やるせない思いを胸にアニバーサリーは去りました
半年目の更新です。
で映画『グリーン・ゾーン』(2010年公開米国製作)(20220918テレビ東京放送)を見た。
イラク戦争(2003年~)を題材にした映画で「大量破壊兵器がなかった」前提なので一部愛国者からは反米的とされるわけである。
しかし、そういう映画がマット・デイモン主演で製作され興行的には成功しないというのがなかなかに民主的である。
世界は不条理で満ちているわけだが、それを嘆くことをキッドはあまりしない。
むしろ面白いと思うわけで・・・そのあたりが大衆的ではないのかもしれない。
今年も様々な記念日が生まれた。記憶に新しいのが安倍元総理大臣殺害記念日である。
国民の祝日にはならないかもしれないが衆人環視の中で元総理大臣が一般人に銃殺されたわけだ。
すげええええええええと思わずにはいられない。
おいっ・・・その表現。
まあやるせない思いはあるよね。
なんといってもまず「とある宗教団体に一方的な恨みがあり元総理が関係していると思い込んだ犯行」という最初の報道っぷり。
コンプライアンス的に爆笑じゃないか。
そしてその後の統一教会関連の「今まで何事もなかったような」情報氾濫ぶりである。
マスメディアは21世紀の間、ずっと眠ってたのかよっ。
まあ・・・商売だからといえばそれまでだが。
一方世界は悪魔の使徒プーチンによるウクライナ人大量虐殺によりすげええええええっと叫んでいる。
もちろん『グリーン・ゾーン』がそれにツッコミを入れている映画であることは間違いない。
あんただってやってただろーって話である。
キッドは何をかくそう日本国籍である。
そうである以上半島国家による日本人拉致被害については忸怩たるものがある。
平和憲法の元・・・「誰か助けてください」以外に選択肢がないままアニバーサリーを刻み続ける日々である。
自衛隊という我が国独自の軍隊は災害救助はできるが平壌を急襲して人質を解放したりはしないのである。
傍若無人に平和を踏みにじるロシアに対し宣戦布告し、樺太に侵攻して領土奪還したりはできないのである。
暗殺された元総理は小泉元総理とともにたった五人だが敵地から人質を解放した英雄だ・・・。
その人を国葬で称えることにそんなに問題はないんじゃないかとも思う。
キッドの老親はお迎え間際である。
特別養護老人ホームのデイサービスの送迎がある。
実家の近所にすむキッドは自転車でその時間に立ち会うために出かけていき、送迎車のドアの開閉に気を使って、実家の向かいにあるアパートの前に駐輪するる。
するとアパートの住人が自動二輪の出入りに邪魔だからとクレームを言う。
事情を説明すると・・・。
「てめえのオモニやアポジのことなんかしらねえポロ自転車どけろカッペが」
とひどい剣幕である。
反共の韓国人なのか、誘拐犯の北朝鮮人なのか、単なる在日かは知らない。
キッドは心の中で「朝鮮人朝鮮人とバカにするな同じ飯食ってどこ違う」と若年の頃中学の社会科教師から教わった呪文を唱えつつ「ご迷惑かけてすみませんねえ」と頭を下げるのだった。
まもなく台風14号九州接近です。
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