ミサミサ、君のためなら殺せる(窪田正孝)ニアです・・・そしてメロです(優希美青)
東京では迎え火の季節である。
何故か、夕方になると風が強く吹いてくるのだなあ・・・。
下町では迎え火を焚いて・・・いたるところで火事になってもおかしくない季節である。
地獄の炎を乗り越えて西方浄土に侵入し御先祖様を迎え、この世に帰ってくる。
儀式を終えると・・・神も仏もない現世は真っ赤に燃えあがるのだ。
ああ・・・世界の終焉が幻視できます。
家人が残り火に水を撒く。
ああ・・・明日もきっと・・・暑いんだろうなあ・・・。
夏だ・・・夏がまた来る・・・。
で、『デスノート・第2回』(日本テレビ201507122230~)原作・大場つぐみ、小畑健、脚本・いずみ吉紘、演出・猪股隆一を見た。可視の世界では光は見えても闇は見えない。光の届かぬものを闇と認識するだけである。生あるものは死を意識することはできても死後の世界を認識することはできないのだ。死神たちは・・・その生と死の境界線に佇む天使にすぎない・・・。初回視聴率が16.9%・・・である。この枠の前作「ワイルド・ヒーローズ」の最終回が*8.1%なのだ・・・。みんな・・・デスノートを好き過ぎるぞ・・・。
先に動いた方負ける・・・そういうゲームがある。
お互いが身を隠し・・・相手の居場所を探り合うゲーム。
何もしないことが一番なのである。
しかし・・・何もしないではいられないのが人間だ。
弁明すればするほど・・・罪は深まって行く。
逃げれば逃げるほど追いつめられる。
「姿なき殺人鬼」・・・ライトこと夜神月(窪田正孝)は・・・エルこと天才探偵L(山崎賢人)の仕掛けた罠にまんまとひっかかっていくのだった。
息子が殺人鬼となっているとは露知らない夜神総一郎(松重豊)はエルの暴走に歯止めをかけるために警視庁が特設した「キラ対策室」の室長に抜擢される。
仏の模木完造(佐藤二朗)、久しぶりの日村章子(関めぐみ)、ちょっと馬鹿な松田桃太(前田公輝)、偽タキシード仮面の相沢周市(弓削智久)・・・総一郎の部下の捜査員たちは・・・ワタリ(半海一晃)によって・・・除菌・消臭されてしまうのだった。
地下アイドル、もしくは週末アイドル、あるいは発展途上アイドルにしか見えない人気アイドル・グループ「イチゴBERRY」のミサミサこと弥海砂(佐野ひなこ)に執着するライト・・・。ミサミサの両親を殺害した凶悪犯をデスノートによって殺害する。
死神リュークに「君のために殺したって告白すれば~」と囁かれ・・・「いいんだ・・・彼女が幸せならば・・・それで」と腰抜けな感じのライトだった。
「イチゴBERRY」のライブも遠くから見守る態勢である。
そこへ・・・イチゴBERRYのマネージャーがやってくる。
「いつも応援ありがとう・・・来週は友達誘って来てねえ・・・五人ぐらい連れて来て~」と激しく説諭されるのだった。・・・おいっ。
しかし・・・リュークから・・・「死」についての秘密事項を漏洩されるライト。
「あのミサミサとかいう女・・・B75じゃなくてB84らしいぜ・・・じゃなくて・・・死期が近いぜ・・・死神の目で見れば・・・人間の氏名と寿命がわかるんだ・・・これ、トップ・シークレットな」
「そんな・・・それはいつ・・」
「七日後の午後七時だよ~」
「くそっ」
「それより・・・お前を尾行しているあいつをなんとかしろよ」
「今・・・いろいろと試している」
デスノートに死因を書けば・・・死の状況を操作できる・・・そのことを確かめるために死刑囚を殺しまくるライト。死刑執行をなんとなくためらう法務大臣を楽にさせる善行である。
「ブサブサとか言う人もいますが・・・B75よりB84だよねって応援してくれる人もいるんです」
バイトを抜けだして・・・ミサミサに「危機が迫っていることをお知らせする手紙」を手渡ししようとするライト。
「君の命が危ないんだ」
お前が危ないぞ・・・ライト。
しかし・・・阻止した警備員の裕木田努(崎本大海)は優しく事情を聞いてくれるのだった。
「どうしたの」
「う・・・占いで・・・四日後の午後七時に・・・ミサミサに・・・危険が・・・」
「そうか・・・その日は・・・握手会だから・・・一緒に守ろう」
「ありがとう・・・裕木田さん・・・」
しかし・・・バイトを抜けだしたことを父が知っていると知ったライトは・・・捜査の手が自分に迫っていることにあせるのだった。
「エルの奴・・・なかなかやるね・・・」
「大丈夫だ・・・俺を尾行している奴に・・・エルを殺させる」
もはや・・・正義のためには誰でも殺す宣言をするライトだった。
完全に殺人鬼だよな。
逃走中の強盗殺人犯・恐田奇一郎を操作して・・・尾行中のFBI捜査官・レイ・ペンバー(尚玄)の身分証の確認に成功するライト。
「レイ・ペンバー・・・心臓麻痺・・・所持していた拳銃でLを射殺した後で死亡する」
デスノートに書きこむライトだった。
ミサミサの警備のためにイベント会場のスペースランドにやってきたライト。
しかし・・・そこにいたのはアイドル・グループ「革命少女隊」だった。
あわてて・・・裕木田に電話をするライト。
「ミサミサが・・・いない」
「危険人物に・・・ミサミサの居場所を教えるわけないじゃん」
「えええええ」
その頃・・・エルは・・・ニアことNと対話していた。
「キラってまるで死神みたい」
「ニア・・・君は面白いことを言う」
「キラって少し頭悪いんじゃないの」
「メロ・・・お前は黙っていろ」
ニアの側の不気味な人形は沈黙した。
ミサミサの自宅前で待ち伏せする・・・裕木田。
「ミサミサ・・・君は僕のもの・・・」
「・・・」
階段から落ちて気絶するミサミサ。
気がつくと・・・裕木田は倒れていて・・・白い羽根と赤いデスノートが置かれている。
そして・・・白い死神レムが現れた!
その頃・・・ライトは凹んでいた。
「俺って・・・バカなのか」
そこへ・・・エルから電話が入る。
「はじめまして・・・エルです」
「え・・・」
「君のこと・・・レイから・・・いろいろ聞きましたよ・・・ちなみにレイは偽名なんですけどね」
「ええっ」
「ライトくん・・・君って・・・キラですよね」
「えええええええええええ」
追い詰められるライト・・・バカだから・・・しょうがないよねえ。
エルも相手がミスしまくるので・・・楽勝だよねえ。
だけど・・・ライトはデスノートを持ってるから・・・まだまだ負けないんだな。
エルにとってはある意味・・・無理ゲーだもんね。
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