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2015年9月19日 (土)

愚かでかわいい女の娘は白ウサギ(芳根京子)失恋の国のアリス(吉本実憂)ハートの女王様(萩原みのり)Cheshire Cat(森川葵)ロリーナ姉さん(柴田杏花)

子供のような大人で満ちたこの国。

なにしろ・・・勝つために戦うことを基本的に禁じられた国なのである。

苦い薬をオブラートで包んで飲むのが普通なのだ。

そういう意味で、母親である前に女だとか、騙されているのに気がつかないとか、自分が幸せになれれば何でもありみたいな生き方をしている主人公の母親は・・・非常に朝ドラマとかぶっているわけだが・・・。

堀内敬子が演じているので・・・非常に怪しいわけである。

机にゴンゴンで血がダラダラでもいいくらいだったな・・・。

最終回ウイークなので・・・最終回気分で見ていたら・・・来週最終回だった・・・。

まあ・・・今週ハッピーエンドでなかったら・・・来週はハッピーエンドというのが大前提である。

で、『表参道高校合唱部!・第9回』(TBSテレビ20150918PM10~)脚本・田辺茂範(他)、演出・池田克彦を見た。「愛の歌」をめぐる香川真琴(芳根京子)の戦い。おバカな両親の不和に悩むのは子供の証である。胡散臭さ満点の出来すぎ男・内田勇輝(石丸幹二)の登場で母親の美奈代(堀内敬子)はよろめき、父親の雄司(川平慈英)は暴走する。そんなこんなで・・・大好きなステキ男子のトッキュウ1号こと夏目快人(志尊淳)に愛を告白されても・・・友達の優里亞(吉本実憂)の気持ちに縛られて「友達としか思えない」などと心にもないことを言ってしまうのだった。なにしろ・・・乙女なのである。

一方・・・本当に出来すぎる高校生・・・快人は・・・雄司に急接近するのだった。

香川家の内情に立ち入りすぎる快人なのである。

一方・・・すっかり仲良しグループとなった合唱部一同は・・・部室でランチである。

話題は・・・「エントリーしていなかった文化祭をどうするか」である。

部長の相葉廉太郎(泉澤祐希)とミコこと佐々木美子(萩原みのり)にとっては深刻な問題。

両親の離婚問題に加えて・・・内田に暴力をふるって留置された父親・・・そして快人の突然の告白と・・・問題山積みでボーッとなった合唱バカ・・・。

しかし・・・「歌えない」の一言に反応するのだった。

「え」

「聞いてなかったのかよ」

「合唱部で歌うのが無理だったら・・・クラスで・・・やろうよ」

「え」

説明しよう・・・合唱部員・・・部長、ミコ、優里亞、あまりんである里奈(森川葵)、桐星成実(柴田杏花)、男子が好きな男子・宮崎祐(高杉真宙)、元野球部・桜庭(堀井新太)、出番少なめのハーフ・山田アンドリュー(瑛)、快人・・・そして真琴の十人は全員・・・同じクラスなのだった。

2年C組は25人学級である。・・・大勢力だぞ・・・。

しかし・・・主流派の竹内風香(小島梨里杏)と相原ほのか(長谷川ニイナ)はメイド・カフェ案を提出し、投票の結果、14VS11でメイド・カフェに決定。

「11人いる・・・」

合唱部以外に誰かが合唱をしたがっていた。

一方・・・内田と連絡がつかないことに困惑する真琴の母・・・。

そして・・・内田が結婚詐欺で逮捕されたニュースが・・・。

「えええ」

「お父さん・・・お母さんを守ろうとしてたんじゃ・・・」

「三十年前と同じだな」

三十年前にも暴力事件を起こしていた真琴の父・・・。

祖父の万蔵(平泉成)は「スーパーフリーの悪い大学生に誘惑されかかっていたお前を守るためだった」と真相を明かす。

「初耳だわ」という真琴の母だったが・・・じゃ・・・どうしてあんたは結婚したのかと野暮なツッコミは必至である。

少し・・・ディテールが甘いけど・・・両親の話は基本的にどうでもいいんだよな。

そもそも・・・東京の高校生カップルがなんで・・・香川でうどん屋を・・・という話である。

香川家だからかっ。

相原ほのかが文化祭費を紛失するという事件が発生。

予算不足のために・・・「合唱」が復活する。

喜ぶ部員たちだが・・・クラスメートたちのノリは悪い。

「どうすれば・・・みんなに参加してもらえるのでしょうか」

合唱部顧問の鈴木有明先生(城田優)にアドバイスを求める真琴。

「言葉にできない感情が・・・音楽としてほとばしる・・・とドビュッシーは言った」

「はあ」

街でクラスメートの一人・前田(ささの友間)がギターケースを担いでいるのを発見する真琴。

「もう一人は前田くんでは・・・」と疑う真琴だが・・・「合唱なんて嫌いだ」と答える前田だった。

そんなある日・・・忘れものをとりに教室に戻った真琴は・・・。

「やっぱり・・・快人が好き」と熱烈アタックする優里亞を目撃してしまう・・・。

胸がキュンとする真琴・・・。

一人、校庭で思わず・・・愛の歌を歌い出すのだった。

めぐりめぐるめぐりあい・・・

思い出を数えるより

昨日を追いかけるより

愛・・・愛

時空を越えて・・・鈴木先生が・・・鈴木先生とデートしたい瀬山えみり先生(神田沙也加)が・・・快人が・・・高校時代の真琴の母親(佐藤玲)が・・・高校時代の真琴の父親(千葉一磨)が・・・ハーモニーを奏でるのだった。

「これが・・・ほとばしる・・・音楽・・・」

真琴は・・・前田を口説く。

「私たちの合唱を恰好よくして」

「・・・」

前田はギターで参加する。

それを見たクラスメートたちは・・・それぞれの隠し芸を披露するのだった。

「合唱」は「合唱パフォーマンス」に進化した。

一方・・・快人は真琴のために・・・真琴の両親を口説く。

「彼女は・・・文化祭に・・・ご両親を招待したいんです」

実は・・・結婚詐欺にあった女性たちを口説いて被害届を出させたのも快人だったのである。

スーパー高校生なんだな。

病み上がりなのにな・・・。

たちまち・・・文化祭当日・・・両親とハグする山田をうらやましそうに見る真琴。

だが・・・ステージ衣装は「不思議の国のアリス」風な白ウサギである。

ホワイトラビット、かわいいよホワイトラビット。

チェシャ猫、かわいいよチェシャ猫。

ハートの女王もアリスもロリーナもかわいいよ・・・なのだった。

時間の国

過去も未来も現在

何度でも何度でも

今をくりかえす

しゃっくりが一万回で止まることを信じて

涙のアリス

あわただしいウサギ

練習は裏切らない

御腹立ちの女王様も

愛の歌を心に

立ち上がれ

11人目は・・・合唱部に屈服したい相原ほのかだった。

カードはすべて裏返った。

真琴は観衆の中に両親を発見する。

夢は叶う・・・。

真琴はときめく・・・。

しかし・・・どうやら学校は廃校になるらしい・・・。

そして・・・父親は母親に離婚届を渡す・・・。

面倒くさいことは・・・最終回の前触れである。

関連するキッドのブログ→第8話のレビュー

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