JKは雪女(平祐奈)安心してください・・・裸エプロンではありません(池田エライザ)雪女はJK(玉城ティナ)
夏と秋の間にひっそりと暮らす雪女ドラマである。
脚本家的にはスルーしたいドラマなのだが・・・う、撃たないで~・・・見事に空白の一日が発生しているんだな。
未成年女優を使ったエロティックな演出はものすごくお下劣なのだが・・・それがまた・・・いかにもチープで三流作品な感じの仕上がりになっていて・・・もう・・・ほとんど涙ぐんでいるわけである。
まあ・・・事務所がそういう方針ならしょうがないよな。
もちろん・・・「表現の自由」を謳歌する意味では・・・こういう作品があるべきなのだ。
だから・・・できれば・・・もう少し・・・芸術的だとよかったと思うよ。
で、『JKは雪女・第1~2回』(TBSテレビ201509300111~)脚本・秦建日子、演出・田中誠を見た。雪女は日本を代表する妖怪の一種である。小泉八雲の描く「お雪」は冷たいけれど温かいという矛盾した存在で・・・ロマンチックに仕上がっている。こうして人間を凍死させる雪の怪は・・・クール・ビューティーとして再生したのだった。グレース・ケリーか雪女か・・・なのである。・・・おいっ。以来、雪女は・・・このキャラクターの範囲を右往左往するのである。
日本のとある山奥。
雪女の里に棲息する雪女たちは・・・時に人里に下りて男の精を得て、繁殖していた。
雪女のババ様(柴田理恵)の命令で・・・優等生の咲雪(玉城ティナ・・・17歳)が下界に降りたのだが・・・消息不明になってしまう。
咲雪は凍りついた一室で悶えていて・・・何故、そうなったのかは不明である。
咲雪の妹の小雪(平祐奈・・・16歳)は人間が捨てて行ったファッション雑誌を読むのが趣味の劣等生で妖力も未熟だが・・・姉を捜索するために下界に下りることになる。
ババ様は・・・小雪が怠けないように「炎の刻印」の呪いをかける。
おへその横の刻印が黒から赤に変わると小雪は融けてしまうのだった。
おへその刻印を確認するために・・・上衣をまくり、スカートをずり下げるシーンが見どころになっている。
ある意味・・・ただそれだけの作品だと言っても過言ではない。
雪女の相手の男は・・・志羽神社当主と定められているらしい。
現在の当主・志羽龍之介(戸塚純貴)は高校生で・・・小雪は謎の転校生として春日野学園2年B組に現れる。
深夜アニメかっ。
龍之介の同級生で志羽家に仕える下男でもある安藤玲(横浜流星)は咲雪の消息を知っているようだが・・・口が重い。
深夜アニメなのか・・・。
突然、龍之介の精●を狙う女子高校生の明洞院朱音(池田エライザ・・・19歳・・・劇場版「みんな!エスパーだよ!」の平野美由紀役である)がやってきて小雪を抹殺しようとする。朱音は妖怪・狐火の一族で炎系の妖術使いなのである。
深夜アニメなんだな・・・。
低温VS高温の術比べはやがて・・・ポーズ合戦となる。
「ザー●ンを奪うにはセクシーなポーズが一番なの」
「男を勃●させるのは・・・上目使いが効果的なのよ」
もはや・・・鬼畜ゲームか。
ドラマ>深夜アニメ>鬼畜ゲームという差別化基準を適用しています。
そして・・・まったく決着がつかないまま・・・妖怪たちは・・・うだうだと男の胃袋を鷲掴みにするための「野菜炒め対決」へとなだれ込むのだった。
これはもう・・・三流脚本家の烙印を四流に引き下げる勢いだな・・・。
こんな苦界に沈められた十代女優の将来が案じられるわけだが・・・夜明け前が一番暗いと信じる他はないのだった。
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