びったれ!!!(田中圭)またあなたですか!(森カンナ)
そこかよっ・・・。
谷間だからな・・・一昨日の記事「心の科学者・成海朔の挑戦」の敵役を演じた田中圭と昨日の記事「婚活刑事」の主人公のライバルを演じる森カンナが主人公とヒロインの作品であり・・・今秋、映画化されるらしい。
地方局の共同制作ですでに放送終了しているが・・・捜すと現在、深夜に再放送中だったりする。
「カバチタレ!」や「極悪がんぼ」と同じ原作者の・・・底辺そして裏社会ドラマである。
もう・・・谷間でしか・・・触れられない展開だよな。
でも・・・田中圭と森カンナ・・・いいよねえ。
なんか・・・いいよねえ。
で、『びったれ!!!・第1回』(千葉テレビなど201501172230~)原作・田島隆、脚本・門間宣裕(他)、演出・水波圭太(他)を見た。もみじ司法合同事務所に所属する司法書士の伊武努(田中圭)は事務所スタッフの杉山栄子(森カンナ)に書類の誤字なとでいつも叱責されるのである。
「渡邊さんのなべは難しい方だって言ったじゃないですか」
「あ・・・すみません・・・」
「だから・・・渡辺ではなくて渡邊です」
「渡邉ね・・・」
「渡邊ですっ」
「・・・」
ああ・・・森カンナに叱責されてえなあ。
・・・という方は必見ですな。
一部限定じゃないか。
努は姉・伊武清美(高橋かおり)の娘・かりん(岩崎未来)を養女としている。
複雑なシングル・ファザーであり・・・もちろん・・・そこには秘められた過去があるのだった。
努は・・・かって泣く子もだまる極道者だったのである。
そういう過去を隠して司法書士として更生した努・・・法律の知識を使って弱きものにそっと手を差し伸べる。
最初に努が救済するのはかりんと同じ保育園に通う園児の父親・流行人(池田鉄洋)である。
流は昼の土建会社勤務とは別に夜の居酒屋でもアルバイトする金欠男。
しかし、勤務先の丸山珍平社長(及川いぞう)から五百万円の融資を強要され、断ると解雇されてしまうのだった。
「もう・・・父ちゃん・・・ダメだ」と幼い息子に泣きごとを言う流。
「着手金一万円で・・・不払いの給与を社長に支払わせる」
「そんなことができるのですか」
「できますよ」
労働基準法第三十八条・・・労働時間は事業場を異にする場合においても労働時間に関する規定の適用については通算する。
つまり、別の仕事をかけもちする人物を雇った雇い主は労働者が過剰勤務にならないように両方の仕事の労働時間を把握するべきだという考え方である。両方の仕事の労働時間を通算したときに労働時間が基準を越え残業に準ずる場合・・・雇い主はの割増賃金を払わなければならないのだ。
つまり・・・努は請求時効の二年間分の割増賃金四十八万円を丸山社長に請求するのだった。
その方法は・・・簡易裁判所における少額訴訟。
この場合、司法書士は代理人として法廷に立てるのである。
六十万円以下の金銭の支払を求める場合に限り,利用することができ、一回の期日で審理を終えて判決をすることを原則として、控訴はなしという特別な訴訟手続だ。
「こりゃ・・・何の真似じゃい」と裁判所に出頭を命じられた丸山。
「裁判です」と努。
「あなたは請求者がかけもちで働いていたことを御存じでしたか」と裁判官。
「知ってたが・・・それがどうしたって言うんじゃ」
「判決を申し渡します・・・請求者に期日までに請求金を支払うことを命ずる」
「え」
裁判終了である。
「誰が払うか・・・」
「・・・」
「おい・・・俺はな・・・裏社会ともつながっておるんぞ」
凄む丸山社長。
二人きりになると努は裏の顔を見せるのであった。丸山の局所を握る努。
「なにが・・・裏社会じゃ・・・大人しく払わんと・・・二つあるもんが一つになるが・・・ええんかの」
「いててててててて」
仕方なく・・・支払いに応じる丸山だった。
大金を見て目を輝かす流。
「成功収入は・・・」と流の胸ぐらをつかむ努。「二度と息子の前で泣きごと言わないと約束せい・・・」
「はいっ」
二人の父親は仲良く・・・園児に対して読み聞かせの奉仕活動を行うのだった。
腹立ちのおさまらない丸山は・・・裏社会の刺客を努に放つ。
しかし・・・努の姿を一目見た刺客は・・・。
「あほんだら・・・そんなはした金で・・・命かけられるかい・・・あのお方を誰だと思ってけつかる・・・」
・・・と丸山を罵倒するのだった。
伊武努・・・恐ろしい司法書士なのだ・・・。
まあ・・・この手の話が好きな人はまったりと楽しめます。
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