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2016年6月18日 (土)

被疑者ですがなにか(柳楽優弥)教え子ブラジャーですがなにか(松坂桃李)被害者ですがなにか(岡田将生)マリッジピンクですがなにか(安藤サクラ)無節操ですがなにか(吉岡里帆)逃亡中ですがなにか(瑛蓮)舞妓Haaaan!!!ですがなにか(早織)かっぽれちゃんですがなにか(古手川祐子)民事ですがなにか(平山浩行)パワハラキャラですがなにか(太賀)神様のゆとりですがなにか(島崎遥香)

最終回直前である。

聖人君子ではない人々の繰り広げる悲喜劇も・・・まもなくお別れである。

ある意味。キャラ作りの天才であるクドカンが・・・イケメントリオをリフレッシュしてしまったわけだ。

メンクイではないイケメン、イケメンなのに童貞、やさぐれたイケメン・・・どのイケメンも困ったものだな。

一方で・・・どこか切羽詰まった感じの二人の女子大生。

男殺しの教育実習生としょげた顔のガールズ・バー嬢・・・どちらも甲乙つけがたい可愛さである。

そして史上最高に可愛い子ぶったブスのヒロイン・・・。

さすがとしか言いようがない・・・ですよね。

今回は・・・ヒロインの後任として・・・何故かはんなりとした舞妓Haaaan!!!の駒子・・・銭形雷・・・真加出くんがさりげなく登場・・・ファンをうっとりさせました。

一瞬も見逃せない・・・緊張感を漂わせる・・・そういうドラマもないと・・・ですよね。

で、『ゆとりですがなにか・第9回』(日本テレビ201606122230~)脚本・宮藤官九郎、演出・水田伸生を見た。「みんみんホールディングス」を退職して婚約した坂間正和(岡田将生)と宮下茜(安藤サクラ)・・・。内縁の妻・ユカ(瑛蓮)と愛娘・セレブがありながら・・・正和の妹・ゆとり(島崎遥香)と続けていた不適切な関係を清算した道上まりぶ(柳楽優弥)はぼったくりバー「ウーマンウーマン」の経営者から植木職人への転職を試みるが・・・犯罪者として摘発の憂き目に・・・。そして・・・徹頭徹尾童貞の山路(松坂桃李)には新たなる試練がまっているのだった・・・。

まりぶに・・・「性教育」について相談したかった山路だったが・・・まりぶは警視庁杉並南署員に逮捕され・・・法務省地方入国管理局を惧れるユカことフー・ピンリンは乳呑児を抱えて逃走・・・。

あわてて・・・正和に通報するのだった。

事態を重く見た二人は・・・レンタルおじさんこと・・・まりぶの実の父・・・麻生厳(吉田鋼太郎)に通報するのだった。

いつものカフェで情報交換をする三人だった。

「一体・・・どうするつもりなんです」

二人に責められて一瞬、鬱陶しさを感じるレンタルおじさん。

「うるさいなあ・・・いえ・・・結婚おめでとうございます」

正和は退職したものの坂間酒造の後継者になり損ねていた。

「うるさいなあ・・・いえ・・・ありがとうございます」

「とにかく・・・弁護士を頼もうと思っています」

「ユカさんは・・・オーバー・ステイだったんですよね」と山路。

「すべて・・・私の不徳の致すところです・・・」

とにかく・・・事態は・・・冗談ではすまない方向に・・・進捗していくのだった・・・。

そして・・・レンタルおじさんが招聘した弁護士・道上政伸(平山浩行)がやってくる。

「親父・・・なんの真似だ」とまりぶによく似た反応を示す兄だった。

「すまない・・・」

「久しぶりに顔を見せたら・・・まりぶが警察沙汰とは・・・どういうことだよ」

「え・・・この人は・・・」と山路。

「まりぶの兄です・・・」とレンタルおじさん。

「えええええええええ」と驚く二人。

「あなたたちは・・・まりぶの・・・ご友人ですか?」

「被害者です」と正和。

こうして・・・まりぶを支援する会が結成されたのだった。

会長・・・レンタルおじさん

担当弁護士・・・まりぶり異母兄

会員・・・ぼったくりバーの被害者

・・・以上である。

まあ・・・ろくなものじゃないね。

居酒屋「鳥の民・高円寺店」で語られる「まりぶのおいたち」・・・。

レンタルおじさんが繰り返す結婚と離婚の歳月。

道上政伸が四歳の時・・・朝ドラ「かっぽれちゃん」で人気の女優・麻生ひとみ(古手川祐子)と浮気した「バブルの残りカスみてぇな不動産野郎」は政伸の実母と離婚、ひとみと結婚。人気女優でありながら義理の息子を育てつつまりぶを生んだひとみは「育ての親」と「生みの親」の両立に葛藤しながら日々を送る。運動会て兄が二着なら弟も二着にならないとバランスがとれないと悩む日々。政伸は政伸で「政伸がんばったね」ではなく「政伸もまりぶもがんばったね」と言われれば・・・その並列的な扱いに傷心し、異母弟のまりぶを苛まずにはいられない少年時代を過ごす。やがて兄は東大法学部在学中に司法試験に一発合格、そこでレンタルおじさんは浮気。ひとみと離婚。心を病んだひとみは「義理の息子が一発合格した以上、お前も一発で」とまりぶにプレッシャーをかけ・・・まりぶは受験に失敗・・・十年間の浪人生活の間に夜の世界に馴染み不法滞在者との間に一子を儲け被害者の妹の女子大生と肉体関係を持つ自堕落な暮らしの果てについに逮捕されてしまったのだ。また別の女性と結婚し幼い子供もいるレンタルおじさんとしてはいろいろと面目ない話である。

結婚を控える正和には何とも言えない話であり、童貞の山路には何の事だかさっぱりである。

やがて正和はひとみが・・・居酒屋「鳥の民・高円寺店」が仕入れる銘酒・「多摩美人」のポスターのモデルであることに気がつく・・・。

まりぶの指定席からは・・・いつも「実の母」が優しく微笑んでいたのだ。

「かっぽれちゃん・・・可愛かったなあ・・・」とバイトリーダーの村井(少路勇介)・・・。

「三十年近く前の番組なのに・・・」

「その頃は小学生でした・・・甘茶でかっぽれ一緒に踊りましたよ」

「かっぽれかっぽれあまちゃでかっぽれ・・・あまちゃんでかっぽれちゃん」

「そこかっ」

弁護士として留置中のまりぶに面会する政伸。

「示談にしますか」

「裁判で・・・それに弁護士はいりません・・・自分でできます」

「神童が・・・なんて様だ」

「・・・」

セキュリティーの甘い留置所である。

警官の制止を振り切って兄弟喧嘩を始める二人だった。

「余計なお世話だ」

「厄介かけるな」

殴る蹴るの大立ち回りである。

「どういうことだよ」と涙目の警官。

茜の部屋でナポリタンを食べる婚約者たち。

「社長夫人になれなくなったから・・・茜ちゃんだけでも・・・会社に戻る?」

「別に社長夫人になりたくて結婚するんじゃないし・・・まーちんのお嫁さんになりたいだけだし」

「茜ちゃん・・・」

一種の猟奇的なカップルなのだった・・・。

それにしても・・・たとえば・・・「あまちゃん」的なドラマの主演女優が妻子ある実業家と略奪愛したら三十年前でもとんでもないスキャンダルだし・・・十年前に・・・夫に浮気された上に逆に略奪された時も「あの人は今」的にスキャンダルだったよな・・・。

とにかく・・・レンタルおじさんの嫌いな言葉ベスト3は・・・。

1位 自業自得

2位 慰謝料

3位 養育費

・・・だった。

かっぽれちゃんが好きだったバイトリーダーは・・・。

「身から出た錆 とか自分で撒いた種はランクインしないのか」と言いたい気分。

「ぶっ殺すぞ・・・この野郎」とレンタルおじさんは開き直るのだった。

そして・・・謎の道上一族の本名である。

道上政伸(本名)

道上まりぶ(本名)

麻生ひとみ(芸名)

麻生厳(仮名)

道上ユカ(偽名)・・・中国名・胡冰鈴(フー・ビンリン)

道上セレブ(出生届けに記載された名前)・・・このままだと無国籍児に・・・。

ニュースで・・・まりぶの逮捕を知ったゆとりは手紙を認める。

「私の名前は・・・お兄ちゃんが神様の言う通りを・・・神様のゆとりと言ったのでそうなりました。私はゆとりちゃんと呼ばれで育って良かったです。かばちゃんやばかちゃんよりずっと良い・・・ですよね。名前を付けた人には名付けた責任があるでしょう。名付けられた人はずっとそう呼ばれることを背負わされるのですから。今度は私たちが・・・名付ける番・・・ですよね。そういう責任を背負うべき・・・ですよね」

示談が不成立となり、傷害罪で起訴され、刑事被告人として拘置所に移送されたまりぶは手紙を読んで心が震える。

「くそお・・・・一人でどんどん・・・大人になっちゃってええええ・・・ずるいよおおお」

「あんな・・・まともじゃない奴・・・どうしようもない」

弟との確執に悩む政伸を説得する正和と山路。

「でも・・・彼はいつも僕の前ではまともでしたよ」

「正和くんのこと・・・ゆとりのくせに努力家でえらいって言ってたし」

「僕もおっぱいが正論でたすけられましたし・・・」

「世の中がまともじゃないから・・・まりぶくんの正論が通じないんです」

「・・・まったく・・・こんないい友達がいるのに・・・あいつは・・・」

「友達じゃありません」

「被害者です」

ああ・・・誰もが譲れない一線を持っているのだった。

その傍らで・・・レンタルおじさんは新店長の山岸(太賀)の話し相手になっている。

「俺もパワハラキャラから卒業したいんです・・・でも・・・なかなかキャラが定まらなくて・・・」

「その・・・キャラというのは定めなくちゃいけないんですか・・・ありのままのあなたでいいんじゃないんですか」

「うえええええええええん」

「話し相手としては最高なんですよね」と山路。

「でも・・・父親としてはねえ・・・」と正和。

言葉を失う政伸だった。

次兄の嫁を迎えるために可愛いお尻を振りあげて掃除をするゆとり。

長男・宗貴(高橋洋)は身重の嫁のみどり(青木さやか)の嫁入り道具である少女のような白い箪笥を廃棄処分して・・・弟夫婦のスペースを確保する。

茜は「ふつつかものですがよろしくお願いします」と三つ指ついて未亡人の和代(中田喜子)に挨拶する。

「こちらこそ・・・」

「ちっともふつつかな感じがしない」と思うゆとりだった。

ふつつかとは・・・不束と書いて束ねられないほど太いという意味である。

「丈夫」という良い意味あいから・・・平安時代の頃から優美さに欠けるという悪意に転じている。

つまり・・・ゆとりはあかねを優美だと感じているのだった。

その説明必要なのか・・・ゆとり相手だからな。

平安時代は・・・ぽっちゃり優勢じゃなかったのか。

男はな・・・女はいつの時代も優美繊細を自分に求めるんだよ。

ある意味、厄介だよな。

スレンダーだけどグラマー・・・理想の女である居酒屋「鳥の民・高円寺店」の女子大生アルバイト・佐倉悦子(吉岡里帆)は今日も男性客に口説かれ・・・バイトリーダーの村井やバイトの中森(矢本悠馬)にもチヤホヤされている。

佐倉悦子のストーカーとなった小暮静磨(北村匠海)は「阿佐ヶ谷南小学校」の教師・円山(加藤諒)と手を繋いでデートをする悦子の画像を山路に送信する。

「休戦しようと思って・・・敵に塩をふるっていうか」

「おくるだよ」

しかし・・・女性に対して苦手意識のある山路は・・・悦子を問いつめず・・・職員室で眉毛をいじる円山を追及する。

「どういう仲なんですか」

「えっちゃんとは・・・素晴らしいインターネットの世界でオンラインゲームをしたり・・・相談にのったりしているけど」

「あんたのようなファッション童貞が一番嫌いだ・・・面白キャラ装って・・・さりげなくボディータッチしたりして・・・」

「童貞前提で話してるけど・・・俺、十六歳で喪失してるし・・・先輩の彼女を略奪してるし・・・」

「すいませんでした」

「なにやっとんのじゃ」

小学校の踊り場で不謹慎な会話をする教師たちを激しく叱責する太田学年主任(小松和重)だった。

要所要所で大人計画である。

佐倉悦子・・・底の知れない女だ・・・。もはや・・・峰不二子と言ってもいい。

「寿退社には無縁と思われていた彼女が寿退社します・・・心から思ってなくても祝福してください」

不倫関係にあった上司の早川道郎(手塚とおる)のジョークが嫌味に響く複雑な心境の茜である。

セレモニーの余韻を打ち砕く仙台プロジェクトの新任リーダー青山(早織)が登場する。

「憧れの先輩に道を譲っていただき光栄です・・・おおきに~」

京言葉ではんなりと挨拶する青山の華やかさに・・・何かを略奪された気がする茜だった。

早川も・・・青山にすでに夢中なのである。

七年間に構築してきた地位を喪失した茜だった。

実家から送られてきた佐賀牛のステーキセット。

義妹となったゆとりにブレゼントする無用となったスーツ。

新居の見知らぬ天井。

マリッジピンクからマリッジブルーへ揺れ動く茜の女心だった・・・。

「お義姉さん・・・面接で泣いたって本当ですか」

「まさか・・・社員研修で・・・まーちんは泣いてたけど・・・自己啓発的なアレで・・・社員同志が向かいあってお互いの欠点を指摘しあうレッスンがあって・・・私が・・・あなたは自分が思っているほどかっこよくないし、頭もよくないし、ださいんだから、ヘラヘラしてないで自分を磨く努力をしないと・・・出世できないと言ったら・・・まーちん泣きだしちゃって・・・」

「ええええええ」

「道上まりぶ・・・保釈だ」

「え」

弁護士である異母兄の献身で・・・起訴されて裁判を待つ身だったまりぶは母親の保釈金で解放されたのだった。

孫の行方が気になるレンタルおじさんは・・・息子たちと入国管理局に出頭する。

対応する当局の役人。

「出生届けが出ているので・・・在留資格取得許可申請をしてくださればよかったんですよ」

「そんなの・・・知らねえし・・・義務教育の間、一度も教えてもらわなかったし」

「所在は不明なんですか」

「逃げちゃったんだよ・・・」

激昂して机の上に仁王立ちになるまりぶ。

「まりぶ・・・元はといえば・・・お前が・・・自業自得・・・」

言いかけて言葉を濁すレンタルおじさん。

「なんだよ・・・言いたいことがあれば言えよ」

「いや・・・私にはお前を責めることなど」

「じゃ・・・誰が俺を叱るんだよ・・・親なら自分のことなんか棚にあげて叱れよ」

「まりぶ・・・お前が悪い」

「むかつくんだよ」

まりぶの鉄拳制裁。

あわてる役人。

「民事ですから・・・お構いなく」と政伸。

「じゃ・・・どうすればいいんだ」

「レンタルならチェンジだよ・・・親だからチェンジできないんだよ」

「まりぶ・・・」

「くそ親父」

「それが親に向かって言う言葉か」

「親なら責任とるべき・・・ですよね」

壮絶な殴り合いに発展。

泣きながらパンチを応酬する父と息子。

あわてる役人。

「やめなさい」

「民事ですから」

吹き荒れる自業自得の嵐・・・。

居酒屋「鳥の民・高円寺店」は優しく父子三人を迎える。

まーちんと茜の引越し祝いとまりぶの保釈祝いである。

「どうなんですか・・・」と山路。

「初犯ですから・・・実刑は免れると思います」と政伸。

政伸もまた・・・鳥の民に馴染んでいた。

焼き鳥に塩を振る正和・・・。

「日本一」

まりぶは微笑んで焼き鳥を味わう。

微笑む・・・ポスターの中のひとみ・・・。

正和がいなくなることに不安を感じる山岸・・・。

「俺・・・納得いかないっす・・・ここで辞めたら・・・ゆとりってことじゃないですか」

「俺は・・・もう・・・元をとったんだよ・・・それなりに実績もあげたし・・・最高のお嫁さんも捕まえた・・・悔いはない」

「だけど」

「じゃあ・・・もうパワハラにならないし・・・一言言っておくよ」

「・・・」

「お前は自分が思っているほどかっこよくないし、頭もよくないし、ださいんだから、ヘラヘラしてないで自分を磨く努力をしないと・・・出世できないぞ」

「うえええええええええええん」

誰かから誰かへ・・・伝道していくメッセージがあります。

閉店後の店内で・・・悦子と山路が対峙する。

「私・・・あやまらなければいけないことがあります」

「え・・・」

「進路のことで・・・先生になんかならないって・・・言ったけど」

「・・・」

「子供たちの笑顔が忘れられなくて・・・」

「・・・」

「やはり・・・先生になろうと」

「あの・・・もう店の鍵しめちゃうけど・・・」と山岸・・・。

アルバイトなのに店長を無視して話を続ける悦子。

「教室に忘れものをしたみたいです」

やってられるかと鍵をたたきつける山岸だった。

「それをとりもどしたいのです」

山路の心はいろいろな意味で乱れるのだった。

あっという間に過ぎ去る夏の日々・・・。

いやあ・・・いろいろなことがあっただろう・・・。

それも見せてくれるのかなあ・・・。

裏の攻撃的に・・・。

「阿佐ヶ谷南小学校」の教室で・・・セクハラ事件が発生する。

「セクハラって・・・」

「男子が野村さんのブラジャーのカップのサイズを聞いたんです」

「えええ・・・・野村さんブラジャーしてるの」

「うえええええええん」

「山路先生が野村さんを泣かした・・・」

「えええ」

職員室で藤原教頭(原扶貴子)に糾弾される山路。

「小四でブラジャーなんて普通ですよ・・・初潮を迎える子もいるし・・・」

「すみません」

「性教育の授業大丈夫ですね・・・童貞でも」

「はい」

日程を指定される山路。

10/14 性教育の授業

10/15 正和と茜の挙式で司会

「うわあ・・・ハードだなあ・・・」

茜は坂間酒造の営業担当をする正和をマネージメントする。

「社長の方の坂間さん・・・」

「はい・・・」

「在庫管理はどうなってますか」

「それは・・・正和が・・・」

「営業の方の坂間さん」

「いや・・・兄貴が・・・」

「在庫がないのに営業しちゃったら・・・納品できなくて信用を失うでしょうが」

「はい・・・」

すでに・・・坂間酒造のトップは茜となっているらしい・・・。

「鬼嫁の涙・・・今年は美味しくできました」

「置かないって言ってんだろう」

必死に営業中の正和。

「じゃ・・・せめてTシャツを・・・小さな姑もあります」

「いらねえって言ってるだろう」

「お手伝いします」

「帰れ」

茜は酒蔵の片隅で結婚式の出欠をチェックする。

上司の早川は欠席だった。

蘇る給湯室の女子達の噂話の光景。

「宮下さんって早川課長と不倫してんじゃないの?」

それも過去の話である。

そこへ帰宅する正和。

「結婚したら・・・からっぽになるんじゃないかって・・・不安になるの」

「幸せになることが仕事だと思えばいいよ・・・」

「まーちん」

イチャイチャしようとして酒瓶を倒した茜に最大の鬱の波が襲いかかるのだった。

自分が思っているほど美人じゃないし、頭もよくないし、ださいんだから、ヘラヘラしてないで自分を磨く努力をし続けて燃え尽きたのか・・・。

「中国人の母親と赤ちゃんを捜しています」

「見かけた方はご連絡ください」

レンタルおじさんと舎弟(長村航希)は夜の街でビラを配るのだった・・・。

ユカとセレブは・・・行方不明らしい。

ドラマの中では秋風が吹きまくるのだった・・・。

ああ・・・これから夏が来るなんて・・・信じられない。

今日の東京は暑いけどな。

関連するキッドのブログ→第8話のレビュー

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