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2016年6月 4日 (土)

耳も心もですがなにか(岡田将生)植木職人ですがなにか(柳楽優弥)標的ですがなにか(松坂桃李)アルバイトですがなにか(吉岡里帆)冒険の時間ですがなにか(島崎遥香)性欲旺盛ですがなにか(石橋けい)休憩ですがなにか(安藤サクラ)

自分を信じることができないのは恐ろしいことである。

たとえば・・・外見に自信がないと・・・被害妄想はとめどなくひろがる。

「彼が自分を愛してくれていること」へのとめどない拘り・・・。

「結婚しようと言うけれど・・・それは私への愛ではなくて・・・世間体を考えてのことではないか」

「私の他には何もいらない・・・私だけいればいいと・・・きっと彼は思わない」

「そういう風に愛されないのは・・・私が美人ではないからだ」

「どうして・・・美人のように・・・彼は私を愛さないのか」

「純粋に私だけを愛さない・・・彼のそういうところが私は我慢できない・・・」

「結婚したくないって言ってんじゃない・・・世界を敵に回しても・・・私と結婚したいと思って欲しいだけ」

「私がいれば世界なんて滅びても良いって覚悟をしてほしい」

「そういう彼と結婚したいの」

ああ・・・面倒くさいなあ・・・。

彼がいるだけで儲けものってなんで思えないのかなあ。

まあ・・・思えたら苦労しないんだけどねえ。

で、『ゆとりですがなにか・第7回』(日本テレビ201605292230~)脚本・宮藤官九郎、演出・水田伸生を見た。クラスに一人か二人・・・だれもが憧れる美少女がいる。残りはブスだという考え方もある。しかし・・・まあまあ可愛い子は四~五人はいると考えるものもいる。十人前後の普通の子がいて・・・そこにそれぞれの好みのタイプがあるとも考えられる。ブスだけどやってやれなくはない子がクラスの半分くらいだとも思う。数人はどうしようもなくやれる感じがしないけれどいざとなったらやれるかもしれない。美人とブスの境目は・・・人それぞれなんだな。ものすごい美少年なら男だってやれそうな気もする。とにかく・・・恋愛は相手がいるものなのだ。それが大前提だ。

「みんみんホールディングス」から居酒屋「鳥の民・高円寺店」に店長として出向中の坂間正和(岡田将生)は上司で元交際相手の杉並・世田谷地区統括責任者(エリアマネージャー)の宮下茜(安藤サクラ)に命じられ、後輩の山岸(太賀)が担当する取引先の仕出し弁当屋「大盛軒」へ急行する。

「大盛軒」の仕出し弁当により・・・サルモネラ菌の食中毒事件が発生したのである。

現地で営業課の上司・早川(手塚とおる)と合流する正和。

「大盛軒」にはすでに報道陣が押し寄せていた!

「大盛軒」の責任者である野上(でんでん)を挟んで対峙するのは・・・新規参入してきたライバル会社「アイアイフーズ」の営業マン夏目(中尾明慶)と上司(おかやまはじめ)・・・。

「シューマイと手羽さきが疑われている」と夏目。

「手羽さきなら・・・消費期限内です」と正和。

「実は・・・冷凍庫が一杯で自然解凍を・・・」と土下座中の野上。

「なんで・・・そんなことに・・・」と早川。

「接待じゃないの・・・そっちはかなりエロいところに連れてったみたいじゃない」と夏目。

「とにかく・・・そちらは創業以来のつきあいで・・・こちらは新規ですから・・・」と夏目の上司。

「それは関係ないでしょう」と早川。

「とにかく・・・こちらの名は出さない方向でお願いします・・・タダとは言いませんよ・・・幸い代金が未納なので・・・未納の三百万円は請求しません・・・大盛軒さんとしては経営的な窮地なので悪い話じゃありませんよね」

「助かります」と野上。

「せめて・・・焼売なのか手羽さきなのか・・・判明してから」と正和。

「だから・・・アイアイフーズは納品そのものをしてないんだよ」と夏目。

一端・・・現場から引きあげる一同だった。

大手であるアイアイフーズの資金力を活かした豪快な撤退ぶりに鬱憤たまる早川だった。

行きあった若者たちのストリート・バスケット・ボールに乱入して大暴れである。

「ヘイヘイヘイ」

「早川さん・・・」

「あーっ、気が晴れた~」

「本当ですか」

「なわけないだろう・・・何が冷蔵庫に入らなかったから自然解凍だ・・・私の妻かっ」

嘆く早川だが・・・ポイントは早川が妻帯者であるという提示である。

「野上さん・・・どうなるんでしょう」

「原因がずさんな衛生管理だからな・・・普通はクビだ」

「・・・」

「責任は大盛軒にあって・・・みんみんホールディングスは無関係という手もある」

「・・・」

「だが・・・逆の手もある」

その頃・・・「大盛軒」の担当者・ザ・山岸は・・・八景島シーパライダスにいた。

「すげえ・・・超癒される・・・」

お茶の間一同・・・「癒されてんじゃねえよお」の大合唱である。

野上を召喚した早川・・・。

「とにかく・・・謝罪して・・・被害者とマスメディアに対応します」

「しかし・・・卸しさんには関係ないですよね」

「だからこそです・・・謝らなくてもいいのに謝る・・・そちらさんは信用を回復し・・・こちらは会社への好感度を逆にアップします」

「どうして・・・そこまで・・・」

「あなたを男として・・・見込んだからです」と正和・・・。

「こんなに・・・うれしいことはありません・・・」としゃがみこむ野上だった。

「これは・・・営業です・・・御社との取引を独占するための・・・だから・・・生き残れ」と早川。

「はいっ」

野上を送りだした早川は正和に囁く。

「追い込まれた男は何をするか・・・わからんからな・・・野上から目をはなすな」

「はい・・・」

「それから山岸が出社したら始末しろ」

「え」

「始末書を提出させろと言っている」

「びっくりした・・・殺しちゃうのかと思いました」・・・おいっ。

正和は茜に愚痴る。

「早川さん・・・なんだか迫力あるな」

「伝説の営業マンだから・・・」

「結局・・・俺が手柄たてようと余計な真似したから・・・」

「反省するだけ・・・山岸よりマシでしょう・・・ああ・・・また私・・・女としてじゃなく上司としていいことを・・・」

「・・・」

「ところで・・・父の件なんだけど・・・」

「別れたことは・・・」

「言ってない・・・今夜・・・鳥の民でいいかしら」

「・・・」

面倒くさい男と面倒くさい女の駆け引きは続くのだった。

号泣記者会見である。

「すすすすすすすべてのせせせせせせ」

「すべての責任は当社にございます」

「しししししん・・・・しししん」

「信用を回復するためにあらゆる努力をする所存です」

「まままままままま」

「誠に申し訳ありませんでした」

心神喪失の野上を支える第三者の二人だった。

お茶の間で危険を察知する坂間酒造の嫁と姑。

「正和のところ・・・悪くないのに・・・」と和代(中田喜子)・・・。

「お義母さん・・・あのネクタイ・・・」とみどり(青木さやか)・・・。

「あ・・・」

正和のネクタイは髑髏柄だった。

ゆとりですから・・・。

居酒屋「鳥の民・高円寺店」・・・。

茜の父親・重蔵(辻萬長)の前で・・・交際中を装う正和と茜。

バイトリーダーの村井(少路勇介)とバイトの中森(矢本悠馬)は様子を窺う。

「あの二人・・・別れたんじゃ・・・」

「・・・ないみたいですね」

「ない方向で・・・」

空気を読む鉄壁のバイトコンビである。

「店長とエリア・マネージャーはどっちが偉いのかな」

「それはもちろん・・・宮下さんです」

「じゃ・・・エリア・マネージャー、店長にもう一杯飲ませてもいいかな」

「やめてよ・・・お父さん・・・」

「さ・・・店長・・・一杯くらい」

「ですね・・・ですですですね」

妹のゆとり(島崎遥香)と同じ口調である。

茜の部屋で一泊する重蔵・・・。

「彼のジャージでいい・・・」

「なんだ・・・一緒に住んでいるのか」

「家が遠いんで終電に遅れた時とか」

「まったく・・・最近の若いもんは・・・話をしながら・・・スマホを使って」

「お父さんのために・・・明日の乗り換えを検索していたのよ」

「・・・」

結婚前の娘を持つ良い父親、良い娘を演じる二人・・・。

しかし・・・娘はもう彼氏のいない女なのである。

列車に飛び込み自殺した青年の母である田之上明子(真野響子)の家を訪問し捕獲される山岸。

「大根おろしとかあるとサンキューっす」

「図々しいわねえ」

「サンキューっす」

「わが子のような気がするけどわが子じゃないんだから」

「自分もデキる子を演じているうちに自分を見失ったっす」

「あなたはやればできる子じゃなくてやらないとできない子なんだから・・・みんなに甘えればいいのよ・・・」

「ごはん・・・おいしぃっす」

世間が披露困憊しているのに自分を癒すことに余念のない山岸だった。

正和は山岸に野上の件を託す。

「まかせてください」

「まあ・・・二回も失踪している奴に失踪しそうな人を託すのもアレなんだけどな」

「耳が痛いです」

「恥って・・・耳に心って書くだろう」

「はい」

「いや・・・なんでもない」

上手い言葉が思いつかない正和だった。

就職が決まったらフェイド・アウト(ゆっくりと消える)の約束をしたまりぶは・・・。

ゆとりとラブホテルで事後のキス。

「ラブホじゃない方がよかったかな」

「・・・そろそろ・・・お兄ちゃんに打ち明けようかなって」

「ちょっと便所・・・」

「・・・」

ラブホのテーブルに置かれた「レンタルおじさん」のチラシを目にするゆとり・・・。

レンタルおじさん(吉田鋼太郎)の登場である。

「まさか・・・レンタルおじさんなんて・・・」

「ははは」

「で・・・就職が決まって彼氏・・・まりぶって言うんですけど」

「ははは」(知ってます・・・息子です)

「もっと盛り上がるかと思ったんですけど・・・」

「ははは」

「彼の言うこと・・・経営哲学って言うか・・・凄く心を打つんですけど・・・実際の彼は浪人生だし」

「ははは」(知ってます・・・息子ですから)

「私も女子大生だし・・・結局、浪人生と女子大生ってだけで・・・落ちつかないんですよね」

「お兄さんの方が落ちついてますもんね」

「え・・・兄のこと話しましたっけ」

「いや・・・妹のように可愛いので・・・お兄さんがいるのではないかと」

「さすがですね・・・実は兄とまりぶは友達なんです」

「ははは」(ものすごくよく知ってます)

「そこが・・・唯一、ドキドキするところなんですよね・・・不倫とかなら・・・もっとドキドキなのに」

「ははははははははは」(してます・・・妻子ある男と不倫していますよ・・・あなた・・・)

一方・・・「阿佐ヶ谷南小学校」では保護者参観日に・・・転校生・大悟の父親(浜田学)が来ることを・・・夫と別れた奈々江(石橋けい)に告げられて童貞の山路一豊(松坂桃李)は激しく動揺し・・・レンタルおじさんを頼るのだった。

「結局・・・彼女の別れた御主人っていうのは息子の学習障害を理解できない・・・発達障害者なんですよ・・・まあ・・・結局・・・専門家でないと理解できない・・・専門的な知識の共有というのはどこにでもあることなんですが・・・で・・・とにかく・・・そのことが発端で夫婦仲が冷えて・・・でも浮気したのは彼女なんです・・・前の学校の担任が・・・若くて情熱的で・・・そういう関係になって問題になって・・・つまり・・・彼女はスケベなんです・・・ななえは・・・淫らな女・・・スケベが白衣を着ているんだ・・・スケベな看護師なんてもう・・・たまらないでしょう・・・」

興奮して絶叫する山地に・・・カフェの客たちの視線が集中していく。

「お騒がせしてすみません」

「とにかく・・・僕にとって一番問題なのは・・・29年間ずっとゼロだったのに・・・なぜ1じゃなくて・・・2なのかってことで・・・」

「山路先生・・・」

「あ・・・早いよ」

約束の時間より早めに現れる・・・女子大生・佐倉悦子(吉岡里帆)である。

1、悦子先生

2、奈々江ママ

茜は員数外らしい・・・。

参観日当日・・・。

科目は算数である。

「がんばって」と励ます奈々江の言葉が木霊する山路・・・。

「がんばってえ~がんばってえ~がんばってえ~」

「耳がわんわんしている・・・」

黒板での出題・・・。

⑤507÷3に挙手する大悟・・・。

①~④までを次々と解く同級生たち。

「わからない時は・・・順番に掛けていくだよ」

507÷3=1・・・

「次は引き算だ」

5-3=2

20÷3・・・3×1=3・・・3×2=5・・・ああ・・・。

巻き起る「大悟コール」・・・しかし・・・息子が障害者であることを受容できない父親は高圧的な態度に出る。

「甘やかさないでください」

「甘やかしてません」

「いいか・・・大悟・・・お父さんがやるのをよく見ていろ」

息子に代わって筆算をしようとする父親。

しかし・・・山路は父親からチョークをとりあげる。

「さあ・・・大悟・・・もう一度」

「チャイムが鳴ってしまうだろう」

「構いません」

「・・・」

鳴り響く山路への賞賛の拍手喝采・・・。

「障害を認めて共有する時代」なのである。

「惨め」だからといって「死ぬこと」は許されないのだ。

善悪ではなく・・・そういう時代なのだ。

そして・・・「4年2組は愛の世界」なのだ。

員数外の茜は山路の部屋でボルダリングの動画を見ながら女子会である。

「父親は・・・自分の老いを認められないのよ」

「・・・」

「公務員だったんだけど・・・地元じゃ名士でね・・・定年後はスクールバスの運転手をしてたんだけど・・・事故を起こしてね・・・母が亡くなると・・・もう自信喪失して・・・」

「九州男児は大事にされすぎて自分では何もできないが・・・その分・・・女子は優秀になるんだよね」

「例外はあるけど・・・基本的にはそうなのよね。大悟くんみたいに・・・自分の障害を・・・周囲に受け入れさせることができることの素晴らしさに気がつけばいいのに・・・」

「できていたことができなくなるのは・・・最初からできないことより・・・つらいけどね」

「・・・失恋と童貞の話かよ」

そして、居酒屋「鳥の民・高円寺店」・・・。

正和は「妹の件」でまりぶを攻める。

「何か焼きますか・・・イツワカレマスカ~」

「じゃ・・・ネギマ」

「はい、ネギマ、塩にしますかタレにしますか・・・イツワカレマスカ~」

「塩で・・・今週中・・・」

「はい、塩で・・・コンシュウチュウ一丁!」

戸惑うバイトリーダーだった。

個室で野上を監視する山岸。

「どうして・・・エロいの欲しかったのよ」

「娘が・・・男との動画を素晴らしいインターネットの世界にアップすんだよ」

「そんなことで」

「たまんねえよ」

「わかるな」

割って入る重蔵だった。

「あんた・・・誰・・・」

「茜の父親です」

「わわわ・・・口数減るわ~」

「あんたら若い人は年寄りがやぐらしかでしょう」

「何言ってんのかわからない」

「やぐらしかってしぇからしかってことよ」

「お・・・九州の人かね」

「久留米です」

「佐賀の鳥栖です」

近隣である。ちなみにやぐらしかもしぇからしかも・・・うるさいとか鬱陶しいの意味の方言だ。

夜の街では舎弟(長村航希)が客を引く。

「おっぱいいかがですか~。おっぱいそろってます~。おっぱいあったまってますよ~」

突然切れる・・・まりぶである。

「公衆の面前で・・・おっぱいおっぱいってうるさせえんだよ」

「兄貴・・・」

「小さくて悩んでいる人も大きすぎて悩んでいる人もいるんだぞ・・・」

「・・・」

「ごめん・・・調子出ねえ・・・あがらしてもらうわ・・・」

舎弟を抱擁して去っていくまりぶ・・・。

「おつかれした」

取り残される舎弟・・・。

まりぶと出会いゆとりは道を見出したが・・・。

ゆとりと出会い・・・まりぶは・・・自分を見失ってしまったらしい・・・。

そして・・・重蔵は・・・坂間酒造を訪問する。

寝坊したゆとりはパジャマですべりこみアウトである。

「妹です」

「ノーメイクですみません」

「火力をレギオンの頭部に集中し、ガメラを援護せよ!」

「師団長!」

「いや・・・そういう話ではありません・・・二年半ほど前に・・・娘から交際開始を聞きました・・・それから何の音沙汰もなし・・・進展もなし・・・挨拶もなしなので・・・」

「・・・」

「私・・・結納の品を購入してきました」

「それは・・・新郎側が用意するものです」と長男の嫁。

「え」

「ほら・・・あんたが煮え切らないから・・・」と母。

「僕は・・・茜さんが好きです・・・でも・・・お父さんは嫌いです・・・だって・・・僕と会ってから会社がどうの・・・家族がどうのって・・・僕のことは何も知ろうとしてくれないんだもん」

「・・・」

「煮え切らないも何も・・・もう・・・お別れしています」

「えええ」

「アキレス腱の切れ目が縁の切れ目ですから・・・」

「えええええええええ」

「お父さんは知らないかもしれませんが・・・茜さんには栄転の話があるのです」

「そんなの関係ないよ・・・私は結婚したかった」

「そういうわけにはいかない」

「私は結婚して幸せになりたかった・・・会社や家族じゃなくて・・・まーくんと一緒になりたかったの」

「僕は変わりたかったんだ」

「そういうとこ・・・そういうとこが嫌なの・・・もういい」

茜は・・・正和を・・・ただただ支配したかったのである。

大切な「男」を完全に保護することが九州女の本能だからである・・・おいおいおいっ。

茜は酒蔵で拗ねた。

「まーくんのバカ」

正和と重蔵は酒蔵を訪れた。

「こげな立派な酒蔵とは・・・」

「子供の頃、かくれんぼして親父に叱られました」

「年寄りは・・・若いもんが恐ろしい」

「・・・」

「なにしろ・・・若いもんには勝てん・・・だからこわい・・・」

「・・・」

「娘に老後の面倒を見てもらおうと思っとりましたがあげな気の強い女子では・・・」

「恥って言う字は耳に心と書きます」

「?」

「お父さんに責められて・・・僕は耳が真っ赤になりました」

「??」

「若者はもっと一生懸命頑張って恥をかくべきなんですよね」

「???」

「・・・何でもありません」

決められない正和だった。

「みんみんホールディングス」の人事異動。

茜→仙台支店新店舗プロジェクトリーダー。

正和→エリアマネージャー。

山岸→新店長。

バイトリーダーの店長指導再びである。

「本社から来た人はみんな店長です・・・店長と呼ぶのは基本馬鹿にしている時です・・・よろしく店長・・・午後にバイトの面接があるので・・・それまで仕込みをすませてください」

料理落しまくり、グラス割りまくりの山岸店長。

「失礼しました」

「お客さんの無事を確認して」

「おおおおおお怪我ありませんかあ」

「俺に言わないでくださいよ店長」

「店長」

「はい」

「ネギは?」

「2.5㎝です」

「長い・・・短い・・・超長い・・・やりなおし」

そこに山地が登場する。

「まりぷくん・・・最近来た?」

「そういえば」

そこで・・・新店長が再びクラッシュ。

「失礼しました」の声に振り返る山路。

新しいアルバイトは悦子だった。

「どうして・・・」

「山路先生に逢えるし・・・時給もらえますから~」

思わずニヤリとする山路だった。

出番少なめでも一瞬で光さす悦子先生・・・凄いぞ。

そこで舎弟の泣きが入る。

「兄貴・・・仕事を投げ出して・・・植木屋さんらなっちゃいました」

「えええ」

「そうなんだよ・・・学校にも来た」

学校の樹木の剪定作業。

「おい、キラキラネーム、しっかり押さえとけって言っただろう」

植木職人の親方(半海一晃)に叱られるまりぶ・・・。

職人仲間(前田公輝)にも頭を小突かれる。

「デス」

「デスノートかっ」

まりぶとゆとりの愛の行方は・・・。

そして・・・山路が選ぶのはビッチ1号かビッチ2号か・・・。

その頃・・・飲んだくれた茜を介抱する早川は・・・。

「私・・・まあまあそういう気分です」

「俺も・・・そういう気分だな」

「今なら冗談ですみますよ」

「決めゼリフが思い出せん」

「・・・」

「あ・・・そうか・・・ちょっと休んでいこう」

二人はラブホテルに消えた。

もちろん・・・早川には冷蔵庫が一杯だと自然解凍する妻がいるのだ。

まあ・・・正和と茜のことは・・・一般男性にとってはどうでもいいレベルだからな。

関連するキッドのブログ→第六話のレビュー

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