乙女のあさが来た(波瑠)お手々つないで女の道を行きましょう(宮﨑あおい)堪忍しとくんなはれ(玉木宏)
やるのか・・・。
堪忍しとくれやす・・・大人篇もやらんとあかんのどす。
方言彼女にうっとりなのか・・・。
単にえらいぺっぴんさん姉妹だからどす。
結局・・・そこか・・・。
こんなもん毎朝見せられたらうっとりが止まらんわな・・・。
もう・・・標準語の世界に帰ってこい・・・。
いつまで待てばアグネスプリンの回がありますか。
それはないと思うでえ。
深夜の馬乳育ちの馬子先輩(大野いと)にもうっとりしています。
で、『あさが来た・第7~12回(第2週)』(NHK総合20151005AM8~)原案・古川智映子、脚本・大森美香、演出・西谷真一を見た。元治元年十二月、高杉晋作は功山寺にて挙兵。世に言う元治の内乱である。明けて元治二年二月、幕府は天狗党の武田耕雲斎らを斬首する。東と西で動乱が渦巻く世の末である。数え十七となった今井あさ(波瑠)と姉のはつ(宮﨑あおい)は王都・京都から商都・大坂へと嫁ぐ・・・嫁入り前の日々を過ごしていた。
あさの気がかりは・・・姉のはつの許嫁である眉山惣兵衛(柄本佑)が貧乏ゆすりが止まらず、能面のように笑わない、白蛇ブルブル野郎だったことである。
あさの許嫁の白岡新次郎(玉木宏)は根っからの遊び人だが・・・あさに「恋文」をくれる細やかな情愛を感じさせる色男・・・しかも・・・本当は・・・あさとはつの相手はあべこべだったのである。
本当は自分が白蛇のお嫁さんになるはずだったと思うと・・・あさは後ろめたい気持ちになるのだった。
そこで・・・あさは大坂の新次郎に「姉の許嫁のことをお知らせくださるように」と文を出すのである。
しかし・・・白岡家は長男の正太郎が労咳を患い、明日をも知れぬ容体で・・・それどころの話ではなかった。
それでも小まめなところのある新次郎は・・・義理の兄弟となる惣兵衛を酒席に誘う。
「眉山のおうちでは・・・あんたの母上はんが偉いそうですな」
「わてが母親の顔色窺ってるだけの男と思ったら大間違いや・・・わてはあの女、いつか殺したろうと思うてる」
「・・・」
新次郎は・・・惣兵衛の心の闇にうっとなるのだった。
眉山菊(萬田久子)は入り婿の栄達(辰巳琢郎)や息子の惣兵衛を侮っているらしい。
あさとはつの両親、今井忠興(升毅)と今井梨江(寺島しのぶ)は嫁入りする二人の娘のお付の女中を誰にするかでもめる。
梨江は大人しい性格のはつが性悪そうな姑にいびられないようにベテランのうめ(友近)をはつに、小娘のふゆ(清原果耶)をあさにと提案する。
しかし・・・忠興は・・・突拍子もないことをしでかすあさを案じてうめをあさにふゆをはつに付けようと考えていた。
親思う心に勝る親心である。
結局、忠興は折れてあさのお付はふゆとなる。
板挟みになったうめは悩むが・・・最後にあさと相撲をとって「女の道」を悟らせようと決心する。
「八卦良い」のである。
うめにとって・・・幼い頃からお守りしてきた姉妹は・・・どちらも宝のような存在なのである。
出来のいいはつは自慢だし、出来の悪いあさは可愛いのである。
なにしろ・・・あさは・・・街角で出会った薩摩の武士・五代才助(ディーン・フジオカ)が一目惚れするほどのインパクトを持った異端児だった。
恐ろしい存在感なのだ。
別れの時が近付き、琴を弾く姉妹・・・。
「お姉ちゃんは・・・うまいなあ・・・ウチももっとお稽古すればよかった・・・」
「ウチは・・・あさを見ていると本当に楽しい・・・けれど・・・ウチはあんたのようにお嫁に行きたくないとは思わん・・・お母はんかて・・・お嫁さんや・・・お母さんのようになることは・・・子供の頃からの夢やった・・・」
「でも・・・相手が白蛇はんなんて・・・あんまりや・・・お姉ちゃん・・・ウチと手に手をとって駆け落ちしまへんか」
「また・・・滑稽本やお芝居みたいなことを・・・第一、駆け落ちは男はんとするもんどす」
「・・・」
「でも・・・お手々だけはつなぎましょ」
手をとりあった二人は思わず落涙である。
一度、嫁入りすれば・・・実家とも疎遠になる時代だった。
あさは白岡家の女、はつは眉山家の女になる定めなのである。
場合によっては今生の別れになることもある。
嫁入り前の娘二人に心得を聞かせる父の忠興。
「あさ・・・お前はどんどん前にいく性分やが・・・女には家を守る大事な仕事があることを忘れるな・・・」
そこではつがはじめて父にものを申す。
「お願いがございます・・・あさのお付はうめにしてください。この家の思い出として・・・最後に姉らしいことをしたいのです」
姉思いの妹である。
妹思いの姉だった。
全国の不仲な姉妹は反省である。
この時代ならでは・・・しかし、いつの時代にも通じあう「情」というものをしっかり描いてくるドラマである。
だが・・・嫁入り寸前・・・大坂では・・・白岡家の長男がついに他界・・・。
京都にやってきた白岡正吉(近藤正臣)と新次郎はあさとその両親に頭を下げる。
「堪忍しとくんなはれ・・・婚義を日延べしてもらいたい・・・」
「そんなこととは露知らず・・・堪忍しとくれやす」
出遅れるあさだった・・・。
しかし、「手紙、うれしかった」と新次郎に言われ萌えるあさである。
「新次郎さんは・・・やさしいお方・・・お兄様の分までしっかり生きておくれやす」
「おおきに」
草に心で芯なのである。
半年早く・・・川を下るはつ。
「お姉ちゃん・・・お姉ちゃん・・・」
メーテルを追いかける鉄郎の如きあさだった。
はつはお守りを握りしめる。
お付のふゆはあえての無表情だが・・・お嬢様と女中という身分の差がそこはかとなく匂い立ち・・・ある意味、恐ろしい。
そして・・・圧倒的に美しい花嫁に・・・目が泳ぐ眉山惣兵衛・・・。
あっという間に半年が過ぎ・・・あさも嫁入り・・・。
梨江は姉妹おそろいのお守りを用意していたのだった。
「あさ・・・あんたはただのじゃじゃ馬ではなくウルトラスーパーデラックスメジロラモーヌや・・・三冠目指して気張なはれ・・・お父さんも一言」
「まるで・・・花嫁みたいや・・・帰ってくんな」
「大事なことなので二度目どすか」
「はよう・・・いけ・・・」
涙が堪え切れぬ忠興である。
あさが・・・大坂に着くと・・・新次郎は美和(野々すみ花)と三味線抱えて紅葉狩り中・・・。
「びっくりぽんや」
大人篇も面白おかしくスタートどす。
来週は和宮のストーカーである土方歳三が来るらしい。
関連するキッドのブログ→第一週のレビュー
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コメント
しまった、土曜日今朝の分観てない(´д`)! と思ったらまだ6時30分だった……。寸止めならぬ、専門用語でなんというんですかこういうの>ケーシー高峰
狙っているのかいないのか、「やや百合」っていいのはええもんですね。ていうか最近、役者さんが肌を触れ合う描写が減っているのか、自分が歳とったのか、手に手を取るだけでドキドキします。
『沙粧妙子最後の事件』から『仮面ライダーアギト』のnewおやっさん、各種警察官僚などをへて真の全国区に変態した升毅にも萌え。
投稿: 幻灯機 | 2015年10月10日 (土) 06時36分
未視聴部分追記なので(仮記事)マークを添えるべきなのですが・・・なんとなく抜いています。
一応、レギュラー候補の「あさが来た」・・・。
土曜日が忙しそうなので・・・金曜枠でございます。
手に手をとるところでは
濡れましたな・・・瞳が・・・。
前作が離人症的なドラマだったので
人情ウルウルが効いてますな。
ふふふ・・・「アサクラ~」よりも「カジウラ~」ですよね。
「ハルカ」な人々も続々登場で・・・先々も楽しみです。
いろいろな人に来てもらいたい。
そして大森大河も見てみたい・・・。
投稿: キッド | 2015年10月10日 (土) 16時46分
思えば「段階的最終回」というものに私が目覚めたのは『風のハルカ』の最終週でございました。友達関係にケリをつけ、家族の問題にケリをつけ……などなど。
「ハルカ」な人々…夢が広がります。とりあえず約1名起用して何かの拍子に歌声も披露してもらたい……
投稿: 幻灯機 | 2015年10月10日 (土) 22時42分
ハルカ的来てもらい人ベスト5
1木南晴夏
2黒川芽以
3村川絵梨
4菅野莉央
5水川あさみ
来るといいなあ・・・。
投稿: キッド | 2015年10月11日 (日) 05時55分