一度好きになったらなかなか好きでなくならないの(有村架純)
空を見上げれば星がある。
あなたや私の世界線は不確実的だと思われるが、地球規模で考えれば半年後には太陽の反対側にいて、一年後にはまたこのあたりにいるわけである。
地球からおよそ642光年の彼方にあるオリオン座のベテルギウスは赤色超巨星で変光星である。
現在は加速的に収縮中であり、まもなく超新星爆発を起こすことが予測されている。
この時、地球ではガンマ線バーストの直撃で生命が死滅する可能性もあるがそうはならないという意見もある。
影響大ならベテルギウスの世界線が地球人類の世界線と宇宙的規模では交わっているということになる。
その時、あなたや私の世界線が延長中であるかどうかは定かではない。
しかし、和名の「平家星」が示す赤い星が青白く輝く時、あなたと私の世界線が同時に消滅する可能性があることは・・・ある意味ロマンチックだと・・・言えないこともない。
そして・・・光が到達するのにおよそ642年かかるので・・・ベテルギウスの方ではそれはもう始っているかもしれないのです。
で、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう・第5回』(フジテレビ20160215PM9~)脚本・坂元裕二、演出・並木道子を見た。人が人を恋する気持ちは厄介なものだ・・・雌にふられた雄象は街で一暴れすれば気がまぎれるだろうし、交尾しそこねた野鳥のメスなら他鳥の巣の雛を突き落とせば気が晴れるのだが・・・人間の場合は犯罪者になる惧れがあるのだった。それぞれの恋のスタイルが交錯し、両想いの二人が結ばれないのはドラマチックなことである。もちろん・・・やりたくなったらやっちゃえばいいのだが・・・誰もが悪魔ではないのだった・・・。
「君のことは好きだけど・・・俺は他の子と交際しているので・・・君と交際することはできない」
「なんじゃ、そりゃああああ」という言葉を飲み込んで曽田練(高良健吾)に従う杉原音(有村架純)である。
しかし、練は妻が妊娠中に他の女性と不適切な交際をする国会議員のようにはなれない・・・クソ真面目な男だったのだ・・・。
そういう男だから好きになったので・・・自業自得である。
そんな音を井吹朝陽(西島隆弘)は趣味の屋上天文台へ誘い・・・個人所有の天体望遠鏡で一緒に星を鑑賞する。
「東京でも冬の風の強い日には・・・星がよく見えるよ」
「凄いね」
「赤い星がベテルギウス・・・ペテルギウスとかビートルジュースとかいろいろと呼び間違いされる星さ」
「赤いね」
「好きな人のことを思いながら星を見ると余計にきれいだろう」
「そうですね」
「好きな人と一緒に星を見たらもっときれいに見えるよ」
「・・・そうですね」
「僕を好きになってくれたら・・・君に両想いをあげられるのに」
朝陽の告白に・・・音は正座で応えるのだった。
「私・・・一度好きになったら・・・なかなか好きではなくならないんです」
「・・・」
「好きになってもらおうと思って好きになるわけではないので」
「・・・僕も同じだよ」
「・・・未練もありますし」
「・・・」
「猪苗代湖って知ってますか」
「うん」
「好きな人が生まれた土地なんです・・・一緒に行ってみたかったな」
「僕とじゃ・・・ダメかい」
「井吹さんは・・・どこで生まれたんですか」
「戸越銀座」
「雪が谷大塚から五反田までの途中駅じゃないですか・・・通勤路ですよ」
「まあね・・・都営浅草線に乗り換えられるよ」
「東京スカイツリーができたら利用するかもですね」
見つめ合う二人の頭上で星は瞬いた。
練は・・・音に贈るつもりで買ったストーブを押し入れに収納する。
「柿谷運送」の仕事は「引越し屋さん」である。
「引越し屋さん」と呼ばれる度に練の心は疼く。
エレベーターでは・・・時間を奪われることに我慢ができない都会の人間が待ち構える。
「お前たちが上で止めてるから・・・待たされたよ」
「すみません」
「それで謝罪したつもりか・・・土下座しろよ」
「・・・」
金髪の上司である佐引穣次(高橋一生)がやってきて・・・スムーズな土下座をみせる。
「申し訳ありませんでした」
「チッ」
通りすがりのクレーマーが去ると穣次は囁く。
「馬鹿相手に時間を無駄にしないための儀式だと思えばいいんだよ」
「・・・すみませんでした」
正体不明の男・中條晴太(坂口健太郎)は市村小夏(森川葵)の髪を切る。
「小さい頃・・・父が浮気して母は不機嫌になった・・・家に居づらくなっていると練がお祭りに連れて行ってくれた・・・私の初恋の人なのよ」
「その初恋を僕が叶えてあげる」
「どうして」
「君が好きだから・・・」
「でも・・・練は私のことなんか・・・なんとも思ってないよ」
「君が一番最初に練を好きになったんだ・・・君には故郷という強みがある。オセロゲームで言えば枚数は少ないけど四隅を取ってるんだ」
「・・・」
「練を故郷に帰るように仕向けるか・・・邪魔ものを階段から突き落とすか」
「え」
「・・・冗談だよ」
はたして・・・晴太は小夏のことが本当に好きなのか・・・どうも疑わしい。本当は練を独占したいんじゃないか・・・いろいろな意味で・・・。
地球外生命体の線もあるしな。
バスの中で練の姿を求める音・・・。
その目に映るのは練と仲睦まじい日向木穂子(高畑充希)の姿である。
不器用な二人は不自然な素っ気なさを精一杯装う。
「今仕事の帰りですか」
「あ・・・はい・・・そちらも」
「あ・・・はい・・・それじゃあ」
「あ・・・はい・・・おやすみなさい」
「あ・・・はい・・・おやすみなさい」
練の部屋で待ち伏せる小夏と晴太・・・。
「母から電話でおじいちゃんが転んだって・・・」
「・・・」
「ケガはたいしたことないらしいけど・・・一度帰ってあげたら・・・」
「仕事が休めない」
「練・・・おじいちゃんがどこで買い物しているか知ってる?」
「商店街だろう」
「いつの話よ・・・国道沿いのスーパーができて・・・商店街つぶれたよ・・今はスーパーもつぶれて・・・車のある人は駅前まで買い物いくのよ・・・おじいちゃん、片道一時間歩いていくのよ」
「・・・」
揺さぶられる練の心・・・。
晴太は忍びのように練の携帯電話から情報を盗み読む。
練と二人になった木穂子は案じる。
「おじいちゃんをここに呼んだら・・・」
「無理だ・・・」
「まさか・・・練が東京からいなくなったり・・・」
「そんなことは・・・しない・・・それにまだ帰れない」
音は職場である「春寿の杜」のカレンダーをめくる。
「今日から・・・三月か・・・」
「がんばろうね」
同期入社の船川玲美(永野芽郁)と音の携帯端末に着信がある。
「今月末で契約期間が終了しますが・・・更新はいたしません」
「そんな・・・」
神部所長(浦井健治)は「正社員が一人くるんで・・・君たち二人の給与が払えない・・・そういうことだ」と告げる。
「投げやりにならないで・・・」と朝陽が慰める。
「なりますよ・・・私たちはちょっとずつ投げやりにならないとこういうことがあるたびに傷ついちゃうんです」
玲美は嘆く。
あのシフト地獄から・・・二人を解放して・・・この施設が利用者にどう報いるのかを考えると背筋が寒くなるわけである。
女社長の神谷嘉美(松田美由紀)に休暇について聞く練・・・。
「休みたいだって・・・」
「そのまま・・・ずっと帰郷したままだったりして」と同僚の加持登(森岡龍)。
「それで言うんだろう・・・俺が東京にいた時はああだったとかこうだったとか・・・何にもしてないくせにな」と穣次。
俯く練・・・。
一人暮らしの仙道静恵(八千草薫)の屋敷に米を届ける練。
拾った仔犬の散歩から帰ってくる音・・・。
二人は気不味いまま静恵のお茶を飲む。
「お爺さまが心配なら・・・帰ってあげたら・・・」と静恵。
「たいしたことはないみたいなので」
「音ちゃん・・・どう思う・・・」
「少し膝が痛いだけでも足が上がらくなって段差がつらくなったりすることもあります」
「だってよ・・・」
「・・・」
「二人で行ってくれば善いのに・・・」
「え」
「ちょっと」
「独り言よ・・・おやすみなさい」
静恵は退場する。
「帰ってあげればいいのに・・・独り言ですけど」
「あんたには関係ない・・・独り言だ」
「おじいちゃんには誰かがついててあげないと」
「まだ・・・帰れない・・・なんにもしてないのに」
「なんにもって・・・」
「いろいろだよ」
「私は・・・大切な手紙届けてもらって・・・東京に連れてきてもらって・・・もう言えないけど・・・心の中に・・・あなたへの感謝の気持ちをしまっている・・・心の奥の方にずっとしまってる」
「俺だって・・・同じだ・・・音ちゃんへの気持ちは・・・しまってある・・・一人に一つずつ・・・同じ気持ちが・・・そう思っている」
「だから・・・なんにもしてないってことはないでしょう」
「・・・」
「それに・・・セーターむしると・・・痛むよ」
「え・・・」
練は毛玉を作っていた。
二人の秘密を晴太が立ち聞きしていた。
静恵は晴太に声をかける。
「あら・・・晴太くん・・・」
「あ・・・静恵さん」
忍びとくのいちなのか・・・。
そして・・・もどかしい二人の恋路に・・・三月十一日が迫ってくる。
それは今日と同じ明日が来るとは限らないことを示す特別な一日。
練は故郷に電話をする。
しかし・・・老いの進む祖父の健二(田中泯)が受話器にたどり着くまでの時間は・・・練の想像を越える。
自分の部屋に戻った練は・・・高速バスの料金3420円をかきあつめる。
小夏は「恋をあきらめる決心」をして部屋の前で佇む。
しかし・・・晴太は首をふる。
もちろん・・・晴太が・・・練と音の本当の恋を祈ったとも考えられるが・・・晴太からは邪心が匂い立つのである。
なにしろ・・・ただ一人・・・正体不明の男だからな・・・。
晴太の生い立ちが最後に残されたピースなんだな・・・。
春の気配が近づく。
人生にはつらいことだけがあるとは限らない。
辛さを感じるためには楽しいことも必要だからである。
辛いばかりだと辛いかどうかも分からなくなるものだ。
音の契約は更新された。
朝陽が本社にかけあったのだ。
そのために朝陽は本社でリストラ対象者のための特別研修を受けることになった。
音は・・・終業後に本社に向かう。
朝陽は徒労感を味わうための洗車勤務についていた。
「手伝います・・・」
「無理しなくていいよ・・・また風邪でもひいたら大変だし」
「私・・・本当は・・・初めて会った日のこと・・・覚えています」
「本当?・・・ガソリンスタンドだよ」
「だから・・・洗車は得意なんですよ」
「なるほど」
練は休暇を申請した。
「三月だよ・・・どんなシーズンか・・・わかるだろう」と女社長。
「損失分は給料から引いてもらって構いません」
「三件できるところが・・・一件になるかもなんだよ」
「引いてください」
「しょうがないな・・・佐引が良いって言ったら・・・休んでいいよ」
穣次は条件を出す。
「土下座したら・・・だな」
土下座する練。
「カツかと思ったらハムカツだよ」
「カツ丼食べたいですね」
「ソースカツ丼な・・・」
「・・・」
「カレーやきそばもな・・・」
「え」
「トミーフードにロイヤルか・・・」
「・・・野口英世記念館の・・・」
穣次は会津訛りになって・・・故郷の食堂の名を並べ上げる。
「そんなに帰りたいか・・・ずるいな・・・一人で帰るなんて・・・ああ・・・帰れ、帰れ」
穣次は・・・会津のしかも・・・猪苗代町の男だったらしい・・・。
転勤してきた上司に呼び出された木穂子は・・・三年前の企画書を示される。
「また・・・企画書だしてみてよ・・・」
思わずお茶を飲み干す木穂子だった。
練は音を・・・音は練を・・・心の中で宝物としてしまいこみ・・・練と木穂子や・・・音と朝陽の恋が始って行く兆しもあった・・・。
けれど・・・運命はそれを許さない。
そして・・・晴太も許さない。
もしかしたら・・・静恵も許さない。
静恵は・・・「芋煮」を練に所望する。木穂子を連れて来なさいと誘う。
音に朝陽を誘わせる。
そして・・・晴太と小夏を呼び付ける。
静恵はただ・・・にぎやかな一日を過ごしたかったのかもしれないが・・・音と練がお似合いだと思ったのかもしれない。
なにしろ・・・身寄りのない静恵にとって・・・練と音は理想の介護人なのだから・・・。
こうして・・・三月九日の修羅場が用意されたのだった。
最初に遭遇した練と木穂子、音と朝陽のカップルは・・・ぎこちないけれど・・・なんとか平和を取り繕う。
静恵は・・・女たちを二人きりにするなど・・・明らかに悪戯心いっぱいである。
「確定申告おわりましたか」
「サトイモって皮をむくのが大変よね」
「消費税が」
「ニンジンはどう切るの」
噛みあわない会話を続ける二人・・・。
「故郷は・・・」
「神戸で生まれて北海道で育って一年前に東京に」
「私・・・福岡・・・九州ね」
「北海道と九州ってすごく遠いですよね」
「一年前・・・練が北海道に行ったって・・・」
「あの・・・大切な手紙を届けてもらって・・・それで東京に一緒に来て・・・それだけです・・・すごくお世話になったんです・・・ただ・・・それだけなんです」
「・・・」
「彼女の会社にはケータイ五台もってる人がいてね」
「うちにはポケットに唐揚げ入れてる人がいます」
微妙な会話が続くうちに・・・乱入する晴太と小夏。
「彼女の会社にさ」
「不倫相手がいるんですよね」と口火を切る晴太。
「・・・」
絶句する一同。
「楽しいですか・・・私・・・楽しくありません」と故郷の言葉で語りだす小夏だが標準語でおお届けします。
「好きじゃない人を好きだって言わないで我慢して楽しいですか。そんなの私にはわからない」
「俺は・・・木穂子さんが好きだ」
「何番目にですか・・・一番ですか」
「・・・」
くそまじめなので絶句する練に・・・泣きだす木穂子。
「好きなら好きっていえばいいじゃないですか・・・好きよ・・・好きよ・・・好きよ・・・大好きよ」
告白しながら・・・泣きだす小夏。
ただ一人・・・泣くに泣けない音だった。
静恵は・・・小夏を引きとるのだった。
少し・・・やりすぎたと反省しているのだ。
晴太は無言で去る。
木穂子はタクシーで去る。
静恵は思う。
「恋はくそまじめじゃダメなの・・・少しズルくていいの・・・」
しかし・・・くそまじめな男を愛した人々に・・・それは許されないのだった。
音は最初から「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」覚悟だったのである。
音と朝陽が去り・・・練は一人残された。
音は・・・愛する練のために徹夜で「介護のために」ノートを仕上げる。
そして・・・三月十日。
脳梗塞のために坂上二郎氏は栃木の病院で死去する。
練は木穂子にメールする。
「明日、帰ります・・・声が聞きたいです」
練は音のノートを発見する。
老人介護のための図説入りの・・・さようならの言葉・・・。
「今までありがとうございました」
そして・・・飴が一粒。
残雪の残る会津の街に降り立つ練。
早春の風に波立つ猪苗代湖で音の飴を舐める。
夕暮れ・・・練は帰宅する。
「なして・・・帰ってきた」
「電球替えに・・・」
祖父は三千円で売れる燈籠細工を五百円で卸していた。
「やっぱり・・・じいちゃんはすげえな」
「・・・」
「俺・・・東京でいろんな人に会ったよ」
「そうか」
「きっと会津と聞いただけで俺のこと思い出してくれる人もいる・・・」
「そうか」
「風呂沸いたぞ・・・」
「後で入る・・・」
「ぬるくなるぞ」
「それがいい・・・」
「そうか・・・」
「ぬるい!」
「呆けてんのかよ!」
そこへ・・・小夏がやってきた。
しかし・・・練は小夏を完全にシャットアウトする。
練は長い旅を終えて夢にまで見た故郷に帰って来たのだ。
そして・・・三月十一日がやってきた。
それから・・・五年間・・・音と練は会わなかった。
白桃の缶詰の消費期限を越えて・・・。
平成二十八年(2016年)一月・・・。
音は介護施設で主任クラスになっている。
もう・・・二十七歳なのである。
「すぐにトイレをすましてきて・・・」
「私まだ・・・」と新人。
「したいかどうかじゃなくて出せる時に出すのよ」
すっかり・・・ブラック介護が身に着いたらしい音である。
そして・・・柴犬は黒柴になった。
ダークスーツに身を固め、眉をひそめる練。
晴太が都会の雑踏に姿を見せる。
「人身事故で動かないって」
「ちっ」
練の舌打ちの音を響かせて二人はタクシー乗り場へと歩み去る。
あの日・・・洗われた日本人の心も・・・今はすっかりドス黒くなっているらしい。
なにしろ・・・放射能で汚染されたからな。
構成論的には長いフリが終わり、長いオチが始るということである。
素敵・・・。
関連するキッドのブログ→第四話のレビュー
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コメント
土下座0から土下座1への流れ……。シビレル。
はっきり言って、いまの若者がナントカの一つ覚えで土下座土下座言うのは好きじゃありません。そこを、うまく処理した。土下座0は「こいつバカだなー」と思ってやっていたからこそ土下座1は全然違うと思えるんですね。それをこうやって描いて…からの、実は同郷かよっ(涙)。ずりーなー(涙)。
しかし、ウチの(ウチじゃないよ!)台所に高畑充希と有村架純がおしゃべりしてるなんて!なんて!
と思ったら修羅場だ。ああ、修羅場だ。から揚げも、空気読めない人も全部伏線で、ここへ繋がるのか…。
あと、洗車しているやや遠景のハイエースがヘッドライト点灯していたのがツボというか、自分でもクルマの写真撮るときは点灯させます。もう絶対カッコイイからですねー。
投稿: 幻灯機 | 2016年2月16日 (火) 20時48分
土下座はオリオン座の別名ですが・・・嘘です。
晴太はいわゆる反社会性気質のサイコパス能力者。
目的達成のためなら手段を選ばずなのか
単に自由奔放なのか・・・微妙なのですが
もてもての練から
音、木穂子、小夏という女性を
全部はがしましたからね・・・。
物凄い策略家に見えて仕方ございません。
まあ・・・悪魔でございますので・・・。
土下座は一種の最敬礼で
屈服の印・・・。
階級社会では土下座拒否なら
お手討ちも可ですからな~。
当然、一揆もありということです。
土下座なんか軽々と要求するものは
死を覚悟するべきなのですな。
無礼千万なので必殺でございます。
練は無骨な男なので
エレベーターの男にはできないが
先輩にはできるという
臨機応変な男・・・。
しかし・・・不器用なので
三角関係の処理をあやまるという・・・。
二兎追うものは一兎も得ずといいますが
一兎しか追わなくても
自分をごまかせば
綻びは生じるのですな。
「ごめん・・・他の子が好きになった」
正直に言って木穂子刺されるべきだったと考えます。
木穂子・・・刺さないだろう・・・。
愛もまた欲望なので
弱肉強食の論理に支配されています。
まあ・・・平和共存ならハーレムも可ですれども~。
ウインクする車とか
ブレーキランプが星と月のマークとか
ヘッドライト点灯したままでバッテリーがあがるとか
車を愛する人たちの気持ちは
悪魔には・・・すごくよくわかります。
投稿: キッド | 2016年2月16日 (火) 22時21分