悔い改めた豚に失われた夢の名残を与えたまえ(亀梨和也)無償の愛なんて幻想なのよ(広瀬すず)
武士道では「愛」を「感情」と考えている。
「感情」は「人間の心」に「自然」に生じるものである。
たとえば・・・親と子の間には・・・「愛情」が発生するのが「自然」なのである。
それに対し「義理」は・・・あくまで「論理」であり、あえて言えば「不自然」となる「人間の作為」と考えられる。
「義理」は「愛情」を欠損した場合の「代用品」である。
親を愛さない子供、子供を愛さない親も「義理」によって拘束される。
親に対する義理である「孝行」が強調されると「親の放蕩の結果生じた負債」を「子供が身売りをしてでも返済」しなければならないという不条理が生じる。
「義理」に「美」を見出せば・・・そこには義理に縛られたものへの際限のない一方的な搾取が開始される予兆があるのだ。
親が子を慈しみ、子が親を慕う・・・その上で「親子の義理」は語られるべきであるが・・・そのためには「孝行をしたい時には親はなし」という言葉の真意を吟味する必要があるだろう。
つまり・・・子供が孝行をしたくなるような年齢まで親が生きているのは・・・アレなのである。
で、『怪盗 山猫・第4回』(日本テレビ20160206PM9~)原作・神永学、脚本・武藤将吾、演出・猪俣隆一を見た。「怪盗」という「存在そのもの」がリアリティーを欠く現在にあって・・・「怪盗」を創作するためにはある程度の「お約束」が必要となる。たとえば・・・「世界」が「ファンタジー的異世界」であれば・・・「怪盗」という「職種」があっても許容の範囲内になるわけである。しかし・・・そういう「世界」を許容する一部のお茶の間は・・・そもそもリアリティーを求めていない。「そんなことは現実的ではない」と言い出す「本当は世間知らずのお茶の間」を騙そうとして・・・「新世界」という言葉を持ち出すと・・・とんでもないことになる可能性があると言及しておきたい。
悪徳警官の関本修吾警部(佐々木蔵之介)は藤堂健一郎(北村有起哉)によって・・・モニターを通じて謎の黒幕「ユウキテンメイ」と再会する。
かって・・・関本はユウキテンメイのボディガード、藤堂はユウキテンメイの秘書だったらしい。
ユウキテンメイは1945年にはすでに成人していたので若くても2016年には90歳以上に達している。
しかし、1945年には関本も藤堂も生まれていないため・・・あくまで伝説的な情報に過ぎない。
ゴキブリマスクを装着しているユウキテンメイが本人であるかも定かではない。
関本は超自然的存在もしくは幻覚であるユウキテンメイの殺気を感じる。
白刃で一刀両断されそうになるのである。
藤堂の目指す「新世界」とともに・・・この脚本家の大風呂敷にいつものように微笑むしかない。・・・まあな。
基本的に・・・「情報操作」は「悪」の本質である。
そのために・・・登場人物たちは「虚言」を弄する。
たとえば・・・「盗聴」されている時に「真実」を語らないことも一種の「情報操作」なので「悪」なのである。
この物語は基本的に「悪」をもって「悪」を制すスタイルであり、「核保有国」に対する「防衛戦力としての核武装」を主張する一部半島国家の「主張」を肯定している。・・・おい。
とにかく・・・この世界では「日本国」は「ユウキテンメイの所有物」であり、自称・怪盗探偵・山猫(亀梨和也)は「それ」を盗もうとしているのだった・・・。
路地裏のカフェ「STRAY CATS」では「怪盗人生ゲーム」によるギャラ争奪戦が繰り広げられていた。山猫と魔王こと高杉真央(広瀬すず)は獲得した賞金を藤堂によって換金してもらえたが・・・魔王は下宿代などを引かれ手取り五百円である。
「少ない」
憤慨する魔王、かわいいよ魔王である。
雑誌記者の勝村英男(成宮寛貴)に至ってはゲームでの借財をそのまま負債として「二百万円の借金人生」に突入する。
「そんな馬鹿な話があるか」
関本は山猫チームの金庫番らしく・・・残金はすべて懐に収めるのだった。
「テンメイに会えたのか」
「ダメだった・・・」
関本の言葉も・・・山猫の表情も・・・どこまで本当なのかはわからない。
一歩間違えると・・・誰も話についてこれなくなる展開である。
カップラーメンの在庫を誇る宝生里佳子(大塚寧々)が本当に仲間なのかどうかも不明なのだ。
限りなく「すべてが謎」の世界は「なんでもあり」の世界と紙一重なので注意が必要だ。
「謎」の面白さと「なんでもあり」の虚しさはお互いを食いつくす惧れがある。
まあ・・・この脚本家にとってはいつもの曲芸なんだけどな。
純真な女子高校生でもある魔王こと高杉真央(広瀬すず)の気がかり・・・「前任のハッキング担当者・細田(塚地武雅)を殺害したのが誰か」は今も不明のままなのだ・・・。
魔王は「情報を盗むこと」を「悪」とは考えないが・・・「人を殺すこと」は「悪」と考える。
山猫が「人を殺すのかどうか」は魔王にとって重大事なのだ。
しかし・・・山猫はあえて・・・魔王に真相を語らない。
一方・・・警察組織には応援のための新顔の刑事たちが追加される。
狂犬である犬井克明(池内博之)は「山猫事件捜査班と細田殺害事件捜査班を分ける必要はない」と司令塔の悪徳刑事に進言する。
「山猫事件の通報者は声紋チェックにより・・・細田と断定された・・・山猫と細田はつながっている」
「犬井は狂犬ですが・・・刑事としては優秀です」
そう語るのはコンビを組む森田刑事(利重剛)と福原刑事(渡部豪太)・・・。
そして新コンビとして霧島さくら(菜々緒)と狂犬の組み合わせが司令塔から発令される。
さくらと狂犬・・・禍々しいな・・・。
続々と増える登場人物たち・・・殉職要員でないことを祈るばかりである。
一方・・・ある時は会社員の失踪した恋人・赤松杏里、ある時は高級売春婦・セシリア、ある時は台湾マフィアの工作員・ウォンだが・・・結局、正体不明の謎の女(中村静香)は山猫に「新情報」をもたらす・・・。
「死んだ細田は・・・死ぬ前に不動産会社を調べていた」
「何故・・・俺にそんなことを・・・」
「細田を殺したものと・・・私を狙ったものは同じ組織に属しているかもしれない・・・」
「・・・」
「ユウキテンメイは・・・カメレオンという暗殺者を飼っているそうだ・・・」
「カメレオン?」
「そいつは・・・笑顔でターゲットに近付いてくるという・・・気をつけなさい」
お茶の間的には・・・「勝村か」という予測が沸き立つのだった。
「かつむら」と「カメレオン」は・・・似ていないとは断言できない微妙さだ。
「か」だけだろうが・・・。
「細田と・・・不動産か・・・」
「そういえば・・・細田、山がどうかとか言ってなかったかしら」と里佳子。
山猫は・・・人生ゲーム中の雑談を思い出す。
「そうだ・・・細田は実家は山を持っていると・・・でも山の値段は安いと・・・家族とは疎遠だと・・・しばらくぶりに帰ったら細田の母親は認知症に・・・山は騙し取られていた・・・と言っていたな」
「なんで・・・全部、ゲーム中の会話なの」と魔王。
「金でも懸ってないと・・・人の人生なんかに興味は持てないよ」
「あのゲーム・・・いつもやってんのかよ」
山猫は・・・プレイヤーの顔写真付きの特別の駒をつくるほどの凝り性だった。
できれば・・・美術さんに趣味の人がいて「フィギュア」にしてもらいたかったな。
山猫フィギュアも魔王フィギュアもそこそこ売れると思うぞ。
裏返して魔王のパンツが見たいだけだろう・・・。
魔王の検索により・・・「細田家の山」を購入したのが「モルダウ不動産」であることが分かる。
「山の中にあった・・・細田家の廃工場も屋敷も・・・取られてしまったのね・・・」
しかし・・・それについて・・・山猫はとっくに知っていた。
あの日・・・。
「テンメイはお前の命を狙うかもしれない・・・だから死んだフリをして逃げろ」
「・・・すまねえ」
「何故・・・裏切った・・・」
「母親のために・・・山を買い戻すためには三億円が必要だった」
「悪徳刑事に借金すればいいじゃないか」
「頼んだけど・・・断られた」
山猫は悪徳刑事を問いつめる。
「なぜ、金を貸してやらなかったんだ」
「そんな二束三文の山を買い戻すなんて・・・儲からないことに金を使えるか」
「・・・」
魔王は・・・山猫に頼みこむ。
「土地の権利証書を取り戻してよ・・・あんたならできるでしょう」
「・・・金の匂いがしない」
「馬鹿」
それでも・・・山猫は魔王とカメレオンかもしれない勝村を連れて細田の母親を訪ねる。
細田の母・芳子は認知症には見えないほどにしっかりしていたが・・・「息子の死」を忘却していた。
芳子の手料理を食べた魔王は・・・芳子に亡き母の面影を見出す。
魔王の保護者である里佳子は・・・魔王の暴走を危惧するのだった。
さくらは犬井の命令で・・・カメレオン(仮)に接触する。
「先輩・・・山根さんとよく会うんですか」
「そんなことないよ」
しかし・・・さくらは山猫と密会中のカメレオン(仮)のいるカフェ「STRAY CATS」に突撃。
「山根さんに会ってるじゃないですか」
「いや・・・これは・・・」
「仕方ない・・・俺が怪盗」
「皆藤愛子を愛する会の会長さんだ」
「実名シリーズですね・・・猫ひろしとかガッキーとか阪神の金本とか・・・気をつけないと・・・放送中止になりますよ」
「番長の話はやめてくれ」
「そういう実名を出して荒唐無稽な世界にリアルを付加しようとするスタッフの健気さを察してやってくれ」
「セントフォースとか事務所名まで出して・・・」
「高城千佳子も同じ事務所だよな」
「山根さん・・・あなたが山猫ね」
「証拠があるのか」
「・・・」
「エビデンス(根拠)を示してくれよ・・・立証責任はそっちにあるんだから」
「ちっ」
しかし・・・店内に盗聴器をしかける橘カ・・・さくらだった。
だが・・・怪盗山猫は・・・「盗みのプロ」として・・・盗聴器を見逃したりはしないのだった。
ここで・・・山猫の目標が明らかになる。
「細田の実家にあるPC」・・・。
しかし、それは警察に押収されていた。
警察の科学捜査チームは・・・暗号化された情報を解読できていないらしい。
犬井は・・・山猫が・・・PCを狙うと読んでいた。
動きだす・・・山猫チーム。
魔王は・・・「モルダウ不動産の金庫」を狙っていた。
盗聴中のさくらは「山猫リサイタル」の開演に苦悶する。
犬井は・・・山猫を追って「モルダウ不動産」へ。
金庫破りの途中でロッカーに逃げ込んだ魔王。
ガードマンに変装したカメレオン(仮)は犬井を地下室に誘導する。
魔王を救助したカメレオン(仮)は里佳子の運転する車で闘争開始。
「どうして・・・」
「仲間を信じなきゃ・・・」
勝村は怪盗山猫チームの一員であるように魔王を諭すのだった。
犬井は車に発信器を仕掛ける。
激しい攻防戦である。
さくらと合流し・・・山猫チームを追跡する犬井。
しかし・・・追跡用の発信機は・・・タクシードライバーの手に渡っていた。
「あなたが・・・犬井さんですか・・・これを渡すように頼まれました」
「この先の廃工場で待ってます・・・山猫」というメモである。
歯ぎしりしながら・・・工場に到着した犬井が目撃したのはスネーク・ヘッ・・・サーペントというアジアンマフィアの経営する銃器密造工場だった。
「なんですか」
「くそ・・・」
狂犬とカ・・・さくらは激しい肉弾戦で用心棒たちを制圧する。
そこに突入してくる・・・悪徳警官と機動隊の皆さん。
「お手柄だったな・・・」
「どうして・・・ここに・・・」
「え・・・お前が・・・銃の密売組織を発見したと・・・連絡してきたんだろう・・・」
ラクダ・・・いや、悪徳警官のおとぼけ炸裂である。
「しまった・・・」
おびき出されたことを悟り・・・警察の庁舎に急行する犬井とさくら。
PC運搬中のこわい顔の山猫と遭遇する。
「山猫~」
しかし・・・山猫の格闘術は・・・狂犬とさくらを上回るのだった。
最後は音響閃光弾で戦闘不能にされてしまう二人の刑事である。
「倉庫の閃光弾を無断使用か」
「ど、泥棒」
「おなら、ぷっぷっぷ~」
保護者である里佳子は魔王に教育的指導をするのだった。
「心配したじゃないの・・・」
「ごめんなさい」
「二度とやらないでよ」
「すみません・・・」
「今度やったらお仕置きよ」
「はい」
大塚寧々(47)、広瀬すず(17)・・・ある意味、疑似母娘関係なんだな。
PCに隠匿された情報を解読するスーパーハッカー。
現れたのは「細田のラストメッセージ」だった。
「・・・この映像を呼び出せるのは・・・魔王だけだろう・・・だから・・・山猫・・・お前がこれを見ているということは・・・俺はもう・・・この世にいないかもしれない」
「真実がお前の望むものとは限らないぞ・・・」
山猫は魔王を気遣うのだった。
そして・・・。
山猫と魔王は・・・細田芳子を訪ねる。
「今日も・・・あの子は留守なのよ」
「もう・・・芝居はいいよ・・・認知症なんて・・・嘘だろう」
「・・・」
「あんたの・・・父親も・・・あんたの夫も・・・闇社会の人間だったんだろう」
「・・・」
「あんたは・・・細田だけは・・・表の社会で育てるつもりだった」
「・・・」
「しかし・・・細田は引き籠り・・・母親には家庭内暴力を振るい・・・最後には犯罪者として逮捕された・・・」
「・・・」
「ほっとしたんだろう・・・あいつか死んだと知って・・・」
「あんたに・・・何がわかるの・・・」
「あんたは・・・父親の残した密造工場を・・・サーペントに売却した・・・価格は三千万円・・・まあ、老後を楽しく暮らすためには適当な額だ・・・」
「・・・」
「ところが・・・息子が帰ってきて・・・事情が変わった・・・あんたは・・・恐ろしかったんだ」
「そうよ・・・お金をあの子に取られると思ったわ」
「そうだな・・・母親を殴るような男だ・・・信用できなくて・・・当然だ」
山猫は仏壇の下に隠された札束の存在を暴く。
「やめて・・・」
「そうだな・・・息子より金を信用したんだ・・・あんたは」
「でも・・・信じてあげて欲しかった・・・お母さんなんだから」
山猫は魔王に牙をむく。
「親だから・・・子供に無償の愛で尽くせってのか・・・」
「子供は・・・それを信じるしかないんだもの・・・」
魔王は「細田の遺言」を開く。
「俺は母親にひどいことをした・・・そんな俺を母親は許してくれないだろう・・・だけど・・・せめてもの罪滅ぼしに・・・あの山をなんとか取り戻すつもりだ・・・そして・・・母さんに・・・ごめんなさいと頭を下げたいんだ・・・」
「細田は刑務所で罪を償って・・・出所した・・・そして・・・犯罪者である母親のために・・・親孝行しようとして・・・死んじゃった・・・馬鹿な奴だよ」
「笑ってあげてください・・・」
魔王は涙ながらに訴えた。
「・・・」
細田芳子の妻は・・・自首した。
違法な武器売買に関与した罪に問われるためである。
「これでよかったのかしら・・・」
「お前がしたことは・・・細田の母親を細田の母親に戻した・・・それだけだ・・・」
「知ってたよ・・・山猫は細田さんを殺してないって・・・勝村さんに言ったって・・・勝村さんに聞いた」
「・・・俺はそんなこと・・・勝村に言ってないけどな・・・」
「・・・」
山猫は・・・細田のフィギュアを墓前に供えた。
「よかったな・・・細田・・・母のいる子供になれて・・・」
山猫は歌う・・・。
「ざらついたにがい砂を噛むと・・・ねじふせられた正直さが・・・」
謎の女は藤堂を抱きしめる。
「よかったわね・・・サーペントがつぶれて・・・」
「ああ・・・また一つ・・・新世界に・・・汚れなき街が戻って来たよ」
藤堂は女を抱きながら・・・微笑む。
「あの工場を立ち上げたのも・・・ユウキテンメイだったらしい」
「結局・・・細田は・・・生まれた時からユウキテンメイの掌の中で踊っていたんだな」
「・・・」
山猫と・・・悪徳刑事・・・そして里佳子は沈黙する。
ラジオからは緊急ニュースが流れてくる。
「北朝鮮がミサイルを発射しました。着弾方向は沖縄方面・・・」
そして・・・悪徳刑事には「殺人事件の発生」を告げる着信がある。
骨身にしみる荒唐無稽な世界は続いて行く。
関連するキッドのブログ→第3話のレビュー
エリ「怒った顔の山猫マスクも素敵なのでスー。そしてお尻フリフリの山猫先輩はとってもキュートでスー。それにしても・・・まこちゃまチーム・・・もうすぐスペシャル選タクシーでお宝ゲットやりなおし作戦は反則でス~。じいや、こうなったら・・・プロポーズ大作戦の妖精ロイドを起動しますよ~。まこちゃまより過去に戻ってお宝を奪還するのでス~・・・もちろん、山P先輩ロイドも起こしてね~」
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コメント
じいやちゃま、こんにちは!
どんどんおいてけぼり感味わってますが
センパイの歌声だけでも十分楽しめてると思います(^^;
それと成宮カメレオン説ありますね。
ただし、あのぽーっとした風味が演技とは思えないのよね~(笑
じいやちゃま、バレンタインにそなえて
トリュフタイプのチョコに
日本酒を仕込んでみましたわ。
お味はいかがでしょうか。
あと今夜はお餅入りのミートソースグラタンよ。
フーフーして食べてね。
そんで冷たいビールにしときますね~~。
投稿: エリ | 2016年2月11日 (木) 16時06分
✿❀✿❀✿かりん☆スー☆エリ様、いらっしゃいませ✿❀✿❀✿
気がつけばバレンタインデー・ウイークに突入でございますな。
お嬢様方の義理チョコのために財閥チョコレート工房はフル稼働中となっておりますぞ。
三億個は必要ですからなーーーっ。
今季、じいめの拙レビューは
女優中心のラブ・ストーリー特集になっておりますが
その中で特別に変化球なのが
このドラマ。
山猫と魔王の関係は・・・簡単には「愛」とは
呼べないですからねえ・・・。
基本・・・「魔王」を見守る「山猫」と
「山猫」に憧れる「魔王」・・・。
そういう仄かな「愛の物語」になる気配でございます。
なにしろ・・・まずは山猫に「愛」があるのかどうかが
ポイントですな。
「人としての核」「人としてのコア」
その魂が・・・義のみなのか・・・それとも愛もあるのか。
結構、厄介な脚本家なので
生温かく見守る覚悟でございます。
春に向かうこの季節・・・。
最後は心温まる人の情にたどりつくとよろしいのですが・・・。
母親が罪を償うのが正解だったら・・・。
怪盗も自首しないといけませんからな~。
投稿: キッド | 2016年2月12日 (金) 00時01分