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2016年9月24日 (土)

がっぱ先生(二階堂ふみ)母は亡くなりましたが犯人ではありません(坂口健太郎)

夏と秋の谷間に突入しています。

季節を無視して急発進するドラマはなるべく無視したいよねえ。

特に自称・公共放送な。

とにかく・・・スペシャルドラマにつぐスペシャルドラマの季節だぜ。

お嬢様方は・・・みんな・・・長谷川博己の法月綸太郎に流れて行ったが・・・シャブリ様とキッドはドラマ初主演の二階堂ふみだよな。

だね。

一学年上だが同じ22才の武井咲が2011年にはドラマ初主演しているのにな。

まあ・・・2011年には二階堂ふみは映画「劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」で主演している。

「平清盛」(2012年)では常盤御前と平徳子だ。

つまり・・・妄想世界では二人はライバルなんだよな。

で、『金曜ロードSHOW!特別ドラマ企画 がっぱ先生!』(日本テレビ20160923PM9~)原案・滝田よしひろ、脚本・おかざきさとこ、演出・国本雅広を見た。原案の「みんなで跳んだ」の舞台は中学校なわけだが・・・相手が中学生だと二階堂ふみが教師に見えにくいという判断じゃないのか・・・そこかっ・・・あくまで妄想です。

青羽根小学校の村本愛子先生(なぎさ→しずく→二階堂ふみ)は初めて担任を受け持つことになった新米教師である。

石川県出身で・・・「一生懸命にやりたい」を方言で「がっぱんなってやりたい」と言ったことから児童たちに「がっぱ先生」と呼ばれている。大巨獣には変身しないのである。

・・・「ガッパ」を知る人もだいぶ少なくなったと思うぞ。

突進型なので・・・ことなかれ主義の五十嵐教頭(近藤芳正)はがっぱ先生を説教するのだった。

「教師が廊下を走ってはいけないといつも言ってるでしょう」なのである。

「とにかく・・・児童よりも親の信頼を勝ち取るのが大変なのよ・・・そのために大縄跳びの成功は不可欠よ」と養護教諭の山咲千春(田畑智子)はアドバイスするのだった。

故郷に住む母親の乃理子(岸本加世子)は「甘えん坊だった娘」に教師が務まるのか今も案じている。

だが・・・がっぱ先生は・・・頑張っているのだった。

クラス全員とし交換日記をするほどのがっぱなのである。

夏休みが終わって二学期となり・・・運動会の季節が迫る。

五年生はクラス対抗の「大縄跳び」を行うことになった。

早速・・・練習が始るが・・・カメの飼育係でひょうきんな性格のカツオこと大沢克夫(田中奏生)は上手に跳べずにクラスの足を引っ張る・・・そこで・・・がっぱ先生はカツオを個人的に特訓することにする。

しかし・・・教頭先生が飛んでくるのである。

「カツオくんは・・・運動が苦手・・・ということではないのです」

カツオは一家で行った登山中に事故を起こし・・・母親は死亡・・・カツオは足を負傷し・・・完治はしたが心理的な後遺症で「跳べない少年」になってしまったのである。

その点について・・・父親の大沢仙太郎(阿部サダヲ)はひどく気を使っており・・・「特訓」なんてとんでもないと・・・・教頭は言うのだった。

職員会議で・・・「大縄跳び競技でカツオをどうするか」が話し合われる。

その結果・・・「応援係」が増設されるのだった。

「それでいいかな」とがっぱ先生はカツオに問う。

「それでいい」とカツオは答える。

クラスメートたちも全員賛成するのだった。

しかし・・・クラスで一、二を争う美少女・立花由実(柿原りんか)は思わしげな表情を浮かべる。

けれど由実は交換日記に「カツオくんが応援係になってよかったと思う」と書く。

カツオも「応援係になってよかった」と書く。

がっぱ先生は・・・まだ子供たちの本音に気がつかない。

クラスで一、二を争うもう一人の美少女・内海芙実子(篠川桃音・・・「都市伝説の女」で長澤まさみの幼少期、「玉川区役所 OF THE DEAD」で広瀬アリスの幼少期を演じる・・・ジェットスターCFのマメ谷である)はとなりのクラスの担任教師・天馬(笠原秀幸)に仄かな恋を抱いており・・・クッキーやらマカロンやらをプレゼントする。

しかし、天馬先生は「気持ちは うれしいんだけど・・・教頭先生にも怒られちゃうし」と女子小学生の初恋を拒絶するのだった。

いろいろな意味で危険だからな。

「天馬先生ひどい・・・」と芙実子は闘志を燃やし・・・天馬先生のクラスには負けたくないと「大縄跳び」の練習に励む・・・。

凄い流れだな。

そんな小学生の恋愛事情はさておき・・・がっぱ先生の部屋には幼馴染の隆二(坂口健太郎)が転がり込んでくる。

「仕事を辞めたら彼女に部屋を追いだされた」

「だからって・・・何故・・・私の部屋に」

「他に行くところがないから・・・合鍵すぐに見つかったし」

そんな理由で同居を認める前に・・・通報するべきだが・・・がっぱ先生はお人好しなのだった。

やがて・・・カメの逃走事件が発生し・・・「カメを捜してみんなと一緒にさせてあげたい」と語るカツオの言葉が・・・がっぱ先生に突き刺さる。

カメを捜索している間に・・・立花由実の負傷事件が発生し・・・母親が怒鳴りこんでくる。

「危険なので・・・娘も応援係にしてもらいたい」と言う由美の母親。

しかし・・・由美は・・・。

「応援係なんて嫌です・・・私はみんなと一緒に飛びたいから」

喜んで応援係になる子供はいないと気がつくがっは先生は・・・。

カツオの本音を聞き出そうと大沢家に突入・・・妻を失って以来・・・やや鬱な父親の仙太郎に追い返される。

そこで・・・授業中に・・・話し合いの場を設けるがっぱ先生だった。

「カツオが応援係でいいのか・・・みんなで跳ぶのがいいのか・・・みんなで話し合ってください」

クラスには・・・母親にアピールするために絶対に勝ちたい男の子や・・・がっぱ先生の目を盗んで携帯電話を持ちこんでいる女の子など・・・がっぱ先生の予想を越えた・・・まっすぐではない子供たちの本音が潜んでいた。

だが・・・由美や・・・カツオのカメ仲間など・・・他人の心を思いやる子供たちもいたのである。

「カツオくんは・・・どうしたいの」とがっぱ先生は問う。

「その前に・・・僕はみんなに隠していたけど・・・跳ぶのが怖いんです・・・それでも・・・みんなと跳びたいんです」

「誰だって・・・みんなと一緒に跳びたいよね」と由美。

「回し役は跳ばないけどな」

「でも・・・重要な役でしょう」

「応援係はいてもいなくてもいいものな」

「カツオ抜きでやっても勝つとは限らないよ」

「カツオ抜きでやって負けたら何も楽しくない」

「みんなで跳んだら楽しいぜ」

「負けても・・・みんなで跳ぶ楽しさはあるよな」

「だったら・・・みんなで跳ぼうじゃないか」

全員一致でカツオの応援係はなくなるのだった。

「次は・・・五年生のクラス対抗・・・大縄跳びです」

放送係の六年生(庵原涼香・・・「念力家族」の次女である)がアナウンスする。

競技が開始されるが・・・カツオは恐怖を克服できない。

がっは先生は励ますのだった。

「先生は・・・音痴です・・・みんなが笑うので人前では歌えなくなりました・・・歌うのがこわいのです・・・でも勇気を出して・・・歌います・・・いのおちかけてえええええええとちかあああた・・・」

その凄まじい音痴ぶりに・・・カツオは思わず跳ぶのだった。

結果は最下位だったが・・・児童たちは全員歓喜の声をあげる。

カツオの笑顔に・・・父親の心は晴れるのだった。

「がっぱ先生・・・ありがとう」

幼馴染の隆二(坂口健太郎)は再就職して・・・部屋を出て行ったが・・・二人はなんとなく交際するのではないかと思われる。

果たして・・・がっぱ先生と・・・再会する日が来るのかどうか・・・それは視聴率次第なんだな。

まあ・・・「熱中時代」は少子高齢化の時代にはいろいろとアレだからねえ・・・。

関連するキッドのブログ→そして、誰もいなくなった

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