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2015年12月13日 (日)

愛すべき忘却探偵(新垣結衣)あなたが忘れてしまっても僕が覚えていますから(岡田将生)

忘れられない人に毎日忘れられるという・・・せつなさののクライマックスである。

あなたのこと・・・一生忘れない・・・と言われてその気になって・・・はじめまして・・・と言われるのだ。

しかし・・・まあ・・・多くの人間にとって・・・そんなに珍しいことではないよね。

あなた・・・誰だっけ・・・なんて言われるのは日常茶飯事である。

生まれた病院の・・・保育園の・・・幼稚園の・・・小学校の・・・中学校の・・・高校の・・・大学の・・・職場の・・・すべての人間の顔と名前を記憶している人の方が珍しいだろう。

そういう人間から見れば・・・多くの人間は・・・記憶力がなさすぎるのだ・・・。

一度会った人のことは絶対忘れません・・・そういう人に・・・忘れちゃってごめんと謝罪したい。

とにかく・・・もしも・・・明日、私がすべてを忘れても・・・私のことを忘れないでいて・・・なんて・・・ガッキーじゃなかったら・・・誰が言えるんだ。

で、『掟上今日子の備忘録・最終回(全10話)』(日本テレビ20151212PM9~)原作・西尾維新、脚本・野木亜紀子、演出・佐藤東弥を見た。大前提として・・・殺人事件の犯人で結納坂仲人でもあり澤野信二でもある謎の男(要潤)は同性愛者である。そうとでも考えないといろいろと辻褄が合わないし、重要なシーンが省略されすぎているようでモヤモヤするので妄想的には断定しておきます。そこは重要じゃないだろうがっ。

目が覚めた澤野里美/掟上今日子(新垣結衣)は見知らぬ天井を見る。

見知らぬ部屋・・・見知らぬベッド。

習慣的に「身体」をチェックするがそこには何もない。

(何があると思ったんだろう)

自分自身への置手紙について・・・彼女は忘却している。

テレビの前のメモに従い・・・彼女は映像音声メディアを再生する。

「おはよう・・・きっと君はとまどっているだろう。君は眠ると記憶がリセットされてしまう障害を持っている。君が昨日だと思っている日は・・・もう何年も前のことだ。僕は君がそうなってしまってから君と出会い・・・君と結婚した・・・僕は澤野シンジ・・・今の君は澤野サトミだ・・・大変だと思うけど・・・一緒に頑張ろう」

薬指にはウェディングリングのようなものが嵌っている。

彼女の中に疑惑が浮かぶ。

(このサイズ・・・)

キッチンには見知らぬ男がいる。

「おはよう・・・サトミ」

「おはようございます・・・シンジさん」

彼女の中に警戒感が広がる。

「メッセージを見てくれたんだね」

「まるで自分のこととは思えませんでした」

「だけど・・・僕たちは夫婦なんだ」

「料理はあなたが・・・」

「朝食は僕が担当・・・僕が仕事にでかけたら・・・君は自分で昼食を食べ・・・夕食は君が作ってくれる。それから部屋の掃除と洗濯も・・・」

「私は専業主婦ですか」

「君が・・・外で仕事をするのは難しいから・・・また・・・行方不明になられても困るし」

「そんなことがあったんですか」

「君を見つけるまですごく・・・不安だったよ」

「・・・」

その男とウエディングドレスを来た彼女の写真が飾られている。

(嘘くさい・・・)

まるで合成写真だと彼女は思う。

「夕食は肉じゃがが食べたいな」

「私が作るの・・・」

「料理が上手になりたいと言っていたじゃないか・・・」

「・・・」

「外出する時はウイッグを忘れずにね」

「必要ですか」

「目立ちたくないからと言っていたじゃないか・・・」

「・・・」

「それじゃ、行ってきます」

「いってらっしゃい」

男が出かけると彼女は家の中を調査する。

書棚には「記憶」に関する本が並んでいる。

「記憶障害」について男が彼女のために勉強していた風な痕跡・・・。

冷蔵庫には・・・食材が満載されている。

肉とじゃがいもを取り出してみたが・・・触発されるレシピのようなものはない。

(肉じゃが・・・って何味なんだろう)

玄関に施錠はされておらず・・・監禁されているわけではない。

(自由・・・)

彼女はとりあえず外出してみた。

お惣菜屋さんで「肉じゃが」を二人分購入。

書店で・・・「サル」シリーズを見かける。

(サルでもできる簡単レシピ・・・サルは料理しないだろう)

ふと・・・ポスターに目が止まる。

「名探偵めい子劇場版・・・リバイバル上映中」

彼女は劇場に向かい・・・十日前の掟上今日子の失踪以来・・・劇場を張り込む隠舘厄介(岡田将生)に遭遇するのだった。

看板を眺めている黒髪の今日子に厄介は声をかける。

「今日子さん・・・掟上今日子さん・・・」

「オキテガミ・・・キョウコって誰ですか?」

「探偵の掟上今日子さんでしょう」

「ナンパなら・・・もう少し気のきいたセリフを」

「・・・」

思わず今日子の腕のメモを確かめる厄介。

しかし・・・そこは空白だった。そこにはただ今日子の腕があるだけ・・・。

「何をするんですか・・・しつこい上に・・・乱暴な人ですね」

今日子に威嚇され・・・たじろぐ厄介。

「帰ります・・・主人が待っているので」

今日子に薬指の指輪を示されて唖然とする厄介。

だが・・・厄介はワトソンとして修行している・・・諦めきれずに尾行を開始する。

しかし・・・探偵である今日子にとってそれは児戯に等しい。

「なんだって・・・男に尾行された・・・」

「近所の公園まで・・・でもまいてやったわ」

「・・・」

夫と名乗る男の顔色が変わる。

「明日は・・・家を出ない方がいいんじゃないか」

「明日は・・・映画を見に行くつもり」

「映画・・・」

今日子は腕のメモを見せる。

名探偵めい子 リバイバル上映 シネトピック

そのメモは翌朝消えていた。

今日子に夫を名乗る男が言う。

「昨日・・・君に本を買ってきたよ」

「まあ・・・須永昼兵衛の・・・」

「今日は読書をしたどうだろう」

「でも・・・これ・・・シリーズが一冊抜けているわ」

「じゃあ・・・明日・・・買いに行こう」

「明日・・・」

厄介は・・・探偵斡旋業も営むアパルトマン「サンドグラス」のオーナー・絆井法郎(及川光博)に今日子そっくりの女に会ったことを話す。

「今日子さんが・・・結婚していた・・・と」

「もう一度・・・公園に行ってみるつもりです」

「でも・・・おかしいよな・・・実業家・態条空真が死んでから・・・急に今日子さんがいなくなって・・・」

潜入捜査員の也川塗(有岡大貴)が顔を曇らせる。

「あれ・・・ヌルくんが・・・推理してるよ」

ウエイトレス・幕間まくる(内田理央)は面白がるのだった。

「しかし・・・君たちもそろそろ今後のことを考えないとね・・・サンドグラスを僕がいつまでも維持するのは無理だし・・・」

キズ・ナイ・ホーローはクールに弱音を吐く。

だが・・・今日子ロスでカレーを五人前テーブルに並べてしまうのだった。

厄介は今日子との出会いからの日々を綴った「Kの備忘録」をプリントアウトした。

苦境から救いだしてくれた今日子。その美貌と天才的な頭脳に魅了された厄介。

今日子がスピード解決した事件の軌跡。今日子がいついかなる時も厄介の賞賛の対象であったこと。

そこには今日子の失った昨日が保存されている・・・。

厄介の口説きをパスする時も・・・守銭奴の時も・・・舌打ちさえも・・・かわいいよ、今日子かわいいよな厄介だった。

何度も不運に見舞われて今日子に救われ続ける厄介にしか記録できない愛の賛歌・・・。

いざとなったら・・・これを読んでもらおう・・・。

君の名前は里美。一度眠ると記憶がリセットされる。

今日子はメッセージを読む。

違和感があふれる夫婦生活。

(何かが足りない・・・)

「家にいるのが退屈ならば・・・猫でも買おうか」

「猫を飼います」

近所の公園で猫に心を奪われる今日子。

「君は・・・猫かな」

猫と今日子の戯れる姿を見た厄介は足を速める。

「きょ・・・」

その前に立ちふさがる澤野・・・。

「あなたは・・・」

「僕は彼女・・・里美の夫・・・」

「・・・」

東京都中央区にある(株)立乃木流通マーケティング部シニアアドバイザーの澤野信二は家庭の事情を・・・厄介に話す。

今日子が本当は里美かもしれないと考えた厄介は迷う。

「里美さんと話をさせてもらえませんか」

「いいでしょう」

「きょ・・・里美さん・・・僕はあなたと何度もあっています」

「・・・」

「あなたに会うまでの僕は・・・不運の連続で・・・人生に希望を見出せなかった・・・そんな僕に・・・自分にもできることがあると・・・あなたは教えてくれたのです」

「・・・」

「一つだけ教えてください・・・あなたは今、幸せですか」

「幸せの数は星の数ほどあるといいます・・・何が幸せかの定義は人それぞれ・・・衣食住に不自由せず・・・特に困ったこともない・・・私には少しのお金とちょっとした謎があれば充分・・・だとすれば・・・私は幸せと言えるでしょう」

「そうですか・・・あなたが・・・幸せでよかった・・・今日という日を大切にしてください・・・さようなら」

厄介は憔悴と焦燥を滲ませながら今日子と訣別した。

その後ろ姿を見送る今日子・・・。

澤野は囁く。

「これで・・・よかったのかな」

「ええ・・・猫は・・・」

「猫は明日にしよう・・・」

「・・・」

今日子は太腿にメモをとる。

隠館やくすけ誰?

いつものように今日子に睡眠薬入りのお茶を飲ませた澤野は・・・眠りについた今日子の身体からメモを消す。

澤野の表情からは悪意も善意も読みとれない。

失意の厄介に遠浅深近刑事(工藤俊作)と新米刑事(岡村優)が声をかける。

「お前が・・・掟上今日子が消えたというあのビルは・・・殺人事件があった場所だとわかった」

「え」

「しかも・・・事件は掟上今日子が解決している」

「・・・」

「ところが・・・裁判で犯人は不起訴となってしまった・・・」

「まさか・・・重要な証人の記憶力に問題が・・・あったからじゃ・・・」

「そこまでは・・・知らん・・・犯人の結納坂仲人はこの男だ・・・見なかったことにしてくれ」

写真を見た厄介は驚く。

「こいつ・・・澤野信二じゃないか」

「誰だ・・・」

主人が失踪中の置手紙探偵事務所・・・その所在地である「サンドグラス」で助手たちは顔を揃える。

「澤野は・・・今日子さんに・・・怨みを抱いている人物でした」

「勤務先が立乃木流通か・・・これでつながったな」

「つながった・・・」

絆井法郎に代わって也川塗が答える。

「大阪に行って・・・真空状態じゃなかった態条空真について調べて来た。遺産相続について問題が発生していた。故人にはマキコという隠し子がいて・・・遺産が半分贈られるということになっている。遺産を全額もらうつもりでいた男が立乃木という名前だ」

「まさか・・・今日子さんが・・・隠し子」

「つまり・・・立乃木と結納坂仲人はグルで・・・掟上今日子の存在を抹消しようとしている」

結納坂は立乃木に連絡していた。

「大丈夫だ・・・今夜のうちに引っ越す・・・とにかく・・・あの女には毎日同じ本を読ませておくさ・・・その間に・・・そちらは秘書と弁護士の買収を進めてくれ」

君の名前は里美。一度眠ると記憶がリセットされる。

いつもと変わらぬ朝食。

新聞を見た今日子が叫ぶ・・・。

「今日は十二月十七日・・・のたくりの日だわ・・・」

「のたくりの日・・・」

「須永信者にとって重要なイベントの日なの・・・雛古神社で・・・ニセイルカの花を供えないと」

「ニセイルカ・・・」

「名前の通り・・・イルカに似た美しい花よ」

唐突な今日子の行動に対処が遅れる結納坂は・・・最初の日の拉致に使ったスタンガンを準備する間に玄関の扉を開かれてしまう。

仕方なく今日子と同伴する結納坂・・・。

今日子は雛古神社のある台東区雛古(フィクション)にやってきた。

「花屋を捜しましょう」

「・・・」

しかし・・・今日子の視線は・・・不動産屋に注がれている。

「先手を打たれました・・・家はもぬけのからです・・・勤務先でも・・・居場所がつかめません」

「グルだからな」

サンドグラスの助手たち・・・。

「映画館は・・・」

「めい子の上映終わっちゃいました」

「須永関係のイベントはないの・・・」

「誕生祭は・・・三月だし・・・そうだ・・・のたくりの日」

「のたくりの日・・・」

厄介は・・・イベントの元ネタとなった須永の著作を書棚から取り出す。

鳥取の神社で・・・サツキの花を・・・五月十五日に備える・・・」

「全然、ダメじゃん」

花屋にニセイルカの花はなかった。

「素晴らしいインターネットの世界で・・・捜した方が」

結納坂は・・・今日子の脱走に気が付く。

結納坂は・・・今日子に敗北したことを忘れたかった。

だから・・・彼女の探偵力を過小評価していたらしい。

あるいは・・・二つの疑わしい事実から・・・一つの真実を見抜く力を・・・。

今日子は・・・ヒナコンが目印のヒナコ不動産に乱入する。

「あの・・・隠館厄介さんは・・・」

「今日はお休みですよ」男女島社長(遠山俊也)が応じる。

今日子は行動予定表で隠館が休みであることを確認すると・・・デスクに貼られた隠館へのメモを見つけ・・・引き出しをあける。

「あなた・・・何を・・・」

茫然とする女事務員・・・。

今日子は給与所得者の扶養控除等申告書で厄介の住所を確認した。

そこへ・・・結納坂が現れる。

裏口から逃走する今日子だった。

その日に限って休日・・・厄介の不運が今日子の前に立ちはだかる。

台東区谷中の厄介の部屋。

その日に限って外出中の厄介。

しかし・・・問答無用で窓を割り、屋内に侵入する今日子だった。

まだ見ぬ未来の・・・厄介の貯金残高が修繕費支出のために減るのだった。

今日子を口説くための必要経費である。

今日子は「Kの備忘録」に気が付く。

速読によって内容をざっと把握しかけた時・・・。

ドアの外に結納坂がやってくる。

「ここにいるはずだ・・・ドアを破壊しろ」

厄介の貯金残高が・・・。

今日子は・・・大量の履歴書を発見する。

そこに書かれた携帯電話の番号に・・・。

その日に限って脱いだ上着をイスにかけている厄介だった。

しかし・・・鋭敏な也川塗はマナーモードの着信音に反応する。

(自宅から・・・)

厄介は・・・非常事態の予感に震える。

「もしもし・・・」

「あなたの部屋からかけています」

「今日子さん」

「私・・・今日を大切にしろと言ったあなたを信用しました・・・あれから・・・眠っていません・・・ネームプレートで」

「勤務先を知って・・・家の窓ガラスを割ったんですね」

「僭越ながら・・・」

しかし・・・結納坂の手下が・・・電話線を切断する。

ドアの破壊に成功した結納坂と黒服軍団・・・。

だが・・・すでに・・・今日子は脱走していた。

「捜せ」

「キーッ」

仮面ライダーG3ではなくて結納坂の前に立ちはだかる仮面ライダー3号ではなくて絆井・・・。

「ここは通さない」

「邪魔するな」

しかし・・・武術が得意なウエイトレス・・・仮面ライダードライブの警視庁特状課巡査・詩島霧子ではなくて幕間まくるが突撃するのだった。

モップ棒術の也川塗も参戦である。

「そりゃ」

「キーッ」

資産家の遺産をめぐり遺産争族大戦勃発である。

今日子は逃げる。

蘇る解明されていない遠い記憶の疾走・・・。

黄昏が迫り・・・歩道橋で今日子は持ちだした「Kの備忘録」を読み始める。

そこに綴られているのは・・・一日で記憶がリセットされる名探偵の大活躍・・・。そして・・・名探偵を愛したワトソン役の心の葛藤。

厄介への信用は信頼に代わり・・・やがて・・・彼女の愛の扉を開く。

「厄介さん・・・」

一陣の風が原稿を撒きあげた。

今日子を追いかける厄介と・・・結納坂の手下は同時にそれを発見する。

連絡を受けた結納坂は悪人の笑みを浮かべる。

しかし・・・その行手を阻む絆井・・・。

「ラスボス対決だな・・・」

「ふん・・・」

嘲笑して背を向ける結納坂。

手下たちが絆井に迫る。

「武闘派の探偵の皆さん、出番ですよ」

サンドグラスに登録している探偵たちが総動員されたらしい・・・。

「やっちまいな・・・」

「え・・・」

金でやとわれたあらくれたちはそれなりに相殺される。

その男がこの世界から消えたことはその男が同性愛者であることと同様に省略。

号泣する今日子を連れて厄介は隠れ家に潜んでいた。

「もう少し・・・隠れていた方がいいみたいです」

「厄介さん・・・」

「今日子さん・・・疲れたでしょう・・・もう、眠っても大丈夫ですよ」

「眠りたくない・・・」

「・・・」

「あなたを忘れたくないの・・・」

「僕は大丈夫です・・・あなたが忘れても・・・僕があなたを忘れません」

「・・・」

「何度でも今日子さんの名前を呼びます」

「厄介さん」

「何度でも何度でも何度でも呼びます・・・今日子さんと声が枯れるまで」

今日子は限界に達して厄介の唇を奪う。

「・・・」

「明日になったら・・・一から私を口説いてね」

「今日子さん・・・」

厄介は今日子の唇を貪った。

そして・・・今日子は安らかに眠った。

厄介の上で目を覚ました今日子は飛び起きる。

「あなた・・・誰なの」

厄介は微笑んだ。

「おはようございます・・・今日子さん」

置手紙探偵事務所の営業は再開された。

「結局・・・今日子さんは隠し子ではなかったと・・・」

「隠し子の目印は・・・木彫りの熊」

「え」

幕間まくる所有の木彫りの熊には「空真」の刻印が・・・。

「え」

「ま・くまだよ」

「ええ」

「まきこのまきは真来なんだ・・・」

「あ・・・真・・・来る」

「ただいま・・・」

大阪土産を持ってまくるが帰還する。

「サンドグラスの維持には問題ないって・・・」

「これは・・・これは・・・まくるお嬢様・・・」

執事と化した絆井だった。

目覚めた今日子は腕を見る。

私は掟上今日子 探偵

記憶が一日でリセットされる

今日子の太腿に何が書かれているかは秘密である。

今日子は厄介に名刺を渡す。

「探偵の掟上今日子です・・・御用がありましたら・・・どうぞ」

「コーヒーをご一緒しませんか」

「そういうの・・・パスです」

「最短記録更新だね」と絆井。

「いいんです・・・今日子さんから・・・口説けって・・・お墨付きをもらったので」

「・・・めげない男だねえ」

「今度・・・めい子の映画が上映されます」

「パスですね」

微笑む今日子・・・ひょっとしたら・・・今日子は太腿に・・・厄介について・・・何かメモを残しているのかもしれない。

しかし・・・天井の文字「お前は今日から掟上今日子探偵として生きていく」を書いたのは誰なのか。

今日子がいつから今日子になったのか。

今日子が幻視する地下通路のような場所はどこなのか。

多くの謎が残されている。

厄介の不運が死ぬまで続くのかどうかも謎だ。

しかし・・・明日のことなど誰にもわからない。

人は砂時計の中で彷徨う・・・砂が落ち切ればグラスの隙間から下に落ちるだけだ。

誰もが今日を大切に生きて行くことしかできない。

そして・・・続編のためには・・・少しの謎とちょっとした予算が必要なのだ。

再会の日を信じるお茶の間の人々は・・・今日子と厄介が今日も素敵な初日を送ることを祈るばかりなのである。

この世のすべての一瞬は・・・物語の最終回の始りに過ぎないのだ。

怒涛の最終回週間、絶好のスタートである。

関連するキッドのブログ→第9話のレビュー

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コメント

おひさしぶりです
毎日ブログのアップおつかれさまです

今季はこの掟上・・・が一番好きだったので、毎週レビューを楽しみにしていました。
最終回までの完走に感謝感謝です。

原作小説はまだ読んでいないのですが、何冊も出ているようですね。
ドラマで続編があると信じ楽しみに待っていようと思います。
(それから視聴率ももっと上がれ~と念じます!)

投稿: mi-mi | 2015年12月13日 (日) 23時38分

typhoonthunderaDayinOurLife~ mi-mi様、いらっしゃいませ~アタラシイナニカヲミツケルネェthundertyphoon

原作小説はもう少しミステリよりで
この素晴らしいカップル展開は
ある意味でドラマのオリジナルでございます。

まあ・・・ライトだけどライトじゃない感じの
原作にもそこはかとない魅力がございますよ。

けれど・・・キッドとしては
厄介今日子愛その1~10として
堪能いたしました。

極めてせつなく万歳でございましたよねえ。

原作の持つ楽しい仕掛けと
脚色の妙が抜群のハーモニーを
奏でておりました。

とにかく・・・新垣様にとっても岡田様にとっても
金字塔と言える一作でございましたねえ。

黒歴史だらけの世の中では
貴重なことです。

いよいよ・・・師走・・・
充実した年末をお過ごしくだされませ・・・。eyeglasspencilmoneybag

投稿: キッド | 2015年12月14日 (月) 05時43分

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