そんなの好きやからに決まってるやん(有村架純)
トークショーで公開が延期されている映画の宣伝に現れたクドカンと二枚目ゴリラ・・・。
「あまちゃんの脚本は全体的な筋は決まってたんですか」
「もちろん・・・でも・・・いくつか変更点はあって・・・有村架純さんの出番はもう終わったな・・・と思っていると・・・あ・・・ここにも出るな・・・と追加撮影がありまして・・・」
「有村架純さん、オールアップで~す」
花束贈呈。
「ありがとうございます」
「すみません・・・出番が追加されました・・・」
収録後・・・。
「有村架純さん、またオールアップで~す」
花束贈呈。
「ありがとうございます」
「すみません・・・また出番が追加されまして・・・」
収録後・・・。
「有村架純さん、またまたオールアップで~す」
花束贈呈。
「ありがとうございます」
・・・きっと、あのシーンとあのシーンだな・・・。
やはり・・・何か囁くものがいるんだな・・・。
実際、あの「役」は超越していたものな・・・。
で、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう・第3回』(フジテレビ20160201PM9~)脚本・坂元裕二、演出・石井祐介を見た。ドラマ「アオイホノオ」の通常の三倍のスピードで走る赤い自転車の男といえば矢野ケンタロー(浦井健治)だが・・・最近、三連打である。まず、深夜の「ニーチェ先生」(脚本・演出・福田雄一)で残念な感じのコンビニ店員(主演)を演じている。そして、テレビ東京の「ウレロ☆無限大少女」では女子アンロッカーをメロメロにしてしまう異常な二枚目役。さらに・・・ここではブラック企業の申し子的なスーパー嫌な上司である。まあ・・・何をやってもいつか赤い自転車に乗るだろうとドキドキしますけれどね。一週間で三度も見るということは・・・やはり通常の三倍のスピードなのかっ。
ドラマ「わたしたちの教科書」で・・・主人公は恋人の連れ子を預けられて捨てられる。主人公は連れ子を見捨てるが・・・捨てられたと思っていた恋人が実はとんでもないことになっていたという悲惨な展開が遊園地のアトラクション的なのだった。
そういう・・・奇想天外な悲劇の開陳は一種の持ち味である。
だから・・・不倫中の大人の女とか・・・御曹司のプレイボーイなんて・・・そのままのわけがないのである。
今回は二人の正体が明らかになり・・・2011年の東京には初雪が降る。
あれ以来・・・東京で降る雪は・・・不安を感じさせるのだった。
秒読みなんだな・・・。「それでも、生きてゆく」(2011年)、「最高の離婚」(2012年)に続く・・・その時が接近中なのである。両者は過去形だったが・・・今回は現在進行形なのである。
東日本大震災をネタにするなと叫ばないでください。
「春寿の杜」の御曹司・井吹朝陽(西島隆弘)は認知症のケア専門士を目指すスタッフとして杉原音(有村架純)に握手を求める。
神部正平所長(浦井健治)は「あの患者のケアは必要ないと言っているでしょう。料金未払いで退園が決まっているのですから」とブラックをさらけ出す。
神部を無視する朝陽の態度に・・・微笑む音・・・。
しかし・・・音の気持ちは・・・引越し屋さんこと「柿谷運送」のトラック運転手である曽田練(高良健吾)に一直線なのである。
音は・・・電車通勤からバス通勤にチェンジしていた。
もちろん・・・偶然を装って・・・あの人に逢うためだ・・・。
そして・・・その時は来た。
バスに乗り込んできた練に気がついてもらうためにクスリと笑い・・・結露した車窓に「おつかれさま」と指で書く音。
練は微笑んで「おつかれさまです」と応じるのだった。
同じ停留所で下車する二人。
しかし・・・音が思うほどには・・・練の態度は素っ気ない。
帰り道は左右に別れる二人・・・。
「じゃあ・・・」
「犬の散歩は・・・」
「これからします」
仕方なく背を向けて歩きだした音に・・・練は声をかける。
「杉原さん・・・」
「はい・・・」
「がんばって・・・僕はずっと応援していますから」
「・・・あんたも頑張りなぁ」
ものたりないけれど・・・満ち足りる音だった・・・。もう、悲しいんですけど。
そして・・・音はお湯をわかし・・・お茶漬を台所で立ったまま食べる・・・椅子もテーブルもないのかよ・・・。
なにしろ・・・ほぼ無一文で上京し・・・一年で資格をとり・・・介護施設に職を得たのだ。
何もかもギリギリなんだよな。
そして・・・恋をしている相手には「つきあっている人」がいると知っているのだ。
それでも・・・好きな気持ちはどうしようもない。
なにしろ・・・私生児を生んだ亡き母(満島ひかり)の血が流れているのだから・・・。
正体不明の男・中條晴太(坂口健太郎)は練の幼馴染でデザイナー志望の市村小夏(森川葵)とお茶を飲む。
妄想では・・・晴太は十三人に一人いると言われる同性愛者なので・・・小夏とはガールズトークを展開している。
ちなみに・・・小夏も妹感覚で・・・練に想いを寄せていることも妄想できる。
つまり・・・練の交際相手である・・・自称・広告代理店勤務のプランナー・日向木穂子(高畑充希)以外に・・・音のライバルとして小夏と晴太が配置されているのである。
晴太・・・人気者だ。
ティファニーで昼食をとった小夏と晴太の前に・・・読者モデルたちが現れる。
愛読しているファッション誌に登場する顔ぶれに・・・心浮き立つ小夏。
「東京には・・・あのくらいの子・・・ゴロゴロしているから・・・」
「私だって・・・地元じゃ・・・おしゃれ番長って呼ばれてたべ」
憐れを催した晴太は・・・マイフェアレディを開始する。
ローマの休日でヘアを整えた後は最新ファッションの試着である。
すべて・・・オードリーか・・・。
「これ・・・買う」
しかし・・・金額を見た小夏は言葉を失う。
「楽しんだだろう・・・脱げよ」
「脱ぎたくない・・・ねえ・・・お金になる仕事・・・紹介してよ」
汚れた目で見れば・・・晴太は「風俗ビジネスのスカウトマン」にしか見えない。
晴太が小夏に紹介するのは高級援助交際ビジネスである。
「これってやばくないの・・・」
「東京では・・・可愛い子が十万円でおっさんとカラオケに付き合うのは・・・やばくないんだよ」
「・・・」
「まあ・・・もやもやするけどな」
結局、小夏は自分が高く売れることを知るのだった。
木穂子は・・・練の部屋のカーテンや食器を買いそろえるためにキャッシュを払う。
カードでないところに・・・木穂子の闇が滲みでる。
高級ブランドの包丁がすでに不気味である。
模様替えを終えたところで・・・自信のなさが露呈する木穂子・・・。
「やっぱり・・・変かな」
「そんなことないよ・・・部屋が明るくなった・・・」
木穂子を気遣う練・・・。
二人の関係には歪な空気が漂う。
「今度・・・私のプランがテレビCMになるの・・・」
「え・・・すごいな・・・木穂子さん・・・」
「・・・まあね」
言葉とは裏腹に不安な表情を見せる木穂子なのである。
深夜勤務のシフトを終えて朝帰りの音は・・・寝不足の足取りで・・・一人暮らしの仙道静恵(八千草薫)の屋敷へと向う。
お目当ての練を目にした音は・・・足がもつれて転倒するのだった。
道に倒れた音の視界に木穂子が入ってくる。
「おはよう・・・杉原さん」
「ああ・・・犬を見つけてくれた人・・・」
「おはようございます」
「この人が・・・木穂子さん・・・僕がつきあっている人・・・」
「おはようございます」
脱力しながら坂を登る音だった。
「本当のことを言えばいいのに・・・」
「え」
「この人は不倫中で・・・可哀想だから相手をしているって・・・」
「そんな・・・」
「本当の恋人じゃないって・・・」
「木穂子さん・・・確かに最初・・・僕たちは・・・慰め合うような関係だったけど・・・そろそろ・・・相手の人とは別れて・・・僕だけを見てもらえませんか」
「練・・・あなたは優しい人ね」
木穂子はタクシーに乗り出勤していった。
田園調布の静恵の屋敷。
「それは残念だったわね」
音は片思いを打ち明けたらしい。
「でも片思いだって・・・五十年も立てば宝物になるわよ」
「本当ですか」
「知りたい・・・?」
「・・・いいです」
微笑むお茶目な静恵である。
練は木穂子をプラネタリウムに誘うつもりでチケットを入手していた。
その旨を木穂子にメールするが返信はない。
柿谷運送の金髪の上司である佐引穣次(高橋一生)と追従者の加持登(森岡龍)は携帯を気にする練をからかう。
「おい・・・お前の女って・・・あいつかよ」
「あいつって誰です」
「客だよ・・・引越し先で手首切ってた・・・こいつが救急車呼んだんだ」
「えええ」
「やめとけよ・・・不倫している女なんて・・・泥沼だぜ」
「・・・」
挑発に耐えかねて金髪に挑みかかる練。
「ドロドロだぜ」
「・・・」
練の鉄拳制裁を制止する女社長の神谷嘉美(松田美由紀)・・・。
「かわいそうに・・・」
「でしょう」
「かわいそうなのは・・・あんただよ」
練を搾取しまくる女社長だが・・・仏心がないわけではないらしい。
底辺の人々に給料払っているだけですでに菩薩だという考え方もあります・・・おいっ。
音の勤務する施設に・・・「春寿の杜」の井吹征二郎社長(小日向文世)と長男の和馬(福士誠治)がやってくる。
入所者たちを金のなる木としか見ていない態度の社長と長男。
朝陽は囁く。
「兄貴は・・・正妻の子・・・僕は愛人の子なんだ・・・」
音は父親に無視される朝陽のもの欲しそうな視線に驚くのだった・・・。
「今度の保育園との交流イベントですが・・・政治家の講演会に変更になりました・・・」
ブラック上司の発言に噛みつく妾の子。
「入居者の皆さんは子供たちが来るのを楽しみにしているのに・・・」
「施設は援助金が必要だし、政治家は高齢者の清き一票が必要なんです・・・需要と供給の問題ですよ」
「しかし・・・」
「施設の方針に逆らうようなら・・・追い出して構わないと社長がおっしゃってました」
「・・・」
退室する朝陽に追い打ちをかけるブラック上司。
「あの人は・・・元はジャーナリストだったんですよ・・・正論だけじゃ食っていけなくて・・・ここに来たのに・・・バカが治ってないな」
丁寧な口調の悪意の放射に部下たちは言葉を失うのだった。
少しだけ・・・揺れる音の心。
道楽息子テリトリーの御曹司が・・・捨て犬テリトリーに引越してきたのである。
大荷物を抱えた音とバス亭で出あう練。
「途中まで・・・運ぶの手伝うよ・・・これ・・・何?」
「お楽しみ会で子供たちにプレゼントする予定の手作りグッズです・・・イベントが中止になったので捨てろって言われたけど・・・捨てられなくて・・・保育園に配ろうと思って・・・」
「じゃ・・・会社のトラックを借りてくるから・・・一緒に配ろう」
「でも・・・」
「僕が・・・そうしたいんだ」
「・・・」
音には練からの「お出かけの誘惑」を断ることはできなかった。
「これ食べてって言うから・・・食べるフリして・・・美味しいって言ったら・・・紙じゃんって言われた・・・」
「さっきのアレ・・・なんだったの・・・」
「エビフライ・・・」
いくつかの保育園を回りながら東京都と神奈川県の境界線を彷徨う二人のトラック・・・。
亡き母の亡霊は・・・音の前に・・・木穂子と不倫相手を出現させる。
しかし・・・練の心情を思い・・・思わず別方向を指さす音だった。
「あれ・・・」
「なに・・・観覧車?」
「・・・はい」
夕闇の中に浮かび上がる観覧車。
タクシーに乗り込んだ不倫カップルは・・・車内でキスを始めていた。
「じゃ・・・配達が終わったら・・・観覧車に乗りに行こうか」
「はい・・・え」
「どうしたの・・・観覧車に乗りたくないの」
「乗りたい・・・」
保育園デートを楽しむ練は・・・メールの着信をスルーするのだった。
絶叫マシーンは今・・・頂点に向かってゆっくりと上昇しているのだった。
観覧車にたどり着いた二人は営業時間が終了していることに落胆する。
その時・・・亡き母の亡霊は・・・練のポケットからプラネタリウムの鑑賞券を風に乗せて吹き飛ばす。
しかし・・・練のために夢中になって拾う音。
たどり着いたのピアノリサイタルが開園中のライブハウスの裏口だった。
流れてくるジャズ・ピアノの旋律に心を奪われる音。
「ちょっと聞いていてもいいですか」
「・・・」
練は音のために廃棄物から・・・座る場所を作りだす。
「お客様・・・こちらにどうぞ」
「・・・いいんですか」
「お客様の指定席ですよ」
「私・・・コンサートって初めて」
「僕もだよ」
「え・・・クラブとかは・・・」
「行ったことないよ・・・」
「ダンスもしないの・・・」
「君は・・・するの」
「アルプス一万尺くらいなら・・・」
「あれは・・・ダンスなのか・・・」
「やったことある・・・」
「それは・・・」
二人は手遊びを開始する。見事なコンビネーションである。
「なんで・・・」
「なんでかなあ・・・」
思わず・・・熱中する二人だった・・・。
「やった~」
「・・・バス通勤に変えたんだね」
「・・・」
「僕も・・・昔は電車で通勤してた・・・」
「へえ・・・」
流れるメロディーはしっとりした「ムーンリバー」へと変わって行く。
どうしてもヘップパーンか・・・。
「だけど・・・人身事故があって・・・誰かが舌打ちするのを聞いたんだ・・・人身事故がある度にみんな不機嫌になるんだ・・・それが・・・とてもつらくて・・・」
「・・・」
「ごめん・・・変なこと言って・・・」
音は携帯電話でとった画像を披露する。
「郵便ポストの下の雑草が花を咲かせてた・・・」
練は画像に見入り・・・自分の携帯電話を差し出す。
そこにも・・・「路傍の花」が咲いている。
「杉原さんに見せようと思って・・・」
沈黙する二人・・・。
ラストナンバーが終わり・・・路地裏に拍手喝采が鳴り響く・・・。
二人は思わず・・・拍手をする。
トラックは・・・雪が谷に戻る・・・。
「これ・・・ちゃんと行かないと・・・」
音はプラネタリウムのチケットを練に渡す。
練は思わず心情を吐露する。
「彼女・・・本当は恋人がいるんだ・・・でも・・・不倫をしていて・・・僕は・・・その穴埋めみたいなもので・・・とても・・・付き合っているって・・・」
「・・・がっかりよ・・・」
「え・・・なんで・・・」
トラックの助手席を飛び降りた音は運転席に回り込む。
「好きやからに決まってるやん・・・引越し屋さんのこと、好きやからに決まってるやん」
音は情熱的なキスをするのだった。
練は戸惑う・・・。
ワイパーは揺れる。
そして・・・音は速攻で帰宅した。
動揺しながら帰宅した練を待ち受けるのはドレスアップして酩酊した小夏。
「ひさしぶり・・・」
「え」
「ねえ・・・見て・・・すごいでしょう・・・私・・・雑誌に写真撮られちゃった・・・」
「・・・」
「やはり・・・センスのいい服着ないとね・・・このTシャツなんて二万円だよ」
「そんな金・・・どうした」
「東京では可愛い子は十万円もらえるのです」
「劇団の仕事は・・・」
「あんなの・・・無駄よ・・・」
「・・・」
そこに晴太が帰宅し、一瞬で事情を悟る。
「寒い・・・お風呂貸して」
「・・・」
さらに小夏を叱ろうとした練に着信音がある。
「え・・・」
蒼白になった練は部屋を飛び出す。
置き去りにされた小夏は・・・入浴中の晴太の胸の中に着衣のまま飛び込むのだった。
「どうして・・・好きになってくれる人を好きにならないのかしら」
「それは一番難しいことだね」
「あんたに・・・何がわかるのよ」
「君が誰を好きなのかは知ってるよ」
「私だって・・・」
二人は沈黙する・・・。
もちろん・・・二人は練に片思いなのである。
まあ・・・少なくとも妄想上はな・・・。
予告篇にウシジマくんのダチがいたような気がして気がかりだ・・・。
幼女をゴミ袋につっこんだ前科もあるしな・・・。
病院に駆け付けた練。
「曽田と申します・・・日向さんが・・・」
「日向さん・・・意識を取り戻してます・・・さっきまで、警察の方が事情聴取していて」
「何が・・・」
「男性に突き飛ばされたそうですよ・・・」
「え・・・」
「脳波の検査が終わったら・・・もう一度こちらに戻ってきますから」
練は携帯電話を見る。
木穂子からメールが届いていた。
練と別れた木穂子はタクシーの中で泣きながらメールを打ったのだった。
「私は・・・練に嘘をついていました。広告代理店に勤めているのは本当ですが・・・企画とは無関係の事務職です。私の父は経理マンで・・・母は専業主婦・・・地味な親を持った地味な娘です。両親の写真を見た友人は・・・アニメのネズミに似てると言いました」
「なんだ・・・ミッキー・・・ジェリー・・・ガンバ・・・ロッキーチャック・・・まさか・・・川の光のタータとチッタか・・・ものすごくかわいいぞ・・・」
「私は東京の大学で・・・なるべくネズミのように笑わないようにしましたが・・・最初に寝た男には・・・行為の後でお腹がすいたからコンビニでおにぎり買ってきてと言われました・・・それから・・・男の人に期待しないようにして・・・今の恋人に行きついたのです・・・そして、練くんと出会いました・・・練くんの前では・・・別の私になろうと思いました。職場では親しみをこめて日陰さんと呼ばれる私は・・・退社後にトイレで着替えて化粧をして・・・プランナーの日向さんに変身するのです。いい女らしく酔うために・・・コンビニで買った缶ビールを立ち飲みしたら準備完了です・・・でも・・・練くんの本当の恋人になるために・・・そんな嘘はやめようと思いました・・・今日・・・彼に別れを告げて・・・ありのままの私になって練くんに会いにいきます。化粧を落した私が私だって分かるかな・・・じゃあね・・・あとでね」
練は傷だらけの木穂子を見る。つきとばされたのではなく殴る蹴るの暴行の傷痕・・・。
「木穂子さん・・・」
「・・・」
「木穂子さん・・・」
「私って・・・わかったと・・・」
「木穂子さん・・・」
自分の恋が窮地に陥ったとは知らずに・・・。
静恵と新聞や雑誌を資源ごみに出す準備をする音。
「東京タワーってどこにあるのな」
「今度・・・スカイツリーができるでしょう」
「今年」
「来年」
「スカイツリーが出来たら東京タワーは壊すの?」
「あんな・・・大きいものどうやって壊すのかしら?」
二人は身振りで手振りで・・・東京タワーを破壊しまくる。
「くしゃくしゃ」
「くしゃくしゃくしゃあ・・・」
ふと手に取った雑誌「週間ジャーナル」に・・・「医療ミスを告発する朝陽の署名記事」を発見する音。
練は木穂子に・・・音は朝陽に・・・ちょっと寄り道である。
そして・・・東京タワーのアンテナが曲がる日は・・・そこまで迫っている・・・。
音は東京で雪を見た。
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