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2016年12月 7日 (水)

毎日が火曜日ならいいのにね(新垣結衣)

主人公の伯母が勤務する外資系の化粧品会社「ゴダールジャパン」(フィクション)の商品名「Épinal(エピナル)」はフランスのヴォージュ県の県庁所在地と同名である。

ヴォージュ県はジャンヌ・ダルクの出生地であり、広告のイメージは「戦う女」なのであろう。

伯母の年齢設定は(49)であり、彼女が五才の頃、昭和47年(1972年)に通称「男女雇用機会均等法」が制定されている。

男性が会社に終身雇用され、女性が妻として永久就職する時代の崩壊が始っていたわけである。

専業主婦と働く女性の綱引きは現在に至るまで続いているのだが・・・彼女は「企業戦士」として戦い続けてきたわけである。

そして、彼女の姪である主人公は・・・専業主婦として雇用されるという「逆転の発想」を遂行中なのである。

それはまた「専業主婦」と「家政婦」の境界線に立っていることも意味する。

「自由になる・・・美しくなる・・・エピナル」

主人公の伯母にとって化粧品は「女性の解放」の象徴なのであって「異性に媚を売るためのもの」ではない。

彼女にとってそれは譲れない一線なのである。

だが・・・ジャンヌ・ダルクは異端審査にかけられ火刑に処せられてその生涯を閉じるのだった。

で、『逃げるは恥だが役に立つ・第9回』(TBSテレビ20161206PM10~)原作・海野つなみ、脚本・野木亜紀子、演出・金子文紀を見た。ついに16.9%に達した視聴率である。「恋愛ドラマ」は死なずなのである。後は20%に到達するかどうかだな。もちろん・・・ものすごく変化球ではあるが・・・「初夜」ともいうべき事態に突入する次回・・・お茶の間の反応はどんなもんだろうかと妄想するとワクワクします。

森山みくり(新垣結衣)の実家に到着した津崎平匡(星野源)だったが・・・みくりは303号室に到着しているというすれ違いを演じる二人。

みくりの父・栃男(宇梶剛士)にハグされたヒラマサはみくりの実家で一夜を過ごす。

《明日帰ります》

しかし・・・ヒラマサの勤務先「3Iシステムソリューションズ」でシステム障害が発生し、ヒラマサは連日の徹夜作業を余儀なくされるのだった。

《今日は帰ります》

みくりはヒラマサを待ちわびた。

《今日こそは絶対に帰ります》

深夜二時・・・ようやく帰宅したヒラマサは・・・部屋に灯る照明を確認して笑みを漏らす。

しかし・・・待ちくたびれたみくりはソファで眠りこんでいた。

みくりの髪をそっとなでるヒラマサ。

翌朝・・・みくりが目覚める前にヒラマサは早朝出勤していた。

みくりの作った夕食を弁当にした・・・とヒラマサからの置き手紙が残っている。

逢えない時間が二人の愛を育てるのだった。

「早いですね」

本人たち以上にみくりとヒラマサの関係を洞察する風見(大谷亮平)がヒラマサに声をかける。

「今日は定時で帰りたいので」

「この間は言いすぎました・・・正直に言うと・・・僕はみくりさんが好きなのです・・・ヒラマサさんのそれとは違うかもしれませんが・・・そしてヒラマサさんも好きなのです」

「私はあなたに大切なことを教えてもらいました」

「・・・ちょっとした作り話ですよ」

心が通い合うヒラマサと風見だった。

みくりは屋外キャンペーン中の土屋百合(石田ゆり子)と遭遇する。

百合の部下で帰国子女の堀内柚(山賀琴子)や、百合によるセクハラ被害者疑惑ののあった梅原ナツキ(成田凌)の働く姿に・・・憧れを感じるみくりなのである。

「どうしたの?」

「楽しそうに働いているなあ・・・と思って」

「あなたも働けばいいじゃない」

「え」

「子供がいるわけじゃないし」

専業主婦を偽装して家政婦として給料をもらっているとは言えないみくりだった。

世間から見れば無職のみくりだが・・・主婦という仕事に就業しているのだった。

「主婦・・・」

妄想のなんでも鑑定団で「主婦」を鑑定する和装のみくりは「プライス」を「3041000円」とはじき出すのだった。

一方・・・大学時代のゼミの同期で広告代理店営業部長の田島良彦(岡田浩暉)と再会した百合は・・・田島が離婚して・・・幼い子供の二人暮らしであるという「クレイマークレイマー」的事情を知るのである。

「言ってくれれば話くらい聞いたのに」

「じゃあ・・・今度・・・健全なデートをしてくれ」

「・・・」

バー「山」で大人の会話をする百合と風見。

「デートに誘われちゃった・・・彼と再婚したら・・・この年でも子供ができるんだなあって」

「子供が欲しいのですか」

「私にはみくりがいたからねえ・・・無責任にかわいいところだけいただきで・・・」

「・・・」

「でもそれって・・・結局・・・本当じゃないのよねえ」

「しかし・・・みくりさんは百合さんからの影響を受けているし、百合さんもみくりさんから影響を受けたでしょう」

「・・・」

「人間関係なんて・・・そういうものじゃないかな」

二人の会話をマスターの山さん(古舘寛治)は目を細めて聞くのだった。

バグの嵐は過ぎ去った。

ついに・・・ヒラマサは帰宅した。

「疲れた・・・」

「お疲れ様でした」

二人はどちらからともなくハグをするのだった。

長いハグである。

みくりは夕食を焦がした。

「すみません・・・今日こそは美味しいものをと思ったんですが」

「ハグで癒されましたから」

「今日は火曜日です・・・さっきのは・・・先週分でしたから・・・今日の分は食後に」

「貯金しておくというのはどうでしょう」

「え」

「ハグの前借りがあるんだから・・・ハグの貯金もありじゃないかと」

「ええ」

「そうすれば・・・みくりさんがしたいと思った時にできますし・・・」

「えええ」

「システムを再構築する必要がありますね」

いつでもハグしていいのだと・・・言えないみくりである。

大胆な提案で深い傷を負ったばかりなのである。

お互いが好意を抱きながら・・・「好き」という意志表示ができない二人は・・・またもや「モヤモヤ」の暗礁に乗り上げるのである。

そして・・・ヒラマサの勤務先でも「経営危機問題」が浮上していた。

情報技術職の管理者である沼田(古田新太)は神原社長(横田栄司)からリストラ対象者のピックアップを命じられていた。

部下たちの資産状況をチェックする沼田である。

「使えない順でいいのじゃないですか」

「そんなに簡単なものじゃない」

愛妻家の日野秀司(藤井隆)は残り二十五年の住宅ローンを抱えているが総合評価は40点なのである。

再就職だって難しいに決まっているのだ。

ヒラマサの総合評価は156点だが・・・沼田は・・・ヒラマサの結婚が擬装であることを知ってしまうのだった。

ドラマでは「恋」が上手くいくと「仕事」に問題が生じるのが定番なのである。

親友の田中安恵(真野恵里菜)の八百屋に愚痴りにきたみくり。

「なにしろ・・・面倒くさい人なのよ」

「まだ・・・好きって言われたことないの」

「なにしろ・・・恋人がいたことのない人だから・・・恋人みたいな人がいるっていうことに舞い上がっていて・・・そういう人なら誰でもいいのかもって」

「それはあるね」

「えええ」

みくりの母親・桜(富田靖子)のレシピによる手作りジャムが「八百安」の店頭に並ぶ。

「御両親が食品衛生管理者の資格があってよかったわね」

「私なんか無資格だからね」

「でも結婚前は公務員だったでしょう」

「あれは親のコネで臨時で雇われていただけだから」

「知らなかった」

「出来ちゃった結婚した頃・・・みくり、私のこと見下してたでしょう」

「え」

「あんたの人生それでいいの・・・的な」

「ごめん・・・悪かった・・・今では主婦の大変さがわかる・・・私はお給料もらってるから家事をしっかりしようと思うけど・・・」

「そうよ・・・ただ働きで・・・家事に育児を完璧こなすのは・・・半端じゃないのよ」

「ですね」

なにしろ・・・年収三百万円の仕事を無料奉仕しているわけである。

その頃・・・日野から「子作り」について問われたヒラマサは赤面していた。

「雇用主」が恋人だったら・・・というシステムの再構築に挑むヒラマサ。

みくりの価値を算定しようとして・・・思わず・・・「みくりさんは好きでもない人とそういうことをいたせる女性」と口にだしてしまう・・・。

そして・・・お茶を持ってきたみくりはその言葉だけを聞いてしまうのだった。

ヒラマサは恋人としての自分の価値は「ゼロ」と算定するが・・・みくりは「軽い女と見られている」と落ち込むのだった。

『つつましい 女だったら よかったの』

季語はないが五七五でまとめるみくり。

「嘆きの書」をヒラマサに見つかりそうになってあわてて破くみくり・・・。

「やぶりやす~い・・・この紙~・・・すごいやぶれるー」

やぶれかぶれでやさぐれるみくりだった。

「好き」とは言えずにまもなく五十になる百合は・・・仕事では言うべきことは言うのである。

名古屋出張中のクレイマークレイマーから・・・地方の広告についてメールが送られてくる。

支社の自由裁量の広告が・・・本社のコンセプトから激しく逸脱した・・・「男に媚びる女」をイメージしたものになっていた。

それを許可したのは・・・本部長である。

「いいじゃないか・・・異性に好かれたいというのは本能のようなものだろう」

「そういう方針の他社があっても構いませんが・・・本社が訴えてきたのは・・・自由を目指すことで美しくなる・・・というコンセプトで顧客はそれを指示しています・・・顧客を裏切るような広告は認められません」

「ち」

百合の正論に「過去の亡霊」は折れた。

しかし・・・戦い続ける百合の心は疲弊していたのだった。

「山」で風見と遭遇する百合・・・。

風見は街にある「ゴダール」の広告塔を示す。

「あれ・・・かっこいいですね」

「男性にそう言ってもらえるとうれしいわ」

風見は百合の疲弊を察するのだった。

「そんな顔をしないでください」

風見の配慮に涙腺が緩む百合。

「あれ・・・私・・・」

風見は「壁」となり・・・百合の泣き顔を優しく隠すのだった。

風見は「小賢しい女」がタイプなのである。

みくりは・・・感情認識ヒューマノイドロボット「Pepper」と対峙していた。

「ペッパーくん・・・あなたには何ができるの」

「アナタヲ笑顔ニスルコトガデキマス」

「でも・・・買い物はできないでしょう・・・誕生日のケーキも作れないし・・・掃除も洗濯もできない」

「少シ・・・疲レテイルンジャナイデスカ?」

「え」

「私ノ前デハ無理ヲシナクテイインデスヨ」

「ペッパーくん・・・」

思わず「Pepper」をハグするみくりだった。

みくりとよく似た「Pepper」の目の色が変わった・・・。

今夜、ペッパーくんはみくりの夢を見るのだろう。

みくりや百合には優しい風見だが・・・取引先のリンクロング社で働いているOL・五十嵐杏奈(内田理央)にはつれないのだった。

外堀を埋めるために・・・ヒラマサに「奥様へのお土産として美味しい生蕎麦」を推奨する杏奈。

蕎麦屋に向うヒラマサと杏奈を・・・みくりは見た!

《少し遅くなります》

《今どこにいるんですか》

《会社です》

二人を追跡したみくりは・・・男女が蕎麦屋に入るのを見てドス黒い気持ちを抱くのだった。

帰宅したみくりは悶々とする。

そして「ヒラマサさんのバカ~」と叫ぶのだった。

そこへ・・・みくりの予想・・・蕎麦屋で一杯・・・に反して帰宅するヒラマサ。

「どうして・・・嘘なんかついたんですか」

「え」

「見たんです・・・二人が一緒のところ・・・」

「もしかして・・・誤解かもしれませんが・・・嫉妬しているんですか」

「何故・・・笑うのです」

「うれしくて・・・生れて初めてのことですから・・・」

「ヒラマサさんのバカ」

「ずっと・・・みくりさんが・・・僕のことを好きだったらなあ・・・と思ってました」

「・・・好きですよ・・・どうしてわかってくれないんですか」

「僕もみくりさんが好きです・・・」

ヒラマサはみくりを抱きしめた。

(大切なのは・・・システムの再構築ではなくて・・・自分の気持ちを相手に伝えること・・・だったのか)

ヒラマサはまたしても大人の階段を昇るのだった。

「これからは・・・火曜じゃなくても・・・みくりさんを抱きしめてもいいですか」

「何曜日でも・・・何時でも・・・朝までだって・・・」

またもアクセルを踏み過ぎた気がするみくり・・・。

しかし・・・ヒラマサのアクセルは全開だった。

「一緒にいますか・・・朝まで」

「・・・うん」

馬鹿野郎、この野郎である。

そして・・・「お情け頂戴します」体制で枕を抱えて・・・ヒラマサの部屋を訪ねるみくりだった。

夜も更けて参りました~。

日本全土を揺るがすため息・・・。

関連するキッドのブログ→第8話のレビュー

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コメント

キッドさん☆
こんばんは(*^o^*)

8話はすれ違い回だったので終盤までは
2人のシーンが少なくてもやっとしましたが
9話 楽しかった〜*\(^o^)/*
でもハッピーなシーンで笑って見てたはずなのに
相手に自分の気持ちを伝えるシーンになると
毎回 涙が出てきてしまって泣き笑いしながら見ています
初めて恋を知った子供のピュアさに心が洗われ感動・・・
自然自然と涙が溢れてしまう・・・
そんな感覚でしょうか?

恋愛ドラマは 心情に直接訴えてくるので
嵌ってしまうと 物凄く破壊力があります
嫉妬するガッキーが・・・
さりげなく またまた おねだりしちゃうガッキーが・・・
可愛いすぎるし
星野源がなんだか とっても素敵❤に見えてきちゃいました(*^o^*)

脚本 演出 役者
全てが揃って
2人の表情も とても良くって
この2人だからこそ
大傑作になったんだなぁ
と しみじみ思います

名言はたくさんあると思いますが
若い人は車に乗らない・・・からの
・・・でもね
あなたが思っているよりずーっと遠くまで行けるのよ
というユリちゃんの言葉が一番 好きです
多分自分にとって意表を突かれた言葉だからだと思います

逃げ恥ロス
今から大心配ですが
今は残り2話 たっぷり楽しみたいです♪

投稿: chiru | 2016年12月 7日 (水) 22時35分

シンザンモノ↘シッソウニン↗・・・chiru様、いらっしゃいませ・・・大ファン

まさかなあ・・・みくりさんが
ボクを好きなはずないよなあ
そんな調子のいいことあるはずがないよなあ
そりゃ雇用主として好きかもしれないけど
男として男性として異性として
好きなんてそんな馬鹿なこと
考えるだけでも犯罪的だよな
えええええええええええええええええ
マジですか。
ホントにですか。
ボクが好きなんですかあああああああああああ。
・・・的につい笑ってしまうヒラマサ。

一同爆笑でございました。

本当に小学生のカップルを見るように
ニヤニヤするしかない二人でございますねえ。

キッドはペッパーくんとみくりの会話が
最高に好きでした。
まるでアドリブをしているような二人。
みくりはどこかアンドロイド的だし
ペッパーくんはどこかガッキー的でした。
双子の姉弟が話しているようでもございましたよ。

つまり一種の独り言なのでしょう。

基本的にみくりの妄想は
孤独な個人の世界・・・。
そういう人が他人に恋をするのは
一種の冒険なのですよね。

このドラマはそういう意味では
アドベンチャーなのだと考えます。

だからハラハラドキドキして
手に汗握って楽しめる。

いよいよ・・・モヤモヤを抜けて
来週は本格的なイチャイチャが待っているのか・・・。

まあ・・・おそらく最終回は一応のもので・・・。
つづきはあるのではないかと期待しております。

投稿: キッド | 2016年12月 8日 (木) 00時15分

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