆太)サイコパス!(田中圭)コンサルタント!(菜々緒)ポルターガイスト!(夏菜)
おい・・・。
いやあ・・・ペンディングである。
おいおい・・・。
なんていうか・・・いい勝負なんだよな。
可もなく不可もない「ホテル」と撃たないで~の声が遠くに聞こえる無理がありすぎる「しょぼしょぼ団」・・・。
もう・・・西内まりやの可愛さと栗山千明・菜々緒のゴージャス感・・・どちらを選択するか・・・それだけだよな。
レギュラー性ということで言えば・・・今のところ・・・①「デスノート」で・・・②に「婚活刑事」「小泉さん」「ホテル」「ホース」が一直線だ。
来週の(火)のレビューがない可能性もあるよね~。
夏だなあ・・・。
で、『ホテルコンシェルジュ・第1回』(TBSテレビ20150707PM10~)脚本・松田裕子、演出・今井和久を見た。「ごくせん」や「花咲舞が黙ってない」など堅実なエンターティメントの脚本家である。一流の接客に必要なのが「おもてなしの心」なのか「気品」なのかというよくわからない裏テーマがあるらしい。主人公の新人コンシェルジュ・天野塔子(西内まりや)が何か「輝くもの」を持っていると考える総支配人の鷲尾(高橋克典)と「ホテルの廊下を走る女なんて問題外」と考える経営戦略室ゼネラルマネージャーの片桐(若村麻由美)が経営方針をめぐって火花を散らすのだ。
・・・そんなホテルは嫌だな。
ま、それはさておき・・・伝説の高級旅館の番頭さんだったチーフ・コンシェルジュの珠久里(尾美としのり)、無駄口はたたかない先輩コンシェルジュの本城(三浦翔平)、旅行鞄を破壊し、宿泊客の夫婦仲を険悪にさせ、突然の渋滞を呼び起こす客室係の亜里砂(夏菜)など・・・ホテル従業員の顔ぶれはなかなかに楽しいのだった。
問題は365日24時間勤務にならないように・・・リアリティーを感じさせるかどうか。
コンシェルジェが三人しかいないなら・・・三人が顔を合わせるのは基本的に無理なんだから~。
だって・・・ホテルは不夜城なんだから・・・。
まあ・・・どんなサービス業ドラマも・・・ここは基本スルーなんですけどね。
ドラマだからな。
「お客様のご希望にノーと言わないこと」
本城に指導された天野はゲストのカリスマファッションデザイナー・海宝沙知(鈴木保奈美)の無理難題に対応する。
「実現不可能なことにイエスと言うのはノーと言うのと同じ」
本城の次のアドバイスに戸惑う天野だった。
「君の仕事が・・・他の従業員に負担をかけるだけならば・・・君はいないのと同じ」
天野の「イエス」によって仕事が増えた出入りの業者の一人、花屋の渡辺(尾上寛之)は恋人へのサプライズ・バースデーに遅刻してしまう。
渡辺は恋人のまどか(浅見れいな)にプロポーズする予定だったのである。
客の要望に応えるどころか・・・足を引っ張ってしまいそうな事態にあせる天野。
しかし・・・社員食堂でカツ丼(大)を食べれば「かがやき」を取り戻す天野なのである。
従業員一同を巻き込んでホテル付属の教会でサプライズを成立させ、プロポーズも大成功させるのだった。
ついでに・・・夫のモラルハラスメントに悩んでいた沙知の悩みも解決する天野。
まさに主人公パワー炸裂である。
ホテルみたいな病院をテーマにした「まっしろ」で玉砕したこの枠である。
今度は病院みたいなホテルをやるんだな・・・。
まあ・・・今度は爽やか主体なので大丈夫かもしれない・・・。
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で、『HEAT・第1回』(フジテレビ20150707PM10~)原案・秦建日子、脚本・丑尾健太郎、演出・小林義則を見た。「ショムニ」とか「TAKE FIVE」の脚本家である。不動産会社「クローバー都市開発」で都市開発を手掛けるビジネスマン・池上タツヤ(AKIRA)が「地上げ」のために再開発予定地である幸多市に「経営コンサルタント」と身分を詐称して潜入・・・情報を獲得して土地買収を有利に進める手段として地元消防団に参加するという物凄いとんでも設定である。・・・さすがだな。
本社ビルでの火災訓練に非協力的で・・・消防士隊長の合田篤志(佐藤隆太)に注意されたタツヤである。
「あんたは・・・死んだ」
「訓練なんか無意味・・・いざとなったら自分の身は自分で守る」
クローバー都市開発社長の日比野(稲垣吾郎)は巨大プロジェクトを推進中。
その候補地候補をライバルの濱田(田中圭)に先取りされてしまうタツヤである。
情報を流したのは・・・部下の榊(井出卓也)か・・・社外のビシネスパートナーの結城エリ(菜々緒)なのか・・・そういうどす黒さも醸しだしつつ・・・。
幸多市消防団第十一分団のリーダーで幼稚園に勤務している安住咲良(栗山千明)との出会いが・・・「目的のためなら手段を選ばない」サイコパスな一面を持つタツヤの心を少しずつ変化させていくという趣向である。
同時に謎の不審火で住民の信頼を失った第十一分団の復権の物語でもあるらしい。
有力な地権者で偏屈な老女の飼い犬を追って火事場に飛びこむタツヤ。
しかし、バックドラフトによって密室に閉じ込められてしまう。
タツヤの危機を救ったのは・・・タツヤが蔑んでいた第十一分団の地道な水の手確保作業だった。
「あんたはまた死んだ・・・自分でなんとかするんじゃなかったのか」
「・・・」
何故か・・・幸多市消防士隊長に転任した合田に皮肉られるタツヤだった。
しかし・・・地主の犬を救助したので買収には成功するのだった。
真面目な消防士の白石(工藤阿須加)もいます。
靴屋の白石(菅原大吉)、主婦の神戸(堀内敬子)、サラリーマンの鳴海(正名僕蔵)などのんびりした団員たちは微笑ましい。
まだまだ・・・たくさんの土地を買収しなければならないタクヤ。
なんだかんだ・・・しがらみというか・・・絆が深まっていくんだろうねえ。
あまり・・・深く考えなければ・・・火事場見物は楽しいからな。
さあ・・・どうなんだ・・・(火)は・・・。
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