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2016年4月 9日 (土)

牙狼〈GARO〉-魔戒烈伝-(松山メアリ)その「おこだわり」、私にもくれよ!!(松岡茉優)テレ東深夜へようこそ(伊藤沙莉)

それにしても・・・松岡茉優・・・冒険しすぎだよな。

美しいフィクションの花の前で毒々しい疑似ノンフィクションの造花が咲いていたのだった。

まあ・・・やりたければやればいいとしか言えないがな。

それにしても・・・テレビ東京の深夜は春になってもそれなりに冷え冷えとしていて・・・そして熱いのだった。

うわあ・・・という感じである。

なんとなく・・・治外法権なんだなあ・・・。

まるで・・・半島と列島が幻の諸島で結ばれているかのようだ。

そして・・・生身の人間が・・・影となって散華するのだ。

で、『牙狼〈GARO〉-魔戒烈伝-・第1回』(テレビ東京201604090123~)脚本・雨宮慶太、演出・阿部満良を見た。毎度おなじみのGAROシリーズだが・・・今回はオールスターが登場するオムニバス形式らしい。案内役は歴代黄金騎士の執事・倉橋ゴンザ(螢雪次朗)である。今回の主役はドラマ「牙狼<GARO>〜MAKAISENKI〜」(2011年)、映画「牙狼外伝 桃幻の笛」(2013年)などに登場する魔戒法師・烈花(松山メアリ)だ。魔戒法師は黄金騎士と共同して戦う魔導筆の使い手である。

魔戒騎士たちは古代から魔界の住人である怪物ホラーと戦ってきた。ホラーは人間の邪念の象徴であり・・・この世に人間の邪念を食うために現れる。ホラーに憑依された人間は食人種となって人間を食べ始める。

邪念と人間は切っても切れない関係なので・・・ホラーと魔戒騎士の戦いは人類が滅びるまで続くわけである。

人影もまばらな樹海の奥地に・・・魔戒騎士の墓があった。

そうとは知らずにそこで魔戒騎士とホラーが戦い・・・去って行った日。

墓守のヒバナ(小柳まいか)は突如、墓から蘇った魔戒騎士の亡霊に襲われる。

ホラーの残滓が・・・魔戒騎士の永遠の眠りを奪ったのである。

樹海を通りかかった魔戒法師・烈花の前に墓守のユキヒデ(本田博太郎)が現れた。

「孫娘のヒバナが・・・亡霊たちに攫われてしまったのです」

「汝は人か・・・」

「はい・・・我々の一族は昔、黄金騎士に救われたことがあります・・・それ以来、代々、魔戒騎士を弔ってきたのです」

「殊勝なことだ・・・」

ユキヒデの案内で魔戒騎士の墓標の前にやってきた烈花。

たちまち・・・ホラーにも似た魔戒騎士の亡霊たちが現れる。

「汝らの戦いは終わったのだ・・・眠りに戻れ」

「我らの戦いに終わりはない・・・」

頑固な英霊たちをもてあます烈花・・・。

しかし・・・なんとか・・・樹木に封じられたヒバナを救い出す。

「その女を返せ」

「その女は美しい」

「ホラーは美しい女に憑依するのだ」

「ここにはホラーはいない」

「お前は嘘をついている・・・確かにホラーの匂いがした」

「それは・・・残り香なのだ・・・」

だが・・・憐れな亡霊たちを払うこともできず・・・高まる邪念に飲み込まれそうになる烈花・・・。

その時・・・亡き父・・・魔戒騎士の剣義(津田寛治)の面影が心に宿る。

烈花は笛を取り出した。

笛の音に正気を取り戻す亡霊たち・・・。

「お助けいただきありがとうございました・・・今のも魔法の笛ですか」

「いいや・・・古のものが・・・魔戒騎士を慰めるために作った調べだ・・・時に・・・人の作ったものは・・・なによりも・・・強い味方となる」

「・・・」

「さあ・・・ユキヒデの元へ・・・帰ろう・・・」

「え・・・祖父は・・・去年・・・亡くなりましたけど」

「え・・・」

烈花は微笑むユキヒデの亡霊を見る。

「孫娘を思う・・・心か」

「じいちゃんが・・・助けてくれたんですね」

「一人で大丈夫か・・・」

「はい・・・これからも・・・墓守の務めを果たして参ります・・・」

暗き森の美しい物語である・・・。

関連するキッドのブログ→牙狼〈GARO〉 -魔戒ノ花-

で、『その「おこだわり」、私にもくれよ!!・第1回』(テレビ東京201604090052~)原作・清野とおる、脚本・竹村武司、演出・松江哲明を見た。ドラマ「山田孝之の東京都北区赤羽」とほぼ同じ手法で作られる疑似ドキュメンタリーである。在日半島人の両親を持ち、幼くして日本に帰化した演出家・・・という背景が滲みでるような気がする作風である。もちろん・・・それはあくまでキッドの偏見である。あらゆる・・・常識が疑似常識に過ぎないという前提に立てば・・・人間として歪んでいるように見える独特の感性もまた世界の構成要素に過ぎない。

映画「悪の教典」(2012年)で支離滅裂な一面もある永井あゆみを演じた伊藤沙莉と比較的真面目な白井さとみを演じた松岡茉優が・・・伊藤沙莉(伊藤沙莉)と松岡茉優(松岡茉優)として共演するのだった。

原作は実在するかもしれない・・・独自なこだわりを持つ人を紹介する漫画だが・・・ドラマは自称・フェークドキュメンタリードラマ番組として展開する。

伊藤と松岡が街角インタビューをしたり・・・趣味の人のお宅訪問をしたり・・・という体裁である。

世の中にはすべて主従関係があり・・・キッドの偏見では・・・松岡が当然、主であり、伊藤が従である。

しかし・・・演出家はあくまで並列な存在として・・・二人を捕えようとしている風になっている。

松岡は・・・お茶の間を常識的に慮る。しかし・・・伊藤はその無意味さにあえて拘るわけである。

街頭インタビューの人々の意見をそれなりに参考にしようと気を使う松岡に対して「ありきたりの意見だった」と切り捨てる伊藤・・・。

つまり・・・終始、伊藤は従属物であることを否定し・・・松岡と対等とあろうとするのである。

そこから・・・生じる・・・毒々しさにおえっとなるのが・・・演出家の呪いなのである。

ポテトサラダの男として登場する覆面の男の「自慢のポテトサラダ」を美味しく食べる松岡に対して・・・味をわざとらしく台無しにする伊藤・・・。

おっぱいポテトサラダや、松岡茉優の唇ポテトサラダで松岡を凌辱することに喜悦を感じる伊藤。

「もう少し・・・味方かと思った」とオフレコでこぼす風な松岡。

「演出の狙い通りでしょう」と嫌な感じを滲ませる的な伊藤。

やがて・・・明らかに「食」に対するタブーを感じさせるポテトサラダタワーの建造。

その中で子供の参加者の見せ場を奪い、トイレに駆け込む伊藤。

「これ・・・ポテトのCM・・・こなくなるな」と愚痴る松岡。

「達成感・・そりゃあ・・・出すもの出したらスッキリします」と女優として最大タブーと言える排泄行為について汚れとして語る伊藤。

「おはスタ」でさよなら山ちゃんをおはガールとして最高にさわやかに送りだした松岡茉優がここでは不条理の風に吹かれているのだ。

この気持ち悪さの需要があるのかと思うと・・・嫌な気分になるしかないわけである。

そういうのが好きな人には是非・・・と推奨しておきたい。

関連するキッドのブログ→コウノドリ

鈴木先生

山猫

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