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2016年12月23日 (金)

トーキョー・ミッドナイト・ラン(二階堂ふみ)幻想のブラックサンタと聖夜の逃走(コムアイ)

くりかえし言っていることだが・・・サンタクロースはいます。

良い子はクリスマスプレゼントをもらえます。

もらえないのは良い子ではないからです。

キッドは良い子なので毎年もらっています。

・・・もういいか。

暮れも押し迫っているのである。

師走の谷間に突入ということでいいのかな。

「コック警部」とか「ミタゾノ」とか積み残しているけどな。

まあ・・・師走の谷間に隙があったらぶっこむよ。

で、『トーキョー・ミッドナイト・ラン』(フジテレビ201612230045~)脚本・喜安浩平、三浦希紗、演出・山田智和を見た。「ぐるぐるナインティナイン」の「グルメチキンレース・ゴチになります!」パート17で二階堂ふみは最後のおみやダーツでりゅうちぇるが「3位」を狙い撃ちしたために柳葉敏郎が最下位に転落・・・「クビ」を免れたのだった。

「俺たちはヤバイ店に来ちまったんだ」

「やべ~俺が払っちまうぜ」

「俺は五品だから」

「おみや代が柳葉さん以外なら二階堂さんがサヨナラだ」

「なんやて」

・・・遠くで汽笛が聞こえる・・・魔都東京・・・シブヤ・・・。

公衆トイレをクリスマス的にデコレーションする赤い網タイツの女・ナオ(二階堂ふみ)と赤いダウンコートの女・ハルカ(コムアイ)・・・。

「まるでパイオツカイデーじゃないか」

「単なるモールでしょう」

「どうしてこんなことをしているのか」

「サンタごっこ」

「いいことしてSNSに投稿するという・・・」

「だね」

「公園のトイレを勝手にデコるのはいいことなのか」

「利用者が心温まると思う」

「電飾とかで・・・発火して・・・大惨事になったりしないのか」

「ワンカット長回しのドラマだから大丈夫よ」

「ヒッチコックのロープはフィルムだけどデジタルシネマでは単に安易な手法じゃないのか」

「二階堂ふみをずっと見つめ続けていたい一部お茶の間には最高のクリスマスプレゼントよ」

「なんやて」

何をして生計をたてているのかよくわからないナオとハルカはサンタクロース的ファッションで満ち溢れるクリスマス・イブの渋谷界隈を彷徨う。

猫の鳴く声がする。

「おやあ・・・」

「にゃあお」

何故か・・・コインロッカーの中から首輪をした猫を発見する二人。

「これは飼い猫みたいだ」

「SNSに投稿して飼い主を探しましょう」

ナオとハルカと猫は街を彷徨する。

すると浮浪者(八十田勇一)が二人に声をかける。

「なんかくれ・・・」

「ほっときなさいよ」

「アメちゃんあげる」

「お前たち・・・ブラックサンタを知ってるか」

「ブラックサンタ?」

「黒い衣装を来た悪のサンタさ・・・聖夜に動物の臓物をぶちまけるという」

「行きましょうよ」

「おじさん・・・なんでそんなこと言うの」

「あんた・・・知らない人に少し心許しすぎ」

「そうかしら」

「ヤバいクスリをやってると思われるよ」

「えええ」

次に路地裏に迷い込んだ女たちは・・・ハルカに想いを寄せる若者(栁俊太郎)に地下室のパーティーへと誘われる。

ハルカにはその気がないのに高圧的な態度でつきまとう若者にシャンパンをぶっかけるのだった。

復讐心の虜になった若者は素晴らしいインターネットの世界のとあるSNSに「悪い噂」を流すのだった。

《ブラックサンタを知ってるか・・・今夜渋谷で猫が腹を裂かれる・・・ブラックサンタは生贄を持ってうろついている・・・ブラックサンタはハルカという女・・・》

聖夜の狂騒に酔った民衆は・・・ナオとハルカと猫を追いはじめる。

「ブラックサンタ狩り」が始ったのだ。

夜の街を逃走する女たち・・・。

「こっちこっち」

浮浪者が抜け道を教えてくれた。

「アメのお礼だ」

「おっさんはSNSなんてしないよね」

「浮浪者だからってバカにするな・・・同じ空気を吸っている」

「私・・・ハルカ」

「俺は名無しだ」

「掲示板世代なのね」

「匿名じゃなきゃ本当のことなんか言えない!」

逃走に疲れたナオは叫ぶ。

「しまった・・・明日、アサイチの入稿あるの忘れてた」

「ダメじゃん」

「誰のせいでこうなった」

「アゲちゃんが・・・デートだって言うから・・・」

「店長と付き合ってんのか」

「だね」

ついに・・・駅前で追いつめられてしまう女たち。

「ブラックサンタだ」

「火あぶりにしろ」

「なんやて」

囲まれたハルカは・・・トイレを塗った赤いペンキで血まみれになる。

「きゃあああああああああ」

「誰だ・・・誰が彼女を・・・」

群衆は逃げ去った。そこへ・・・アゲちゃん(岸井ゆきの)が現れた!

「大変・・・救急車を・・・」

「大丈夫だから」

「でも・・・」

そこへ・・・猫の飼い主(夏目ナナ)が現れた。

「SNSで見ました」

「どうして・・・猫をコインロッカーに・・・」

「闇金の人の嫌がらせだと思います」

「ああ・・・」

その時・・・午前零時の鐘の音が響く。

「メリークリスマス」

「メリークリスマス」

何もいいことがなかったこの街で・・・。

暮らしていく女たちだった・・・。

悩み続け・・・心を閉ざし・・・。

何かを探して・・・。

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