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2016年7月 3日 (日)

念力家族(吉田まどか)コスプレーヤー男子とバナナケーキを作る女子中学生(庵原涼香)

春と夏の間の梅雨の谷間です。

今年は長めなのだが・・・そろそろ谷間も終わりである。

なんとなく梅雨ドラマ的なものもあるわけだが・・・ドラマ制作者は四季の心を失ってしまったのか。

いや・・・そういう問題じゃあないだろう。

ここは・・・谷間でもないと書かないだろうコレである。

で、『念力家族SEASON 2・第1回~』(NHK Eテレ201604041845~)原案・笹公人、脚本・佐東みどり・木滝りま、演出・未詳(クレジットなし)。短歌集が原案という珍奇なドラマである。姓は念力、名は静(横山めぐみ)は嫁なので・・・念力家の血筋ではないわけだが・・・超能力者なのだ。念力一家は全員超能力者である。しかも・・・底が知れない超能力の使い手たちなのである。恐ろしいことだな。なにしろ・・・超能力者なので・・・みんな基本的にダメ人間である。なにしろ・・・朝礼で校長先生の話が長いと衛星軌道まで打ち上げてしまうという念力の持ち主なのである。繰り返すが・・・恐ろしいことだ。

なんでもありの超能力者ほど恐ろしいものはない。

明日・・・宇宙丸ごと心中でもされたらと思うと心穏やかではいられないわけである。

念力一家の構成は次のようになっている。

祖父の念力源太郎(田口主将)・・・農業を営んでいるらしい。時々屋敷を空中浮遊させる。

念力雄一郎(住田隆)・・・源太郎の息子で静の夫。名探偵に憧れ会社を辞職し、息子と一緒にコンビニエンス・ストアでアルバイトをしていたが、それも長続きしない。

念力豊・・・長男。画家志望だがコンビニのポップの描き過ぎで「描きたいもの」を見失いがち。コンビニ店長からは父親より有能とみなされている。

念力奈々(庵原涼香)・・・次女。悩み多い思春期の中学生。

念力玲子(吉田まどか)・・・豊の妹で奈々の姉。受験勉強に勤しむ高校生。家族思いの優しい性格である。

一家の大黒柱である念力静は保険の外交員としてダメな夫に代わって家計を支えているのだった。営業成績が会社でトップなのは・・・明らかに超能力によるマインドコントロールで顧客を確保していると妄想できる。

この素晴らしい超能力を持っているのに平凡を装っている一家のほのぼのとした日常を描くホームコメディーである・・・なんじゃそりゃああああレベル6である。

1話10分足らずのオムニバス形式で・・・毎回一首の「短歌」を主題としている。

第4話では「薄闇の春の廊下ですれ違うカラクリ人形 時間よとまれ」の「お題」で・・・奈々が超能力者として思春期にありがちな「他人の電子メールを闇雲に受信してしまう」症状に襲われ鬱屈するという展開である。

クラスメートの意地悪な女子トリオ(恩田乃愛・野村ゆあ・渡邉空美)は携帯電話を所有していない奈々に対して素晴らしいインターネットの世界で陰口三昧・・・。

しかし・・・奈々はそのすべてを直接脳内で受信してしまうのだ。

女子トリオが使いまくる「クマのスタンプ画像」が視野を占拠し・・・頭痛に悩む奈々だった。

母親や姉は「年頃の女子にはありがちなことで・・・一週間くらいで馴れる」と意味深なことをのたまうのだった。

女子トリオの陰湿な陰口攻撃に耐えかねた奈々。

「うざい・・・」と一言呟くと・・・校内は静寂に包まれる。

奈々を除くすべての時空間が制止したのである。

地球が静止し、銀河が静止し、宇宙が静止した日。

止まった時間の中を大小中学校の廊下を経由して階段の踊り場に至る奈々。

そこには奈々のお気に入りの「紙飛行機部」の二人の男子がいる。

校内でバナナを食べ続ける新谷和也(谷井優貴)とコスプレイヤーの村西光(森海哉)という二人の先輩を見て・・・奈々の気持ちは和むのだった。

たちまち流れ始める時間。

二人の男子中学生は人知れず・・・人類の危機を救ったのである。

「奈々ちゃん・・・放課後・・・部室に来る・・・」

「はい」

こんな日常生活です。

いつもパンの耳を持ち歩いて「食べる?」と人に奨める巨神兵先輩(根岸拓哉)など・・・男性陣はほぼ・・・ダメ人間である。

一体・・・誰を癒そうとしているのだ・・・。

関連するキッドのブログ→東京特許許可局(天てれドラマ)

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