今も昔の恋の中(福山雅治)悲しくなるのを抑えてライブ中(藤原さくら)
「恋」に障害はつきものである。
フィクションで「障害」をどう作るかは脚本家の腕の見せ所と言っても良い。
一般的に「年の差」は「障害」の一種であると言ってもいいだろう。
もちろん・・・愛があれば年の差なんて・・・という考え方も一般的なのである。
主人公を演じる福山雅治は実年齢が47歳である。
ヒロインの藤原さくらの実年齢は20才で年齢差は27歳で・・・年齢差としては父娘ほど違う部類である。
ちなみに福山雅治の実在の妻は吹石一恵で実年齢は33歳・・・年齢差は14歳・・・このぐらいの年齢差は「障害」ではないわけである。
ついでに主人公の友人を演じる田中哲司は実年齢50歳で実の妻の仲間由紀恵の実年齢は36歳。
14歳差でお揃いである。
ヒロインの親友を演じる夏帆は実年齢24歳で・・・その婚約者を演じる駿河太郎は実年齢37歳・・。
惜しいが13歳差なのである。
とにかく・・・福山雅治と藤原さくらの年齢差は・・・「障害」としては弱いわけである。
今の処・・・福山雅治は二十年前の「失恋」・・・実年齢が20歳の新山詩織の死亡に・・・「こだわり」があるのが「障害」になっているわけだ。
その「障害」について詳細を明らかにしないまま・・・ついに終盤戦である。
このままでは・・・主人公がヒロインを好みのタイプではなかっただけ・・・というラヴ・ストーリーになっちゃうよな。
構成ミスだと思わざるをえないのだった。
ヒロインに思いを寄せる幼馴染を演じる菅田将暉は実年齢23歳である。
主人公に思いを寄せる昔の恋人の妹を演じる水野美紀は実年齢41歳である。
その昔の恋人を演じる大谷 亮平は35歳だ。
その年齢差はどちらも6歳。
ただし・・・主人公と後輩の年齢差を考えると・・・少しおかしなことになるわけである。
一回り違うとなると・・・主人公は三十代まで業界にいたことになる。
ヒロインの幼馴染に手を出す年上の子持ち女を演じる山口紗弥加は36歳。
その差は13歳である。
ある意味・・・凄い・・・役だよな・・・。
ヒロインの親友と婚約者の年齢差と・・・ヒロインの幼馴染と童貞を捧げた相手が同じ。
これが計算なのか・・・偶然なのかで・・・評価が分かれるところだ。
ともかく・・・主人公とヒロインが結ばれるハッピーエンドに向かう気配がまったく感じられない終盤戦である。
そもそも・・・主人公がヒロインを愛しているのかどうかも不明だ。
これは・・・失敗じゃないのかな。
ま・・・あくまで「実年齢差」による分析ですけどね。
で、『ラヴソング・第8回』(フジテレビ20160530PM9~)脚本・倉光泰子、演出・相沢秀幸を見た。このドラマで凄いのは主題歌の「Soup/藤原さくら」も劇中歌の「好きよ 好きよ 好きよ/藤原さくら」も「恋の中/新山詩織」も作詞・作曲が福山雅治ということである。「恋の中」なんか「売れた設定」なのである。天才にしかできない芸当だな。主人公を演じる俳優にそこまで要求しているのである。もう少しなんとかしないといろいろとまずいけれど・・・もうここまで来てしまったからな・・・もう笑うしかない。それが大人というものじゃないか。ねえ。
どんなに一生懸命やってもダメな時はある。そういう時は俯いて嵐の過ぎ去るを待つしかないのだ。
そして・・・立ち上がれ!
・・・何の話だよ。
まあ・・・若い人限定のアドバイスですけどね。
年老いて失敗するのは痛いものな。
好きで好きでたまらない人に告白して・・・「君とは音楽がやりたい」と言われた佐野さくら(藤原さくら)である。
そんなさくらに耳鼻咽喉科の増村泰造医師(田中哲司)は「腫瘍があるので・・・場合によっては声を失う可能性がある」と告げる。
もう・・・二回殺されたくらいのヒロインであるが・・・健気に前を向くのだった。
「愛する人」も失って以来ずっと死んでいる神代広平(福山雅治)はレコード会社「トップレコード」のプロデューサー・弦巻竜介(大谷亮平)に恋人の生まれ変わりである「佐野さくら」を売り込もうと必死になり・・・「トップレコード」のトップ・アーティストであるCHERYL(Leola)の担当プロデューサーだかマネージャーだかと楽曲提供のミーティングをする。
「どんな曲を・・・」
「バラードがいいと言ってる」
「バラード・・・」
「あんたの昔のヒット曲・・・愛の中だっけ・・・あんなのいいじゃない」
「恋の中です」
「ああ・・・それそれ」
現場を離れたプロデューサー・弦巻竜介・・・ちっとも偉くなかったんだな。
「鶴巻・・・佐野さんのこと・・・頼むよ」
「ええ・・・」
そういうことが口約束でしかないことを・・・広平は知っているはずだよな。
好きな人にふられ・・・希望の歌を失うかもしれないさくらは・・・バイクのキーを抜き忘れ・・・部屋の鍵穴にバイクのキーを差しこむほどに動揺する。
そんなさくらを中村真美(夏帆)と天野空一(菅田将暉)が迎える。
真美は婚約者との同居生活のために引越しの準備をしていた。
「引越し屋さん・・・早朝しか頼めんかった」
「だから・・・送別会は前の日にやろう」
「私・・・マミーのカレーが食べたい」
さくらにとっては・・・真美はマミー(母)のようなものである。
「私の送別会なのに・・・」
「だって食べたいのじゃあ」
「甘えん坊じゃのう」
医師としての守秘義務などは無視して・・・親友の広平に「さくらの病状」を話す増村医師・・・。
「検査結果を告げる時にお前も立ち会え」
「そんなこと・・・彼女が望んでいるかどうかもわからんし・・・」
「お前・・・いつまでそんな風に・・・ウジウジしてるんだ」
「だって・・・人の人生に踏み込むのは・・・こわいもの」
「・・・」
消極的な主人公に気分のいい日の湯浅志津子(由紀さおり)はアドバイスする。
「恋人と喧嘩したみたいね」
「どうしていいのかわかりません」
「ただ・・・そばにいてあげればいいのよ」
広平は遠くを見つめるのだった。
真美の引越し前日。
婚約者の野村健太(駿河太郎)も交えての送別会。
マミーのカレーは美味しいのだ。
男たちはひそひそ話・・・。
「さくらがピンチなら・・・空一のチャンスじゃないか」
「そうすかね」
「そばにいてやればいいのさ・・・俺がお手本だ」
「あんたは・・・店にお金注ぎ込んだ成果じゃないすか」
「・・・」
真美とさくらは最期のガールズ・トーク。
「私がここまでこれたのは・・・あんたのおかげじゃ」
「そそそれは・・・わわわわたしのセセセセリフじゃ」
「いいや・・・可愛いあんたがおるから・・・ぐれることもできんかったんよ」
「そそそそんな・・・」
「これだけは言うとくけん・・・愛してる」
「そそそそそんなら・・・ののの野村さんからううう奪っちゃる」
「それは・・・あかん」
「ちちちちちっ」
さくらの職場「ビッグモービル」では上司の滝川(木下ほうか)が相変わらず冷淡である。
「おい・・・午後から・・・向こうの作業手伝ってくれ」
「そ・・・早退届け・・・だ・・・・出してます」
「あれ・・・そうだっけ」
恐ろしいことに職場では誰もさくらが吃音症であることに気が付いていない設定である。
職場の人々はさくらが「無口な性格」だと思っているのだ。
設定として・・・結構、つらいものがあるよね。
空一の通う料理学校では・・・離婚して子供を夫に取られた事務員の渡辺涼子(山口紗弥加)が忍びよる。
キスしようとする涼子を飛びのいて拒絶する空一。
酷い男だよな。
「さくらちゃんのこと考えてんの」
「どうしたらいいかな」
「それを私に訊くのかいっ」
とにかく・・・こういう描写では・・・さくらと空一が結ばれないことが分かるばかりで・・・酷いとしか・・・。
検査の結果・・・悪性腫瘍で手術が必要な状態であることを告知する増村医師。
「声帯を失うかどうかは・・・切開してみないとわからない」
「結婚式でスピーチしなければならないんです」
「このままでは・・・結婚式に出られないかもしれない」
「死ぬってことですか」
「とにかく・・・切開してみないとわからない」
とにかく・・・死ぬか・・・手術かという設定である。
手術の場合は・・・声を失うかもしれない・・・という設定である。
まあ・・・無茶苦茶安易じゃないですかと言われたら・・・それまでなのである。
勇気を出して待合い室で待つ広平。
「せせせ先生・・・どうして」
「君は・・・」
「わわわ私は・・・喉の調子が悪くて・・・でも大したことないって・・・薬飲んで寝てれば治るって」
「増村から・・・病状については聞いている」
「・・・」
「僕にできることは・・・何でもしたいと思っている」
「じゃ・・・すすす好きになってくれるんですか」
「・・・」
「せせせ先生にできることなんか・・・ないです」
広平を拒絶するさくら・・・。
立ちすくむ根性無し・・・。
そして・・・部屋では・・・空一が待機している。
「ななななんでいいいいるんじゃ・・・」
「・・・」
「まままままた・・・ふふふふふられた・・・」
「海でも見に行くか・・・」
二人はバスに乗って海を見に行くのだった。
「せせせ先生のバカ~」
「ははははは」
すると・・・そこに現れる吃音症の天使(志村美空)・・・。
「あああ・・・あんた・・・・」
「あああ・・・こここことばがへへへへん」
「どどどもってもいいいいいいことあるよ」
「ううううううそ」
「やややややさしさがししししみる」
「みみみみみんないじわる・・・」
「いいいじわるなひひひひひともおるけど・・・」
「・・・」
「わわわたしは・・・ううううたをうたうことで・・・」
ここでさくらは歌うべきだが・・・歌わない。
「つつつつよくなれた」
「つつつつよく」
「つつつつよくなれればししししししあわせになれる」
「しししししあわせに・・・」
「ががががんばれ」
「ががががんばる」
もう・・・唐突すぎて涙が出ます。
天啓を与える天使である少女との出会いで強くなったさくらは・・・残された時間を生き抜く覚悟を決めて・・・あるいはすべてがどうでもよくなって・・・一ヶ月後の手術の前に「ワンマン・ライブ」を行うことを決意する。
広平抜きで・・・「ライブ」することが・・・さくらの「愛」なのである。
広平には・・・CHERYLの楽曲作りに専念してもらいたいのだ。
さくらは・・・悪役になりさがった言語聴覚士・宍戸夏希(水野美紀)の救済を行う。
「ララライブするので・・・あの曲を歌っていいですか」
「この間は・・・ごめんなさい・・・私・・・勝手に嫉妬して・・・あんなことを・・・」
「でででも・・・お姉さんのための曲を・・・わわわ私なんかが」
「いいえ・・・あの曲は・・・彼があなたのために作った曲・・・どうか歌ってください」
「はははははい」
夏希の横恋慕についてはお互いに見なかったことにするらしい。
広平はミーティングで・・・。
「CHERYLはポッブな曲がいいそうなんですよ」
「この前はバラードって・・・」
「とにかく・・・彼女はそういうんです」
「本人と会わせてください・・・話が早い」
「いやいや・・・あんたとは忙しさのレベルが違うんです」
「・・・」
こういうシーンでは嫌なことしか思い出せないな。
まあ・・・あるって言えばあるけど・・・こういう態度のスタッフは長生きできないといいよね。
でも悪気がないわけじゃない場合もあるよね。
我儘なタレントに振りまわされてヘタヘタのあげくの場合もな・・・。
「さくらのデビューの件もよろしくな」
「・・・もちろん・・・」
虚しい男たちの口約束のリフレイン。
さくらは・・・職場でもライブのチラシを撒く。
「え・・・お前が歌うの・・・」
「ははははい」
「おい・・・誰か・・・これ・・・掲示板に・・・」
本当は優しい滝川だった・・・。
そして・・・いろいろと意地悪していた職場の女子たちも・・・手のひらを返すのだった。
みんな・・・さくらが吃音症とは知らなかったのだ。
そそそそそんなばばばかな・・・。
最期にさくらは・・・広平にチラシを渡す・・・。
「ああああの歌歌っていいですか」
何故か・・・凄く間を置く広平。
もったいぶる場面じゃないだろう・・・。
「もちろんだ・・・君のために作った歌だもの・・・」
広平としては・・・愛の告白だが・・・。
誰がそう思う・・・。
夏希は広平に告げる。
「彼女は強いね」
「そうかな・・・」
「自分のやりたいことをやる(好きなら好きって言う)・・・そういう強さが私にはないもの」
「そうなんだ・・・」
とにかく・・・夏希の恋心も徹底してスルーする広平だった。
もう二度と恋なんてしない系なのか・・・。
そして・・・「S」のマスター・笹裕司(宇崎竜童)だけは・・・広平の恋心を見抜くのだった。
「昔みたいだな・・・」
「え・・・」
もちろん・・・気がつかないフリをする広平だった。
ライブ当日。
CHERYL(Leola)に呼び出された広平は来ない。
しかし・・・職場の同僚たちは・・・さくらが吃音症だったと初めて知り・・・さくらの歌声に魅了されるのだった。
みんなに祝福されながら・・・さくらの心は沈んでいる。
空一は猛アタックを開始するのだった。
「おれ・・・さくらと一生一緒にいたい」
「一生一緒じゃろう・・・」
「さくらのいない人生なんて考えられん」
「私・・・しゃべれなくなるかも・・・」
さくらの唇を奪う空一。
それに抗する力は・・・もうさくらにはないらしい・・・。
それなりにせつないが・・・居心地の悪さ半端ない展開だな・・・。
ついに・・・CHERYLと対面する広平。
いかにも傍若無人な仕上がりのCHERYLだった。
「昔のジャケットの写真より・・・老けてるね」
「二十年前だから・・・」
「なんか・・・ガッカリ・・・」
「どんな・・・曲をお望みですか・・・」
「売れる曲に決まってるじゃない」
「・・・」
とにかく・・・終盤戦に突入したみたいだ・・・。
ライブはさわりだけというのは・・・さくらだけのステージでは視聴率を取れないというスタッフの懸命な判断なんだが・・・さくらの歌を楽しみにしていたお茶の間はガッカリなのである。
もはや・・・一種の「電波ドラマ」の領域に・・・。
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コメント
こんばんは。宣伝どうもです
「推定」ということは、根拠がある想像だと
認めて頂いたと、思っていいんでしょうね♪
僕以外に少なくとも2人、ツイッターの
世界で気づいてました(1人は何となく)。
実はあの少女のシーン
最初は僕も、唐突すぎてあきれたほど(笑)
って言うか、その前のさくらの居眠りから、
変な展開だなと思ってました。
泣き崩れた後だから、病気のことなら
普通に打ち明ければいいはず。
で、2回目に動画でチェックしながら、
ファンタジーの挿入だと解釈したわけです。
一応、子役の名前ぐらい入れとこうと思って
調べたら、初回の子役だと知ってビックリ!
ノベライズでどうなってるか、楽しみです。
正直、あの記事のアクセスは少ないけど、
熟読率は高いですね♪
13年前のフジ『白い巨塔』で似た経験がありました。
唐沢が黒板か何かに書くシーンだったかな?
友達が「あれは変だったよな」と言うから、
「ファンタジーに決まってるだろ♪」と突っ込んだら、
笑って納得してました。
それにしても、月9ブランドの立て直しも、
フジテレビの立て直しも大変ですね。
その1000倍大変なのが、自分の立て直し
ま、ぼちぼち頑張り続けるしかないんでしょう。
ではまた。。
投稿: テンメイ | 2016年6月 2日 (木) 02時39分
○-○)))テンメイ様、いらっしゃいませ。○-○)))
わさわざお越しいただき恐縮でございます。
ご慧眼に感服してそちらに伺うべきところでしたが
少し、スケジュールに余裕がなくて申し訳ありませんでした。
「推定」というのは「推して定まった」というニュアンスで・・・一つの見事な「定見」の提示に賛辞を示したつもりでございます。
さすがは天使テンメイ様・・・なので・・・
天使の正体を看破したわけでございますよね。
すべてを説明しないのも
ドラマの醍醐味ですが・・・
「夢」のシーンを「現実」のように描写するのは
ある意味では反則で・・・
地上波ましてや「月9」でやるのは
やりすぎ感がございますが・・・
まあ・・・若さのなせる技ですな。
テンメイ様がこれまで
解読してこられたように
吃音症治療に対する高度なアプローチや
今回のような一種の哲学的表現にチャレンジして
なかなかの将来性を窺わせる脚本家なのですが
業界の人々の描き方が
かなり・・・類型的で
アンバランスな感じもします。
ヒロインの疎外感からの脱出により・・・
苛めていた女子社員さえ幻想化されるとなると
あの「ライブ」さえ・・・
現実と言いきれなくなってしまうという問題点が
生じますのでねえ・・・。
子役に関してはシャブリ様がリサーチしていたのに
書き込みを忘れていたので
ますますあり難いことでした。
そもそも・・・このドラマのレビューを決定づけたのは
真実の幼少時代を演じた
西條妃華ちゃんのチョーパン(頭突き)からの
流血の鮮烈さでした。
過去へ過去へと遡上する回想シーンが
印象的でしたものね。
その前提を受けての
過去からの脱却・・・。
あの時・・・天野空一(松本純青)は
苛める側で・・・真美に制裁されていましたから
そういう逆転も・・・
きっと「さくらの回心」の中に含有されていたのでしょう。
苦境の中で・・・仲間になるしかなかった三人。
一瞬でさくらの心情を洞察するほどの
知性を秘めた真美が
キャバクラ嬢しか職業選択の自由がないという境遇。
それでも玉の輿に乗るわけですから
さくらを保護する真美の社会性の輝きを意味しているのでしょう。
まあ・・・ここは一歩間違えると
怪しい宗教団体的な論理展開になるわけですよねえ。
とにかく・・・お茶の間的には
そういう宗教的な精神の挿入は感知されないし
まして・・・その危うさもわからない。
このドラマの基本的な失敗を感じざるを得ない点でございます。
けれど・・・テンメイ様のレビューは
脚本家に希望を与えるものと推察いたします。
まあ・・・アドラーをどう評価するかで
意見は分かれるでしょうけれど・・・。
過去の自分との対話を
ベテランたちがどう処理してきたかも・・・
脚本家はもう少し研究するべきでしたよね。
すべての生き物は生まれて生きて死ぬ。
生きている以上・・・何かをしないではいられない。
まあ・・・何をしようが
結局死んじゃうんですが
それもまた・・・宇宙のマクロさよりも小さく
量子のミクロさよりも大きい
この「生」を堪能し・・・
お互いにできるだけ瞬きたいと考える次第でございます。
投稿: キッド | 2016年6月 2日 (木) 05時29分