偽装の夫婦(天海祐希)VS無痛~診える眼~(西島秀俊)・・・失われた家族たち(浜辺美波)
・・・おい・・・。
恒例じゃないか・・・。
毎週やる気か・・・。
いや・・・もう・・・そんなことはできない。
結構、甲乙つけがたい水10なんだよな。
父親あるいは夫嫌いの脚本家は・・・今回、夫をゲイにしてきたぞ・・・。主人公の父親は不在だが・・・きっと、凄く・・・嫌な人間として途中で参戦してくるな。そして・・・主人公は処女を捧げた王子様に25年間も執着し続けるという・・・恐ろしい女だ・・・。
一方・・・原作者が「破裂」の人で・・・同じクールでかぶるという・・・妖しい医者がらみの刑事ドラマ・・・。ものすごく・・・危うい感じがするよね。どう考えても・・・とんでもドラマだよな。それを・・・凸凹コンビがやぶれかぶれの演技力でギリギリ支えて行くという・・・そこそこ面白いじゃないか。
でもねえ・・・名作の香りがする「デザイナーベイビー」とかなりかぶってるしねえ。
来週、どちらかが残るか・・・それとも水曜日は・・・。
つまり・・・「サイレーン」次第なんだな。
で、『偽装の夫婦・第1回』(日本テレビ20151007PM10~)脚本・遊川和彦、演出・深川栄洋を見た。「だじゃれ」は「おやじギャグ」として何故か蔑まれる古典のお笑いだが・・・今回は「理想の夫婦」のだじゃれであり、おやじが言うから・・・ますます地位向上が危くなるわけである。例によって・・・家族に恵まれなかった主人公の嘉門ヒロ(天海祐希)は親戚の郷田照乃(キムラ緑子)に育てられる。絵が上手で文才がありピアノも上手で運動神経抜群の少女だったヒロは照乃の娘(坂井真紀)と息子(佐藤二朗)を劣等感によってダメ人間にしてしまう。大学に進学し自由となったヒロは王子様の陽村超治(沢村一樹)と一夜を共にした後で捨てられ以来図書館司書として働きながら読書に逃避し続ける。25年ぶりに再会した超治は幼稚園の園長代理・・・別れた理由は・・・どうしようもなくゲイだったからだった。書籍の重みで部屋の床が抜け賠償金三百万円の捻出に苦慮するヒロ。そこへ老母(富司純子)が末期癌となり最後の親孝行をしたいという理由で超治は偽装結婚を申し出る。そんな折、図書館で知り合った障害者の母(内田有紀)と娘(井上琳水)が幼稚園の障害物競争出場を躊躇していると知ったヒロは超人として覚醒するのだった・・・おいっ。
まあ・・・この暗黒の世界が好きな人は・・・楽しめばいいと思うな。
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で、『無痛〜診える眼〜・第1回』(フジテレビ20151007PM10~)原作・久坂部羊、脚本・大久保ともみ、演出・佐藤祐市を見た。(火)「サイレーン」と(水)「無痛」と二夜連続刑事コンビが活躍する編成である。もちろん、「犯罪の質量」が違うのだろうが・・・ネタがかぶらないことを祈るばかりである。それはなんだかきっと恥ずかしいぞ。ニュートリノについてほとんどわからないくらいの恥ずかしさなのかもしれないが。
猟奇的な殺人事件が発生する。一家が惨殺されるのだが・・・刑事たちは犯人を非人間的な精神の持ち主と断定する。殺人犯に人間性があるのかどうかは別として・・・。
街の診療所の医師・為頼英介(西島秀俊)は看護師で亡妻の姉である井上和枝(浅田美代子)と往診を終えて・・・帰路につく。
為頼は患者の外見を観察しただけで「病名」を診断することができる「神の診察眼」を持つ男だった。
その特殊な能力は・・・無法な行動をとる人間の「兆し」さえ読みとるのだった。
為頼は頭に血が上る状態を「犯因症」と呼び・・・「危険」を察知するのである。
目の前に重度の「犯因症」患者が現れ・・・思わず警察に通報する為頼・・・。
そして・・・患者は凶行を開始する。サパイバルナイフによる無差別殺傷事件発生である。
妊婦が刺され、幼い子供を庇った井上看護師も刺される。
駆けつけた警官は拳銃を構えるが・・・患者は「死」を望んでいるように凶行をやめない。
思わず、患者と警官の間に身を入れる為頼医師・・・。
そこへ刑事の早瀬順一郎(伊藤淳史)が現れる。警官の銃を奪った早瀬刑事は警告射撃抜きで発砲、患者/犯人を行動不能状態にする。
為頼医師は・・・早瀬刑事の顔に・・・「犯因症」の症状が現れていることに・・・危惧を感じる。
事件の負傷者たちが搬送されたのは・・・「白神メディカルセンター」のERである。
院長の白神陽児(伊藤英明)は「神の診察眼」とともに「ゴッド・ハンドの手術力」を併せ持つ天才医師だった。
白神医師の素晴らしい医療技術にうっとりとする為頼医師だった。
白神は・・・「苦痛からの解放」こそが医療の未来の姿と語り、足を踏まれても顔をしかめない謎の清掃員・イバラ(中村蒼)に何故か、手術室への入室見学を許可するのだった。
一命を取り留めた井上看護師は・・・心のケアに現れた臨床心理士の高島菜見子(石橋杏奈)が犯人に同情的であることを咎め、「ダメな男にひっかかりやすいから」と注意を促す。
高島臨床心理士は直線的な描写で絵を描き続け強迫神経症が疑われる南サトミ(浜辺美波)も担当している。
サトミは鬱な感じの「人間」を描き続ける。
早瀬刑事は・・・為頼医師が事件発生前に「通報」してきた事実に注目する。
「刑法第39条・・・第1項・・・心神喪失者の行為は、罰しない。第2項・・・心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。そんなのくそくらえ」
早瀬刑事は・・・異常なほどに「犯罪者」を憎んでいた。
為朝医師の不審な行動に目を光らせる早瀬刑事だったが・・・それが「見るだけで病気がわかる能力」によるものだと・・・たちまち察するのである。
早瀬刑事は「挙動不審者がわかる能力」を持っていたのだ。
周囲の人間は・・・早瀬刑事の暴走を警戒しているのだった。
所轄管内で・・・不審死が発生する。
鑑識は「密室状態で外傷がないことから・・・自然死」と結論するが・・・早瀬刑事は「犯罪の痕跡が匂う鼻」も持っていた。
司法解剖が上司によって握りつぶされると・・・早瀬は為頼に協力を依頼する。
「病死かどうか・・・見てくれ」
「おれは・・・監察医じゃないよ・・・」
「死の直前の監視カメラの映像だ・・・この映像で・・・病気かどうかわからないか・・・」
「この人は・・・健康だと思う」
「それじゃ・・・遺体を見てもらえませんか」
「それって・・・違法なんじゃないのか」
「問題がなければ・・・問題にならないてしょう・・・」
「君は・・・危険な人だな・・・」
しかし・・・遺体には薬物による中毒死の痕跡が現れていた。
「神経ガスかもしれない・・・周囲の住民は大丈夫か」
応答しない死者の隣人・・・。
令状なき家宅捜査に踏み切った早瀬刑事は・・・。
隣人こそが・・・自宅で毒ガスを製造している犯罪者だと断定する。
隣人は・・・研究ノートに・・・アイドルグループのCheeky Paradeのライブ会場で大量殺人をする計画を書きのこしていた。
犠牲者は・・・毒ガスの実験台にされたのである。
「許せん・・・」
早瀬刑事の行動を危ぶむ為頼医師は同行を申し出る。
盛り上がるライブ会場・・・狂信的な信者である隣人は・・・伝説を作ろうとしていた。
しかし・・・凶行は刑事と医師によって阻止される。
「頭のおかしい人間がおかしいことをするのを誰も罰することはできない」
「ふざけるな」
容赦ない暴行を容疑者に加える早瀬刑事。
為頼医師は患者を制止する。
「やめたまえ」
沈黙するライブ会場。
そこへ・・・警官隊が突入してくる。
「頭のおかしな犯罪者に対するには頭のおかしな刑事になるしかないのか・・・」
為頼医師は・・・暗澹たる思いを抱え込むのだった。
白神メディカルセンターで絵を描くサトミ。
高島臨床心理士は問う。
「あなたの家族の絵・・・?」
「私は家族を殺しました」
臨床心理士は蒼ざめる・・・。
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