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2016年1月21日 (木)

お義父さんと呼ばせて(遠藤憲一)VSシンクロしました(堀北真希)VS僕の言うことは絶対だ(長瀬智也)

・・・・おい、おい、おい。

三回ツッコミかよ。

どういうつもりなんだよ。

(水)はしぼりきれません・・・。

(火)がまじってるじゃねえか・・・。

場合によっては(火)「バカ恋」(水)「お義父さん」でもよかったと思ったんだが・・・蓮佛美沙子・新川優愛・和久井映見というのは萌え要素に少し欠ける気がして・・・。

(月)有村架純、(火)深田恭子の連打は強烈だからな・・・。

(金)の「スミカスミレ」のために一枠あけておきたいんだろう・・・。

それもあるっ。

「相棒」だって・・・今回は陣川(原田龍二)の巻でお相手・黒川智花(被害者)だから・・・言及したいよね。

相棒ゲスト・ダブル黒川達成記念日だよね。

いい加減にしておきなさいっ。

で、『お義父さんと呼ばせて・第1回』(フジテレビ20160119PM10~)脚本・林宏司、演出・星野和成を見た。「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」(2008年)というよりは「離婚弁護士」(2004年)の脚本家の軽いタッチのドラマである。年の差カップルというのは「おさな妻」や「奥様は18才」に通じる古典的なテーマで・・・適齢期というものからの解放の要素を含んでいる。ちなみに「いつ恋」では主人公(22)が親の決めた年上男性(42)との結婚を拒絶するところから始る。だが・・・堀北真希(27)と山本耕史(39)のカップルだって成立するのだからケース・バイ・ケースとしか言いようがない。基本的に娘を愛する父親は相手が誰だろうが自分以外の男と娘が結婚するなんて嫌に決まっているわけだしな。・・・おい。

51歳まで独身だった大道寺保(遠藤憲一)は小さな会社のサラリーマン、出入りの業者のシステムエンジニアで24歳の花澤美蘭(蓮佛美沙子)と恋に落ちる。そして結婚を決意するのだった。

美蘭の父親は51歳でちょい悪親父を気取った大会社のサラリーマン・紀一郎(渡部篤郎)である。

紀一郎の父親(品川徹)は老人ホームで人妻に手を出して追放処分になっている。

紀一郎も愛川希和(中村アン)に手を出そうとしている血筋だ。

美蘭には兄・葉理男(中村倫也)・・・ハリ系かよ・・・アオイホノオの赤井くんだ・・・妹・真理乃(新川優愛)がいて・・・つまり紀一郎は三児の父である。

子供の世話は妻の静香(和久井映見)に任せっぱなしだったらしいが・・・それなりに家族を背負って生きて来たのである。

ずっと独身で気ままに生きていた男に「お義父とよばせてください」と言われて「はいそうですか」って言えるかという話なのである。

まあ・・・それ以上でもそれ以下でもないよな。

ちなみに・・・遠藤憲一は54歳、渡部篤郎は47歳である。蓮佛美沙子は24歳で・・・実年齢的には三十歳差カップルなのだった。エンケンが80歳になった時、美沙子はまだ50歳だぞ。・・・ま、そんなに先のことを考えないから今が幸せなら結婚するんだけどな。

まあ・・・おっさんたちが可愛いのでそれなりに楽しめるのだと考える。

しかし・・・逆を考えておきたい。

葉理男(24)が母親の静香と同じ年齢の恋人を連れて来た場合だ。

そして「お義母さんとよばせてください」と言うのだ。

和久井映見と同じ1970年生まれで考えてみよう。

中山美穂、水野真紀、渡辺満里奈、工藤静香、鶴田真由、坂井真紀、永作博美とかがくるわけである。

彼女たちに和久井映見が「お義母さん」と呼ばれちゃうのだ。

いとうあさこやアジャ・コングがくるかもしれないし、奥貫薫がくるかもしれないし、一青妙がくるかもしれません。

なんだか・・・想像もつかない・・・葛藤が一部お茶の間に生じる気がしてならないのですが。

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で、『ヒガンバナ~警視庁捜査七課~・第2回』(日本テレビ20160120PM10~)脚本・池上純哉、演出・大谷太郎を見た。誘拐事件が発生。犯人が被害者の娘の女子高校生・可南(川栄李奈)を身代金運搬者に指定したために・・・捜査七課の来宮渚刑事(堀北真希)が身代わりを命じられる。

下世話な心で見ると・・・人妻になった堀北真希になんちゃって高校生をやらせたいだけの話である。

しかも・・・犯人は可南に何か含むところがあるらしく・・・監視カメラのあるところで下着を脱ぐように要求するのだった。

もちろん・・・その映像をお茶の間は見ることが許可されていません。

可南の母親を演じるのは山本未來なので・・・ある意味、被害者が加害者というオチは想定内なのだった。

やがて・・・可南が兇悪な女子高校生だったことが判明する。

もう少し、兇悪な可南が見たかったな。

とにかく・・・筋としては「シンクロ」をもてあましているとしか思えない。

この後・・・変態の脚本家も控えているので仕掛けを利用した傑作を期待したいよ。

チームも単なる雑談要員だったしな。

第1回のレビュー

で、『フラジャイル・第2回』(フジテレビ20160120PM10~)原作・草水敏/恵三朗、脚本・橋部敦子、演出・石川淳一を見た。こちらも一話完結の要素が強いが・・・連続ドラマとして・・・主要登場人物の関係の変化はそこそこ楽しめる。一種のヒーローものなので・・・主人公の病理医の岸京一郎(長瀬智也)が悪い医師を退治すればそこそこスカッとするわけである。しかし・・・あくまで相手は犯罪者ではないので改心させれば・・・終了なのである。

今回の怪人は・・・救命医の倉木浩介(藤本隆弘)である。

とにかく・・・患者の命を救うために時間との戦いを強いられる救急救命・・・。

しかし・・・診断を急ぐあまりに・・・搬送された患者・大塚洋治(林和義)が「幻覚を見た」という患者の妻・佐知代(宮地雅子)の証言を聞き逃す。

倉木の診断は急性アルコール中毒だったが・・・検体の検査結果に矛盾が生じていた。

京一郎は病理医見習いの宮崎智尋(武井咲)に現場検証を命じるのだった。

「薬物中毒の可能性がある・・・現場からブツを発見しろ」

「刑事ですか・・・」

連日の現場捜索の結果・・・ついに智尋は・・・ウイスキー瓶の中身がメチル・アルコールだったことと・・・大量の目薬を発見するのだった。

「メチル・アルコールによる目の不調に伴う目薬の大量服用による合併症だ」

「急性アルコール中毒ではなくて・・・薬物中毒という診断ですね」

救急救命のカンファレンスに乗り込む・・・スーパー病理医と助手の智尋ちゃん。

「三十秒あれば・・・患者についてもっと情報が収集できるのに・・・十秒で止めてしまう・・・それで誤診したのでは・・・本末転倒だ・・・時間が惜しいのではなくて・・・単なる手抜きだ・・・そんな奴は医者じゃない・・・君たちが医者である以上・・・僕の言葉は絶対だ」

うっとりする智尋ちゃんである。

そして・・・倉木は・・・落ちた。

智尋ちゃんはご褒美に臨床検査技師・森井久志(野村周平)がもらえる朝のパンを・・・京一郎から配布される。

外科医の細木まどか(小雪)は・・・とてもうらやましかったらしい・・・。

まあ・・・智尋ちゃんはそれなりにかわいいけどな・・・。

そして・・・病気は・・・基本的に統計的に処理するしかないんだけどな。

「どうだ・・・これは・・・」

「統計的には・・・余命一年・・・」

「プラスマイナス半年だな」

「十年生きたらどうしますか」

「まあ・・・よかったとしか言えない」

「三ヶ月で亡くなったら・・・」

「死人に口なしだ」

「遺族には・・・」

「進行が予想以上に早かった」

「決まり文句ですね」

「合格・・・とにかく、目指せ正解率十割だ」

「はい、教官」

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