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2015年8月 8日 (土)

ダメな父親の娘なのね(芳根京子)ダメな父親の娘なのよ(吉本実憂)まれなことではありません(松本来夢)

静岡県西伊豆町の獣害対策用の電気柵による感電死亡事故の電気柵設置者が自宅の庭で首つり自殺をした。

事故も哀しいが・・・結末も憐れである。

現実というものは基本的に哀しくて憐れなものなのである。

もちろん・・・人間を感電死させるような物騒なものを設置することの危険性についての認識の問題がある。

「危険」の認識は・・・そう簡単なものではない。

もちろん・・・核兵器の「危険さ」は簡単に認識できると誰もが考えるだろう。

しかし、核兵器が溢れる世界で・・・核兵器を持つ危険、核兵器を持たない危険の両方を吟味する必要がある。

持っていなければ使われないとは限らないのが・・・ヒロシマやナガサキで明らかになっているからである。

すべてを廃絶するべきだという意見も・・・もしも宇宙から核兵器でしか破壊できない天体が地球衝突コースにのった時・・・急には製造できないという心配に対応していない。

危険を考えること・・・それは結構・・・馬鹿馬鹿しい場合がある。

だが・・・そういうことまで考えないで核廃絶を訴える人間は・・・賢いとは言いかねる。

一方的に戦争嫌悪を叫ぶニュース番組のキャスターたち。

自殺した中学生の担任教師に対する無思慮で攻撃的なコメント。

そういうことはすべて間抜けなことだ。

そういうことこそ反省すべきなのである。

まあ・・・ビジネスなので・・・反省してもやるんですけどね・・・彼らは。

で、『表参道高校合唱部!・第4回』(TBSテレビ20150807PM10~)脚本・櫻井剛、演出・池田克彦を見た。人生に困難はつきものである。しかし、金メダルを掴むものは必ずいるのだ。才能や努力や運も大切だろう。しかし、最後は精神力がものを言う。勇気とか根性とか無神経とかそういうものだ。・・・おいっ。時には世界は空気を読まないものに微笑む。鈍感万歳である。精神的なタフさこそが・・・この世の原動力なのだ。このドラマの主人公の面白さは・・・まさにそこにある。

合唱魔法少女・真琴(芳根京子)は滅亡しかけていた表参道高校合唱部に香川県からの転校生として出現する。

合唱家族として生きて来た香川家。

しかし、うどんに魂を奪われた父親の香川雄司(川平慈英)が歌を忘れたことに激怒した母親の美奈代(堀内敬子)は離婚をつきつけるのだった。

真琴は・・・夫婦の危機を救うべく伝説の「愛の歌」を求めて東京にやってきたのである。

このバックボーン・・・脱力するしかないな。

「愛の歌」が隠された合唱部は廃部の危機にあったが・・・ネコ娘の里奈(森川葵)、ひきこもりの宮崎(萩原みのり)、ポンコツ野球部員・桜庭(堀井新太)を発掘し、謎のピアノ少女・桐星成実(柴田杏花)も召喚して・・・ついに部員定数の八人獲得を達成する。

歓喜にわく・・・魔法合唱部・・・しかし、何故か合唱部を敵視する天草教頭(デビット伊東)は「顧問のいない部活動は認められない」と宣言する。

合唱部顧問の鈴木有明先生(城田優)は元生徒・小山田周二(中河内雅貴)の母親(古村比呂)に訴えられたのである。

「どういうことなの」

真琴に事情説明を求められたために・・・大きくなった白夜行の子役・相葉部長(泉澤祐希)、眼鏡っ娘担当の佐々木美子(萩原みのり)、ハーフの山田アンドリュー(瑛)は淡々と答えるのだった。

コンクールで金賞を獲得するために・・・熱心すぎた指導をした鈴木先生が・・・小山田に本番で口パクを指示。歌うことを禁じられた小山田はショックで自殺未遂・・・一命はとりとめたもののそのまま学校を退学・・・五年の歳月が流れたのだった。

「なんでいまさら・・・」

「ドラマだから・・・」

しかし・・・訴訟の裏には・・・真琴の天真爛漫さが憎くて憎くてたまらない闇の天使・優里亞(吉本実憂)の暗躍があった。

小山田の母親の焦燥に火をつけたのである。

「訴訟をとりさげてもらえるように本人に頼みます」

「そんな・・・生徒を巻き込むわけにはいかないわ・・・私はこれから小山田さんの家に行くけど絶対についてこないでよ・・・絶対によ」

「・・・はい」

「いや・・・そこはついていかないと・・・」

合唱バカの背中を押すステキ男子のトッキュウ1号こと夏目快人(志尊淳)・・・。

母親には面会拒否されるが・・・清掃会社でアルバイトをする小山田を尾行する「街角の探偵」・・・。タイトル落ちしたんだな。

かわいいよ、合唱バカかわいいよ・・・である。

「訴訟をとりさげてください」

「い・・・いやだ・・・」

「・・・」

その頃・・・原宿祭りが開催されるにあたり実行委員長(ミスターちん)は合唱部に近所の敬老会と子どものグループとともに合唱イベントをしてもらいたいと依頼。

B21スペシャル祭りなのか・・・。

指導者を欠いた合唱部は・・・老人と子供のパワーに制御不能となる。

一方、真琴の父親は二女の真弓(松本来夢)を連れて上京。復縁を迫るが・・・真琴の祖父母(平泉成・立石涼子)に撃退されてしまう。

真琴の父親は不良にからまれたホームレスを助けようとして惨敗する。

ホームレスは・・・優里亞の父親(加藤虎ノ介)だった。

ちなみに優里亞の母親を演じるのは原沙知絵である。

「ちりとてちん」の和田秀臣、徒然亭四草、緒方奈津子がトリオを構成しています。

ついでに優里亞の継父は「あぐり」の吉行淳之介を演じた山田純大。

真琴の母親の堀内敬子もつい最近「マッサン」に出ていました。

まあ・・・そこはかとなく漂う連続テレビ小説風味は仕方ないんじゃないか・・・。

「あまちゃん」の人も「純と愛」の人もいるし・・・。

・・・もういいかな。

経営者失格の父親たちは・・・娘たちがクラスメートだとは露知らず慰めあうのだった。

日本には店や工場をつぶす父親しかいないのか・・。

てんやわんやの合唱部を見かねた副顧問の瀬山えみり(神田沙也加)は鈴木先生を訪ねる。

「生徒たちの指導をお願いします」

「あんなことをしておいて・・・それはできない」

ドアの窓から心霊現象で現れた魔法少女は叫ぶ。

「そんなの・・・本人に聞かなければわかりません」

小山田に土下座して謝罪する鈴木先生。

「ぼ・・・ぼくには・・・あ・・・あなたが・・・ゆゆゆゆゆゆるせない」

鈴木先生が去っても食い下がる真琴。

「一体・・・何が許せないのですか」

「ぼ・・・ぼくは・・・お、おむすびが・・・た、たべたい人なので・・・」

「どもりですか」

「そ・・・それは不適切な言葉なんだな」

「き・・・吃音症的な」

「だ・・・から・・・と・・・もだちもいなくて・・・だけど・・・先生が合唱部にさそってくれて・・・な・・・ぜか・・・歌はどもらなかった・・・」

「あ・・・自分で言ってる」

「ど、どもりが・・・どもりと言ったら・・・も、問題ないんだな」

「・・・」

「と友達も・・・でできたし・・・た楽しかった・・・そそれなのに・・・せ先生は・・・う歌をう奪った・・・ぼ僕のい居場所を・・・ぼ僕の・・・ぜぜんぶを」

仕方なく魔法の歌を歌う真琴。

たたいせつなことは

ぜぜんぶここにある

ななくことわわらうことおおこることよよろこぶこと

合唱バカパワーに心を洗われ・・・合唱練習会場に転移する小山田だった。

鈴木先生を焼き鳥屋で説教する大曽根校長(高畑淳子)・・・。

「あなたを信じている」

「信頼に応えようとして・・・金賞狙いに走り・・・我を失ったボクはとりかえしのつかないことを・・・」

「女々しい・・・アムロのように・・・新しいガンダムに乗りなさい」

「・・・」

「運命の女神様が微笑むまで・・・何度でもやるのよ」

合唱部・・・老人と・・・子供と・・・小山田のいる場所へ鈴木先生がやってくる。

「よし・・・まずは夏の思い出を絵に描くことからはじめよう」

「え」

「お約束のリアクションありがとう」

子供たちの描く夏の思い出。

「さあ・・・みんな・・・思い出の絵の中に飛びこもう」

「・・・」

夏が来れば思い出す

水平線の彼方には

何かが待っている

サボテンには刺がある

覚醒剤撲滅キャンペーン

小山田は歌の力で復活するのだった。

邪悪な優里亞の姦計は・・・聖なる歌によって打ち砕かれるのだった。

邪悪な母親の邪悪な執着に呪縛される優里亞。

追い詰められた優里亞は・・・手下の竹内風香(小島梨里杏)のドラマのチョイ役出演を嘲笑する。

悪意を向けられた風香は・・・悪意を優里亞にむける。

ホームレスの父親と密会する優里亞は盗撮されるのだった。

まあ・・・合唱バカの聖なる歌声は・・・無敵なので・・・すべては時間の問題。

理不尽なことなんて気にしないのが一番。

楽しい音楽の時間は続くのである。

こういうドラマもたまにはないとね・・・。

関連するキッドのブログ→第3話のレビュー

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コメント

映画『ぼくらはみんな生きている』でナントカ国の人たちが土木開発か何かのプレゼン内容に驚いていたのではなくパソコンに驚いていただけだからあしたもう一度行くぞ!みたいなクダリがあって印象的なのですが、どうもワタクシこのドラマ、三回くらい観ないとストーリーまで頭に入ってこないのであります。
一回目は「かわいいよ合唱バカかわいいよ」とっなてしまい、
二回目は「かわいいよ女子部員も先生もかわいいよ」となり、
三回目でストーリーを楽しむみたいな……。

ほかの録画をこなさないといけないのに一つを何度も見ていちゃダメ、絶対(笑)。

それでも気を抜くと二回目でも合唱バカしか目に入らないかも(笑)。
これ日曜劇場でやってほしいなぁ……(ナポレオンの一つ覚えはイラン…)。
アニメ番組みたいにキャラCDみたいなので合唱してくれないかなぁ…。

朝ドラ風味は危険な味ですね(笑)。現行朝ドラで草笛光子と船越英一郎ときたら渡る世間風味で奥さんは藤田朋子…はちょいズレ? 寸止め? そうじゃなく野村真美だろ普通?と思ったら船越と藤田は『ノンちゃんの夢』での夫婦だからのキャスティング(公式)とのことで草笛光子はひっかけ???だったと。やられた。

スクールカースト要素とかいらなかったんじゃないか……いらなくなったから消えたのか。
ガ…お子さまがピアノを破壊するしそうなのはイラン……(こいつら猫まっしぐらにピアノに向かってるし)。

投稿: 幻灯機 | 2015年8月 8日 (土) 07時31分

movie✪マジックランタン✪~幻灯機様、いらっしゃいませ~✪マジックランタン✪movie

早見優・真田広之の「僕らはみんな生きている」ですな。
「ぼくらはみんな生きている」はオダジョーです。

まあ・・・パソコンをはじめて見たタルキスタンの人々のようにドラマを見るのは素敵なことです。

キッドは時々、「太陽にほえろ」とかを見ます。

本当に素晴らしい作品は再鑑賞に堪えると申します。

この作品の場合は合唱シーンの二度見は必携ですね。

今回は尾行シーンは四回見ました。
萌え~でございます。

まあ・・・ドラマ視聴の達人の皆さまでも
性差によって・・・まったく評価が異なるドラマでございますよねえ。

同性愛者的な人は十三人に一人だという統計がありますが
その人たちに正しく判定してもらいたい。
いや・・・レズビアンの人はダメか・・・。
こっち側だもんな。

バイの人だけが公平なんだな。

中学生日記的に・・・事件特になしで
延々とやってもらいたいくらいですよねえ。

野村真実は「TのT」で顔出しした途端
怪しまれるというムードを醸しだしてましたな。恐るべきは「渡る世界」・・・。

スクールカーストとかはあってもいいのでございます。
主人公の「そんなの知ったこっちゃねえ」モードが
ひきたちますからな。

いじめ、原発事故、中東問題、沖縄基地移転、危険ドラッグ・・・。

何があろうと・・・合唱できれば幸せという清々しさ・・・。

今の時代、一番求められるもの。
うっとりします。

よたよたする老人たち・・・かんだかくやかましい子供たち。

すべてが愛おしい・・・。

練習中、将棋指している人たちをチラリと睨む眼鏡っ子にも萌えます。typhoon

投稿: キッド | 2015年8月 8日 (土) 16時00分

『僕らはみんな生きている』でしたね。「差別じゃないぞ、区別だ」も好きなセリフ。

合唱バカが街中(大型施設)でも歌い、バレエに挫折したりと最近いろいろな顔を魅せる猫娘2015が「アーユレディ!?」と叫ぶ(眼福)。
脇は脇に徹し、謎のピアノ少女の人となりを掘り下げたりはしない(本当は気になる気になる~)。

>今回は尾行シーンは四回見ました。
>萌え~でございます。

そうなんですそうなんです。やたらと地球重力と筋肉の働きと両脚踏ん張り具合が気になるこのドラマの中でも、十字路でジェジェジェスチャーする合唱バカのシーンは特に良かったなー。屋台前での楽天カードマンと同じくらい(?)良かった。フォークダンスで押し出された人と同じくらい(?)良かった。「ウターウ、ウターウ」と洗脳されてしまうような合唱指導が良かった。サラっと居酒屋で過去の真実に触れておくあっさりさが良かった。合唱の会が何故か中止になってしまう(ステージ調達予算的な面で?)鬱展開でなくて良かった。約4時間(推定)先生を探し回ってしまう強引な脚本も良かった(~_~;。雷鳴が鳴り響くも停電なのかなんのか回復して部屋の照明が戻るのもよくわかんないけど良かった。

投稿: 幻灯機 | 2015年8月 8日 (土) 17時31分

movie✪マジックランタン✪~幻灯機様、いらっしゃいませ~✪マジックランタン✪movie

海外旅行は一種のタイムマシーンですからな。

輸入業者としてUSAに出向き、テーマパークという豪華な遊園地を現地調査。

数年後には日本にそれが誕生する。

あるいは・・・何世紀も変わらぬインドの街へ行き
昔の生活に辟易する。

未来も過去も現在にございます。

ドラマの中では
いつかどこかで見たシーンは必ずあるけれど
見る度にフレッシュということはありますねえ。

衛星放送では「あまちゃん」が再放送されていますが
春子が鈴鹿さんに「この子はすごいんです」と言うと
アキは叫ぶ。
「ほめられたことねーから」で正座です。
他の誰にも真似できない一連の動作。

真琴が尾行する時に
作るポーズのひとつひとつが
際どいけれど・・・ものすごく萌えるわけです。

わざとらしさと愛くるしさの
ギリギリの攻防ですな。
これはもう・・・理論ではなくて
感じるものですよねえ。

とにかく・・・全編が見せ場の連続なのに
退屈を感じる人はいる。
わかるやつだけにわかればいい・・・ということでございます。typhoon

投稿: キッド | 2015年8月 8日 (土) 20時16分

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