ニーチェ先生(松井玲奈)からのフラジャイル(松井玲奈)で神奈川県厚木市 ランドリー茅ヶ崎(松井玲奈)
今さらなので三連呼してみた。
キッドのブログでは・・・今年になって初登場である。
「マジすか学園」(2010年)のゲキカラなのだが・・・特に記述はない。
SKE48、AKB48、乃木坂46などを卒業して女優となり・・・2016年の冬のシーズンで一挙に爆発したわけである。
もう24才なので・・・女優としては遅咲きだが・・・本年度はつか版の沖田総司という・・・一種の登竜門にチャレンジするらしい。
ものすごく仕掛けられている感じはするが・・・本人はいたって真面目で全力でとりくんでいる感じが伝わってくる。
今の処・・・芸風はSMのラインである。
SのようなMだったり、MのようなSだったりするのが一種のチャームポイントとなっている。
無表情が持ち味だが・・・そこから・・・どこへ向かうのか・・・観察を続けたい。
で、『ニーチェ先生・第1~最終回(全10話)』(日本テレビ201601240255~)原作・松駒/ハシモト、脚本・演出・福田雄一を見た。いつの間にか、深夜においてはクドカンレベルのキャラクター造形家となっている演出家。「お客様は神様です」という営業精神の蔓延るコンビニエンスストア・スリーセブン寺院通り店の新人アルバイト・ニーチェ先生こと仁井智慧(間宮祥太朗)に「神は死んだ」と言わしめるドラマである。店員には「アオイホノオ」の矢野ケンタローでおなじみの浦井健治が演じる松駒、「新★乾杯戦士アフターV」の悪の組織の戦闘員でおなじみのシソンヌじろうの演じる渡利こと宝くじ先輩、地下アイドルの立崎萌(内田理央)、オーナー店長(佐藤二朗)である。
松井玲奈の演じる塩山楓はコンビニの常連客で看護師だが・・・ニーチェ先生に魂を根こそぎ奪われてストーカーとなる。ニーチェ先生は愛情の片鱗も楓に与えることはない。どんなに冷たくされても楓の愛の炎は激しく燃えあがるのだった。
基本的にそれほど面白いとは感じないこのドラマにあって・・・「ニーチェ先生とナース楓の愛の軌跡」は充分に観賞に値する。
幼馴染の松駒に対する容赦なき罵倒、ゴミ置き場でニーくんの残した残飯を漁る、コピー機を無駄に使った愛情表現、ニーくんが教育係となった地下アイドルへの結局逆効果な圧力、ダンシング貞子、時々かぶる般若の面、最後にはニーチェ先生に抱擁されて失神し・・・冷たいコンビニの床に放置される楓だった。
スナックスティック
キットカット ミニ
デカマル ミソラーメン
スルメソーメン
愛がいっぱいの2016年の冬ドラマにおいて・・・もっとも冷え冷えとした愛の物語に一週間に一度・・・痺れたのである。
で、『フラジャイル 』を見た。第一話のレビューはあるのだが・・・製薬会社「アミノ製薬」の営業職・火箱直美(松井玲奈)は第三話からの登場である。主要登場人物とプライベートで交流しながらミステリアスなムードを醸しだす。別に悪事を働いたわけでもないのに・・・存在感だけでミスリードを担ったりもする。やがて・・・抗がん剤の治験をめぐって「アミノ製薬」の暗躍が始り、火箱は検査技師の再就職を斡旋したりもする。しかし・・・治験における症例報告書の疑惑が浮上する。火箱は善と悪の狭間で・・・最後は天使になるのだった。無難な役とも・・・困難な役とも言えるが・・・ここで・・・松井玲奈は演技者としての資質をかなり見せている。
で、『神奈川県厚木市 ランドリー茅ヶ崎・第1~最終回(全4話)』(TBSテレビ201603160111~)脚本・演出・飯塚健を見た。「荒川アンダー ザ ブリッジ」で成功した演出家なのだが・・・その後は「放課後グルーヴ」も「GTO」も「REPLAY&DESTROYGTO」も自己主張と饒舌が鼻につく感じが否めない。もちろん、好みの問題でもあるだろう。今回もその傾向があるのだが・・・主人公の南雲凪(松井玲奈)の存在感がギリギリ視聴継続を促すのである。
「五百円やるから・・・牛丼並盛とライスを注文しろ」
神奈川県厚木市のコインランドリーのオーナー茅ヶ崎(滝藤賢一)から命じられた凌辱プレーをクリアする従業員・南雲凪が爽やかなのである。
洗濯に関するサービスとして「TATAMI(たたみ)」(洗濯物1回分まとめて500円)があり・・・てきぱきと洗濯物をたたむ南雲凪に風情がある。
ある意味で・・・普通の女性を演じる女優としてリセットされたと言える。
「過去が洗えたら良かったです」
どんな女優になっていくのか・・・楽しみだ。
関連するキッドのブログ→いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう
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コメント
こんばんは
ココログ10周年、おめでとうございます
2006年4月7日がお誕生日でしたよね♪
この後、記念記事がアップされるのかも知れませんが、
一応、当日の内にご挨拶ってことで。
僕が言うのも変ですが、偉業だと思います
さて、僕はSKEがブレークする前、W松井の珠理奈が
お気に入りでしたが、今だとむしろ玲奈の方が好み♪
すっきり整った顔で、フツーにキレイですね。
『ニーチェ先生』は1年前、朝日新聞が原作マンガを
紹介してたから、1巻だけ読みましたが、正直ビミョー。。
僕ならむしろ、ニーチェの著作を読みますが、
まあ、時代の流れ、世代の違いってことですか (^^ゞ
ひたすら、軽さ、短さ、分かりやすさを求める現代社会。。
ただ、初回だけチラ見したドラマは、わりと笑えました。
深夜ならではの、極端なB級コメディ♪
原作のキャラと基本アイデアだけ頂いて、
あとは自由に遊んでる感じ。
まあ世間的には、今コンビニで「神は死んだ」と言えば、
セブンイレブンの神、鈴木会長。
「カリスマは辞めた」の方は、笑えない現実のようですね。
ともあれ、「ココログは・・・」となるまで、
「我々は生きる」ってことで♪
共に、走り続けましょう
今後ともよろしくお願いいたします。ではまた。。
投稿: テンメイ | 2016年4月 7日 (木) 23時51分
○-○)))テンメイ様、いらっしゃいませ。○-○)))
お祝いのお言葉、まことにありがとうございます。
本当の話、うっかり忘れておりました~。
一年くらい前には意識していたのですが・・・
ここ一年くらいはかなりハードなスケジュールで
余裕をなくしていたのかもしれません。
テンメイ様にお気遣いいただき、恐縮でございます。
それに・・・皆勤賞のテンメイ様と違い
途中、休眠状態が2010~2011年に一年半ほどの
長期間ありましたので・・・
10周年というのはお恥ずかしい次第でございます。
それでもまあ・・・職業作家として
無報酬の記述をこれだけ繰り広げてきたのは
まあ・・・あらゆる意味で自称・偉業と申す他ありません。
テンメイ様の御同意を頂いて心より感謝したいと考えます。
今回の記事は・・・
一人の女優が演じる複数の作品をを一つの記事にまとめているということで・・・異例の内容。
天が記念すべき日にこういう記事を書かせたという他はないのですな。
AKB関係者の記事はそれほど多くないので
今年になってから急速に松井玲奈が
心に刺さって来たわけですが・・・
まあ・・・無意識的にはずっと視野に入っていたはずなので・・・そういう心理的なアレかもしれませんねえ。
脚本・演出の福田雄一に関しては
「東京DOGS」http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-b5ff.html
以外はとても好評価なんですよねえ。
ゴールデンタイムが似合わない気がして仕方ない。
しかし・・・今や、ゴールデンタイムのドラマも
昔の半分の視聴率ですから・・・
なんとも言えないのでございます。
キッドの近所には
セブンイレブンとイトーヨーカ堂が
あったのですが・・・
イトーヨーカ堂は三階立てから平屋になり
食品売り場に特化してしまいました。
時代・・・は変転していきますな。
セブンイレブンのカレーうどんは実に美味い・・・
とこの冬・・・思いました。
ココログがいつまで存続するのかは
「謎」ですが
出来るだけ長く・・・言葉の交流を続けたいものでございます。
ツイッターでは一度もつぶやいたことはないですが
膨大な呟きの中で・・・
価値ある言葉を発信し続けようと言う気持ちは
共に抱いているつもりでございますよ。
次の十年も天使テンメイ様が導いてくださることを
神に祈ります・・・まあ・・・悪魔なんですけれど。
投稿: キッド | 2016年4月 8日 (金) 01時37分