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2015年10月24日 (土)

釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~(濱田岳)まだ合体はありません(広瀬アリス)君たちは幸せそうだなあ(小栗旬)自分の命より大切なもの(川村ゆきえ)

・・・おいっ。

恐ろしい金曜日が来たんだよ・・・テレビ東京の深夜が地味目でよかったなあ・・・と思っていたらそうじゃなかったんだな。

とにかく・・・「松竹映画」のクオリティーでドラマが作られているんだなあ・・・。

「フーテンの寅」シリーズを連続放映していたテレビ東京だけにな・・・。

とにかく・・・今季のラインナップは決まった。

(月)「5→9」

(火)「デザイナーベイビー」

(水)「サイレーン」

(木)「サムライせんせい」

(金)「コウノドリ」

(土)「掟上今日子」

(日)「花燃ゆ」

・・・以上である。

(火)は残り三回(予定)なので・・・その後は谷間になるかもしれない。

(木)はほぼ一週間遅れだが・・・なるべく軽めで・・・。

今回は「釣りバカ」→「コウノドリ」で「信長協奏曲」の家康→信長リレーが達成されている。

・・・そこかっ。

で、『釣りバカ日誌〜新入社員 浜崎伝助〜・第1回』(テレビ東京20151023PM8~)原作・やまさき十三/北見けんいち、脚本・佐藤久美子、演出・朝原雄三を見た。ある意味、濱田岳は浜崎伝助を演じるために生まれてきたような感じだもんな。ハマちゃんだけに・・・。そして・・・まだ独身の小林みち子(広瀬アリス)の純情可憐な存在感・・・。ゾンビからの奇跡の復活を成し遂げたのだなあ・・・。オリジナルを知るものには・・・佐々木和男(吹越満)の痛恨の一撃である「ハマサキデンスケの釣りバカ化」が入社以前に発生しているというパラレルワールド展開だが・・・映画版よりニュアンスが原作に近いテイストでリニューアルされている感じである。

初々しいハマちゃんと引退間近いスーさん(西田敏行)のおかしな関係が見事に再現されているのだ。

うっとりするよね・・・。

秋田生まれのみち子が大失恋の果てに叔父の小林平太(きたろう)の不味い料理屋に転がり込み、天才的な料理上手の腕を発揮しハマちゃんの胃袋を鷲掴みするという展開はテレビ東京っぽいけどな。

第一回は「釣りバカ」屈指のエピソードと言える・・・鈴木建設の創業期秘話。鈴木一之助と朝本信一郎の「釣り」をめぐるエピソード。

朝本信一郎を武田鉄矢が演じるという豪華ゲスト展開である。

「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」~「みごろ!ゴロゴロ!大放送!!」(1976年~1979年)を知る人はもうニヤニヤして見るしかないのである。

カバ大将(西田敏行)とイモ大将(武田鉄矢)の一夜限りの復活劇なのである。

二人のコマセぶっかけあいから生霊対決を丸く収める・・・ハマちゃんの大物ぶり・・・。

真相を語る秋山営業部長(伊武雅刀)まで澱みない布陣である。

基本的に映画「ニッポン無責任時代」(1962年)の遺伝子を受け継ぐ「釣りバカ日誌」である・・・ハマちゃんとは無責任男・平均(植木等)の生まれ変わりなのだ。

「こつこつやる奴ぁ、ご苦労さん」なのである。

しかし・・・単に調子がいいだけではなく・・・「釣り」という「趣味」を持つことによって・・・等身大でありながら・・・夢のサラリーマン・ライフを送るハマちゃんは・・・しがないサラリーマンたちの「夢の男」と化す。

そういう「人情」は・・・「男はつらいよ」(1969年)がベースなのである。

フーテンの寅さんのヒロインは妹のさくら・・・これが専業主婦・みち子の原型であることは言うまでもない。

「ニッポン無責任野郎」と「フーテンの寅さんの妹のさくら」の結婚・・・それが「釣りバカ日誌」なのである。

まあ・・・そんなこんなで・・・2015年に新生した独身時代のハマちゃんとみち子は・・・ものすごく可愛い。

これはもう・・・うっとりして見るしかないんだな。

関連するキッドのブログ→玉川区役所 OF THE DEAD

で、『コウノドリ・第2回』(TBSテレビ20151023PM10~)原作・鈴ノ木ユウ、脚本・山本むつみ、演出・土井裕泰を見た。「釣りバカ日誌」のカップルののほほんぶりの後にどシリアスなコチラを見ると・・・深刻ぶったりする様が・・・些少、臭く感じるわけだが・・・これは脚本家のどストレートなセリフにもかなり責任がある。「頑張ってとか・・・当たり前のことしか言えませんでした」「それで・・・いいんじゃないか」と自画自賛しているしな。しかし、悪魔以外の一般人にとって・・・これはこれでうっとりできるのかもしれない。産婦人科ものにはおなじみのエピソードを使って・・・リニューアルするのはそれなりに意味があるだろう。なにしろ「誕生」があるから・・・人生のすべてはスタートするのである。

「ファイナルデッド・ピタゴラスイッチ」の果てに妊娠三十六週の妊婦・永井晴美(川村ゆきえ)を死の赤い車が襲撃する。

「聖ペルソナ総合医療センター」の救急救命科医の加瀬(平山祐介)は患者を搬送中の救急隊員からの連絡に顔色を変え、産婦人科に顔を出す。

子宮の状態に問題のある患者・村川郁恵(虻川美穂子)の処置について意見の分かれる鴻鳥サクラ(綾野剛)と四宮春樹(星野源)・・・。

「今回は・・・三児目の出産ですが・・・患者は今後も出産を希望しており・・・」

「三人産んだら充分だろう・・・子宮摘出の方が安全だ」

「しかし・・・」

「子宮を保全する術式では母子ともにリスクが高まる・・・患者に配慮しすぎて殺したら本末転倒だ・・・冷静に対処するべきだ・・・」

「冷静と冷淡は違うよ」

二人の対立に戸惑う研修医の下屋加江(松岡茉優)だった。

そこへ割って入る加瀬医師。

「事故で・・・頭部を損傷した患者がくる・・・妊婦だ」

「・・・」

新規契約を獲得したサラリーマン・永井浩之は妻の用意しているすき焼きに想いを馳せる。

しかし・・・すべてをキャンセルする一本の電話。

「そんな・・・」

病院に駆けつけた浩之を待っていたのは変わり果てた妻の姿だった。

「脳の腫れがひどいために・・・今、頭蓋骨をはずしてあります」

「妻と話せますか」

「損傷が大きいために・・・奥様の意識が戻る可能性は・・・極めて低いと考えます」

救急救命科の加瀬医師は唇をかみしめる。

「そんな・・・」

「お子さんは・・・無事です・・・一緒に見てください・・・ほら・・・心臓が脈打っています」

サクラは瀕死の妊婦のエコー画像を示すのだった。

「今なら・・・お子さんを帝王切開術で助けることができます・・・ただし・・・母体にはかなりの負担になります・・・父親として・・・選択してください」

「そんな・・・妻も・・・子供も助けてくださいよ」

産婦人科のサクラは悶える。

研修医の下屋加江はサクラを批判する。

「そんなの・・・選べるわけないじゃないですか」

「しかし・・・選んでもらわないと・・・赤ちゃんを助けられない・・・」

「・・・」

四宮は患者の木村法子(山田真歩)が喫煙の習慣をやめないことを厳しく指摘する。

「喫煙は・・・やめてくださいと言いましたよね」

「私も・・・いろいろとストレスがたまるので・・・」

「あんたはすでに母親失格だ」

患者からのクレームで大澤院長(浅野和之)は四宮を説諭する。

「もう少し・・・言い方をだね」

「愛想のない有能な医師と、愛想のいい無能な医師・・・どちらがいいですか」

「そんな極論必要ない・・・愛想がよくて有能でいいじゃないか」

「それだとキャラクターが立たないんですよ」

危篤状態が続く永井晴美・・・。

「奥さんは・・・必死にお腹の赤ちゃんを守っています・・・事故の時も自分の頭ではなくて・・・お腹をかばっていました・・・決断してください」

「そんなの・・・無理ですよ」

過酷な現実から目をそむけようと・・・庭のベンチで過去の動画を見る永井浩之・・・。

妻からの・・・妊娠の報告・・・母子手帳・・・近付く臨月。

「すごいな・・・エイリアンみたい」

「ひどいわね・・・でも・・・私・・・わかったの・・・」

「?」

「自分の命よりも大切なものがあるんだなって・・・」

「・・・」

「これが・・・愛なのよ」

直後に停止する愛妻の心臓・・・。

必死に心臓マッサージをする救命医。

そこへ・・・サクラが駆け込んでくる。

「助けてください・・・子供の命を・・・それが・・・妻の願いだから」

「やります」

「四分でやってくれ」

四宮と研修医・・・そして新生児科の今橋医師(大森南朋)も駆けつける。

そして・・・女児出産。

「おめでとう」

「ご臨終です」

生と死の交差点に佇む・・・医療チームたち・・・。

号泣する家族・・・。

「後は僕が・・・」とサクラ。

「何を言う・・・こんなに頑張った母親を残していけるか」と四宮。

死体の縫合が開始される。

研修医は泣いた。

自分の両親と・・・亡妻の両親に支えられて永井浩之は父親として育児を開始する。

「この子が生まれてきてよかったと思えるように・・・がんばります」

「・・・がんばってください」

村川郁恵は第三子の出産を無事終える。

「母親も子供も・・・運が良かったな」と四宮。

「・・・」

「口惜しいのかしら・・・子宮保全に反対してたから」と研修医。

「いや・・・彼は・・・そういうやつじゃないよ・・・」

助産師の小松(吉田羊)は四宮の過去をサクラに問う。

しかし・・・サクラの口は重い。

そして・・・眠り続ける幼女つぼみに読み聞かせをする四宮。

脳裏に閃く・・・鮮血の記憶・・・。

生まれて来た命は・・・生きて・・・いつか終焉を迎える。

これはその束の間の物語である。

関連するキッドのブログ→第1話のレビュー

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