武士道は永遠に不滅です(亀梨和也)ファンタスティックにありがとう(広瀬すず)
「武士道」の起源を特定するのは難しい。
平安貴族に対抗する武士階級を根とするか・・・。
それとも神話時代の豪族や将軍に遡上するべきか・・・。
このドラマにおける武士道が準拠するのは「武士道/新渡戸稲造」であるが・・・それは「士族」の凋落に伴う一種のノスタルジーを漂わせる。
新渡戸稲造は武士の象徴として「切腹」と「仇討ち」を持ちだす。
どちらも・・・維新政府が禁じる旧時代の風習である。
つまり・・・「制度」にとって排除するべき「悪事」を回顧しつつ美化するのが新渡戸稲造の態度なのである。
それは・・・冷静に考えれば無意味であるが・・・観念の世界では心を震わせる毒を持っている。
すべての人間関係を「主従関係」として変換すれば・・・「主人の命令があれば自ら命を断ち、主人の復讐のためにはあらゆる法令を無視するもの」は「理想の従者」なのである。
その驚くべき・・・「主人にとって都合のいい考え方」は・・・個人主義の時代に・・・愚かなものたちを魅了するパワーを秘めているのだった・・・。
結局・・・おのれをむなしくすることは・・・楽だからである。
異存のあるものは依存性の高い薬物の常用者を見よ。
・・・だじゃれかよっ。
で、『怪盗 山猫・最終回(全10話)』(日本テレビ20160319PM9~)原作・神永学、脚本・武藤将吾、演出・猪俣隆一を見た。世界の不備に気がつくのは若者の特権である。欲しいものが入手できないことは・・・心に不満を生み出す。混乱する世にあってはその欲求不満を解消することは有能なものには比較的容易であると言える。ドサクサにまぎれて自由度が高いからである。しかし・・・公序良俗の抑圧が強い平穏な社会では・・・その不満は・・・沈潜し・・・時々、小さな爆発を起こすだけである。「英雄」たちは・・・そういう心のはけ口である。けれど・・・「制度」が「フィクション」を縛りだせば・・・たちまち「英雄」たちは限りなく「凡人」となっていく。そして・・・人々の心は死ぬのだ。このドラマはそういう「危険性」を仄かに窺わせる。脚本家はおそらく面白おかしい物語を描きながら激しく鬱屈しているものと思われる。
素敵なヒーローを描けば描くほど・・・その姿は幼稚になっていくからである。
大人たちに精一杯反抗した悪童を最後に癒すのは少女。
なぜならば・・・女子の精神年齢は常に男子より高いという幻想があるからなんだな。
とにかく・・・現代における「怪盗」はそういう予定調和に飲み込まれることでしか存在を許されないのだった。
まあ・・・それは・・・凄く悪いことではないのかもしれないが・・・。
視聴者からの疑問にドラマの登場人物が答えるという形式のお遊びから始るこのドラマ。
視聴者参加型の体(てい)であるが実際に「視聴者からのお便り」があってもなくても成立する内容であることを指摘しておく。
そもそも・・・ドラマというものは役者を作った「やらせ」なのである。
「やらせ」が悪いなんて言うのは・・・ものすごく真面目な人だと考える。
「お茶の間を欺くスタイル」が濃厚なこのドラマ・・・。
最終回までに・・・「山猫チーム」のメンバーの動向は・・・。
怪盗探偵・山猫(亀梨和也)・・・腹部銃創で絶対安静。
魔王こと高杉真央(広瀬すず)・・・路地裏のカフェ「STRAY CATS 3号店」で焼死。
マダム・宝生里佳子(大塚寧々)・・・路地裏のカフェ「STRAY CATS 3号店」で焼死。
雑誌記者の勝村英男(成宮寛貴)・・・実は結城天明の手下の暗殺者カメレオン。
悪徳警官の関本修吾警部(佐々木蔵之介)・・・拘束中の北浦警察署から脱走。
謎の女・セシリア・ウォン(中村静香)・・・カメレオンに銃撃され死亡。
・・・となっており、急遽、臨時メンバーが召集される。
魔王の同級生でハスキーボイスのアイドル・垣内結菜(伊藤沙莉)である。
路地裏のカフェ「STRAY CATS 4号店」で山猫と悪徳警官そしてアイドルは「視聴者からのお便りにDJスタイルで答えていく。
「山猫は・・・盗むけど奪わないそうですが・・・細田政生(塚地武雅)の母親である芳子(市毛良枝)を突き飛ばすなど暴力を行使しているのはいかがなものでしょうか?」
「あれは・・・芳子が勝手にふっとんだのです」
「ですよね~」
「・・・おいっ」
「日本人の国籍を持つ姉がいるのにどうしてセシリアは台湾人なんですか」
「腹違いだからじゃね」
「世界には帰化という国籍変更の手法があってだな」
「・・・おいっ」
「山猫はどうして失禁するんですか」
「失禁ではなく射精かもしれません」
「夢精もあったよね」
「おもらしでおねしょじゃねえのかよ」
「取れ高OKです」
「おいおいおい」
広域特殊窃盗犯対策本部の狂犬である犬井克明(池内博之)は悪徳警官の経歴を調査するために警視庁公安部の資料室である警察歴史館に向かう。
一方・・・霧島さくら刑事(菜々緒)は謎の黒幕・結城天明の屋敷を山猫が再び襲撃する事態に備え、警官隊と警備に向かう。
しかし、さくらたちは結城天明の私設警備部隊によって邸内への侵入を拒絶されてしまう。
仕方なく邸外警備をするさくらたちに囮の老山猫を宛がい、邸内への侵入を果たす山猫と悪徳警官。
邸内には結城天明を守護する百人の用心棒がいるが・・・格闘の奥義を会得する山猫と悪徳警官は難なく突破に成功する。
山猫はスパイ養成学校でエリート教育を受け「達人」の域に達していたし、悪徳警官は秘密警察の教官レベルの技能を持っているのだ。
ドラマでは特に説明はないが・・・おそらくそうだと思われる。
「武士道」の背景には・・・「武者修行」という素養がある。
現代では失われた「命がけの訓練」が人を超人と為すのである。
たとえば「手刀」で「岩」を砕く域に達する鍛錬である。
「砂」から「砂利」・・・「砂利」から「石」と段階を経て「手」を「刀」とする修行では・・・「手」を失くすか・・・その域に達するかという選別が行われる。
本来、特殊な技能というものは・・・そういう生死を分ける選別の果てに生まれるものだ。
山猫はそういう「教育」の中で成長し・・・心に狂気を育ててきた。
山猫の音痴、失禁、盗癖などは・・・その精神の歪みの発露である。
「武士道」における「仇討ち」は忠義に基づく復讐の肯定である。
「汝の隣人を愛せよ・・・右の頬を撃たれたら左の頬を差し出せ」というキリスト教的博愛精神による奴隷主義では否定される「復讐」がここでは肯定される。
山猫は金庫室に・・・悪徳警官は結城天明の部屋へと二手に分かれたチーム山猫。
山猫はカメレオンに出会い・・・「仇討ち」のシークエンス(場面)に突入する。
「また・・・あなたに逢えてうれしいです」
「カメレオン・・・お前には何度もチャンスを与えた・・・」
「いつから・・・私がカメレオンだと・・・」
「お前の記事を読んだ時からだ・・・お前の記事の中で引用される武士道の翻訳は・・・組織の中で運用されるものと同一だったから」
「なるほど・・・」
「もっとも・・・カメレオンというコードネームは・・・セシリアに教わったのだが・・・」
「彼女も素晴らしい工作員でしたね」
「細田は友であり・・・セシリアも友だ・・・友の仇は討たなければならない」
「私に勝てると思っているのですか・・・」
「山猫が飼い猫に負けるわけがないだろう」
「おやおや」
格闘戦に突入する山猫とカメレオン。
しかし・・・暗殺技能に特化したカメレオンの腕は山猫を凌駕する。
「拳銃など使わなくても・・・あなたを殺すことなど簡単なのです」
「ところで・・・知っているか・・・セシリアは・・・二人の女の命の恩人だということを」
「ほう・・・」
「魔王にかかれば・・・お前の部屋のテレビ画面なんか・・・いくらでも捏造できるのさ」
「なるほど・・・」
「セシリア姉妹を殺したお前は報いを受けなければならない」
「無敵の私に報復など無理です」
「知っているか・・・この部屋には音響装置があることをそして・・・俺は耳栓をしている」
「なに・・・」
「やれ」
(アイアイサー)と山猫カーで魔王が応じた。
音響兵器モラシテナイヨアイコトバハアタリマエダノクラッカーが発動し・・・直撃を受けたカメレオンは行動不能に陥る。
山猫はカメレオンの拳銃を奪い、弾丸を仇の腹に射込んだ。
「ひでぶ」
「わかるか・・・俺とお前の違いが・・・」
「・・・」
「俺の方がイケメンだ」
「誰の評価ですか」
「冗談だ・・・俺は命を奪わない」
「とどめをささなかったことを後悔しますよ・・・あなたが私を殺さなかったことで多くの人命が失われることになる」
「どうせ・・・人間はいつか死ぬし・・・殺された人間は運がなかったという話さ」
「あははは」
山猫は金庫室の地下に潜入した。
しかし、再び発動する警備システム。
「どうなってんだ」
(電子戦に突入しているわ)
「閉じ込められたぞ」
(敵のシステムの中枢を特定中)
「排気装置が稼働している・・・このままでは酸欠死する」
(システムの隔離場所を発見!)
山猫カーのすずはマダムを振り返る。
「屋敷の警備室で直接アクセスしないと・・・止めても行きます」
「私についておいで・・・」
「里佳子さん・・・」
特に説明はないがマダム里佳子もまた・・・なんらかの組織の元工作員だった。
即死の可能性のある神経麻痺銃を使って手薄になった邸内の警備室を襲撃するマダム。
「マジシャンじゃなかったんですか」
「私はくのいちよ・・・」
「ジョブチェンジですか」
「ゲームの話はそこまでよ」
すずはついに・・・警備システムを完全に制御した。
「おそいじゃねえか・・・」
「計算通りよ」
「危機一髪だったじゃないか」
「想定内よ」
「死ぬかと思ったぜ」
「ファンタスティック(生と死の境界線)!」
「にゃあ・・・」
地下室の扉の向こうには広大な地下倉庫が広がっていた。
そこに待っている結城天明。
「どうやら・・・今度は実体のようだな」
「待ッテイタゾ・・・ヤマネコ」
「正体を見せろ」
「武士ノ魂ヲ獲レ」
天明は・・・刀剣を山猫に授与した。
「おっさんは・・・どうした」
「アレハ・・・軍門ニ降ッタ」
「情けない奴・・・」
「真剣勝負ダガ・・・コレハ・・・ツマルトコロ・・・オマエガ切腹スルノト同ジコト・・・」
ここから「切腹のシークエンス」である。
「つまり・・・敗北は自ら望んだ死ということか」
「主ノタメニ命ヲ捧ゲヨ」
しかし・・・山猫は結城天明の仮面を切断する。
中身は悪徳警官だった。
「なんだ・・・また・・・裏切ったのか」
「いいや・・・私は最初から・・・結城天明の命令で動いている」
「結城天明なんて・・・いないんだろう・・・二十年前・・・すでに・・・死にそうな老人だったんだから」
「いや・・・ところが・・・ユウキテンメイは実在している・・・おい・・・魔王・・・警備システムに今から言うコードを入力しろ」
悪徳警官は「バルス」と叫んだ。
(入力した)
秘密の扉が開き・・・電子装置に繋がれた結城天明の屍が現れる。
(お化け屋敷・・・みたい)
「十年前・・・国家予算をつぎこんで完成した・・・人工知能への人格転移システムだ」
「無駄遣いすぎだぞ」
「これにより・・・結城天明先生は有機から無機になったのだ」
「じゃあ・・・ムキテンメイじゃねえか」
「必要最低限の防衛予算の運営という敗戦国ならではの経営戦略により・・・我が国は・・・富を蓄積した・・・国民がどんなに不平不満を持とうが・・・日本で生まれることは・・・世界の多くの民の垂涎の的である」
「・・・」
「もう・・・最高を求める必要はなかった・・・凋落を防ぎ・・・現状を維持することが最適というゲーム戦略しかない」
「そんなこと・・・誰が決めるんだよ」
「象徴としてのスメラミコト、一部の特権階級、そして愚民たちを守護するムキテンメイ様だ」
「結局・・・電脳の奴隷か・・・」
「いいじゃないか・・・幸せならば・・・」
「俺は結局・・・ムキテンメイの駒として・・・お前の指示に従い・・・ムキテンメイの計画する現状維持の手伝いをしていたってことか」
「そうだ・・・そしてお前の使命は終わった」
「それを決めるのは俺だ」
「いや・・・お前にはできない・・・お前にできるのは・・・盗むことだけ・・・奪う意志がないものに許されるのは賜れた死を甘受することだ」
「嫌だ」
「山猫・・・切腹せよ」
「嫌だ」
「では死ね・・・お前は私を殺すことができない・・・父であり師であり友である私を・・・しかし・・・私はお前を殺すことができる」
「・・・」
「所詮・・・お前は武士道人形なのだ・・・お前にはコアがない」
「いや・・・死なばもろともという手があるにゃ・・・」
「そこかっ」
山猫は悪徳警官を刺した。
「刺し違えればいいのだ・・・コアなんてなくてもな」
山猫は切腹体制に移行する。
「だめよ・・・」
「・・・」
「山猫・・・あなたは人形なんかじゃないわ」
「・・・」
「私・・・変わったもの・・・あなたの示した道・・・あなたの行動・・・あなたの言葉で生まれ変わったもの・・・」
「・・・」
「わかるでしょう・・・人形には人間を変えることなどできない・・・人を変えられるのは人だけよ・・・」
「・・・」
「私にはあなたが必要なの・・・」
「・・・」
「私のありがとうの気持ちを・・・もっとあなたに伝えたいの・・・」
銃声を聞きつけた警官隊が邸内に突撃。
さくらは・・・半死半生のカメレオンを確保する。
「さくらちゃん・・・」
「先輩・・・」
「こんな僕でごめんね」
「あなたが何千人殺していようと・・・私の愛する人であることには変わりありません・・・でも・・・刑事としてあなたを逮捕します」
「・・・」
漸く到着した狂犬は・・・魔王とマダムを逮捕する。
「山猫はどこだ・・・」
しかし・・・山猫と悪徳警官は消えていた。
「まったく・・・逃げ足の速いやつだ・・・」
「怪盗探偵ですもの・・・」
「言っておくが・・・国家を裏から支配する結城天明などという荒唐無稽な存在については・・・警察は関与しない・・・お前たちは窃盗の共犯として起訴してやる」
「私・・・未成年ですけど」
「日本には・・・悪い子を矯正するシステムが実在する」
「・・・」
こうして・・・一連の山猫事件は未解決のまま・・・捜査が終了した。
「どうして・・・ですか」
「上の命令だ・・・」
「荒唐無稽な上ではなくて・・・」
「そういうものはどうでもいい・・・俺たちの仕事は犯罪者を逮捕することだ・・・だから俺はこれからも山猫を追い続ける」
「・・・ですね・・・公僕ですから」
「あの男・・・警察病院を脱走したそうだな」
「荒唐無稽な存在を拘束することには無理があるんですよ」
「お前も・・・荒唐無稽な恋なんて・・・あきらめろ・・・婚期を逃すぞ」
「ご忠告感謝します」
狂犬は警視庁に・・・さくらは都下の所轄に移動が決まっていた。
「山猫は・・・どうなったんでしょう」
「さあな・・・世界をまたにかける大泥棒にでもなったんじゃないか・・・」
一年間の更生期間を経て未成年更生施設である少年鑑別所を出所する魔王。
春の空気を吸い込んで・・・。
「シャバの空気は美味いね・・・」
もちろん・・・天才ハッカーは更生したりはしないのだ。
返却された携帯端末にマダムからの着信がある。
(カフェ「STRAY CATS 5号店」本日オープン)
魔王は指定された場所へ向かう。
薄暗い店内は閑散としていた。
魔王は少し不安になる・・・もしも・・・誰もこなかったらどうしようか。
しかし・・・それは杞憂だった。
遠くから聴こえる音程のはずれた歌声・・・。
魔王は待ち切れずに扉を開く・・・。
関連するキッドのブログ→第9話のレビュー
ごっこガーデン。永遠の路地裏のカフェ「STRAY CATS」セット。
エリ「楽しい夢の時間はあっという間にすぎるのです。いろいろなものになりたい夢多き若者のための・・・。怪盗になりたい人も探偵になりたい人も満足させる存在・・・。それが怪盗探偵なのでス~。現れないのに現れるのは透明人間でス~。鬼ごっこに夢中になって逸れてしまっても大丈夫・・・夜になれば一人、また一人とこの店に集うのです。大切な山猫先輩を待って・・・大人のカクテルを飲めば・・・幸せというものの正体が何か・・・きっとわかるでしょう・・・」
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コメント
じいやちゃま、完走お疲れ様でした!
本当に楽しい時間はあっという間でしたわ~。
このドラマ、義賊の勧善懲悪の教科書的なモノかと思ったら、全然違いましたね。
財宝を巡るだけじゃなく、祖国を憂えたり武士道精神を発揮したり、
あまりにも難しくてあたしの脳みそはパンクしてましたわ・・。
しかも毎回流血沙汰!
それでも後味が良かったのは山猫の性格によるものかしら。
なんたってイケメントップですから~(^^;
ストレイキャットで大人気分を味わうには
やはりカクテルね。
だったら今日はテキーラあたりがいいのかも。
オレンジの方にしてね。
そんでねじいや、夢の中で山猫が笑えるように祈って。
お彼岸の献立は
筍ごはんにしました!
桜鯛を焼いて菜の花おひたしを付け合せ。
冷たくした日本酒がいいかしら。
ちょっと春ドラマまで間がありますから
じいやの腰も今のうちに
よくよくマッサージして治しときましょうね~!
技術師さんを手配しときますからね!
投稿: エリ | 2016年3月21日 (月) 11時08分
✿❀✿❀✿かりん☆スー☆エリ様、いらっしゃいませ✿❀✿❀✿
今年の春のお彼岸は
お嬢様杯争奪名僧千人読経合戦を開催しましたぞ。
優勝は高嶺先輩様でございました~。
一日中、有り難いお経を聞いていたので
清々しい気持ちでございまする。
常人を越えた能力を持つ山猫先輩の
それに至る悲しい道程。
しかし・・・どのような生い立ちであろうと
正しい生き方はできる。
修羅の道を歩む魔王に
人の心を取り戻させたのは・・・
山猫の魂の叫びでございました。
エールを贈ったものが
エールを贈られる・・・。
支え合ってこその人道なのでございますよねえ。
身を捨てるほどの祖国があるかどうかは・・・
そこに生きる人々が
どのような祖国を作っているかという問題を含んでおりますな。
素敵な人間には素敵な祖国があり
素敵な祖国には素敵な人間がある。
そのようなメッセージが秘められていたのではないかと
じいめは愚考いたしました。
西に騎士道あれば東に武士道あり。
それは・・・剣を捧げるものに
忠実であることが肝心なのでございます。
執事たるものも
お嬢様方のためならば
たとえ火の中水の中・・・全身全霊で
お仕え申し上げなければ切腹あるのみでございまする~。
しかし・・・たとえ大人気分を味わうためであっても
お酒は二十歳を過ぎてからですぞ~。
もちろん・・・「ストレイキャット」セットには
カクテルそっくり味のソフトドリンクが
ありますのでご安心くださりませ~。
ラブストーリーにあふれた冬ドラマにあって
「頭撫で撫で」までの
お子様モードの山猫先輩と魔王のプラトニックラブ!
しかし・・・愛する者ためには命がけの二人は
最高にピュアなカップルでしたな。
今宵は・・・山猫先輩と二人・・・。
たっぷりと言葉責めをご堪能ください・・・。
投稿: キッドじいや | 2016年3月22日 (火) 00時00分