私 結婚できないんじゃなくて、しないんです(中谷美紀)終わったな(藤木直人)ナイトヒーロー NAOTO(黒島結菜)帰ります(黒川芽以)
さて・・・なんだかんだ・・・リーチがかかっているわけである。
あっという間にスケジュールが埋まって行く。
検討してみよう。
(月)「ラヴソング」(仮)
(火)「重版出来!」(仮)
(水)「セカムズ」(仮)
(木)「グッドパートナー無敵の弁護士」(未定)
(金)?
(土)「お迎えデス。」(未定)
(日)「真田丸」
・・・ほら・・・もう・・・完全に埋まってるじゃないか・・・なにしろ、(日)は「ゆとりですがなにか」があるのである。
だから・・・昨日・・・地震で「早子先生」ができなかったことは・・・もう・・・運命だとしか・・・ねえ。
で、『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです・第1回』(TBSテレビ20160415PM10~)原案・水野敬也、脚本・金子ありさ、演出・塚原あゆ子を見た。津波を伴う地震じゃなくて・・・命拾いをしたよな・・・略して「できしな」って・・・「溺死な」で完全にアウトだったよな。とにかく・・・そういう「死線」を彷徨うコンテンツである。と言っている間にも津波注意報だ。01時25分頃・・・最大震度6強(M7.3)発生・・・巨大余震で市役所が崩壊中なのである。もうこっちが本震か・・・今夜も眠れないのか・・・なにしろ・・・脚本家は・・・「花」で「炎上」しているわけである。まあ・・・ある意味・・・ラブコメ風なものに戻れてよかったのか・・・。
未婚をこじらせた主人公・・・ということでは「セカムズ」と対を成しているわけだが・・・こちらのアドバイザーは高圧的である上に・・・ターゲットより格上である。
こじらせた人が39才の独身医師の橘みやび(松井珠理奈→中谷美紀)である。
引きずっている高校時代の初恋の相手が桜井洋介(健太郎→徳井義実)なのである。
つまり・・・主人公のターゲットは・・・洋介なのである。
これに対してアドバイザーは主人公と同じマンションに住んでいる十倉誠司(藤木直人)なのだ。
お笑い芸人と二枚目俳優じゃ・・・勝負は見えているじゃないか・・・。
いや・・・そうとも言えないだろう。
みやびの母親・昭子(夏木マリ)や高校時代の友人・伊藤優里(平岩紙)、職場の看護師・野村梨花(大政絢)という応援団がいて・・・アドバイザーと主人公を結ぶ・・・謎の男・橋本諒太郎(瀬戸康史)がいる。
ワラにもすがる人が手を伸ばす「恋愛の手引き」をドラマにアレンジしているので・・・それなりに楽しいわけである。
だが・・・ラブコメにしろ・・・ラブロマンスにしろ・・・ドラマとは・・・そういう理論ではないのではないか・・・と思わないわけではないのである。
高校時代にラブレターを渡し損ねて・・・失恋したと勘違いして20年の時が過ぎ去ったみやび・・・そういう人が何をどうあがいても・・・だめなんじゃないのか・・・とつい思ってしまうのだ。
ついでに・・・自信に満ちたアドバイザーが・・・すでにエキセントリックで寂しい人生を送っているらしいので・・・結局・・・洋介が「かませ犬」になるのでは・・・と心配するお笑い好きのお茶の間も多数である。
「結婚できない男」は「結婚できない女」とほのぼのと結ばれていったが・・・。
他人のアドバイスで・・・ギスギスと結婚しても・・・幸せにはなれない予感で一杯なのです。
まあ・・・豪華メンバーなのでのほほんと見たいと考えます。
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で、『ナイトヒーロー NAOTO・第1回』(テレビ東京201604160012~)脚本・森ハヤシ、演出・権野元を見た。「戦隊ヒーロー」と「仮面ライダー」は違うとシンケンレッドと仮面ライダーフォーゼが熱く語っていたわけだが・・・ヒーローとヒーローおタクも違うわけである。もちろん・・・アメコミヒーローの中には・・・スパイダーマンのような「おタク」がスーパーヒーローになってしまう展開もある。
今後の展開を見ないと・・・なんともいえないが・・・ナイトヒーローは・・・スーパーヒーローにはならないようである。
つまり・・・人間ではない・・・物凄いパワーを発揮したりはしないのである。
ただし・・・限りなく実在に近い主人公設定なので・・・「棒」などとは言わせないのである。
なにしろ・・・本人が演じているんだもの。
EXILEのパフォーマーで三代目J Soul Brothersのリーダー・NAOTO(NAOTO)は仕事に疲れた帰り道・・・不良たちから亀を助けようと奮闘する。
その時・・・NAOTOはたまたま・・・ステージ衣装用のマスクを着用していた。
しかし・・・特に格闘家でもないNAOTOは不良たちに袋叩きにあってしまう。
土足で腹を踏むなど残虐度はそれなりに醸しだす。
そこへ・・・警察車両のサイレンが鳴り響き・・・難を逃れるNAOTOだった。
しかし・・・サイレンを発したのは怪しい女子高生・田之上栞(黒島結菜)だった。
EXILEのことなどあまり知らない栞は・・・特撮ヒーローおタクだった。
「素晴らしいパフォーマンスに感動しました」
「え」
成り行きで栞の秘密基地に連れこまれるNAOTO・・・。
「現実の世界でバトルして・・・特撮ヒーローになりきる人って・・・凄いですよね」
「ええ」
「私・・・実戦は無理ですけど・・・情報収集には自信があります・・・一緒に・・・悪と戦いましょう」
「えええ」
もちろん・・・断り・・・逃走するNAOTOだった。
人気パフォーマーにとって暴力沙汰などというスキャンダルは命とりだからである。
しかし・・・栞にとって・・・NAOTOをプロデュースすることなど・・・簡単なことだったのである。
再び・・・NAOTOの前に姿を現す栞・・・。
「私・・・あなたのこと・・・調べました・・・日焼けしてダンスをする人たちだったんですね」
「ざっくりしてるな・・・」
「こういうものがネットに流れたりしたら・・・困るんじゃないかな」
「え」
不良たちとの乱闘シーンは盗撮されていたのだった。
「私・・・あなたが救わなければならない人を知っています」
「ええ」
かつてのダンサー仲間・樹里(黒川芽以)が恋人からの暴力に苦しめられていると言うのだ。
「さあ・・・出動よ」
「えええ」
自分の部屋で明らかに・・・組織暴力団関係者の人に殴られ蹴られる樹里・・・。
栞は絶好の覗きポイントにNAOTOを導くのだった。
「さあ・・・彼女を助けなさい」
「こんなこと・・・明らかに不審者のすることじゃないか・・・俺にはとてもできないよ・・・だって俺はEXILEの・・・」
「どんな理由があっても・・・見て見ぬフリができないことが・・・この世にはあるはずです」
樹里は・・・血まみれになっている。
仕方なく・・・マスクを装着して住居に不法侵入し・・・乱暴者と戦うNAOTOだった。
激闘の末・・・なんとか相手を戦闘不能に追い込む・・・NAOTO・・・。
しかし・・・樹里は怯えつつ・・・気絶した恋人を庇うのだった・・・。
「・・・・・・」
「恰好よかったですよ」
栞はヒーローとしてのNAOTOを讃える。
心配して・・・素顔のままのNAOTOは樹里を訪ねる。
「やあ・・・調子はどうだい」
「私・・・故郷に帰ることにしました・・・突然、部屋に変な男が侵入してきて・・・東京って・・・やはりこわいなと思って・・・」
「・・・・・・・・・・・」
しかし・・・彼女が無惨な暴力から逃れたことは・・・確かなのだった。
そして・・・栞は記録動画を・・・素晴らしいインターネットの世界で下世話なネタばかりを扱うニュースサイトの編集長・権田薫子(余貴美子)に流すのだった。
「すごいね・・・この男・・・狂ってるね」
こうして・・・ナイトヒーロー NAOTOは誕生したのである。
栞を演じる黒島結菜の存在感が冴えわたるのである。
それでいいのかどうかは別として・・・。
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