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<title>キッドのブログinココログ</title>
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<description>末期のアナログＴＶ観測中。こちら密林より遠望。愛とはメモリーだから・・・。</description>
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<item rdf:about="http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-97b7.html">
<title>座敷童子とスラリと伸びた長い脚と桐の花言葉は高尚(長澤まさみ)</title>
<link>http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-97b7.html</link>
<description>小豆の花言葉は「爽やか」でもよかったけどな。 で・・・なんで桐なんだよ・・・なんとなく・・・座敷わらしって桐の箪笥と相性好さそうじゃん。 なんのこっちゃい。 で、なんで小豆はやめたんだ・・・小豆あらいの回があるかもしれないじゃないかっ。・・・ないと思うぞ。 結局、都市伝説ってのはクロスオーバーってい...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;小豆の花言葉は「爽やか」でもよかったけどな。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;で・・・なんで桐なんだよ・・・なんとなく・・・座敷わらしって桐の箪笥と相性好さそうじゃん。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;なんのこっちゃい。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;で、なんで小豆はやめたんだ・・・小豆あらいの回があるかもしれないじゃないかっ。・・・ないと思うぞ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;結局、都市伝説ってのはクロスオーバーっていうか、フュージョンっていうか・・・なんでもありなんだよな。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;そういうこと・・・なにしろ・・・要するに街の噂なんだから。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;座敷わらしは基本的に子供の霊だからな。子供で霊なんだから・・・死んでるわけだ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;うん。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;で、桐っていうのは成長が早いから女の子が生まれるとキリを植えてそのキリで嫁入り道具を作ったわけよ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;つまり、桐の箪笥ってのは・・・座敷わらしにとって夢のアイテムなんだよ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;ま・・・女子限定だけどな。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;冒頭にシャボン玉がかかるだろ・・・田中れいながメインパートの奴か。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;誰がモーニング娘。の19枚目のシングルの話をしろと言った。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;じゃ、長・・・長淵剛でもなく・・・大塚愛でもなくな。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;野口雨情作詞の「シャボン玉」な・・・。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;これが・・・野口の夭折した長女の死を悼んだ歌だっていう話・・・これも都市伝説なんだぜ・・・。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;ま、いいじゃないか・・・鎮魂歌でもそうじゃなくても・・・。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;今回、意図的に花のインサートが多くあってなかなか乙でしたな。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;で、『&lt;strong&gt;&lt;span style=&quot;color: #cc0099;&quot;&gt;都&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff33cc;&quot;&gt;市&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff66cc;&quot;&gt;伝&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff6699;&quot;&gt;説の&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff3366;&quot;&gt;女&lt;/span&gt;&lt;/strong&gt;・第7回』(テレビ朝日20120525PM2315～)脚本・後藤法子、演出・秋山純を見た。まあ、話というものはかならずブラック・ユーモアにつながっていくわけだが・・・座敷わらしは福の神の一種で出て行かれると困るわけだな。つまり、少子化問題だ。一方・・・ここで名前を書くのもはばかれる神は大体、老人の姿で描かれる。つまり、高齢化社会問題なのだな。社会的には座敷わらしには去らないでもらいたい・・・もう一方の神はとっとと出て行ってくれ・・・という本音がかくされているんだよな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;妄想はそこまでにしておきなっ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;シャボン玉消えた&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;飛ばずに消えた&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;産まれてすぐに&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;こわれて消えた&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;夢と現実の境界線で高まった音無月子巡査(長澤まさみ)の霊的世界認識感覚はザシキワラシ(岡部珠奈)の歌声を聴く。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ザシキワラシの指さす窓を全開すると・・・風にのってSOSの声が聞こえるのである。ピンクのサンダルをひっかけてサンダーバード出動である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「助けて」という女性の悲鳴は近所の石橋家から聞こえてきたのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「警察です！どうしました？ 開けてください！」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「だ～れ～？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「警察です」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「警察じゃないよ～」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「私が警察です」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;・・・おい、誰がスネークマンショーをやれと・・・ごめん、ちょっと寝不足なんだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;月子が室内に入ると・・・そこにはこの家の主婦・石橋祥子(筒井真理子)が倒れていて意識不明である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;室内には義母の文江(佐々木すみ江)と祥子の娘・凜(未来穂香)、そして凜の親友の藤田美夏(相楽樹)がいた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;家族の証言では母親は何者かに襲われて倒れており、犯人は裏口から逃げたという。そして、現場を立ち去るそれらしき男が・・・姉を追いかけて来た月子の妹・都子(秋月成美)によって目撃されていたのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;月子の通報で駆け付ける丹内班の皆々様であった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;救急車で搬送された祥子は意識不明の重体である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;美夏の証言で彼女をつけまわしていたストーカー(緒形直哉)が容疑者として浮上する。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし、例によって一瞬で真相を見抜いた月子は石橋家にあった小豆ごはんのお供えものに注目するのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「これは・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ザシキワラシ様へのお供え物です・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「失礼ですが・・・ご出身は・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「岩手県です・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「本場ですねーっ・・・遠野物語ですねーっ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「なんなんだよ」と憤る丹内主任刑事(竹中直人)だったが・・・柴山刑事(平山浩行)はみてはならないものをみてしまうのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「これは・・・ザシキワラシ伝説をめぐる事件なのです」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「おいっ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ザシキワラシが出て行ってしまったから悲劇がおこったのかもしれません」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「おいおいっ、柴山・・・お前もなんとか言えっ・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「・・・」今回、柴山刑事はザシキワラシに愛された男となります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;素早い捜査で美夏のストーカーは逮捕されるが・・・男にはアリバイがあった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;やがて・・・石橋家の家庭の事情が明らかになっていく。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;石橋家のザシキワラシは文江の幼い頃死んだ妹の幽霊らしい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;文江の息子で、祥子の夫・学(ルー大柴)は女と駆け落ちしたが最近、祥子に復縁を迫っていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;祥子と学の娘である凜は父親を憎んでおり、息子を許したがっている祖母との仲もこじれていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;鑑識の勝浦(溝端淳平)は石橋家の地酒コレクションが数日のうちに空になっていることに不審を抱く。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;刑事たちの疑惑は家出中の学に向けられるのだが・・・柴山刑事に憑依したザシキワラシはそうではないことを知らせようといろいろな悪戯を仕掛けるのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;まあ・・・霊とはいえ、子供のすることです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;今回は次回の謎の老人・小栗龍太郎(宇津井健)をめぐる占い師連続殺人事件の前フリも行われ・・・いろいろと錯綜するのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし・・・事件は冒頭のリフレインに戻っていく。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ふたたび、月子の前に現れたザシキワラシ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;謎解きタイムである。自殺しようとした凜を間一髪で止める月子。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;犯人は凜だったのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして・・・夫が出て行ったあとで酒量が増え、スポンサーに酒造メーカーがいないのをいいことに酒乱となった祥子が事件の原因だったのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;祥子が暴れるのを止めようとして凜が祥子を負傷させてしまったのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その時・・・病院で祥子が意識を取り戻す・・・どさくさにまぎれて「父帰る」を実行する学である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;結局・・・人騒がせな話だったのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;都市伝説の女を讃え、シャボン玉マジックを披露するザシキワラシだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;おっと・・・忘れてはいけない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;「金曜日に爪を切ると失恋してしまう」(月子)&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;・・・っていうか、今回、東映映画「HOME 愛しの座敷わらし」の番宣かよっ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;東宝サイド、ガードが甘いな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;関連するキッドのブログ→&lt;a href=&quot;http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-fb27.html&quot;&gt;第６話のレビュー&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;シナリオに沿ったレビューをお望みの方はコチラへ→&lt;a href=&quot;http://doramablo.blog59.fc2.com/blog-entry-2761.html&quot;&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff0099;&quot;&gt;くう様の都市伝説の女&lt;/span&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>映画・テレビ</dc:subject>

<dc:creator>キッド</dc:creator>
<dc:date>2012-05-27T04:44:42+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-afd8.html">
<title>(元気を出して)誓います！(竹野内豊)、(さらに元気を出して)誓います!!(和久井映見)</title>
<link>http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-afd8.html</link>
<description>今度はかなり・・・ちぐはぐな回になっています。 なんだろう・・・この脚本体制のちくはぐさ・・・。これだけ微妙な心理を描くドラマで基本的に複数の脚本家はありえないと思うのだが・・・それによって如実におかしな感じを醸し出すパターンも珍しい。 今回は明らかにパートによって登場人物のニュアンスが変わっている...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;今度はかなり・・・ちぐはぐな回になっています。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;なんだろう・・・この脚本体制のちくはぐさ・・・。これだけ微妙な心理を描くドラマで基本的に複数の脚本家はありえないと思うのだが・・・それによって如実におかしな感じを醸し出すパターンも珍しい。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;今回は明らかにパートによって登場人物のニュアンスが変わっている。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;端的に言えば・・・弟・裕樹(山本裕典)がらみのパートである。前回の食事のシーンから・・・弟はまるで隔離されたように波留(竹野内豊)から切り離されている。それなのにかなり無理矢理な感じで桂(倉科カナ)と邂逅したりするのである。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;谷村家では殊勝に振る舞っていたのに・・・一歩外に出るとハリネズミ態勢であらゆるものに牙を剥くわけである。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;このキャラクターを作り手側ももてあましているのではないか・・・そういう危惧を感じるほどである。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;もちろん・・・弟を正当化することは大切なことである。このドラマはすでに可南子(和久井映見)という充分に異常な心理のキャラクターが存在しているので・・・これ以上に異常な人格は必要ない。ただ・・・今回の波留の行動は明らかに弟の言動の影を宿している。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;おそらく・・・敵対者が反転して味方になるという「手」を作ってくるのだと思うが・・・よほど上手にやらないと・・・ものすごくウソ臭くなるような気がしてならない。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;ふたたび、脚本的には危機に陥っていると考えます。・・・ま、それも一興ですけれど～。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;裕樹はもう少し・・・何を考えているのかわかるポジションでよかったのではないか・・・。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;なにしろ・・・お茶の間的にはもう顔を見るだけで不快な感じのキャラクターに仕上がっている気がするわけですが。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;で、『&lt;strong&gt;&lt;span style=&quot;color: #9900ff;&quot;&gt;もう一度君に、&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #6600ff;&quot;&gt;プロポーズ&lt;/span&gt;・&lt;/strong&gt;第6回』(TBSテレビ20120525)脚本・桐野世樹・武井彩、演出・村上正典を見た。無口な主人公と・・・無口なヒロインである。可南子は記憶障害という心の病を抱えており、無口になっても構わないが、本来、内向的な性格だと考えられる。一方で波留は特に内向的というわけではないだろうが・・・やはり、心の病を持つ妻のために鬱屈せざるを得ないわけである。で・・・その心の動きを読もうとすると・・・いろいろと読み切れない部分が出てくるわけである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;今回の話は単純に言えば・・・波留が弟の悪意あふれる言葉と、可南子の嘘に耐えながら・・・記憶の戻らない可南子のこれからの幸せを願うあまり・・・離婚という決断に漂着するという話である。ヒロイン側からは・・・不透明ながらも・・・波留との関係をもう少し積極的にとらえてみようという態度が見え隠れするわけで・・・典型的なすれちがいということになる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;なのであるが・・・本当にそうだったか・・・自信がないのだなあ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;自信はないが・・・妄想なので、まあ、いいかとふりかえるわけである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;とにかく・・・波留が「地獄の食卓」でどのくらい深い傷を負ったのかも不明なので・・・困っちゃうのである。・・・まあ、そこが面白いドラマなんだからしょうがないのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;地獄の食後・・・姿を消していた可南子の弟・裕樹がキッチンで皿洗いをしている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「罪滅ぼしのつもりなの？」と母親の万里子(真野響子)が裕樹に話しかける。咎めつつ慰めるという母親モードである。「・・・でも、男の子たちがたくさんきて楽しかったな」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;裕樹の心は軽くなる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「姉ちゃん・・・いろいろとごめん」と裕樹は姉のご機嫌も伺う。可南子は「まったく、もう」と言いながら、弟を特に咎めるわけではない。家族のいない場所で泣いた風情はまったく隠蔽しているのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;この可南子のリアクションに激しく表情を曇らせたのが万里子だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;これだけ、心優しい母親である。波留が激しく傷付いていることは充分に推測している。その原因を作ったのはわが子の裕樹であるが・・・それを咎めないのもわが子の可南子である。義理の息子の波留があまりにも「かわいそうだ」と母親は感じたはずである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし・・・そのことについて誰も責めることができないのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;万里子はできれば・・・波留と可南子が元通りの夫婦に戻ってくれることを願っているわけだが・・・それが叶わぬ望みならば・・・自分が責任を果たさなければならないと自分を追い詰めていくのだ。この後、母親は娘の病状を確かめた後で・・・決意を秘めて波留を訪ねるのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一方、波留の家には家出中のミズシマオート社長(光石研)はたまたま、外で出会った・・・もちろんたまたまではないわけだが・・・桂を拾って家庭訪問である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;桂は波留への片思いの吐露をするチャンスを挫かれてずっともやもやし続けるのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;このもやもやを大抵の人はすかさずキャッチするわけだが、社長と波留はまったく察知しない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「波留と俺は家族同然だ・・・この家だって俺の口利きで知り合いにお安く賃貸してもらってんだもんな」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;と社長が・・・宮本家のグレードの高さの不自然さをここでフォローである。誰かにツッコミ入れられたのか・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;とにかく、靴下を脱ぐ社長。「今日は波留と一緒に寝るんだもんね」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;波留と一緒に寝たいのは桂だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;桂は無意識に「結婚」というキーワードにこだわる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「俺たち二人には・・・今、それ禁句だろう」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「このままずっと何十年もこのままだったらどうしよう」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「でもたまにはおちこんでもいいじゃないですか」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そうだな・・・何もかもうまくいくわけないもんね」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ここで波留は激しく同意なのである。「そうですよ・・・ボロボロになったっていいじゃないですか」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし・・・波留の心は夫婦関係の修復に絶望感を抱き始めているために・・・話題を｢車の修復」に置き換える。「でも・・・車は治せる」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そしてふと、桂に意識を向ける「お前も何か悩みがあるんだろう・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;桂の目は輝くが「わかる・・・独り立ちして・・・仕事に不安を覚えるのは当然だ・・・まだまだ上がいるし・・・下からも追い上げられているし・・・だが・・・お前ならできる」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そっちかよ・・・とガッカリする桂だが間髪いれずに酔いつぶれる波留。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;目の前に不用心な獲物が出現したが・・・さすがに寝込みは襲えない桂だった・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;このドラマ・・・志乃(市川由衣)以外の主要登場人物は全員奥手で構成されています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;まあ、野獣のような人間から見れば歯がゆさ100%ですな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;キッドなんか抱いてくれたらいいのにと言う前に抱いちゃえと思いますからねえ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そういう意味で二児の母親である万里子は積極的です。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;娘の通院するわかばメンタルクリニックで娘の病状を訪ねるわけだが・・・担当医の説明は歯切れが悪い。そもそも、精神の病と考えれば、保護者に対してもう少し守秘義務のハードルは低くなるはずだが・・・そもそも、記憶喪失については医師自身がまったくお手上げなのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし・・・ここでもくも膜下出血に起因する脳機能の損傷ではなく・・・心因性の可能性は強調される。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「心因性の記憶障害の場合、幼少時のトラウマや、日々の自覚なきストレスの積み重ねなど何が原因となるのかまったく推測不可能なのです。大切なのは記憶が戻ろうが戻るまいがありのままの娘さんを周囲が受け入れることなのです」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;毎回、金返せの展開である。しかし、これが精神医学の限界なのである。そもそも、精神に病などというものはないという考え方もある。そこにはただ風が吹いているだけなのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし、万里子の決意を固めさせるには充分な説明だったらしい。・・・娘がずっとこのままで、しかも・・・結婚生活への復帰に消極的な態度を取り続けるなら・・・娘の夫を待たせ続けるのは酷なことではないか・・・そういう気持ちから・・・波留に再出発をもちかける・・・という決断に万里子は踏み切るのだった。もちろん、苦渋の決断である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一方、人妻としての自覚が不足気味の可南子は・・・「嘘」の「発覚」もそれによって波留が深刻な打撃を受けていることにもそれほど危機感を感じないし、想像が及ばない。それよりも知れば知るほど好ましく思えてくる波留という見知らぬ男性に戸惑いを感じている段階である。言わば・・・ひょっとしたら「好きになりかけているかも・・・」なのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そこで・・・ふと思い出すのが・・・ツバメ時計であった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一体・・・なぜ私宛に修理されたツバメ時計が送られてきたのか・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;それさえも全く覚えていない可南子なのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その回答の一部は今のところ、善意の第三者である図書館の館長・大橋(杉本哲太)がささやく。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「その時計工房を紹介したのは・・・私ですよ・・・とても大切なものだから直してあげたいとおっしゃるので・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「私が・・・ですか」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そうです」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「どんなふうに大切だったのでしょう・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「さあ・・・そこまでは・・・ご主人に尋ねてみたらいかがです・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;可南子にとって、それはまたしても冒険のようなものだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一方、万里子は宮本家をとある決意を秘めて訪ねていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;不幸にも前夜は社長が飲み散らかした形跡が濃厚である。その散らかった部屋を見て、万里子の心は痛み、ますます決意を強くさせる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;万里子はいたらない娘に代わって波留の部屋を片付ける。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ここからしばらくは親ばかという設定で裕樹の非礼を謝罪しつつ・・・裕樹の行動を肯定化するのであるが・・・今更な感じは否めません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「裕樹は中学生で父親が死んだ頃から、気負いすぎて、なにもかも全部抱え込むところがあるから・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そういう意味では波留も何もかも一人で抱え込んでいるわけである。裕樹との違いは攻撃と守備の差なのだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「わかりますよ・・・嫁いだ姉だって・・・彼にとってはずっと大切な家族でしょうから」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そこまで波留にフォローさせるのもなんである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「こんなことを私が言うのはなんなのだけれど・・・このまま・・・可南子の病状がずっと変わらないとしたら・・・波留くんには・・・前向きに人生を考えてもらいたいと思うの。波留君自身の幸せを・・・可南子に縛られないでほしいのよ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;万里子としては波留に対して精一杯の好意を示しているのだが、結果として波留の心に急速に巣食う暗い蟠りの膨張を即してしまうことは言うまでもないのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;優しければ優しいほど心を打ち砕く威力があったりしますからな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;波留の絶望感は高まるばかりなのであった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一転、波留と可南子の結婚が暗礁に乗り上げていることを察知した桂は仄かな希望を抱き始める。交際中のタケル(上遠野太洸)を呼び出すと絶縁宣言である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;自分の気持ちに正直にという流れであるが・・・要するに波留の不幸に乗じるわけであり、その心情には暗い輝きが宿っている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ここで恐ろしい偶然のように見えるが・・・悪魔に魂を売りつつある二人が邂逅するのであるから、もちろん、悪魔の罠なのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;夫ある姉に異常な執着を見せる裕樹と、妻ある職場の上司に横恋慕する桂はすでに暗黒面に足を踏み入れているのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;まさに・・・そこは魔界の入り口なのだ・・・それはもう話の次元が違うだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;たちまち、意気投合する二人。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「いやだ・・・あなたってシスコン・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そんな、君だって不倫好きなんだろう」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そんな・・・私はたまたま好きだった人に奥さんがいただけよ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「俺だって愛した女性が姉だっただけさ・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;不毛な会話である。・・・いや、お前に悪意があるだろう。だって波留さんがかわいそうなんだもん。・・・お前、男だろ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;いや、可南子だってちょっとかわいそうだし・・・ちょっとなのかよっ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一方、リッキー(三浦力)の店ではリッキーが今回のときめきタイムのために結婚を宣言します。リッキー、重要な使命があったのだな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;それを受けて「結婚式」の写真を見て・・・かってが幸福であればあるほど絶望の淵を深く覗きこむ様子の波留。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その頃、未だに正体を見せない善悪定かならぬ可南子の昔の恋人・一哉(袴田吉彦)は「なつかしい店」を餌に可南子にちょっかいをかけてくる。全く邪気のない風を装って忍びよる不気味さがあり・・・これにやすやすとのっていく可南子がお茶の間の不安感をあおり立てるわけである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;このあたり、時系列が入り乱れていつが夜でいつが昼なのかまったく不明な謎の時間帯に突入しています。とるだけとって編集しているわけですが・・・気にしなければ気になりません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして・・・件の食堂でランチをとろうとした可南子は一哉と再会。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ある意味、無自覚な不貞を楽しんでいる構図になっています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一哉は・・・「ドロドロな関係はいやだ」とか「嘘をついたら男は傷付く」とか「罪悪感があるっていうことは彼を夫として認めている」とか・・・あたかも幼馴染として可南子に善意のアドバイスをする。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし、状況としては心さだかでない人妻とそれなりにランチを楽しんでいるわけである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;困ったやつだな・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ところで・・・可南子は結婚前に・・・処女だったのだろうか・・・と言う問題がある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一哉が最初の男だったとすれば・・・可南子にとって唯一、身体を許した男と食事しているわけである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一方・・・波留が最初の男だった場合・・・可南子は・・・精神的には処女なのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;いい年して・・・という話であるが・・・これはある意味・・・恐ろしくも悲しい話なのだなあ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし・・・一哉との再会で気が軽くなった可南子は・・・ようやく・・・ツバメ時計を波留の元へと届ける決心をする。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;だが・・・あくまで・・・波留との二人きりの再開を深層心理が拒んでいるらしく・・・可南子が出向いたのは職場のミズシマオートなのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;この心理を読んでいくと・・・可南子の態度には初夜を恐れる処女の魂が窺がえたりしてしまい・・・己の変態性が恥ずかしいばかりなのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;もちろん・・・人妻なのに気分はヴァージンというのはある意味、一同爆笑・・・後、哀愁ではある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そんなわけで・・・可南子は波留と自分の本来のプライベートな愛の巣ではなく・・・夫の職場であるオフィシャルな場に「ツバメ時計」を届けるのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そこに届けられるリッキーからの結婚式の招待状である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;記憶喪失前の可南子も共通の友人としてリストアップされ・・・宮本夫妻として招待状が発せられている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;たちまち・・・とまどう可南子である。他では気遣いを見せる可南子だが、何故か波留との結婚生活になると途端に節度を失ってしまうらしい。その激しい困惑ぶりにますます絶望を感じる波留。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「うちは社長のとこよりもおしどり夫婦でしたから・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「なんです」「なんですって」と声をそろえる夫婦喧嘩中の社長夫婦だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;おどけてみせる波留だが、一歩また一歩と暗い決意は固まっていく。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;可南子を送っての道すがら。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あの時計は本当のお母様からの贈り物なんですよね・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あのツバメは偶然なんですか・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あれはね・・・俺の悪戯・・・小学生の時、初めてツバメが巣を作って、親父たちが妙にはしゃぐんで・・・ふと思いついてツバメ色にぬっちゃったんだ・・・なかなかうまくぬれたでしょ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「・・・その話・・・私は一度聴いているんですよね・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「・・・うん」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あの・・・他にもありますか・・・そう言う話・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「私が一度は聞いたのに・・・忘れている話」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「どうしたの・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「なんだか・・・聞いてみたいな・・・って」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;なにもかもすべてなんだよ・・・なにもかもわすれられちゃってるんだ・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そういう気持ちで胸がいっぱいになる波留だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「わかった・・・何か思いだしたら・・・連絡するよ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そうですか・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;思い出がありすぎて・・・かいつまんで話せないというのは・・・どうやら可南子の想像外のようだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;・・・ひとつくらい・・・今、話してくれてもいいのにと不満が残る可南子である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;明らかに夫婦の心はすれ違って行く。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「結婚式は・・・無理して来なくていいよ・・・仕事もあるだろうし・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「はい・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;・・・本当は結婚式にお呼ばれしたい可南子だったようである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;だが・・・「姉にはもっとふさわしい人がいる」・・・「このままずっとこのままだったらどうしよう」・・・「それぞれの幸せを捜してもいいのではないか」・・・そういう不適切なアドバイスが波留の心を頑ななものにしていくのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;負のスパイラルなのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;いつまでも・・・待つんじゃなかったのか。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;心の奥でもう一人の波留が叫ぶが・・・その声は波濤に飲まれてかき消されるのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;決意を秘めて去っていく波留に可南子は理由のわからない不安を感じる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;も、もどかしい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;さて・・・波留・可南子夫婦にとっては守護神ともいえる波留の養父・宮本太助(小野寺昭)は病院で検査を受け、その結果、何やら「家族に病状を説明しなければならない」深刻な事態になったらしい。太助は古い手紙を捜索して・・・なにやら古い知人に連絡をとる。可能性が高いのは・・・やはり、波留の生母ということになるだろう。はたして・・・どんな母親なのか・・・最大の救世主となるのか・・・。期待が高まります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その連絡の結果や・・・病状に含みを残して太助は波留を呼び出すのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;昼下がりの晩酌である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;復活したツバメ時計を見て・・・太助は喜ぶ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「さすがは・・・可南子さんだ、お前にはもったいない(だから大事にするんだぞ)・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「うん・・・俺にはもったいない(もっとふさわしい男がいるみたいだよ)・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;いきなり、すれ違う父と子の会話である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「・・・なんだ、まだ悩んでるのか」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「悩めっていったのはオヤジだろう」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「お前が悩んだままじゃ死んでも死にきれない」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「なんだよ・・・それ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「まあ、いいから話してみなっせ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「夫婦ってなんだろう・・・って思って・・・俺たちは戸籍上は夫婦だけど・・・もう夫婦じゃなくなっちゃったみたいなんだ・・・俺が元の夫婦に戻ろうとしても・・・無理なんじゃないかって・・・よくわからないんだけどね・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「猿みたいな顔しやがって・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「なんだって・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「お前が生まれた時のことだよ。猿みたいな顔してた。お前をひきとるって決めた時な・・・いろいろ悩んだし、周りからもいろいろ言われた・・・でもな・・・猿みたいなお前の顔を見たら・・・俺は絶対こいつを幸せにするぞって・・・そういう気持ちがわきあがってきたんだ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「なんだよ・・・それ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「だから・・・いい話さ・・・俺とお前の原点だ・・・それから俺はいつだってそういう気持ちでお前と接してきたぞ・・・(だからお前もがんばれ)・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そうか・・・俺は可南子を幸せにするって・・・思ったもんな・・・(可南子の幸せを考えたら・・・結婚生活にピリオドを打つことも大切なのかもしれない)・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;またもすれちがう二人の心。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ちがうんだよ・・・波留・・・パパはそんなこと言ってるんじゃないんだよ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし、お茶の間の悲鳴はもちろん届かないのである。なにしろ、相手は地デジなのである・・・それは関係ないよ。アナログ時代だって同じだよ～。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;いや、アナログ時代にはもう少し心と心が通い合っていた気がします。・・・妄想的には。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;すぎてゆく　まいにちに&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;だいじなもの　わすれそうで&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;まちのなか　ふと　ひとり　たちどまる&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;結婚式当日。祝儀用ネクタイを捜す波留。可南子が捜してくれないから。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ネクタイを結びなおす波留。可南子が結んでくれないから。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし、そんなことは耐えられる波留だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;最初から可南子がいなかったと思えばいいことだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;俺が我慢すればすむ話なのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;教会での結婚式。波留の一挙一動を目で追う桂である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;誰か気がついてやってくれというほどのあからさまな示威行動なのだが・・・誰も気がつかない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;波留の心は・・・可南子との結婚式の思い出にとんでいる。セレモニーだけに日記抜きでときめくことができるらしい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;病める時も健やかなる時も共に歩むことを誓いますか？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;波留は元気よく大きな声で「誓います」と宣言して軽い笑いをとった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして・・・可南子は・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;図書館の勤務が設備点検のために早めに終り、結婚式場に駆け付ける。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;可南子の中で明らかに波留との関係に一歩踏み出した様子がうかがえる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;｢無理しなくていいよ・・・」と波留は言うのだが・・・可南子はもう・・・波留に会いたい気持ちが高まってきている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;平服のまま、式場にかけつけた可南子は教会の入り口で花嫁に花を贈り、波留を見つけるとその傍らによりそう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;二次会に向かう一同を背に教会内に消える波留と可南子を桂は思いっきり悩ましげに見送るのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「この間・・・言ってたでしょう・・・可南子が忘れていること・・・一つ思いだしたことがある」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「え」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「結婚式の誓いの言葉・・・思いっきり元気よく大きな声で叫んで・・・軽く笑いをとっていたよ・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「えーっ・・・ホントですか？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;病める時も健やかなる時も死が二人を分かつまで愛し続けることを誓いますか？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「誓いますっ！」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;微笑み合うあの日の波留と可南子。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;それは夫唱婦随の行為だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;二人は一心同体だったのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ステンドグラスの光の中で・・・波留の心は急速に落下していく。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;裕樹の恋人志乃が裕樹の母親と仲良くビーフ・シチューを作っていることも、二次会の会場で桂が一人胸騒ぎを感じていることも・・・どうでもいいわけである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;忘れられないけど &lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;忘れようあなたを&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;めぐり逢う時が &lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;二人遅すぎた&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;確かに・・・六年前に出会っていればときめき絶頂の頃からやり直せたわけだからな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「可南子・・・離婚しよう」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;・・・一部お茶の間で絶叫がこだまする。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;関連するキッドのブログ→&lt;a href=&quot;http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-8a1a.html&quot;&gt;第5話のレビュー&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a onclick=&quot;window.open(this.href, &#39;_blank&#39;, &#39;width=724,height=486,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0&#39;); return false&quot; href=&quot;http://kid-blog.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2012/05/26/mako006.png&quot;&gt;&lt;img title=&quot;Mako006&quot; border=&quot;0&quot; alt=&quot;Mako006&quot; src=&quot;http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/images/2012/05/26/mako006.png&quot; width=&quot;200&quot; height=&quot;134&quot; style=&quot;MARGIN: 0px 5px 5px 0px; FLOAT: left&quot; /&gt;&lt;/a&gt; ごっこガーデン。ツバメハウス・タイムマシンでウエディングへGO！セット。&lt;a href=&quot;http://blog.goo.ne.jp/m_planet_shining/e/928229a57ea9a49cf771332228ba93bf&quot;&gt;まこ&lt;/a&gt;「&lt;span style=&quot;color: #9900ff;&quot;&gt;はうぅん、ツバメハウスで時計をグルグル逆回転して、波留との結婚式まで戻ってきたのでしゅ～。むふふ・・・これならくるしいせつないかなしい未来はずーっと先のことだから大丈夫デス。夏休みの宿題を一番最後にやる作戦デスーっ。そしていざとなったらタイムストッパーで時間をとめて何度でも巻き戻し～。永遠に新婚あつあつを楽しむのでしゅ～&lt;/span&gt;」&lt;a href=&quot;http://kukku.tea-nifty.com/tea/2012/05/post-401c.html&quot;&gt;mari&lt;/a&gt;「&lt;span style=&quot;color: #ff66cc;&quot;&gt;なるほど、そうきましたか～。万里子の一言が効きましたねえ・・・まさか・・・万里子・・・波留狙いではないでしようね・・&lt;/span&gt;・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>映画・テレビ</dc:subject>

<dc:creator>キッド</dc:creator>
<dc:date>2012-05-26T03:48:20+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-4677.html">
<title>あまやかし・・・あなたの心をさだめてあげる(谷村美月)</title>
<link>http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-4677.html</link>
<description>古来、人は適切なアドバイザー(助言者)を求めて来た。 師と名付けられる人はある意味、助言を職業とする者と言ってもいいだろう。 医師は医学的なアドバイスをする者だし、看護師は看護学的なアドバイスをする者である。 美容師は美しい外見についてアドバイスする者である。 教師なんていうものは助言者のふきだまり...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;古来、人は適切なアドバイザー(助言者)を求めて来た。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;師と名付けられる人はある意味、助言を職業とする者と言ってもいいだろう。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;医師は医学的なアドバイスをする者だし、看護師は看護学的なアドバイスをする者である。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;美容師は美しい外見についてアドバイスする者である。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;教師なんていうものは助言者のふきだまりのようなものだな。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;なぜなら、人は自分自身について・・・客観的になりにくい生き物だからである。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;しかし、他人に自分を委ねることは恐ろしさも含んでいる。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;脳外科医は脳を切り刻むし、看護師は毒薬を点滴できるし、美容師は前髪を切りすぎる・・・かもしれない。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;魔道師にいたっては甘言を弄したり、国を危うくしたり、ゾンビ的なものに変化させられたり命がいくらあってもたりない状況である・・・それは現実的ではないがな。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;その中で・・・特異なものが・・・親友のアドバイスというものであろう。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;だが・・・損得抜きの人間関係などというものが・・・実在するのかどうか・・・悪魔としては微笑むしかないのである。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;で、『&lt;span style=&quot;color: #990066;&quot;&gt;&lt;strong&gt;たぶらかし-代行女優業・マキ-&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;・第8回』(日本テレビ20120412PM2358～)原作・安田依央、脚本・西田直子、演出・白川士を見た。誰が悪いというのではないが、「ものたりなさ」というものはたやすく生じる。今回も物語としては一応、筋が通っているし・・・わからなくはない話なのである。しかし・・・決定的にあるものが不足している。それは・・・「時間」というやつなのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;たとえば・・・「日食」を説明しようとすれば・・・太陽と月と地球について説明する必要がある。そのためには恒星と衛星と惑星について説明しなければならないかもしれない。さらには軌道とか、宇宙物理学とか、日面通過とか、天照大神とか、天の岩戸とか、直射日光とか、裸眼で盲目とか・・・もういろいろと説明しなければならないのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;で、論より証拠なのが、「ほら、あれが日食だ」と現実を指差すことなのであるが・・・それでは何の説明にもならないのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;今回はドラマの中で・・・「医は仁術」と「医は算術」のどちらに比重をかけるべきかという古典的で深遠なテーマが展開される。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;このテーマをこの「時間」で語るのはほとんど「無理」だと思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そういう場合、脚本は「いつかどこかで見た展開」で説明を省略していくわけである。それは「赤ひげ」から「37歳で医者になった僕」までとあらゆる医療ドラマで語られてきた算と仁の葛藤の歴史の挿入であり・・・結果として「とってつけた感じ」はどうしてもぬぐえない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;こういう場合は何か一つに例を絞るのが得策なのだが・・・日本テレビにはそういう前例が・・・つまり、誰もが知っているたとえとしての医療ドラマが・・・皆無なのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;残念なことだな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;で、ものすごく複雑な状況をどんどん説明していって最後まで面白みに到達しないという結果が生じるのだった。・・・以上、分析おわり。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;マキが今回、演じるのは小児科医であり、私立病院の跡取り娘でもある加奈(浅見れいな)の架空の親友である。役割は合コンで加奈がターゲットとしている脳外科手術の名手で若きエリート医師・一の瀬(田中幸太朗)との仲を取り持つことなのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;・・・ねえ、もうすでにこの設定に無理があるでしょう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;仲間の水鳥モンゾウ(山本耕史)のアシストもあり、マキは道化師として泥酔作戦を展開、見事に加奈と一の瀬の気のないキス・シーン到達に導くのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;同じ、深夜ドラマである「モテキ」と比べても実に濃密さのかけらもないキス・シーンだったな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;つまり・・・このドラマでは結局、「お色気」は売りにならないのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;美少女の香りが残る女優・谷村美月だから許される軽さであることを失念しているのだな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;もちろん、ゲスト女優である浅見れいなにも責任はない。つまり、このスタッフの限界の露呈にすぎない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;で、ここから二人の男女の心の綾が説明されていく。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;加奈は父親から引き継いだ病院が経営難に陥り、資金繰りに苦しんでおり、医療ミスによる裁判もかかえて・・・いい婿を捜している。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一の瀬は野心家であり、経営改革によって病院を自分好みのものに改造していくことが加奈との結婚によって可能になると積極的なのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;この中で、加奈は父親の理想とする・・・良心的な地域医療、そのための病院の存続、患者に献身的な医師、娘の愛する男性との幸せな結婚など・・・いくつもの兎を追いかけて・・・すべてを失いかねない状況に陥るのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;本来はそれも人生であるが・・・そもそも、これだけの規模の病院なら経営スタッフは別にいてしかるべきなのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;加奈の依頼によって、二人の結婚式の準備を仕切る親友を演じ続けたマキは・・・加奈の中に投影した自分の理想を押さえきれなくなっていくのである。・・・もちろん、ドラマはそういう奥深さでは描かれていません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;本来、私立病院を持つほどの資産家なら、専門の業者に依頼します。しかるべく。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;まあ、自家製豆腐の跡取り娘が、合理的経営を目指す婿と対立するくらいの話ですからな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;患者よりも金を愛し、妻以外の女も愛す、若き野心家一の瀬との結婚よりも・・・病院なんかつぶしても、目の前の患者の笑顔を大切にして、優しい人と結婚するべきだ・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;例によって気のないシャワーシーンを経過して親友に化身したマキは「真心のおためごかし」を語るのであった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして・・・加奈は・・・すべての打算を清算して・・・目の前の患者の笑顔を選択するのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「終わりよければすべてよし」と得意満面のマキである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし・・・その後、加奈の病院が経営不振でつぶれることは言うまでもないのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そこまで、描いて・・・女優としてなんら恥じることのない悪魔の展開でなければ・・・面白くはならないのが深夜という「時間」でもあると考える。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;直前にローカルで再放送中のアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』(2011年TBSテレビ)では悪なる魔女と戦う善なる魔法少女が描かれるわけだが・・・その仕掛け人である地球外生命体であるインキュベーターが恐ろしい真実を語る#8「あたしって、ほんとバカ」の回であった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「&lt;strong&gt;この国では・・・やがて女となるものを少女と呼ぶのでしょう&lt;/strong&gt;」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;この一言のために第1話～8話までを実にゆったりと使ってフリを作っていくのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;純真無垢な少女たちは「魔法少女として自分たちが闘っている魔女」の正体に気がついた時・・・心が震えるのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「たぶらかし」も一回くらいそういう回があることを期待しています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;関連するキッドのブログ→&lt;a href=&quot;http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-2878.html&quot;&gt;第７話のレビュー&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>映画・テレビ</dc:subject>

<dc:creator>キッド</dc:creator>
<dc:date>2012-05-25T03:33:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-abf3.html">
<title>アイドル(指原莉乃)よりかわいいマネージャー(岡本あずさ)的未来日記</title>
<link>http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-abf3.html</link>
<description>「コドモ警察」の記事なのか・・・。 いや、実写版「未来日記」で・・・。 この方向ではやめた方がいいんじゃないか。 忌憚のないご意見ですか。 いや、忌憚のないレビューになるだろう？ 自粛要請ですか。 まあ、そうだな。それより「37歳で医者になった僕」が今回、そこそこしっとりしてたからそっちにしたら。 ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;「コドモ警察」の記事なのか・・・。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;いや、実写版「未来日記」で・・・。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;この方向ではやめた方がいいんじゃないか。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;忌憚のないご意見ですか。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;いや、忌憚のないレビューになるだろう？&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;自粛要請ですか。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;まあ、そうだな。それより「37歳で医者になった僕」が今回、そこそこしっとりしてたからそっちにしたら。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;事故にあって寿命を縮めた恋人を7年間もほったらかしにして、突然、プロポーズする男の話のどこが・・・しっとりしてるんですか・・・。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;その方向で話をすすめるのか・・・。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;人生は常に勝負ですからね。受け入れてどうすんだって話ですよ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;いや、「勝つと思うな、思えば負けよ」って話なんだよ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;それって・・・勝負してるじゃないですか・・・。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;まあな。とにかく・・・谷間なんだから、そこそこでいいじゃないか。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;そこそこ妥協しておきます。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;で、『&lt;strong&gt;未来日記-ANOTHER:WORLD-&lt;/strong&gt;・第1～5回』(フジテレビ20120421PM1110～)原作・えすのサカエ、シリーズ構成・渡辺雄介、脚本・桑村さや香(他)、演出・並木道子(他)を見た。アニメ版(2011年チバテレ他)はそれなりに評価できる内容になっているのだが・・・それに比べるとガッカリの出来であることは異論がないと考える。まあ・・・シリーズ構成の人はある意味、ガッカリドラマの達人であり、予想通りだったな。とにかく、スケールの大きい物語をコンパクトにまとめるなら別の人の起用が望ましかった。メイン・ライターは『輪廻の雨』で第21回フジテレビヤングシナリオ大賞受賞した人だが、まあ、そもそもの構成がアレなのでなんともしがたい気分を味わっていると妄想できる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ちなみに・・・未来日記(未来の出来事が記されるアプリケーションのある携帯電話)は12名から7名に変更され・・・本来の主人公である天野雪輝、通称・ユッキーがそもそも登場しない。にもかかわらず、主人公を病的に愛する由乃はヒロインとして登場する。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ただし、我妻由乃ではなく古崎由乃(剛力彩芽)である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;アニメ版を見ていると・・・この違和感が半端ないのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;もちろん、実写版とアニメ版を同列には語れないが、アニメが苦手な人でも・・・ストーリーやキャラクターに関してはアニメの方が10000倍楽しめると思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;とにかく・・・個性的な顔立ちでたとえば千秋だとかYOUだとか、コントなら美少女キャラをできなくもないタッチの国民的美少女コンテストを二次予選で落ちちゃう剛力彩芽が「ユノ」で主人公を「あっくん」と呼ぶ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;主人公は星野新太(岡田将生)で大学三年生である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ちなみにアニメ版の主人公ユッキーは中学生でユノはそのクラスメイトである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;アニメ版のユノは優等生の美少女だが家庭に問題がありユッキーをストーカーしているという・・・極上のヤンデレ・キャラクターなのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;実写版の最大の問題点は・・・この「ユノ→ユッキー」設定をある程度・・・登場人物に反映していることなのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;中学生なら「子供だから・・・」ですむことが大学生では「もう大人なんだから・・・」と許されないことが多くなると思うのだが・・・実写版はこの「許されないこと」の連打です。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;アレンジした人。頭おかしいよ・・・と思う他ない仕上がりになってます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;それにしても・・・岡田将生・・・ドラマにめぐまれないな・・・まあ、ろくでもないドラマばかりだから仕方ないとも言えるが・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;とにかく・・・殺して殺して殺しまくる美少女天才中学生ユノではない・・・絶世の美少女でもないヒロイン・・・あえていえばそこそこ可愛いと言えなくもない・・・実写版ユノがうっとおしいストーカーを演じたら・・・本当にただのストーカーなのでございます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;毎回、この展開に気絶しそうになりますな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その他の登場人物も原作に似て非なるものの連打で・・・刑事(岡田義徳)、女子高校生(二階堂ふみ)、通り魔(平岡祐太)、先端企業オーナー(佐野史郎)、主人公の親友(本郷奏多)、その妹(福田麻由子)、刑事の愛人(中村ゆり)と素晴らしいキャスティングなんだが、文字通りの「宝の持ち腐れ」状態で・・・なんとなく、高校の文化祭の演劇研究会の発表にスターが配役されちゃいました・・・状態なのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;この時点で・・・未来日記所有者のうち・・・主人公の父親(光石研)、刑事、女子高校生、通り魔の四人と別枠の未来日記仕掛け人であるオーナーが死亡し・・・残るは主人公、ヒロイン、親友の妹の三人である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;未来日記所有者が殺し合い生き残ったものが世界の支配者になるというファンタジーである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;どうやってもある程度面白くなる話なのに・・・ここまで面白くならないのは流石と言う他ないのではないか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;キッドはこの手の話の原点の一つはリチャード・バックマン(実はスティーブン・キング)の「死のロングウォーク」(The Long Walk 1979年)であり、その派生作品である「バトル・ロワイヤル」(高見広春)や原作の「未来日記」は充分にその面白さを発展させていると思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その延長線上で・・・この実写版は明らかに死んでいると考えるのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;関連するキッドのブログ→&lt;a href=&quot;http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-8311.html&quot;&gt;熱海の捜査官&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>映画・テレビ</dc:subject>

<dc:creator>キッド</dc:creator>
<dc:date>2012-05-24T03:03:02+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-08f7.html">
<title>おりん(青山倫子)の変態プレーの果ての阿吽の呼吸を赤毛のアンは｢絶望という名の希望」と名付けるか？(新垣結衣)</title>
<link>http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-08f7.html</link>
<description>名付けません・・・ロマンチックじゃないんですもの。 どこまで傑作街道を突き進むのか・・・ガッキーの蟹股キックの着地点も近づき、折り返したわけだがハズレ回なしどころか、毎回大当たりである。・・・来週なんか・・・黛のいとこの千春(木南晴夏)登場でもはやハートを鷲掴みである。ガッキーと二人で入浴シーンをお...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;名付けません・・・ロマンチックじゃないんですもの。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;どこまで傑作街道を突き進むのか・・・ガッキーの蟹股キックの着地点も近づき、折り返したわけだがハズレ回なしどころか、毎回大当たりである。・・・来週なんか・・・黛のいとこの千春(木南晴夏)登場でもはやハートを鷲掴みである。ガッキーと二人で入浴シーンをお願いします。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;変態かっ・・・変態ですよーっ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;で、『&lt;strong&gt;&lt;span style=&quot;color: #3300ff;&quot;&gt;リ&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #6600ff;&quot;&gt;ー&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #9900ff;&quot;&gt;ガ&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #cc00ff;&quot;&gt;ル&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #cc00cc;&quot;&gt;・&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #cc33cc;&quot;&gt;ハ&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff00ff;&quot;&gt;イ&lt;/span&gt;&lt;/strong&gt;・第6回』(フジテレビ20120522PM9～)脚本・古沢良太、演出・城宝秀則を見た。『赤毛のアン』とは20世紀初頭のカナダの作家モンゴメリによる長編小説「グリーンゲイブルズのアン」の邦題である。アンは孤児で不思議の国のアリスを上回る萌えを内蔵するビューティフル・ネーミング・マシーンなのだ。・・・嘘ばっかり書くなよ・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;赤毛のアンと同様に頭が「ロマンチック(ローマ奴隷的理想)」で満たされている新人弁護士・黛真知子（新垣結衣）は愚民としてテレビを視聴し「作られた理想の夫婦」に憧憬の表情を浮かべる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;芥川賞受賞作家の神林彬（鈴木一真）と美人キャスターの岡崎安奈（青山倫子）のおしどり夫婦ぶりにうっとりである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし・・・実際の神林夫妻は破綻寸前であり、趣味のキング・タイガー戦車を保守するために夫は鈍器で殴られ、妻は壁に激突して出血するほどの夫婦喧嘩を繰り広げていたのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして・・・乙女の夢を破る神林からの離婚調停の代理人依頼の電話が古美門研介（堺雅人）事務所に鳴り響くのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;古美門は離婚沙汰と超媒体創作家には関わらない主義だったが・・・小動物のようにすがる黛に応えて超有能な事務員の服部(里見浩太朗)が「黛先生の借金返済と教育のためにお引き受けになったらいかがでしょう」と唆すのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;うっかり引き受けた古美門は過去の古傷に甘美な調味料を摩りこむ破目に陥るのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;相手となる妻側の弁護士は・・・古美門の元妻で米国在住の無敵の弁護士・圭子・シュナイダー（鈴木京香）だったのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「古美門くん・・・」と名前を呼ばれただけで古美門の繊細な神経は破綻し、消化器系の機能に壊滅的打撃を受ける。まさに・・・シュナイダー夫人は古美門にとって天敵なのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;神林夫妻の離婚の意志は固く、問題となるのは条件だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;古美門「共有財産の折半、慰謝料はなし」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;シュナイダー夫人「共有財産の折半、慰謝料三億円」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;古美門「・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;シュナイダー夫人「夫の不貞行為による離婚です・・・ニューヨークではこの額じゃすみませんよ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;古美門「しょ、しょんなーーーっ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;シュナイダー夫人「めっ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;説明しよう・・・シュナイダー夫人に叱られると古美門は自動的にお腹を下してしまうのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;第一回の調停でいきなり戦線離脱した古美門・・・仕方なく黛は神林夫妻の新婚当時の出演テレビ番組を一同に披露する。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「出会った頃のお互いを思い合う心を思い出してください・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;虚脱する一同だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;シュナイダー夫人「一度、ミシシッピ河でアメリカアリゲーターの開いた口に頭をつっこんできなさい。少しはマシになると思うから」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;黛は古美門の口癖のルーツを思い知るのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし、古美門の体調不良を聴き、シュナイダー夫人は複雑な表情を浮かべる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;服部の謎の漢方でようやく危機を脱する古美門。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;服部によればかって古美門とシュナイダー夫人は無敵のパートナーであり、ついには結婚に至るがほどなく離婚、原因は古美門の不貞行為と噂されているらしい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;未婚どころか・・・乙女であるかもしれない黛にとっては離婚している古美門も、再婚しているシュナイダー夫人も、離婚しようとしている神林夫妻もすべては想像外の心を持つ怪物なのであった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;基本的に「両親が離婚したら嫌だよ」という子供の心しか持っていないからだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一度は愛し合った夫婦がお互いをののしり合い、相手が死ねばいいのに願い、仇よ地獄に落ちろとばかりに激突する状況が理解できないのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「だってそんなの少しも美しくありません」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;第二回調停は仕事のため夫不在である。場所は古美門事務所。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;古美門は得意の舌鋒で妻を追い込んでいく。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「二十代の頃はお色気キャスターで重宝されたあなただったが・・・三十代に近付くと若手に仕事を奪われ窮地に追いやられていた・・・現在のあなたは神林夫人として売れているだけで離婚したならただの四流タレントでしかない」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;黛は古美門の容赦ない言葉に戦々恐々である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;すると突然、神林夫人は逃亡者おりんのごとき凶暴性を発揮するのであった。ナイフをつかんで古美門に斬りかかる。古美門は黛を盾に逃げようとするが、追い詰められて絶体絶命である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし、事務所だったので服部が「御免」と当て身一発でおりん・・・神林夫人を仕留めるのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その場を利用して旧交を温める二人の弁護士。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「離婚沙汰なんて君らしくない」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「私はオールマイティーよ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「今や、僕は常勝無敗の弁護士だ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「私が育ててあげたのよ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「何を言う。君が僕から学んだのだ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そう思わせてあげたのよ・・・男は単純だから」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「再婚したのか・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あなたより数倍素敵な夫よ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「どうせ・・・君の本性を知れば離婚したくなるさ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あなたに言われたくないわ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「僕と戦って勝ち目があると思うのか」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「こんなぬるま湯で遊んでいるあなたとちがって私は本場で削り合っているのよ・・・負ける気がしないわ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;二人から疎外感を感じつつ・・・古美門と同等に渡りあうシュナイダー夫人に憧れを抱く黛だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ついに決戦の舞台は法廷へ・・・。古美門事務所の忍者・加賀蘭丸(田口淳之介)は神林夫人の周辺を洗うが男の気配はなし。一方、神林には馬厭らしい18人の女性関係が明らかになってしまう。口封じを行うが・・・さらに二人の浮気相手が出現し・・・法廷は泥仕合そのものに。しかも裁判長は公明正大なる女性である。砂漠の狐ロンメル将軍率いるティガー戦車の機甲師団を前にパットンは為す術もなく・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「夫はアナウンサーを凌辱するプレーのために私にニュース原稿を読ませて背後から挿入したりしたのです」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「感じてたじゃないかーーーっ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「演技に決まってるでしょう」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「うそだ・・・ジェット・エクスタシーを感じてた」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「誰が、ゴッドタンのマジウタ選手権のフットボールアワー後藤じゃっ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ジェ、ジェッタシー・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;別れ際の夫婦ほど砂塵にまみれたものはないのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;追い詰められた古美門陣営だったが・・・意外なところから助け舟が出される。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;黛得意の女子会潜入である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;酔いどれガッキーはシュナイダー夫人から・・・古美門との思い出を聴かされる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「一つの金貨を二人で分け合って記念にしたことがあったカップルも別れ別れになることがあるのが・・・この世の醍醐味なの・・・あなた・・・ナポリタンもんじゃは食べたのかしら・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;不意に投げかけられるキーワード。そこは酔っても聴き逃さない黛である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;やがて・・・かって神林夫人との噂があり、今は神林夫人の親友と結婚している元プロ野球選手がキーマンとして浮かび上がる。親友夫妻の経営するお好み焼屋のメニューに「ナポリタンもんじゃ」があり・・・それは親友の夫の発案ということになっていたが・・・実は神林夫人のオリジナルであることが判明するのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;親友の夫との不倫疑惑・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;古美門は初めて手応えを感じるのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;親友夫妻の証人喚問を前に協議を持ちかけた古美門。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あなたは・・・親友のご主人と不適切な関係にありますね」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そんな・・・あるはずないじゃないですか」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あなたはそうシラをきることができるでしょう・・・しかし、相手の男性はどうですかね」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そんな・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「このままではあなたの親友はひどく傷付くことになりそうだ・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「・・・和解します」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;古美門の勝利である。しかし、黛は・・・シュナイダー夫人が勝ちを譲ってくれたように思うのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ついに・・・シュナイダー夫人に弟子入りを志願する黛・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ふふふ・・・古美門くんに勝てるのは私じゃない・・・きっとあなたかもしれないわ・・・そのためには古美門の下でもまれなさい・・・ちなみに私もつねに浮気してたわよ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;黛には理解不能な言葉だった。服部は優しく解説する。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「和解に持って行くためには古美門先生とシュナイダー先生の阿吽の呼吸が必要だったと・・・申せましょう・・・つまり元夫婦の機微ですな」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;離婚がきまった神林夫妻は最後に言葉を交わす。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「いつか離婚したことを後悔する日が来るかもしれないな・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「離婚しなかったことを後悔する日が来るよりましでしょう・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;微笑み合う二人。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;憎しみはいつか薄れる場合がある。振り返れば別れる必要はなかったと思えるパートナーが思い浮かぶこともあるだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし・・・すべては時の流れがなせるわざである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;神林夫妻も古美門夫妻も別れるべくして別れたのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;だが・・・古美門夫妻は離婚後も記念の金貨を大切に保持していたりするのだった・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そういう夫婦のあれやこれやは黛にはまだ夢のまた夢なのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;おお・・・しっとりとおとすのかよっ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;夢見る頃はすぎちゃったけどさ&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;おぼえていることもあるよ&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;夢見る頃はすぎちゃったけどさ&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;たとえば君とのあれやこれや&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;関連するキッドのブログ→&lt;a href=&quot;http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-bbaa.html&quot;&gt;第５話のレビュー&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;シナリオに沿ったレビューをお望みの方はコチラへ→&lt;a href=&quot;http://doramablo.blog59.fc2.com/blog-entry-2755.html&quot;&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff0099;&quot;&gt;くう様のリーガル・ハイ&lt;/span&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>映画・テレビ</dc:subject>

<dc:creator>キッド</dc:creator>
<dc:date>2012-05-23T02:37:10+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-1af8.html">
<title>すっごい、すごーい、すごいすごいすごい密室？(戸田恵梨香)</title>
<link>http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-1af8.html</link>
<description>・・・そんなに凄かったか？ いや、ただ、戸田恵梨香にこんなにすごいを連発されたらいつ死んでもかまわない・・・と思って。 まあ・・・新人脚本家が絶対にそう思いながら書いただろうことは充分に妄想できるな。 世の中には分類するのが好きな人っているよな。 ああ・・・「物理的要因の密室とか、心理的要因の密室と...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;・・・そんなに凄かったか？&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;いや、ただ、戸田恵梨香にこんなにすごいを連発されたらいつ死んでもかまわない・・・と思って。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;まあ・・・新人脚本家が絶対にそう思いながら書いただろうことは充分に妄想できるな。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;世の中には分類するのが好きな人っているよな。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;ああ・・・「物理的要因の密室とか、心理的要因の密室とか」・・・か。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;そういう意味では戸田恵梨香は「ギャル的恵梨香か、ブリッコ的恵梨香」に分類できるよな。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;「コードブルーの恵梨香」は？&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;ツッパリだからギャル的だろう。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;「ライアー・ゲームの恵梨香」は？&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;直ちゃんだからブリッコ的だろう。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;いや・・・直ちゃんは本当に天真爛漫なんだから・・・ブリッコじゃないんじゃないか。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;「ギャルサーの恵梨香」は？&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;サキは本当はいい子。・・・ギャルじゃないのかよ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;「野ブタ。をプロデュースの恵梨香」は？&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;普通の美少女。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;・・・ギャルもブリッコも不在じゃないか・・・。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;・・・分類なんて、便宜上のものなんだよ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;開き直るのか・・・お前は芹沢弁護士(佐藤浩市)かっ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;で、『&lt;strong&gt;&lt;span style=&quot;color: #0066cc;&quot;&gt;鍵&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #3399ff;&quot;&gt;のかかった&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #99ccff;&quot;&gt;部屋&lt;/span&gt;&lt;/strong&gt;・第6回』(フジテレビ20120521PM9～)原作・貴志祐介、脚本・仁志光祐、演出・石井祐介を見た。新人脚本家にやや温い演出家である。・・・まず、ものすごくメリハリのない出来になっているし、犯罪の動機、トリック、人間関係なんかが・・・ものすごくわかりにくい仕上がりである。しかし・・・まあ、主役三人のキャラクターが連続ドラマとしてすでにキッチリ出来上がっているので気にならない程度である。原作の「鍵のかかった部屋」収録の「密室劇場」のアレンジなので興味ある方は比較してみると面白いかもしれない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;基本的には芹沢弁護士の恩師(清水紘治)の娘で芹沢事務所の秘書・水城里奈(能年玲奈)をフィーチャーした回ということである。里奈は父親には内緒で・・・学生時代から追い続ける演劇への夢に情熱を傾けていたのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;新米弁護士・青砥純子(戸田恵梨香)は芹沢には内緒で里奈が所属する劇団の芝居「密室に囚われた男」を鑑賞しに行くのであるが・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そこで・・・殺人事件が発生。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;被害者は劇団の四人のパフォーマーの一人、薬師寺(山中聡)だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;劇団のパフォーマーで里奈の恋人の井岡(桐山照史)が容疑者リストにあがってしまう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;恩師から預かっている箱入り娘を殺人事件に巻き込ませてしまっては立場がない・・・と芹沢は青砥に事件の早期解決を求めるのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「チーム榎本はどうなるんです・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「アレがアレで・・・ノリがノリなんだよ・・・新人脚本家に余分な負担をかけたくないだろう・・・中年男のセリフまわしとかまだ荷が重いんだよ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「大人の事情というやつですね」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「君もわかってきたじゃないか・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「キャピキャピヴァージョンでがんばりまーす」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;残りの容疑者は二人のパフォーマー。兼任演出家の畑山(堀内敬子)と兼任脚本家の鬼塚(坂本昌行)である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;存在感的に怪しいのは畑山だが・・・帝国的事情で嵐VSV6のリーダー対決だから・・・犯人は鬼塚に決定である。・・・大人の事情すぎるだろう・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そのために「この密室はやぶれないかもしれない・・・」と弱気になる東京総合セキュリティの解錠職人にして密室トリック解明おタク・・・榎本径(大野智)だった。かなり、後輩だからな・・・そういう問題かっ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;今回の密室は・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;舞台をはさんだ二つの楽屋によって構成される。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;外回りとか内回りとか鍵の問題とか・・・いろいろとミスリード要素はでるが・・・要するに被害者は下手(向かって左)の楽屋で死んでいて・・・舞台しかそこに至る道はなく、三人の容疑者たちは皆、上手(向かって右)の楽屋に戻ったということである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;時系列としては・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;①舞台開始。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;②舞台のパフォーマンスを終えて被害者が下手楽屋へ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;③舞台のパフォーマンスを終えて里奈の恋人の井岡が上手楽屋へ。そのまま居眠り。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;④舞台のパフォーマンスを終えて演出家の畑山が上手楽屋へ。そのまま客席へ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;⑤舞台のパフォーマンスを終えて脚本家の鬼塚が上手楽屋へ。そこで読書。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;⑥里奈が舞台で背景の書き割りの切り出しに衝突してしまう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;⑦下手楽屋で被害者が撲殺による死体となって発見される。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;密室解錠のポイントはパフォーマーはどちらの楽屋も選択できるが、一度、楽屋に入ると移動は不可能になるように見えるということである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「つまり・・・一度、楽屋に入ったら透明人間以外は上演中の舞台を横切れないということです」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「当麻の弟の一なら、ものすごく簡単に可能ですが・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そういうスペックの問題ではありません」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「じゃ・・・完全なる密室ですか・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「いえ・・・パントマイム的なパフォーマーだから可能なトリックがあるのです」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「それは心理的なトリックですか、それとも物理的なトリック」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「観客にとっては心理的ですが・・・演技者にとっては物理的なものです」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「・・・意味わかんない」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「犯人は・・・書き割りの裏に隠れてゆっくりと移動したのです。少しずつ動くと演技者に気を取られている観客には背景の変化なんか、分かりませんから」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ほとんどスペックじゃないですか」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「まあ・・・トリックとしてはまあまあじゃないかな・・・犯人の動作はケイゾク的ですしね」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「誰が三本まとめろと・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「密室はやぶれました・・・後のことはおまかせします・・・密室オンリーの男ですから」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;犯人はやはり・・・彼だった。実は井岡はゴーストライターで、彼とは親密な関係。それを知った被害者が彼を強請り、秘密を守るために彼は計画殺人を実行したのである。演出家はすべてを推測していたが・・・事情を察して黙秘していたのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ちがう・・・稽古をしていたんだ・・・練習用の木刀だと思って殴ったら本当の木刀だった」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ち、・・・木刀が本物か偽物かなんて・・・持てば重さで分かるでしょう・・・新人はうかつなセリフを書きすぎなんですよ・・・こわいわっ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;すべての事情を知った芹沢は恩師に先手を打ってとりなしをするのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「お譲さんに好きなことをやらせてあげるのは・・・親の懐の深さを示すには絶好の機会ですよ。お譲さんは絶対パパ大好きって言ってくれますよ～」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;勇気を出して演劇を続けていることを打ち明ける里奈。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;父親は優しい笑顔で娘を祝福するのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;・・・単なる箱入り娘と親バカの話かよっ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;まあ・・・箱入り娘って・・・密室の少女ですからな・・・なんとなく・・・そそりますからな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;変態かっ・・・変態です。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;なんとなく榎本のことが気になってきた青砥であるが・・・榎本は密室にしか興味がないことは言うまでもないのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「もしもし、聴いてるんですか・・・私の話、ちゃんと聴いてくださいよ・・・もしもし」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;最後に目を瞑って耳を傾ければ戸田恵梨香の声が・・・恋人の声のように聞こえるサービスがあります。新人としてはなかなか気がきいてますな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;・・・完全に変態じゃないかっ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;関連するキッドのブログ→&lt;a href=&quot;http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-acfc.html&quot;&gt;第5話のレビュー&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;シナリオに沿ったレビューをお望みの方はコチラへ→&lt;a href=&quot;http://kukku.tea-nifty.com/tea/2012/05/post-f4b1.html&quot;&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff66cc;&quot;&gt;mari様の鍵のかかった部屋&lt;/span&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>映画・テレビ</dc:subject>

<dc:creator>キッド</dc:creator>
<dc:date>2012-05-22T06:09:38+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-60f3.html">
<title>もう準備はできたかよ、火蓋を切るのはもうすぐだぜ(松山ケンイチ)</title>
<link>http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-60f3.html</link>
<description>平安京は延暦十三年(794年)に桓武天皇によって定められた都である。 その名は「たいらのみやこ」と呼ばれた。 それからおよそ360年の歳月が過ぎ去り・・・桓武天皇の子孫で平の氏を持つ者たちが平安京の終焉に立ち会うことになる。 その間、戦とは地方における叛乱の鎮圧を意味する言葉であり、また、地方におけ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;平安京は延暦十三年(794年)に桓武天皇によって定められた都である。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;その名は「たいらのみやこ」と呼ばれた。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;それからおよそ360年の歳月が過ぎ去り・・・桓武天皇の子孫で平の氏を持つ者たちが平安京の終焉に立ち会うことになる。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;その間、戦とは地方における叛乱の鎮圧を意味する言葉であり、また、地方における縄張り争いについて語られる言葉であった。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;しかし、今、都の中央で・・・政治が武力による決着を待つ時代となったのである。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;それを為したのは誰であろう。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;治天の君による院政という独裁政権を樹立し・・・北面の武士という親衛隊を組織した白河法皇だったのだろうか。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;それともそれを受け継いだ鳥羽法皇だったのか。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;あるいは・・・藤原摂関家による理想の政治を追求した左大臣藤原頼長の反動政治が原因だったのか。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;それとも玉藻の前こと美福門院得子の傾国の妖気がみやこびとの心を乱したためなのか。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;もちろん、歴史の歯車は回るべき時に回るのである。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;荘園公領制性と知行国制度・・・この水と油の制度が矛盾を蓄積し・・・ついに引火の時を迎えたのか。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;実力で土地を支配するものたちが・・・権威による支配にとまどいを感じるのは必然である。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;平清盛も源義朝もその声なき声の代弁者なのである。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;しかし、その声は弓矢と太刀と炎を伴っていたのだ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;鳥羽法皇の崩御から十日間で・・・長らく続いた公家の時代は終焉し、武家の時代の幕があがるのだ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;で、『&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;&lt;strong&gt;平清盛&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;・第20回』（NHK総合20120520PM8～）脚本・藤本有紀、演出・佐々木善春を見た。例によってシナリオに沿ったレビューは&lt;a href=&quot;http://ikasama4.at.webry.info/201205/article_10.html&quot;&gt;&lt;span style=&quot;color: #990000;&quot;&gt;ikasama4様&lt;/span&gt;&lt;/a&gt;を推奨します。今回は源為義の郎党にして源義朝の乳父・相模国鎌田権守通清、平清盛の叔父にして新院蔵人平長盛の父平右馬助忠正、そしてついに登場、摂政関白太政大臣藤原忠通の三大イラスト描き下ろしでお得でございます。大量描き下ろしｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!　滅びの美学に彩られた悪左府組の・・・為義家臣に平家の裏切り者・・・そして、摂関家正統派の巨頭・関白忠通・・・役者がそろいましたなーーーっ。万歳、万歳、ヽ(´▽｀)/ﾊﾞﾝｼﾞｬｰｲ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a onclick=&quot;window.open(this.href, &#39;_blank&#39;, &#39;width=598,height=803,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0&#39;); return false&quot; href=&quot;http://kid-blog.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2012/05/21/tairakiyomori18.png&quot;&gt;&lt;img title=&quot;Tairakiyomori18&quot; border=&quot;0&quot; alt=&quot;Tairakiyomori18&quot; src=&quot;http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/images/2012/05/21/tairakiyomori18.png&quot; width=&quot;200&quot; height=&quot;268&quot; style=&quot;MARGIN: 0px 5px 5px 0px; FLOAT: left&quot; /&gt;&lt;/a&gt; 保元元年(1156年)七月二日鳥羽法皇は54年の生涯の幕を閉じた。その日、崇徳上皇は鳥羽殿を訪れたが対面は叶わず空しく田中殿に引き返す。鳥羽法皇の殯(もがり)の儀は鳥羽殿を殯の宮として密やかに行われた。七月五日には後白河天皇による勅命で都に戒厳令が引かれ、清盛次男の平基盛(18)ら検非違使が平安京周辺の警護のため召集される。七月六日には宇治路で警戒中の基盛が崇徳上皇方に味方するため上京を図った大和源氏の源親治と遭遇し、合戦。源親治は平基盛の捕虜となっている。七月八日には摂関家による荘園からの徴兵を禁じる綸旨が後白河天皇により発せられる。この日、摂関家の東三条殿は源義朝により一時接収される。隣接する後白河御所および信西入道屋敷を含め王城を形成するためである。すべては後白河帝の乳父・信西による画策であり、崇徳上皇および左大臣・藤原頼長に対する挑発行動である。頼長は洛北の土御門殿に籠り、形勢を伺う。七月九日、崇徳上皇は田中殿を脱出し、洛東前斎院統子内親王(崇徳の異父妹)御所に入所した。統子と相談の結果、崇徳上皇はより広い白河北殿に移る。七月十日、宇治の摂関家郎党と合流した左大臣頼長は白河北殿に伺候する。集った顔ぶれは崇徳上皇の側近と左大臣の側近のみ。いわば、ひとにぎりの私兵たちが屠殺場に追い込まれたも同然だったのである。一方で・・・後白河天皇陣営には西国武士団を領する平清盛と東国武士団を領する源義朝を始め、摂津の多田源氏、美濃の八島源氏など近隣の有力武士団の長が続々と集結していた。保元の乱とは言わば多勢に無勢の戦だったのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「巷では・・・朕が悪左府と心を同じくして帝に仇なすなどと騒がれているそうだ・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;崇徳上皇はか細い声でそうつぶやいた。疲れた顔の異父兄のために統子親王は女房に命じて酒を用意していた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「朕はただ・・・我が子を帝につけたかっただけ・・・帝の子が帝になるになんの障りがあろうか・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;数えで三十路となっている統子親王は七歳年上の上皇を見て労しげな表情を浮かべた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;(この兄は・・・歌作りにはあれほどの才を見せるのにまつりごとのことは何一つおわかりではない・・・それにくらべ・・・あの弟は・・・)と統子親王は同母弟の今の帝の顔を思い浮かべる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;(あれは・・・今様狂いをしながら・・・どこか醒めた目を持っていた。今、思えばすべてはかりそめのころものごとき・・・うつけをよそおっていたのだわ・・・)&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「上皇様・・・ほどなく・・・お味方がおそばに参りましょう・・・この屋敷ではいかにも手狭でござりますれば・・・白河殿にお移りあそばされませ・・・お子であり妾の甥でもある重仁親王様の乳父は亡き平忠盛公・・・乳母は池禅尼殿・・・その縁を頼って六波羅に使いを出されるがよろしゅうございまする」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;統子親王の言葉にすがるような目をしながら耳を傾けた崇徳上皇は幽かに頷いた。何事かを自ら決めるということに慣れていない上皇にとって妹の言葉は優しく響く。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そうか・・・その方がよいか・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「牛車をご用意いたします」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;統子親王は左右のものを連れ、南にある白河殿へ移る上皇の牛車を見送った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;牛は統子親王のお気に入りの一頭をつけている。せめてもの手向けであった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;奥の間から源義朝の正室であり、斎院の女房である藤原由良が現れる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「お支度が整いましてございます」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そうか・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;斎院の裏手には大伴の忍びの一群が控えていた。先頭にいるのは西行法師である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「では・・・参ろうか」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;新たなる牛車を曳くのは忍牛である。特別の訓練を受けた牛は統子親王が乗車するのを確かめると走り出す。牛車は最初北へ向かい、やがて西に向かった。そして南に進路を変える。その先にあるのは大内裏だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;今は荒廃して・・・わずかな番人の他は人気の絶えた王宮である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その番人もここ数日の都の騒動で己が屋敷での合戦支度に忙しく、不在であった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;幼い日々にこの禁裏で遊んだことを統子は想起する。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;(結局・・・父上の治世は宮の荒廃を招聘しただけであったのか)&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;統子は漠然とした寂寥感を覚える。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;(しかし・・・このような感傷に浸っている時ではない・・・)&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;統子と忍びの者たちは大火のために焼失した回廊、荒れ果て生い茂る庭を抜け・・・かっての奥の院に入る。そこは美福門院と鳥羽院の愛の巣であった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;黄昏が近づいていた。樹木に囲まれた奥の院はすでに薄暗い。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;統子はかねてより陰陽師として仕込んだ二人の女房、藤原由良と平慈子に神籬(ひもろぎ)の箱を開かせた。携帯用の簡易結界装置である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;統子は神招きの準備を整えると真言を唱え始める。二人の女房も印を切りながら唱和する。西行と大伴忍びのものどもは固唾を飲んで警護にあたっている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;やがて・・・奥の院の破れた扉の向こうの闇に白い人影が現れた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;西行はその姿に胸を突かれる。その顔立ちは待賢門院璋子その人のものであった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;統子もまた予想外の御霊の出現に心を乱していた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その乱れに応じるようにそっと心に忍びよるものがある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;統子は甘い香の匂いを嗅いだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;(お母様・・・ここではないと・・・おっしゃるのですか・・・)&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;白い人影はすっと日の落ちる方角を指差した・・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;(最後の結界は・・・西・・・出雲・・・・ですか)&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その問いに答えることもなく・・・出現した時と同様に御霊はふと消えた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「西行・・・ここではなかった・・・美福門院様の骸はすでにうつされている」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「出雲でございますか・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そうじゃ・・・さて・・・陽が落ちる・・・夜になる前に内裏を出るのじゃ・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「御意・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一行は日没と競うように来た道を戻っていく。すでに暗がりでは怪しのものが蠢きだす気配があった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;六波羅の平家館には煌々と明りが灯っていた。館の南にある池禅尼の隠居所・池殿には武者装束の清盛が渡っていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;母は清盛に鎮静の茶を立てる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「御馳走になりまする・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「基盛が手柄立てたそうじゃな・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「大和源氏の一党を討ち果たし、大将はとらえて獄舎につないだとのこと・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「それはよき働きじゃ・・・」為さぬ仲とは言いながら・・・生母を失い幼少より目をかけて育てた孫は池禅尼のお気に入りだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「白河北殿より・・・上皇様の使いが参りましてござりまする」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「不憫なこと・・・吾の乳子、重仁王子も気にかかる。しかし・・・応じるわけにはまいらぬぞ・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「心得ておりまする。しかし・・・叔父上は・・・左大臣に殉ずる御覚悟かと・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「・・・さようか・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;左大臣の名に池禅尼は法要を終えた亡き愛児家盛を思い出す。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「七年か・・・早いものじゃ・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「・・・」清盛は義母の連想を読み取って間を取る。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「忠正殿は・・・義理固き男・・・平家の義理を示すものがいてもよかろう・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「しかし・・・戦ののちに」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「謀反じゃ・・・死は免れまい・・・しかし・・・誰かが死なずにはすまぬのが戦じゃ・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;池禅尼宗子は清盛をそして自分を励ますように言う。血はつながらずとも・・・我が子清盛が情に篤い男であることを育ての母は知っていたのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「左大臣には一族近侍の者の他に・・・為義殿の一党が賛じたのみでございます。後は摂津の源氏も、近江の源氏も、美濃の源氏も・・・・すべて義朝殿の傘下に入ったとのこと・・・すべては武蔵河内の大叔父殿(源経国)の采配かと・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「さすがは甥御殿(経国の母は忠盛の姉)じゃ・・・西国や・・・伊勢や伊賀のものはどうじゃ・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「平氏も続々と上京しておりますが・・・もはや・・・無用の兵数でございましょう」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「いや・・・戦の後のことを考えねばならぬ・・・武者の人手は源氏よりも平氏が上回るように心掛けるのじゃ・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「は・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「清盛殿、常陸介(頼盛)のこと・・・頼みましたぞ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「なんの・・・母上、お気遣い召されるな・・・頼盛は高松殿の守護役にいたしまする・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「かたじけない・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;清盛は微笑んだ。義母の望みを叶えることは・・・彼にとって何よりの喜びだったのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;血のつながらぬ母子はしばらく・・・乱の後の謀について密言を交わす。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;翌日は高松殿にて公家たちを相手に最後の段取りを決めねばならなかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;清盛は夜の闇にまぎれ、義朝より贈られし騎馬黒夜叉にて平家館を出発する。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;明ければ七月十日であった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;関連するキッドのブログ→&lt;a href=&quot;http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-cf8c.html&quot;&gt;第１９話のレビュー&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>映画・テレビ</dc:subject>

<dc:creator>キッド</dc:creator>
<dc:date>2012-05-21T04:10:02+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-fb27.html">
<title>東京タワーの魂と電波で交信中にマミレルとフリージアの花言葉はあこがれ(長澤まさみ)</title>
<link>http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-fb27.html</link>
<description>花言葉は「綺麗なお義姉さん、好きです」にするんじゃなかったのか・・・自粛しました。 なんていうか・・・土曜の夜は脱力なんだよな。 それにしても長澤まさみは・・・あらためて抜群だな。 なんだか・・・レビューすることが空しくなるほどに・・・言葉では語れない魅力に満ちている。 魔性だな。 この素材を使って...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;花言葉は「綺麗なお義姉さん、好きです」にするんじゃなかったのか・・・自粛しました。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;なんていうか・・・土曜の夜は脱力なんだよな。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;それにしても長澤まさみは・・・あらためて抜群だな。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;なんだか・・・レビューすることが空しくなるほどに・・・言葉では語れない魅力に満ちている。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;魔性だな。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;この素材を使って・・・ものすごい駄作を作り上げた過去のドラマ・スタッフってある意味、格別なんだよな。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;・・・それ以上は言わんでもいいぞ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;とにかく・・・「都市伝説の女」はとにかく・・・長澤まさみを見せるということではパーフェクトであると言える。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;だって・・・ずーっと長澤まさみを見続けて・・・気がつくと次週予告になってるんだもの。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;中学生男子のラブレターかっ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;で、『&lt;strong&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff00ff;&quot;&gt;都&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff33ff;&quot;&gt;市&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff66ff;&quot;&gt;伝&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff99ff;&quot;&gt;説&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #ffccff;&quot;&gt;の&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff3399;&quot;&gt;女&lt;/span&gt;&lt;/strong&gt;・第6回』(テレビ朝日20120518PM2315～)脚本・後藤法子、演出・星野和成を見た。特に星野和成演出の時は・・・長澤まさみの美しさが際立つ気がする。なんだろう・・・相性か？・・・それとも寝不足が原因の気のせいなのか・・・。いや・・・やはり、美しい女優というものを知っているんじゃないのかな。都市伝説レベルでっ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;振り返ってみよう。「美しい隣人」の二人。「秘密諜報員エリカ」のエリカ。「BOSS」の志田未来・・・ねえ？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;誰に同意を求めてんだ？・・・心あるものにだよ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;警視庁は千代田区霞が関二丁目１番１号にある。東は国道一号線を挟んで法務省。南は裏手に総務省である。マクドナルドをはさんで警察庁はさらに裏手になる。西側は国道20号線だが道路沿いに国土交通省があり、海上保安庁が同居している。まあ、ザ・霞が関なのだな。そして、北には桜田濠があるわけなのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;通勤途上で音無月子巡査(長澤まさみ)がつい、いろいろなものに遭遇してしまうのはこの桜田濠周辺である。今回は・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;桜田濠では河童が食べ残した胡瓜がみつかることがある&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;という周知の都市伝説から快調に幕開けするのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;胡瓜をみせられた丹内班の刑事の中で岩田刑事(安藤玉恵)は真っ先に「河童の食べ残し」を見抜く・・・すでに月子に感化されているのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;丹内主任(竹中直人)は笑いながら叱責の芸を披露しようとするが・・・月子は警視庁よりの入電を察知。その気配に気がついた柴山刑事(平山浩行)は第一回着信受話器早取り対決でチャンピオンになるのだった。もはや、丹内班は月子色に染められているのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;japan tv局員の須貝修一(神保悟志)は局内のモニタールームで東京スカイツリーへの試験電波発信中に死亡し、翌朝、遺体となって発見される。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;死体には後頭部に外傷があり・・・死因は脳挫傷。殺人事件として捜査が開始されることになる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;遺体の確認に来たのは・・・同じjapan tvに勤務する修一の弟・博幸(長谷川朝晴)と修一の妻・佐代子(遠藤久美子)だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;もちろん、一目会ったその日から月子は弟の修一を犯人と断定するのだが、あくまで素知らぬ顔で捜査を開始するのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;なぜなら、修一の死亡時刻は東京タワーの消灯時間と一致していた。つまり・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;東京タワーのライトダウン(東京タワーのライトアップが午前0時ちょうどに消灯されること)の瞬間を一緒に見つめたカップルは永遠の幸せを手に入れる&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;という都市伝説に抵触していることが明らかだったからなのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;今更、説明するまでもないが・・・月子はこの世ならぬものと交信できるある意味、都市伝説的霊能者なのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;今回、月子が主に交信するのは東京タワー(東京大空襲で焼失した増上寺の境内墓石群自縛霊集合体)の魂である。・・・顔をそむけてはいけません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「こんな美しい都市伝説を汚すものは許せない・・・そう東京タワーさんが言ってます」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;鑑識の勝浦(溝端淳平)は思わず問いただす。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「伝説を汚すもの・・・？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「このご遺体は・・・東京タワーさんの呪いで・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;遺族の心情を察し・・・同僚の刑事たちによって現場から排除される月子だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「もう・・・最後まで言いたかったのに・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ふてくされた月子は捜査会議をパスして都市伝説愛好会のオフ会を自宅開催である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「東京タワーはシャーマン戦車の鉄屑で作られているんだよ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「つまり、半島での血と汗が呪縛材としての効用をね」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「小林旭さんはヘリコプターから頂上アンテナ部分にスタントなしで飛び移ったことがあるらしい」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「マイトガイですな」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「東京タワーの地下には本物の蝋人形館があるらしい」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ああ、有名人の死体を人為的に死蝋化したという・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「東京タワーは三段ロケットで月まで飛べる能力がある」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「展望台はもちろんUFO化する」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「勝海舟は紅葉館と鹿鳴館を地下回廊で結び、秘密結社の隠れ家としたうえで坂本竜馬の遺体に秘儀を・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「結局、東京結界はドラゴン・トライアングル(三角形)なのか、それともペンタグラム(五芒星)なのか」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「いや、ダビデの星(六芒星)だろう」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「中国が土地を取得して大衛星の結界を敷こうと目論んでいる」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「それを打ち破るのが東京スカイツリーを起点とした籠目結界なんだよ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「東京タワーのアンテナが曲がったのはその余波だよな」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;何も訊かなかったことにしたい勝浦だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;宴が終わり・・・謎の人々を送りだした勝浦は・・・ソファに横たわるヴィーナスと二人である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;勝浦が欲望に着火寸前、例によって帰宅する月子の妹・都子(秋月成美)だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;都子は場合によっては・・・散歩に出るというが・・・いざとなると腰が引ける勝浦である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;この、根性無しがっ・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;月子は初めて口裂け女に遭遇する&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その点はともかく・・・死んだ修一は「東京タワーライトダウン伝説」を使って多くの女と浮気をしていたらしい。月子以外の刑事たちは女性関係のもつれを怪しむのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;捜査線上に浮かんだのは・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;第一発見者のアシスタント・ディレクター太宰みゆき(松岡璃奈子)・・・鈴木萌の方デス。のだめかっ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;報道番組「真実は一つだ！」のメインキャスター津村香(遊井亮子)・・・ドクターヘリ・スクランブルである。私は飛べません。ガッキーかっ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;木村カエラ・・・主題歌担当である。容疑者じゃないだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;褒められたタレントが売れる坂東英二・・・女じゃねえ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ソラカラちゃん(声・渡部優衣)・・・東京スカイツリー公式キャラクター。人間でさえないじゃないか。いや中の人がね。中の人などいなーいっ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;もちろん・・・彼女たちに罪はない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;伝説を悪用して邪淫にふけった修一が呪われたのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「しかし・・・あの弟さんはおかしいですね・・・月子さんの生足を見ようともしなかった」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「一人の女で事足りる男もいるってことなのよ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;修一を殺害したのは・・・義姉・佐代子に淫らな想いを抱いていたストイック気質の弟・博幸だったのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「だって・・・義姉さんはエンクミだから・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「エンクミじゃな」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「兄貴がエンクミと結婚したら、殺したくなるよな」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;納得して遠くを見つめる刑事たちだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ふふふ・・・結局、僕は一度もライトダウン伝説を使えなかった・・・腰ぬけなんだ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;純情な殺人犯を慰める月子と勝浦。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「タイトルとは関係ないけど・・・あなたにダイヤモンドリリーを捧げるわ・・・最終回まで取っておくつもりだったけど・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「花言葉はまた会う日を楽しみに・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「東京タワーはこれからも予備電波塔として存続し続けるから」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;義理の姉を見つめる殺人犯。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一途な義理の弟に優しく頷くエンクミだった・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;都市伝説の女を讃え、ウインクする東京タワーであった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;おっと・・・忘れてはいけない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;「左手の小指の爪を7ミリ伸ばして爪の先に赤いマニキュアでハートを描き好きな相手のことを思いながら爪を切れば恋は成就する」(月子)&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;関連するキッドのブログ→&lt;a href=&quot;http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-1da1.html&quot;&gt;第5話のレビュー&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;シナリオに沿ったレビューをお望みの方はコチラへ→&lt;a href=&quot;http://doramablo.blog59.fc2.com/blog-entry-2747.html&quot;&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff0099;&quot;&gt;くう様の都市伝説の女&lt;/span&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>映画・テレビ</dc:subject>

<dc:creator>キッド</dc:creator>
<dc:date>2012-05-20T04:00:58+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-8a1a.html">
<title>ハト時計はカッコー時計、そしてツバメ時計(竹野内豊)</title>
<link>http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-8a1a.html</link>
<description>小鳥が時刻を告げて鳴く時計を日本では鳩時計と呼ぶが・・・発祥の地・ドイツでは本来カッコー時計なのである。 ポッポーと鳴くのではなく、カッコーと鳴くのである。 だから・・・波留のツバメ時計はカッコーと鳴いているように聞こえる。 「波留が宮本家にやってきた時に一緒に残された時計でメーカーを知っているのは...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;小鳥が時刻を告げて鳴く時計を日本では鳩時計と呼ぶが・・・発祥の地・ドイツでは本来カッコー時計なのである。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;ポッポーと鳴くのではなく、カッコーと鳴くのである。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;だから・・・波留のツバメ時計はカッコーと鳴いているように聞こえる。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;「波留が宮本家にやってきた時に一緒に残された時計でメーカーを知っているのは行方知らずの母親だけ」という「過去」が語られるわけだが、ご存じのようにカッコーは「托卵」を行う種族である。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;他種の巣に卵を産卵し・・・育児放棄をする奇妙な習性を持っているのだ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;母親が意図的にそれをしたならものすごいブラックユーモアである。・・・まあ、その可能性は低いと思うが。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;そして・・・幼い波留が「それ」を知っていたとも思えないので・・・軒下のツバメへの愛着から・・・ハト実はカッコーはツバメに改造されてしまったのである。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;今回は・・・「子作りしたかった可南子」と「親になることが恐ろしい波留」の物語は一旦停止したわけだが、ハト時計→カッコー時計→ツバメ時計は「幸福だった波留と可南子の形見」として戻ってくる。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;前回、破綻しかかった脚本はなんとか修復されているわけだが、いくつか・・・まだ破損個所があって・・・不安が残ります。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;たとえば可南子の弟の「波留よりもっとふさわしい人がいた」発言と可南子の「終った恋の話」発言の矛盾である。このままでは・・・弟は異常人格にならざるを得ない。本来、弟はなんらかの可南子の愚痴を聞き、二人の夫婦仲を「誤解」しているという方向性を残しておきたいものである。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;またくりかえされる弟の「可南子の今の状態」が「波留のせいだ」という発言も・・・ややわざとらしく感じる。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;ミスリードのつもりが本筋になりかねず・・・危うい感じがする。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;ツバメ関係での可南子のリアクションは記憶の修復に望みをつなげるものだが・・・修復されない方が記憶のシステムとしては自然だろう。心因性と物理的な機能障害では作品の重みを変換しすぎると考える。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;昔の恋人と夫婦が同席してしまうという修羅場はそれなりに面白いのだが・・・そこに至る過程がやや・・・「偶然」の多用が過ぎている。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;偶然同窓会、偶然昔の恋人帰国、「携帯電話」を偶然忘れる・・・返却の場面を偶然第三者が目撃・・・弟と昔の恋人が偶然出会う・・・波留の訪問と昔の恋人が偶然重なる・・・どれか一つはおとしたい。この中なら・・・弟の性格から考えて・・・昔の恋人に積極的に会いに行くぐらいでいいのではないか。そうしないのは・・・まだ弟にも救いの道を残しておきたいと考慮しているのかしら。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;しかし、もはや弟はどう考えても異常人格者に仕上がってますが・・・。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;すべては前回に蒔かれてしまった種である。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;単なるもどかしさのためのもどかしさ、いやがらせのためのいやがらせにならないように着地してもらいたいと祈るばかりである。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;この針に糸を通すような物語ではうかつなたったひとつのセリフが命とり。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;事情を知っている上で人妻を幼馴染の気安さで夫の面前で名前を呼び捨てにする昔の恋人の無神経さに辟易した人も多いと考える。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;どうか・・・弟や昔の恋人も・・・それなりに心のある人でありますように。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;で、『&lt;strong&gt;&lt;span style=&quot;color: #9900ff;&quot;&gt;もう一度君に、プロポーズ&lt;/span&gt;&lt;/strong&gt;・第5回』(20120518PM10～)脚本・桐野世樹、演出・木下高男を見た。現在、関東では「結婚できない男」が再放送なんどめだ中である。結末が分かっていてなお楽しい物語というものがある。使い捨てで抜群に面白いものもあるが・・・やはり名作は噛めば噛むほど味が出るものだ。この作品の場合、今回のようなどうにもやりきれない回を作ってしまった以上・・・ハッピーエンドにするしか・・・その手の作品にはなれないのである。ただし、不可避の結末で涙を振り絞りまくった「1リットルの涙」の演出陣だけにものすごい幕切れにしてくる可能性はある。そうなればタイトルに偽りありということになるが・・・はたしてどうだろう。今回、後半では可南子が涙を流すわけだが・・・その理由がもはや読み切れなくなっている。一話完結ではないのだから・・・問題ないが・・・ゆっくり前進してきた流れは遮断である。本当にそれで大丈夫なのですかな？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;まあ・・・「甘き日々」が失われてしまったという悲哀は格別ですけれどねえ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;というわけで今回は誤読の可能性の高い妄想であることを最初にお断りしておきます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「少しずつ前に進んでいる・・・」とようやく・・・やりなおしのスタート・ラインにたった波留(竹野内豊)と過去五年間の記憶を失ってしまった可南子(和久井映見)の宮本夫妻である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そこへ、通り魔のように波留を下層民とみなす可南子の弟・裕樹(山本裕典)がやってくる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして、「元通りに戻る必要はない」「姉はあなたと一緒では幸せではない」「姉にはあなたより結婚相手としてふさわしい相手がいる」と言葉の刃物でめった刺しである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;波留は茫然として「それは可南子が決めることだ」と反論するのがやっとである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;少なくとも、可南子が昔の恋人と別れたのは七年前であり、波留と知りあったのが五年前であり、弟がそれを知らないことは考えにくく・・・明らかに裕樹は嘘をついている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;まるで・・・可南子が昔の恋人と波留を天秤にかけていたような発言なのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;これまで・・・更生を待っていたが・・・もはや、本質的に異常人格者の烙印を押さねばならないようだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その頃、可南子はふってわいたような同窓会の知らせを受け・・・会場に向かう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして、そこにはふってわいたように米国帰りの昔の恋人・一哉(袴田吉彦)が現れる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ささやかな余興として「記憶を失った人妻と昔の恋人」の再会を楽しむ軽い悪意に満ちた可南子の女友達たち・・・。もちろん、昔はいじめの常習犯であったというようなそれほどの凄まじい悪意はないらしい。しかし、波留の幸せを祈る一部お茶の間からは死刑判決である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;だが・・・自信満々の男である一哉の指にはキラリと光る結婚指輪。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ほっと胸をなでおろす一部お茶の間だが・・・これは後にホラー映画で「助かった」と思った瞬間に墓場から手が飛び出て足首をつかむ手法であることがわかる。キャーと絶叫するしかないのだ。一哉は見栄を張っているだけで・・・実は離婚していたのだった。堂々たる愛の障害物宣言である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;記憶喪失という過酷な問題に悩む可南子にとっては非日常の昔の友人たちは安らぎの対象となっている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一哉も七年ぶりにあったのではなく・・・ついこの間別れたばかりの恋人なのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その別れの状況はまだ不明だが・・・なんらかの甘い感傷を感じる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;帰る方向が一緒なので一哉とタクシーに同乗した可南子は・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ご主人はどんな人・・・」と問われ「優しい人かな・・・」と答えるのだが・・・そこには逡巡がある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ぽっかりとあいた空白が・・・可南子にとっては常に重荷なのだ。見知らぬ夫が・・・自分以上につらい立場に置かれていることさえ・・・可南子の心を苦しめるのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その動揺が携帯電話車内置き忘れ事件を生むのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;あざといが・・・許容範囲の仕掛けである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;今回、もっとも読めないのは可南子の感じるうしろめたさの正体であろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;単純に考えれば波留の心痛をよそに安らいでしまっている自分に対してということになるが・・・焼け棒杭に火がついてしまったようにも見える。その場合は不義密通の申し訳なさ百倍である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「昔の恋人」についてのあれこれを「夫」に隠すのは通常なら当然のことだが・・・この場合は非常に際どいことになってしまうのは言うまでもない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;やはり・・・少し、よろめいていますかな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ああ・・・読み切れない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;可南子が「思い出を共有する昔の恋人を含む人々」と楽しいひと時を過ごしていた頃。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;波留は悶々とした夜を迎えていた。そんな波留の元へ「可南子宛の小包」が届く。相変わらず好奇心旺盛な大家をなんとか撃退した波留。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;それは今回の幸せな過去からの贈り物である。しかし・・・もはや・・・幸せな過去の記憶も波留の心を安らがせるものではなくなっている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;波留はどうやら本格的にいばらの森に踏み込んだのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして・・・おとぎ話とは違い、いばらの森はさっと道をあけたりはせず・・・波留の心は血まみれになっていくのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;可南子はうしろめたさを抱えている・・・そのために弟の「同窓会に誰が来たのか」という問い・・・そういう問い自体が少し異常であることは問わない・・・に対して「昔の恋人との再会」を秘密にしてしまう。弟は姉の態度から敏感に秘密の匂いを嗅ぎ取る。頭の中が姉と義兄の仲を裂くことで99%占められているかのようだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その頃・・・波留の勤務先・ミズシマオートでは社長夫妻が夫婦喧嘩の真っ最中であった。娘夫婦の夫婦喧嘩が飛び火したらしい。娘夫婦の夫婦喧嘩は夫の浮気が原因らしく、父親の哲夫(光石研)が婿の肩を持ったことから、母親のさとこ(山野海)は愛する夫への気持ちを抑えて娘の味方になったのだという。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;まあ、犬も食わないというやつです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;波留にとってはそうした諍いさえもうらやましい話である。助手の桂(倉科カナ)を呼び出し、無意識に手をとる。もちろん・・・邪気はない。「まだまだ・・・きれいな手だ・・・しかし、もっともっと汚れて爪の奥まで真っ黒くなって・・・それに誇らしさをかんじるようじゃないと・・・一人前とは言えない・・・でも、今日は出張整備は俺抜きで行ってくれ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「・・・いいんですか」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「もう・・・俺の助手は卒業だ・・・ただし・・・進藤(松下洸平)を連れて行け」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「・・・一人でできますよ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「バカだな・・・新人を育てるのも大事な仕事だぞ・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;喜ぶ桂だが・・・その喜びは波留に認められたことよりも手を握ってもらったことの方が大きいようだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;もちろん・・・波留は桂の気持ちなど全くわからない。心はレストア中の可南子との思い出にまつわる赤い車に向かっている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;可南子との関係を修復するよりも車を修理する方が波留にとっては楽なことなのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その頃・・・可南子は一哉から電話で呼び出されていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;事情を知らぬ、職場の仲間たちは・・・「新しい彼氏ですか」佐伯美奈(橋本真実)、「そういうのもありですよね」ゆとりん(入江甚儀)とひやかしモードである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;可南子は・・・夫のある身、しかし、その夫は見知らぬ人、私は困惑しているし、その人には迷惑をかけている、申し訳ないという気持ちを抱えながら、気心の知れた昔の恋人と一緒だと気が楽だと感じてしまう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;水は高きから低きに流れるのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;昼食時に可南子の忘れ物である携帯電話を届けにきて・・・駅前でランチを付き合う一哉である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;結婚生活について問うと口ごもる可南子に一哉は切り込み・・・18年間の付合いの威力で簡単に事情を聞き出す。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「実は・・・俺『も』離婚してるんだ・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;自分の夫婦生活が破綻したように可南子の夫婦生活も破綻している宣言である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そう言いながら「でも・・可南子のご主人が優しい人だというのは本当だろう・・・可南子がそう思っていること・・・俺にはわかるから・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし、それもまた「俺はお前のことならなんでもわかる」宣言なのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そういう独善的な性格が「別れの原因」だったと推測できるが・・・今、動揺しやすく鬱屈を抱えた可南子にはもちろん好ましく感じられるのだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;昔の男に今の夫の事を問われ・・・返答に窮するしかない今の可南子なのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;この辺りの会話の巧みさは前回・・・かなり不足していた部分でございます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そんな二人のいこいのひとときを外回り中のミズシマオートの桂と進藤は目撃してしまうのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;もちろん・・・桂は一瞬で「不自然な二人の関係」を女の勘でキャッチします。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ミズシマオートの波留はすでに着々と用意されている残酷な仕打ちについては予測不能である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そこに唯一の味方である・・・王子の忠実な従者・・・養父の宮本太助(小野寺昭)からメールが届く。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;可南子さんと一緒にまたツバメを見に来い&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;仲をとりもってやるぞ&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;微笑む波留・・・しかし、発信している太助がいるのは・・・病院だった。看護師と軽口をかわしながらなにやら検査の前である。流れからそれが幸せの兆候には見えない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;唯一無二の味方も失ってしまうのか・・・である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ここで気休めを述べれば・・・何かを失えば何かを得る法則があるということだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ついでに予告では「離婚」という言葉が出現するが・・・タイトルを厳密に解釈すれば・・・「もう一度君に、プロポーズ」するためにはお互いが未婚者になるしかなく・・・当然、離婚が前提となる・・・ということである。もちろん・・・別居中という離婚寸前状態のままでそうなってもいいが・・・単なる手続きの問題だからな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;まあ・・・世界が滅んでも波留の幸せを願う一部のお茶の間はあまりやきもきしたくないのである。ほどほどでお願いします・・・なのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし、その夜「夫婦喧嘩中の社長を囲む会」開催のリッキー(三浦力)の店では「浮気」が話題になり、じわじわと波留を負いこんでいく。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;古参の蓮沼(渡辺哲)が「浮気はいけない・・・だから俺は結婚しない・・・なぜならいつ今よりいい女が目の前に現れるかわからんからだ・・・」と言えば一同爆笑であるが・・・可南子の弟から「姉にはもっとふさわしい相手がいる」と罵られた波留の心はざわめくのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そういえば・・・可南子さん・・・知らない男と一緒にいましたよ・・・」と目撃者・進藤が爆弾発言である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そんな・・・あれはなんでもないですよ・・・多分、仕事の関係ですよ」と桂は波留のフォローを装いながら問題を拡大である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ドンマイ(きにするな)・・・」とからむ社長だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;波留は顔で笑って心で泣くしかないのである。異常な状況に置かれているものは・・・通常な世界の何もかもがとげとげしく感じられるものなのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;なにしろ・・・異常な状況を通常な人々は誰も本質的に理解しないのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一人、家路に着く波留。車のヘッドライトが河のように流れて行く道を歩く足取りは重い。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そこに・・・可南子からの着信がある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「こんばんは・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あの・・・電話を返せなくて・・・すみません・・・昨日・・・高校の同窓会みたいなのがあって・・・電話を置き忘れてしまって・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そうだったんだ・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「で、用件は何だったんでしょうか」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「可南子宛の荷物が届いたんだ・・・明日、送っておくよ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ありがとうございます」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「でも・・・電話、みつかってよかったね」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「今日、お昼に友達が届けてくれて・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「友達・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「・・・あの・・・美緒(中込佐知子)っていう友達で・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ああ・・・二、三度会ったことある・・・結婚式にもきてくれたよね」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;ああ・・・この人は・・・美緒に会ったことがあるのに私はそれを覚えていない&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;なぜ・・・届けてくれたのが男ではなく女だって言ったんだろう&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;私はなぜ嘘をついてしまったの&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;君は今嘘をついた&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;激しくすれ違う宮本夫婦だった。いい感じの下ごしらえ終了である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一方、桂の携帯電話には交際中のタケル(&lt;a href=&quot;http://www.taikoufc.com/&quot;&gt;上遠野太洸&lt;/a&gt;)から食事を誘うメールが届くが、明らかに気が乗らない様子である。2010年のジュノン・スーパー・ボーイも相手にとって不足らしい。何考えてるかわからない女の何考えてるかわかる表情のヴァリエーション・・・実に持ってます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一方、EVER GREEN ENTERTAINMENT所属の上遠野太洸の先輩である山本裕典の演ずる異常性格の弟・裕樹は・・・せっかく獲得した仕事を経験不足から先輩社員の長谷川(小久保寿人)に回され、意気消沈する。まあ、姉を義兄から遠ざけることに夢中になってれば・・・そうなるわけである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そんな・・・裕樹を案ずる恋人の志乃(市川由衣)はなんとか・・・裕樹を支えようとするのだが・・・裕樹は冷酷無比な態度で接する。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あなたの邪魔にならないようにするわ・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「君に悪いから・・・しばらく距離を置こう」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「え・・・そんな・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「とにかく、君は性欲の捌け口の肉奴隷でしかないわけだし、身分をわきまえてくれ」・・・そんなことは言ってないぞ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;とにかく・・・こんな描写の連続で・・・もはやキャラクター修正は絶望的な気がするわけだが。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして・・・一人で頭を冷やすために大股で都心を踏みつける裕樹の前に一哉が現れる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff6600;&quot;&gt;「裕樹」&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #ff3300;&quot;&gt;「一哉さん」&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ここだけ・・・胸毛をさらけだすとあるコントを彷彿させるムードになっていると感じるのはキッドだけですか・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;都心は狭いよ・・・だな。しかし・・・まあ・・・呪いの成果だと考えれば逃れようもない運命の歯車の音を聴くしかないのでございます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;裕樹はどうやら一哉を男の中の男だと刷り込まれているらしい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;可南子が一哉と再会したことを自分に隠していると知り、なにやら胸が騒ぐのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;いやあ・・・本当に鬱陶しい奴だな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして・・・沢村家に一哉を招待することを画策するのであった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一哉は一哉でうかうかとそれに乗るのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ストレートに考えれば可南子の身体が目当てなのだとしか思えない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;昔の女を抱く状況はそれなりに燃えますからな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一部お茶の間は非難轟々である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一方、わかばメンタルクリニックで心療内科を受診する可南子。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;例によって心にあることを患者が話すという手法である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;この診療手法にこだわるのは心因性の可能性を示唆しているわけだが・・・たとえ無意識にせよ、可南子が波留との生活に否定的感情を抱いていたというのでは・・・あまりにも波留が哀れであるのでやめてほしい・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;どう考えても、手術ミスによる外傷性の機能障害ではないのか。長期記憶貯蔵庫の一部破壊による記憶消去だろう・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ま、どちらにしろ・・・可南子の記憶障害の症状についてはファンタジーの域ですが・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;同窓会でともだちとあって楽しかった・・・&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;昔、交際した人とも話したりして・・・&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;同じ記憶を共有するものと過ごす時間は気が楽だった・・・&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;ただ・・・別の感情も湧きあがったのです&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;・・・うしろめたさのような&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;可南子は自分の心をもてあましている。そのうしろめたさは・・・波留に対してのものなのか・・・それとも失われている本来の自分に対してなのか・・・謎である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;波留は可南子に届いた小荷物をトラネコ運輸で転送しようとして・・・宛名書きに躊躇する。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;宮本可南子・・・と書き換えて谷村可南子と書き換えて・・・暗礁である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;谷村様方宮本可南子殿だろうと・・・思うが・・・そういう問題ではないのだな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;地獄の修羅場を体験するために・・・自らが宅配する気になる波留である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;谷村家に到着すると・・・可南子と母親の谷村万里子(真野響子)が在宅である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;小包を開封すると・・・そこにあったのは・・・「あれ・・・これはうちの時計だ」と波留だけが正体に気がつく。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「去年、壊れて・・・押し入れにしまっていたやつ・・・」なのだが、おそらく時計を修理に出したのであろう可南子にはまったく見覚えのない時計である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「動くのかな・・・」時計を十二時にあわせてネジを巻いた波留。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;扉から出たのは・・・「あ・・・」と可南子が驚くツバメである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「まあ、かわいい」と万里子。「ねえ、波留くん・・・今日は夕食食べて行って・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「いえ・・・」「食べていきなさい」「・・・はい」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;微笑む可南子。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;束の間の幸せ。その時間一秒前後。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ただいま」と突然、帰宅する異常人格者・裕樹・・・「おじゃまします・・・」と一哉を伴っている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;凍りつく・・・可南子。戸惑う波留。呆気にとられる万里子である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「お久しぶりです・・・」と一哉に挨拶されて笑顔を返す万里子。一哉と可南子の交際は円満に終了したということなのであろう。どんな終了なのか想像もつかないわけだが。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;それにしても金縛りにあったように可南子はなぜ・・・言葉を失ってしまうのか・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして、してやったりと鼻の穴をふくらませる裕樹だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;あまりの沈黙の長さに耐えきれずCMを挟んで夜景のきれいなシーンを挿入である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;いや・・・いいムードの桂とタケルのデートなのであるが・・・唇を求められた桂は拒絶。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「桂・・・なんでいつも別のことを考えてるの・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「いや・・・別の人のことかな・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;図星なので回答を控える桂だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;仕方なく立ち去るタケル・・・これで出番終了だったらどうしようと後ろ姿が寂しいのだった。脇役のあて馬・・・まあ、これもキャリアですから～。二枚目人生はこれからだっ。しかし、出会い系ゲームサイトのオフ会でかならずタケルが来るとは限らないので一部愛好家の皆様はご注意くだされ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;谷村家のキッチンである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;狂弟「なんで・・・あいつがいるの」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;母「だって可南子の旦那さんよ・・・あなたこそ・・・なんで連絡もなしに一哉くんを連れてくるのよ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;狂弟「別に・・・いいだろ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;母「じゃ・・・私も別にいいだろ・・・よ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;狂弟「ムキーッ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;リビングルームでは・・・宮本夫妻と妻の昔の男が硬直中だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;可南子「一哉くんです・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一哉「はじめまして・・・可南子とは高校の同級生で・・・こういう者です」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;と名刺を出すのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;波留は名刺を持っていない男なので「宮本です・・・可南子の夫です・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一哉「あ・・・事情は伺ってますから・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;徐に万里子の泣き夫の仏壇に手を合わせる一哉だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;リアクションに困る波留だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一哉がトイレに行くと・・・万里子が不祥事のおわびである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ごめんなさいね・・・変なことになっちゃって・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「いいえ・・・まったく何の問題もないですよ・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;いや・・・問題はかなりあるわけだが・・・。とにかく・・・ひたすら可南子は沈黙するのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「久しぶりだな・・・お母さんの手料理・・・」と波留としては精一杯の社交辞令である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;波留としては・・・「これが・・・裕樹くん言っていた可南子にふさわしい男なのか」という疑問でいっぱいなのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「二人はどのぐらいぶりなんですか・・・」と訊かずにはいられないのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「七年ぶりかな・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「七年ぶり・・・」・・・では俺と可南子が出会う前の話ではないか・・・と疑問が膨らむ波留。裕樹は俺と誰かを天秤にかけていたと言っていたのに・・・どういうこと・・・この男ではないべつの男が・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;波留の不安な気持ちを見透かしたように・・・波留の入ってこれない話題を振る凶悪婿殺し弟・裕樹だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「一哉さんを、姉さんが、家に、初めて、連れて来た、のも春だったよね」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そうそう・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「えーっ・・・そうだっけ」と思わず釣りだされる可南子だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;駐輪場でドミノ倒しをして一哉の自転車を壊した高校一年生の可南子は・・・当時は生きていた父親なら直せるはずだと・・・一哉を家に連れ帰ったのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「大して仲のよくない同級生の家で・・・そいつの父親を待つ気持ち・・・想像してみてくださいよ・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;懐かしい・・・エピソードでほのぼのとする波留以外の一同である。母親は亡き夫が生存していた頃を思わず懐かしむ態勢である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし・・・可南子は気が付いてしまう。波留が全く楽しんでいないことを・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;可南子は想像力の豊かな女性である。たちまち波留の心を思い浮かべる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;そりゃ、そうだわ・・・妻は記憶喪失で実家に戻っていて&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;日常生活にもいろいろ問題をかかえているだろうはずなのに&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;ただ優しく見守っている人が&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;妻の実家に来て昔の男に突然引き合わされ&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;自分の知らない話で自分以外の全員が和やかになっていて&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;穏やかな気持ちでいられる人がいるだろうか・・・いやいない&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;可南子の心は「謝罪の気持ち」でいっぱいになるのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「可南子は・・・抜けてるところあるでしょう」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一哉が基本的に礼儀知らずであることが明らかになる場面である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;夫の前で妻を呼び捨てにして妻の短所を並べたてる。世が世なら切り捨て御免だろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし、平成時代で温和な波留なので・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そうかな・・・しっかりしていると思いますけど・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ここで狂犬が「いやあ・・・波留さんは姉ちゃんより愚図だから・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ああ・・・そうか・・・」である。波留は仏様かっ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「反論してくださいよお」と甘えてみる可南子。しかし・・・一哉には必殺の一撃があったのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「昨日だって、携帯電話を忘れて・・・俺が届けたばかりじゃない」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;瞬間冷凍される波留と可南子だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;母の手料理の味も何もあったものではないのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;なんだって、なんだって、なんだって、なんだって・・・&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;うそがばれた、なんでうそなんか、うそなんかつく必要もないのに、うそがばれた&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;なにやら・・・失言したらしいことに気がつく一哉だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;どうやら・・・本当に悪意はなかったらしい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;この瞬間から弟は何故か・・・存在を消すのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;まあ、ようやくいたたまれなくなったかな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;っていうか・・・任務終了なんだな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;波留が意識を取り戻すと食後だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「それじゃあ・・・これで帰ります。ごちそうさまでした。お義母さんの手料理は最高です。じゃ、また・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;精一杯、爽やかに帰り支度をする波留。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そわそわして・・・波留を送りに出る可南子である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ごめんなさい・・・うそをついてしまって・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ケータイのこと・・・いいんだよ・・・そんなこと」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「でも・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「いい人だね・・・元カレだろう・・・すぐにわかったよ・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「でも・・・終ったことですから・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「いいんだ・・・そんなに否定しなくても」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;この一言を波留がどういう気持ちで言ったのかも謎だし・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;この一言を可南子がどう受け止めたのかも謎だなあ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「今日はよかったよ・・・俺の知らない可南子のいろいろな面を知ることができて・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一哉につられて思わず呼び捨てになる波留だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「おやすみ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;夜の闇へバイクで走り去る波留。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;顔を覆い思わずしゃがみこむ可南子。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;愛してる？　&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;そんなこと&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;いまさら&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;きけないけど&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;不器用な笑顔が&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;愛おしい&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;主題歌的には可南子は波留に堕ちているのか？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そこへ一哉が現れる。思わず立ち上がる可南子。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ゆっくりと花道の階段を下る一哉。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「じゃあ・・・俺も帰るわ・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「・・・本当に優しい人じゃん・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;目を彷徨わせて幽かに頷く可南子だった。やはり、堕ちていたのか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;微妙すぎて読み切れませ～ん。とにかく・・・一哉は一部お茶の間からの死刑宣告は軽くスルーしたようである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし・・・見事に弟の存在を消しきったな・・・演出の親心に感服つかまつる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;だが・・・やはり・・・波留としては相当にストレスたまる展開だったのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;メットを脱ぎ捨てブーツを脱ぎ捨てすべてを脱ぎ捨てたら洗顔である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;泣いちゃいそうな波留をふと呼び止める記憶は・・・ツバメ時計だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;もちろん、波留はただちに可南子の日記にすがるのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;2011年12月24日&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;波留の大事にしていた時計が壊れてしまったのだ。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;この時計には私の知らない波留の時間がつまっている&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;カッコウをツバメに塗り替えてしまった波留&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;母親に捨てられてしまった波留&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;それを乗り越えていった波留の大切な日々&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;この時計には波留の思い出がつまっているのだ。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;直して・・・あげたいなぁ&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;つい・・・この間のクリスマス・イブ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;まさか・・・あれが・・・最後のクリスマスになってしまうのか・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;波留の心にははじめて絶望が忍びよるのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;思い出が甘ければ甘いほど、現実が苦く感じられる夜の暗闇。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;可南子が・・・何を思い泣いているのかも知らぬまま・・・波留の心は揺れる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;私にはどうすることもできないけれど&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;きっとどこかになおせるひとがいるはずだ&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;可南子の希望の言葉がまるで別れの言葉のように聞こえてくる波留だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;可南子は窓をあけ、錆びた手すりに身を預ける。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;何かを捜すように風に涙を晒す。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして・・・宮本家の前庭には桂の佇む後ろ姿があった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして・・・宮本家のベルが鳴る。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;扉の向こうにいたのは・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;1、覚悟を決めた桂&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;2、家を追い出された社長&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;3、ごめんなさいしにきた愚弟&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;4、怪奇ツバメ男&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;5、通りすがりの生みの母&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;関連するキッドのブログ→&lt;a href=&quot;http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-0c17.html&quot;&gt;第4話のレビュー&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a onclick=&quot;window.open(this.href, &#39;_blank&#39;, &#39;width=708,height=428,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0&#39;); return false&quot; href=&quot;http://kid-blog.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2012/05/19/mako005.png&quot;&gt;&lt;img title=&quot;Mako005&quot; border=&quot;0&quot; alt=&quot;Mako005&quot; src=&quot;http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/images/2012/05/19/mako005.png&quot; width=&quot;200&quot; height=&quot;120&quot; style=&quot;MARGIN: 0px 5px 5px 0px; FLOAT: left&quot; /&gt;&lt;/a&gt; ごっこガーデン。ツバメハウスセット。&lt;a href=&quot;http://blog.goo.ne.jp/m_planet_shining/e/34f04c9e14d525d63f19ed1422e67ac6&quot;&gt;まこ&lt;/a&gt;「&lt;span style=&quot;color: #9900ff;&quot;&gt;うえええええええ～ん。いたたまれなくていたたまれなくて今夜はツバメハウスにひきこもりでしゅ～。とげとげしい世の中のあれやこれやは全部忘れて・・・波留を慰めてあげるのデス～。それにしても可南子も哀れな奥さんじゃ・・・波留の優しさに魅かれはじめている自分がいて・・・でもその優しい人を傷つけちゃう自分がいて・・・元カレになんでもかんでも見透かされて気がやすまる自分がいて・・・もうにっちもさっちもブルドッグ～♪&lt;/span&gt;」&lt;a href=&quot;http://kukku.tea-nifty.com/tea/2012/05/post-3563.html&quot;&gt;mari&lt;/a&gt;「&lt;span style=&quot;color: #ff66cc;&quot;&gt;今回はすべりこみセ～フですよ。レビューを書いたら乾杯です。果たしてきたのは本当に桂なのか～。一難去ってまた一難ですね～&lt;/span&gt;」&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>映画・テレビ</dc:subject>

<dc:creator>キッド</dc:creator>
<dc:date>2012-05-19T02:51:55+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-2878.html">
<title>そそのかし・・・実際殺人未遂犯(山本耕史)ですよね(谷村美月)</title>
<link>http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-2878.html</link>
<description>「最後から二番目の恋」の視聴者ならば・・・「最後から二番目の恋・番外編」として楽しむことができるだろう。 吉野千明(小泉今日子)の女友達の一人・・・水野祥子(渡辺真起子)の私生活が見えるのである。 祥子は音楽業界ではなく、荒木敬子(森口博子)に代わって出版業界で働いていて、名前も満子であるが・・・キ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;「&lt;a href=&quot;http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-6a0e.html&quot;&gt;最後から二番目の恋&lt;/a&gt;」の視聴者ならば・・・「最後から二番目の恋・番外編」として楽しむことができるだろう。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;吉野千明(小泉今日子)の女友達の一人・・・水野祥子(渡辺真起子)の私生活が見えるのである。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;祥子は音楽業界ではなく、荒木敬子(森口博子)に代わって出版業界で働いていて、名前も満子であるが・・・キャラクターはほぼ・・・「最後から二番目の恋」の登場人物の延長線上で見ることができるのだ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;まあ、そんな風に見て楽しいかどうか・・・別だが・・・。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;40代独身キャリア・ウーマンの物悲しくうらぶれた姿が堪能できるわけである。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;女友達の前では見栄をはっていても・・・仕事はバリバリにできても・・・何か一番大切なものが欠落してしまった女の人生の一幕である。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;産まない女の生き方を・・・悲惨な末路の暗示として描く・・・そういう流行が萌しているのか。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;残酷なことって素敵なことなのだな。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;で、『&lt;span style=&quot;color: #330033;&quot;&gt;&lt;strong&gt;たぶらかし-代行女優業・マキ-&lt;/strong&gt;&lt;/span&gt;・第7回』(日本テレビ20120517PM2358～)原作・安田依央、脚本・ブラジリィー・アン・山田、演出・白川士を見た。山之内満子（渡辺真起子）の目から見たら・・・悲惨この上ない結末だが・・・ORコーポレーションは依頼者の利益を重視する方針なので問題ないのである。登場人物たちがとてもスターが演じているとは思えない底辺の一般人みたいで・・・もどかしいほどリアルな一篇である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;優しく、柔らかく、断れない男・不破幹生(石井正則)はなんとなく複数の女と交際している男である。この男が四股かけられるなら俺だって・・・と誰もが希望に萌える展開だが・・・ド・ラ・マですから～。交際中の四人の中から、相原沙耶香（三倉佳奈）との結婚を選択した不破だが・・・残りの女性との絶縁を結婚の条件として提示される。まあ、そうじゃないのが許されるのは「軽井沢シンドローム」くらいだからな。・・・いつのたとえだよっ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そのために・・・マキ(谷村美月)は沙耶香に代わってその他の女たちと不破の別れに立ち会うことになる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ビンタ、包丁つきつけられ・・・などの関門を経て二人とは円満に別離した不破。しかし・・・最後の女は・・・沙耶香とも縁があり、不破が十年も交際している腐りきった女だったのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかも・・・不破が一度プロポーズしているのに断り、だが別れる気はないという・・・ものすごく面倒くさい女なのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その女は不破の勤める出版社の雑誌編集長で・・・不破の上司であり・・・雑誌ライターをしている沙耶香にとっては大事な顧客であり、育ててくれた恩人なのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そういう人間関係の中での性行為がある程度燃えることは充分に妄想できます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ま・・・一番問題なのは・・・そういう関係がどうなろうが・・・知ったことじゃないと思うお茶の間が圧倒的じゃないか・・・と思うことですなーーーっ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;なんだろう・・・「マンハッタンラブストーリー」の土井垣(松尾スズキ) が思い出されてならない・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;さて・・・それはともかくとして・・・依頼人は沙耶香である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「結婚はしないけど別れない」という理不尽な・・・つまりそれが彼女のスタイルなのですな・・・満子、そういう満子にあくまで従順な不破・・・二人を破局させるために総力をあげて取り組むORコーポレーションである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし、マキが狂言自殺をしようとすればその包丁でマキの手首を切断しかねない凶暴な満子にたじたじなのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;仕方なく・・・不破を追い込むために・・・水鳥(山本耕史)は満子に変装し、マキもろとも不破を自動車で轢き殺そうとするのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;水鳥の女装・・・その不気味さは・・・今回の白眉である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一部愛好家熱狂の水鳥の揺れる胸だった・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ようやく・・・別離の決意を固める不破。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その態度に・・・追い込まれた満子は・・・初めて不安な心を覗かせて泥酔する。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「別れるなら死ぬ」という満子の電話の呼び出しにふたたび軟化する不破。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;マキや沙耶香の静止をふりきって・・・満子の元へ向かってしまうのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その頃・・・路上で若者に罵られた満子は逆上し・・・ものすごい凶暴性を発揮して若者に対して殴る蹴るの暴行を働く。その強さは異常である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;駆けつけたマキや不破も振り払われ・・・若者は瀕死である。ようやく、警官が到着し、満子は傷害の現行犯で逮捕である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その頃・・・沙耶香はお約束でバスルームでリストカットである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;もう・・・ドロドロの極みですな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;結局、若者も沙耶香も一命をとりとめ・・・満子も実刑を免れたらしい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし・・・当然、出版社は解雇である。とにかくスタイリッシュであるためにキャリアもうしなってしまったのだった。もうこれ・・・この後、ホームレスになりかねない転落ぶりだよな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;だって酒乱なんだぜ～。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして・・・それでも不破とは「絶対に別れない」のである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;最初にもう少し、ストックしておけばいいのにと毎回感じるシャワーシーンを経由して・・・マキは沙耶香になりきるのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;不破が沙耶香に渡した婚姻届を満子につきつけるマキ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「不破さんと結婚してください」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし「それはできない」という満子。意味不明だがそれが満子のスタイルだから仕方ない。満子はスタイルだけの女なのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「じゃ・・・殺す」とマキは包丁を振りかざす。そこに立ちふさがる・・・不破だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;もう・・・なんじゃこりゃの展開である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そこへ沙耶香が登場。勇気を出して「私に彼をください」宣言である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;おそらく・・・「可愛がった後輩に男を譲る」のは彼女のスタイルに反しないのだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;満子は・・・うなだれて・・・了承するのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;まあ、どこまでも果てしなく、なんのこっちゃだが・・・それが女の道なのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;こうして・・・沙耶香と不破は晴れて夫婦となるのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;お色気不足を察知して・・・マキは最後にイエロー・フィッシュネット・ストッキングスの女ふたたびである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;くりかえすが・・・不破と沙耶香のカップルがどうなろうが・・・本当にどうでもいいのが残念なことだなあ・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;脚本家は劇団の人だが・・・こんなんで・・・この人の芝居が見たいと思う人がいるのかどうかは謎である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;関連するキッドのブログ→&lt;a href=&quot;http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-4032.html&quot;&gt;第6話のレビュー&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


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