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2015年8月 4日 (火)

あいつはあいつはONE PIECE泥棒!(本田翼)僕は知らない(福士蒼汰)除菌そして隔離(野村周平)

一緒に暮らす人は・・・優しい人がいい。

一緒に暮らす人は・・・美しい人がいい。

一緒に暮らす人は・・・楽しい人がいい。

一緒に暮らす人は・・・丈夫な人がいい。

一緒に暮らす人は・・・いい人がいい。

でも・・・いい人は・・・結構簡単にだまされたりして・・・家族を不幸にしたりします。

まあ・・・でも・・・いい人だから・・・しょうがないと思えるしね。

だけど・・・花嫁を略奪されちゃ・・・ダメだよね。

で、『・第3回』(フジテレビ20150803PM9~)脚本・桑村さや香、演出・宮木正悟を見た。レビュー時系列的には・・・「デス・ノート」→「恋仲」にしたいのだが・・・なかなかタイミングが難しいよね。「恋仲」の方がシリアスだからな。ミサミサがムチムチだからだろう。たくましく監禁されてる来週が一つの分岐点だな。来週・・・「なぜ・・・これをあなたが持ってるの」に対して「彼から渡された」と苦しい言いわけをする展開だと・・・チャンスがあるかもしれない。

お互いを憎からず思っていたマリオこと三浦葵(福士蒼汰)とピーチ姫こと芹沢あかり(本田翼)・・・。しかし、魔界都市・東京からやってきた魔王クッパこと蒼井翔太(野村周平)は二人の仲を引き裂き・・・拉致監禁して凌辱の限りを尽くす。囚われの身となったピーチ姫を救出するためにマリオは魔界都市・東京で・・・幼馴染の幸福を願いつつもやもやするのだった。

んだんだんだ・・・地下面に突入かっ。

映画「夏の彼方」で二人が幸せだった最後の夏の・・・思い出の一曲「BABY BABY」が流れ出し・・・激しく揺さぶられる葵とあかりの「恋心」・・・。

しかし・・・あかりはすでに・・・翔太の恋人として・・・五年の歳月を過ごしているのだった。

すべては・・・あかりを独占することに執念を燃やす翔太の姦計の結果であることを・・・二人は知らない。

自分に自信のない葵は・・・研修医という自分よりも社会的に優位な立場にいる翔太こそがあかりを幸せにできると・・・自分の気持ちを隠す。

あかりは・・・翔太に告白して失恋したと事実を誤認するように誘導されているために・・・すべてを青春の思い出として封印しようとする。

そして・・・翔太は・・・いつか・・・自分の「悪事」が露見して・・・すべてを失うことに怯えながら・・・どうしても・・・「記念品」を処分することができない。

(どうして・・・これを捨てない)

(あの女が他の男に心を奪われた過去を忘れないためだ)

(本当にそうか・・・お前は・・・自分が破滅することを望んでいるじゃないのか)

(支配しているものに・・・愛されたいのだ)

(そんな日が来るといいね)

屈託なく・・・幼馴染の葵と過ごした時間について翔太に語るあかり。

翔太の心臓は切り刻まれ血を流す。

それを微笑みで克服する翔太。

「翔太もいたらよかったのに」

「そうだな・・・今度ね」

しかし・・・翔太はとりあえず・・・あかりを抱きしめる。

(はははははは・・・葵・・・あかりは俺のものだ・・・五年間、俺はやりまくってる・・・あはははははは)

童貞なので・・・葵とあかりの間に漂う微妙なエモーションを理解できないひと夏の居候・公平(太賀)は「初恋の相手と二人きりで盛り上がったんじゃないの」と葵を冷やかす。

葵の妹・七海(大原櫻子)は過去に・・・あかりと翔太の買い物デートを目撃しており・・・葵が「二人は両想い」と誤解していることに一役買っているはずだが・・・現在は静観中である。設定的には・・・以前よりずっときれいになったからだろう。

スーパーマリオの世界なので・・・基本的にクリボーやノコノコ的存在でありながら・・・時には増員お助け要素になるわけである。

んだんだんだ。

あかりは・・・明らかに・・・本当に好きな人・・・葵との再会に性的興奮を覚えているが・・・天真爛漫な性格のためにそれには全く気がつかない。

めぐまれないものである高梨恵里香(馬場園梓)は葵の興奮を冷静に見抜くのだった。

もちろん・・・あかりが・・・葵と翔太の両方に愛されることを避けるために・・・葵には「あかりを幸せにするのは翔太」と釘をさすのである。

めぐまれないものは善意の行動も悪意よるものに見えるので注意しましょう。

恐ろしいドラマの偶然力で・・・葵は・・・あかりが探している消息不明の父親・寛利(小林薫)に工事現場で再会する。

巨大化した葵だったが・・・すぐに「自分は七年間も・・・あかりを守ってやれなかった」という落とし穴に落ちる。

「あかりが・・・教員試験に合格したらプロポーズする・・・彼女に家族がいるという安定した立場を与えたいから・・・」

葵に宣言する翔太に・・・「父親の所在」というカードを贈る葵。

寛利は迷いつつ・・・娘との再会を拒んだからである。

自分より翔太の方があかりに相応しい・・・心の迷路を彷徨う葵だった。

浮気して葵を捨てた過去を持つ冴木瑠衣子(市川由衣)は再び、葵にアプローチをする。

不器用な葵は「なかったことになんかできない」と瑠衣子を拒絶。

しかし・・・葵の上司の丹羽万里子(吉田羊)に新居の建築を依頼しにきた夫婦(岡田義徳・西山繭子)が「コレクション・アイテムの収納スペースの件」で新築離婚の危機に陥ると・・・営業職として懸命に仕事をする瑠衣子。

その姿に・・・葵は・・・あかりの不在の間に愛した女を見直す。

「あの二人・・・幼馴染なんやて・・・離婚なんて残念やなあ・・・アオイくんどう思う?」

とんこさん的な同僚の富永美玲(山本美月)は近距離で囁くのだった。

そして・・・ドラマのお約束の力で・・・夫婦が幼馴染の間柄であると知った葵は・・・離婚するという夫に熱弁をふるう。

「愛する人がずっと一緒にいてくれた幸せを・・・あなたは忘れている。失って初めて気がつく大切なものがあります。一度・・・失くしてしまったら・・・もう取り戻せない・・・そのことをもう一度考えてみてください」

唖然とする一同だった。

「それって・・・あかりさんのこと・・・」

思わず葵に確認する瑠衣子だった。

一方、翔太はあかりを身近に置くために・・・受験生の入院患者・山城心音(大友花恋)の院内教師をあかりに推奨する。

経済的な理由から特待生を目指す心音に共感するあかりだった。

あかりは・・・典型的な苦学生なのである。

本棚もボロボロなのだ。

天真爛漫なあかりは・・・本棚の作成を葵に依頼する。

幼馴染として・・・甘えたいのである。

葵はあかりの期待に応えるのだった。

御礼の品は・・・冷めた鯛焼きだった。

貧乏なんだなあ・・・あかり。

しかし・・・自分の女に本箱を作った葵が・・・自分のコップでジュースを飲んだことに暗く青い情念を燃やす翔太。

あかりを激しく蹂躪するのだった。

「あはははは・・・葵・・・俺は今夜もあかりを抱いたぜ・・・後ろから前からどうぞだぜ・・・あははははははははは」

おい・・・クッパ、声が出てるぞ。

葵から・・・あかりの住所を教えられ・・・迷いつつやってきた寛利だったが・・・翔太が捕獲する。

あかりの家族は・・・支配者である自分だけでいいと考える翔太は・・・寛利を追放するのだった。

しかし・・・父親の去りゆく姿を目撃するあかり。

「お父さんがいた・・・」と翔太に報告するが・・・「もう・・・お父さんのことはあきらめた方がいい」と応ずる翔太だった。

翔太は父親に手切れ金の五十万円を渡し・・・永久追放する算段だった。

その金銭受け渡しの場面を・・・女医の沢田一葉(新川優愛)は見た。

ファイヤー・フラワー的な存在か・・・。

翔太に冷たく対応されたあかりは・・・葵に相談するのだった。

「どうしたらいいの・・・」

「あかりらしくないな・・・もっと本心をぶつければいいじゃないか」

相思相愛の二人は激しくすれ違うのだった。

葵に励まされたあかりは意を決して翔太の家へ。

コレクター夫婦が仲直りしたことで祝杯をあげる葵と瑠衣子・・・。

葵は・・・あかりへの思いを断ち切るために・・・新しい恋を模索しようとあがく。

瑠衣子にその気があるなら・・・瑠衣子だっていいじゃないかの心境である。

そして・・・あかりは・・・翔太の部屋で・・・葵に返却したはずの・・・告白メモ付き「ワンピース51」を発見する。

「え・・・」

悪魔に支配された夏の記憶が・・・あかりの中で渦巻くのだった。

それは・・・悪魔がくれた夏。

悪魔がくれた夏。

悪魔がくれた夏だったのだから・・・。

関連するキッドのブログ→第2話のレビュー

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