OLですが、キャバ嬢はじめました(倉持明日香)ここはお客様とキスをする職場ではありません(石川梨華)
さて・・・谷間である。
たまたま・・・二夜連続卒業アイドルドラマである。
けして、意図的ではないというか・・・アイドルなんて谷間の花とキッドが考えているわけではない。
どこかで・・・誰かがそう思っているにしても・・・。
もっとも「朝が来る」の川島海荷は本来が女優としてスタートしていて・・・事務所の方針でアイドルになったわけである。
所属グループの「9nine」センターとしてよりも「役者魂!」の福田桜子とか「ブラッディ・マンディ」の高見香奈とか「怪物くん」の市川ウタコとか・・・女優としての川島海荷の方がお茶の間の認知度は高いだろう。
しかし、アイドルというものはある程度、日銭が稼げるので事務所への貢献度は高いわけである。
同じ事務所には同い年の「あまちゃん」でアイドルを演じた能年玲奈がいるわけだが・・・最高に陽のあたる場所へ出たのに・・・個人的事情で日蔭者になってしまった彼女に比べれば順風満帆とも言える。
弱肉強食の芸能界で・・・事務所や個人的事情のゴタゴタでファンを一喜一憂させるのは・・・残念なことだが・・・人間らしくてよろしい・・・という考え方もある。
そもそも「永遠のアイドル」とか「永遠のスター」が成立しずらい御時勢なのである。
共演している小島梨里杏も同じ事務所で同じ年だが・・・こちらは「みんな!エスパーだよ」シリーズのWeb配信ドラマでパンチラをサービスしている。子供たちのアイドル・トッキュウ3号なのにな。
黒川芽以を彷彿とさせる美少女でありながら・・・結構、汚れ仕事をまわされているわけである。
みんな・・・いたいけない・・・。
一方で・・・アイドルとしてはメジャーな存在であるAKB48元メンバーでチームBのキャプテンであった倉持明日香をお茶の間がどれだけ認知しているか・・・といえば何とも言えないものがある。
「マジすか学園」(テレビ東京)で小歌舞伎やってました・・・と言われてもああと頷く人はあまり多くないだろう。
深夜ドラマとはいえ・・・そういう元アイドルの26才が・・・主役を演じることは・・・さすがAKB48とでも言えばいいのか・・・。
性風俗産業と水商売の境界線業界を舞台とした物語である。
ある意味・・・経験が活かせる設定なのか・・・。
ナンバーワンキャバ嬢として君臨する脇役を勤めるのがモーニング娘。を卒業して11年目の石川梨華(31)である。ドラマ「釣り刑事」シリーズの城下香津美役でお馴染みである・・・お馴染みなのかよっ。
流れていくよねえ・・・時が。
で、『OLですが、キャバ嬢はじめました・第1回』(TBSテレビ201606220128~)原作・鏡なな子、脚本・山咲藍、演出・小川弾を見た。この枠は次回作に「闇金ウシジマくん Season3」が控えているわけである。その期待度は圧倒的なのであり・・・この枠の前作である「ディアスポリス 異邦警察」も主演が松田翔太で夏帆をゲストに迎えるなど豪華キャストでダークな世界観を満喫させてくれたために・・・本当に谷間な感じがするよね。
あまり大きいとは言えない広告代理店のOL・・・小泉菜奈子(倉持明日香)・・・。
手取り16万円である・・・都会で一人暮らしするには・・・ある意味、ギリギリだ・・・。
あまり・・・節約上手とは言えない菜奈子は・・・貯金ゼロの状態で・・・支払いが滞ったために・・・ガスと電気を止められてしまうのである。
ふと手にとった求人誌で・・・「キャバクラ嬢募集」の広告を目にした菜奈子は時給四千円に誘われて・・・夜の街のドアを叩くのだった。
「新人は・・・時給二千円からね・・・貸衣装代は初日はサービスしておくよ」
キャバクラ「クラブ プロポーション」の店長・織田(福士誠治)は軽い口調で菜奈子を即日採用するのだった。
「え・・・そんな・・・ここに四千円て・・・」
「それは・・・お客さんの指名がとれるようになったら・・・すぐに稼げるようになるから」
「指名?」
「つまり・・・ナナコちゃん目当てのお客さんがつくっていうこと・・・時給とは別に指名料手当もあるよ」
「・・・」
「とにかく・・・習うより慣れろさ・・・三時間すわってるだけで今夜は六千円稼げるよ」
こうして・・・キャバクラ嬢・ナナコは誕生した。
ナナコより一週間早く入店したカズミ(筧美和子)は・・・すでに「神セブン」と呼ばれる売上上位七人の一人となっているが・・・優しくアドバイスしてくれるのだ。
「指名をとるためにはお客様に名前を覚えてもらうことが大切だけど・・・ヘルプの時は営業してはいけないの」
「ヘルプ?」
「指名が重なったお客様のお相手をすることよ・・・」
「・・・」
「だから・・・営業をするのは指名をしないフリーのお客さんの時だけよ」
しかし・・・見事に洗練されていないナナコを「イモ」と断じる怖い先輩メグミ(奥仲麻琴)もいるのだった。
そして・・・ナンバーワン・キャバ嬢として君臨するのが姫乃(石川梨華)である。
いきなり・・・キスを求めてくる常連客に・・・困惑するナナコ・・・。
そこへ・・・姫乃が助け舟を出してくれる。
「ナナコちゃん・・・チェンジの時間よ」
安堵したナナコに姫乃は囁くのだった。
「ここは・・・お客様とキスをするところではないのよ・・・」
はたして・・・ナナコは・・・キャバ嬢として・・・高収入を獲得できるのか・・・という物語なのである。
まさか・・・ナナコがそんなことをしているとは知らないボーイフレンドの横山保を橋爪功の息子の橋爪遼が演じている。
ちなみに・・・倉持明日香は薄毛でお悩みの方にお馴染みの炎のストッパー倉持明の実の娘である。
つまり・・・二世カップル誕生なのだった・・・。
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